45 / 91
45
しおりを挟む
ハルとホテルに泊まってから3日後。
俺は会社でスマホを見つめていた。
頭を抱えるようにして画面をタップしてる
「困ったな・・・。」
スマホの画面に映ってるのはSNSの情報だ。
どこを開いても『悠春』のことがトップワードに入ってる。
「ちっ、あの時撮られた写真がアップされたのか・・・。」
SNSに出てる悠春の写真は、全て会食の時の会場の背景を背負っていた。
あの時の誰かがアップしたことは間違いがない。
「まぁ、結構な人数が撮ってたからな・・・それに悠春の写真がどれも微妙に角度が違うし・・。」
悠春の写真を撮った人全員がアップしてそうな感じだった。
一度ネットに出回った情報を回収することは不可能に近い。
ましてや写真が最初に出てからもう一週間近くになる。
これだけの時間が経過してしまった今、これを回収することは不可能だった。
「削除依頼はかけたけど・・どこまで落ち着いてくれるか・・・。」
俺は方々に依頼をかけ、悠春の情報を消していってた。
流行りものはあまり長く話題に残らないのが世の流れ。
悠春の情報を消しつつ、時間が過ぎてくれれば人はまた違う話題に飛びついてくれると考えたのだ。
「時間はかかるだろうけど・・・早くに消えてくれよ?」
そう願いながら仕事の合間に手を回していくと、日にちをまたぐごとにだんだん『悠春』のワードがトップワードから外れ始めた。
かかった時間はおよそ1週間。
人々が悠春のことを話題に出さなくなるまでにかかった時間は2カ月だった。
ハルの普段の姿は悠春には見えないからその間普通にデートはしていたものの、ハルもこの2カ月の間、悠春の話題が気になっていたようだった。
デートしてる時に『悠春』と聞いたり見たりするとそっちに目線を向けていたから・・・。
「もう外で悠春のこと聞かなくなったねぇ・・・。」
夏の暑い日差しが照り付ける中、街中を歩いてる時にハルが言い出した。
「そうだな、今は違う話題に夢中みたいだよ?SNSは。」
そう言って俺はスマホを開いた。
今、話題になってるものをスクロールして見る。
「今は・・『熱中症』『花火』『値上げ』『火事』『月と火星』・・・ってとこかな。」
「『熱中症』は怖いもんねぇ・・・気をつけないと。」
「うん。じゃあ・・・日陰になるようにどっか店でも入ろうか。」
そう言って近くを見回した。
ジェラートの専門店に、クレープ、それにカフェなんかがひしめき合うようにして隣接しててお店は選び放題な状態だ。
「ハル、何がいい?」
冷たくて甘いジェラートも、チョコレートがたくさんかかってるクレープもハルの大好物の一つだ。
だからハルが食べたいものにしようと思って聞いたのに、ハルは想像外のことを言った。
「うーん・・・カフェ行かない?涼さん、甘いの得意じゃないでしょ?」
「・・・あまり好き好んでは食べないけど・・・それなりに食べるよ?」
そう答えると、ハルは笑いながらカフェを指差した。
「ふふっ、じゃあパフェ食べたいから半分こしよ?」
ハルは俺の手を引いてカフェに向かって歩き始めた。
(そういうとこも好きだけど・・・。)
俺を気遣ってくれるとこも好きなとこの一つだった。
でも俺はハルがおいしそうに好きなものを食べるのを見るのも好きだった。
(・・・まぁ、いっか。)
そんなシーン、いくらでも見ることができることを知ってる俺は、今を楽しもうとハルに引っ張られるままに歩いた。
その時・・・ウ―ウーとけたたましいサイレンの音が聞こえて来た。
足を止めて辺りを見回すと、消防車が数台、近くの通りを通過していくのが見えた。
(・・・火事?)
それと同時に救急車やパトカーも通過していく。
結構な台数に周りの人も足を止め、何やら噂話を始めた。
「最近この辺火事多くない?」
「この前は向こうの町のマンションが火事だったらしいよ。」
「昨日そこのマンションがボヤ騒ぎあったけど・・・」
「え、マンションばっかりなの?」
「戸建てもあるって聞いたような・・・。」
そんな話に聞き耳を立ててると、ハルが俺の手を引っ張った。
「涼さん、どうしたの?」
「うん?あぁ、なんでもないよ。行こうか。」
俺たちはカフェに入り、外が暑い時間を涼しい空間で過ごした。
ハルはチョコレートのパフェを注文し、俺はアイスコーヒーを注文。
二人で他愛ない話をしながら過ごしていた。
「でね?この前夏美さんが誤発注しちゃって、バラが2000本届いたんだけど・・」
「2000!?すごい誤発注・・・」
「でしょ?がんばって売り切ったんだけどしばらくバラは見なくていいかも。」
笑いながらハルが話をしてるとき、ハルのスマホが鳴り始めた。
「あ、ごめん、ちょっといい?」
「珍しいな・・・どうぞ?」
ハルのスマホが鳴ることは滅多にない。
何かの勧誘の電話か、勤めてる花屋からの連絡かくらいしかないのだ。
「はい、秋篠です。・・・はい、はい・・・」
(勧誘かな?)
そんなことを思いながらアイスコーヒーに口をつけたとき、ハルが大きな声を出した。
「・・・えぇっ!?火事!?マンションが!?」
「!?」
俺は飲んでいたアイスコーヒーをテーブルに置き、伝票を持って会計に向かった。
ハルは自分の鞄を持ちながらスマホで通話したままだ。
「すみません、会計お願いします。」
「かしこまりました、お会計2150円でございます。」
「じゃあこれで。おつり要らないんで募金にでも回してください。」
そう言って俺は財布から5000円を出してレジカウンターに置いた。
ふり返るとハルがテーブルの近くで呆然と立ってる。
「ハル!行こう!」
「う・・うん・・・」
俺はテーブルに戻り、ハルの手を引いてカフェを出た。
少し距離のある駐車場まで急いで歩き、乗り込む。
「ハル、さっきの電話、管理会社から?」
エンジンをかけてハルのマンションに向けて車を走らせながら聞いた。
「う・・うん・・・」
「なんて言ってた?」
「えっと・・・なんか、マンションの非常ベルが鳴りだしたらしくて・・・」
ハルの話によると、ベルの音を聞いた管理人が消防に通報したらしい。
その後、住人の避難を呼びかけ、いなかった住人には緊急連絡先に電話をかけて安否を確認してるとのことだった。
ハルの安否はこれで確認されたわけだけど、問題は火災が『どれほどのもの』かだ。
(ボヤくらいだったらいいけど・・・。)
そう思うけれど視界には遠くで黒煙が映っていた。
さっき通って行った消防車たちはもしかしたらハルのマンションに向かっていたのかもしれない。
なら火災の規模は・・・
(とにかく急ぐか。)
俺は最短ルートを通って、ハルのマンションに向かった。
俺は会社でスマホを見つめていた。
頭を抱えるようにして画面をタップしてる
「困ったな・・・。」
スマホの画面に映ってるのはSNSの情報だ。
どこを開いても『悠春』のことがトップワードに入ってる。
「ちっ、あの時撮られた写真がアップされたのか・・・。」
SNSに出てる悠春の写真は、全て会食の時の会場の背景を背負っていた。
あの時の誰かがアップしたことは間違いがない。
「まぁ、結構な人数が撮ってたからな・・・それに悠春の写真がどれも微妙に角度が違うし・・。」
悠春の写真を撮った人全員がアップしてそうな感じだった。
一度ネットに出回った情報を回収することは不可能に近い。
ましてや写真が最初に出てからもう一週間近くになる。
これだけの時間が経過してしまった今、これを回収することは不可能だった。
「削除依頼はかけたけど・・どこまで落ち着いてくれるか・・・。」
俺は方々に依頼をかけ、悠春の情報を消していってた。
流行りものはあまり長く話題に残らないのが世の流れ。
悠春の情報を消しつつ、時間が過ぎてくれれば人はまた違う話題に飛びついてくれると考えたのだ。
「時間はかかるだろうけど・・・早くに消えてくれよ?」
そう願いながら仕事の合間に手を回していくと、日にちをまたぐごとにだんだん『悠春』のワードがトップワードから外れ始めた。
かかった時間はおよそ1週間。
人々が悠春のことを話題に出さなくなるまでにかかった時間は2カ月だった。
ハルの普段の姿は悠春には見えないからその間普通にデートはしていたものの、ハルもこの2カ月の間、悠春の話題が気になっていたようだった。
デートしてる時に『悠春』と聞いたり見たりするとそっちに目線を向けていたから・・・。
「もう外で悠春のこと聞かなくなったねぇ・・・。」
夏の暑い日差しが照り付ける中、街中を歩いてる時にハルが言い出した。
「そうだな、今は違う話題に夢中みたいだよ?SNSは。」
そう言って俺はスマホを開いた。
今、話題になってるものをスクロールして見る。
「今は・・『熱中症』『花火』『値上げ』『火事』『月と火星』・・・ってとこかな。」
「『熱中症』は怖いもんねぇ・・・気をつけないと。」
「うん。じゃあ・・・日陰になるようにどっか店でも入ろうか。」
そう言って近くを見回した。
ジェラートの専門店に、クレープ、それにカフェなんかがひしめき合うようにして隣接しててお店は選び放題な状態だ。
「ハル、何がいい?」
冷たくて甘いジェラートも、チョコレートがたくさんかかってるクレープもハルの大好物の一つだ。
だからハルが食べたいものにしようと思って聞いたのに、ハルは想像外のことを言った。
「うーん・・・カフェ行かない?涼さん、甘いの得意じゃないでしょ?」
「・・・あまり好き好んでは食べないけど・・・それなりに食べるよ?」
そう答えると、ハルは笑いながらカフェを指差した。
「ふふっ、じゃあパフェ食べたいから半分こしよ?」
ハルは俺の手を引いてカフェに向かって歩き始めた。
(そういうとこも好きだけど・・・。)
俺を気遣ってくれるとこも好きなとこの一つだった。
でも俺はハルがおいしそうに好きなものを食べるのを見るのも好きだった。
(・・・まぁ、いっか。)
そんなシーン、いくらでも見ることができることを知ってる俺は、今を楽しもうとハルに引っ張られるままに歩いた。
その時・・・ウ―ウーとけたたましいサイレンの音が聞こえて来た。
足を止めて辺りを見回すと、消防車が数台、近くの通りを通過していくのが見えた。
(・・・火事?)
それと同時に救急車やパトカーも通過していく。
結構な台数に周りの人も足を止め、何やら噂話を始めた。
「最近この辺火事多くない?」
「この前は向こうの町のマンションが火事だったらしいよ。」
「昨日そこのマンションがボヤ騒ぎあったけど・・・」
「え、マンションばっかりなの?」
「戸建てもあるって聞いたような・・・。」
そんな話に聞き耳を立ててると、ハルが俺の手を引っ張った。
「涼さん、どうしたの?」
「うん?あぁ、なんでもないよ。行こうか。」
俺たちはカフェに入り、外が暑い時間を涼しい空間で過ごした。
ハルはチョコレートのパフェを注文し、俺はアイスコーヒーを注文。
二人で他愛ない話をしながら過ごしていた。
「でね?この前夏美さんが誤発注しちゃって、バラが2000本届いたんだけど・・」
「2000!?すごい誤発注・・・」
「でしょ?がんばって売り切ったんだけどしばらくバラは見なくていいかも。」
笑いながらハルが話をしてるとき、ハルのスマホが鳴り始めた。
「あ、ごめん、ちょっといい?」
「珍しいな・・・どうぞ?」
ハルのスマホが鳴ることは滅多にない。
何かの勧誘の電話か、勤めてる花屋からの連絡かくらいしかないのだ。
「はい、秋篠です。・・・はい、はい・・・」
(勧誘かな?)
そんなことを思いながらアイスコーヒーに口をつけたとき、ハルが大きな声を出した。
「・・・えぇっ!?火事!?マンションが!?」
「!?」
俺は飲んでいたアイスコーヒーをテーブルに置き、伝票を持って会計に向かった。
ハルは自分の鞄を持ちながらスマホで通話したままだ。
「すみません、会計お願いします。」
「かしこまりました、お会計2150円でございます。」
「じゃあこれで。おつり要らないんで募金にでも回してください。」
そう言って俺は財布から5000円を出してレジカウンターに置いた。
ふり返るとハルがテーブルの近くで呆然と立ってる。
「ハル!行こう!」
「う・・うん・・・」
俺はテーブルに戻り、ハルの手を引いてカフェを出た。
少し距離のある駐車場まで急いで歩き、乗り込む。
「ハル、さっきの電話、管理会社から?」
エンジンをかけてハルのマンションに向けて車を走らせながら聞いた。
「う・・うん・・・」
「なんて言ってた?」
「えっと・・・なんか、マンションの非常ベルが鳴りだしたらしくて・・・」
ハルの話によると、ベルの音を聞いた管理人が消防に通報したらしい。
その後、住人の避難を呼びかけ、いなかった住人には緊急連絡先に電話をかけて安否を確認してるとのことだった。
ハルの安否はこれで確認されたわけだけど、問題は火災が『どれほどのもの』かだ。
(ボヤくらいだったらいいけど・・・。)
そう思うけれど視界には遠くで黒煙が映っていた。
さっき通って行った消防車たちはもしかしたらハルのマンションに向かっていたのかもしれない。
なら火災の規模は・・・
(とにかく急ぐか。)
俺は最短ルートを通って、ハルのマンションに向かった。
33
お気に入りに追加
547
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる