溺愛彼氏は経営者!?教えられた夜は明けない日が来る!?

すずなり。

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突然聞こえて来たハルの悲鳴に俺は慌てて洗面スペースに向かった。

何が起こったのか分からないまま、勢いよくドアを開ける。


「ハル!?どうした!?」


ドアの向こうにはハルが全裸で鏡を見ていた。


「きゃあっ・・!?!?」


突然ドアを開けた俺に驚いたのか、ハルは自分の身体をぎゅっと抱きしめてその場にしゃがみ込んだ。


「あっ・・!ごめん・・・!」


そう言って俺は背を向けた。


「ハル、悲鳴が聞こえたんだけど何かあった?」


今見た限りでは何も無さそうに見えた。

でもそれは俺の主観であって、答えは叫んだハルにしかわからない。


「あ・・あの・・・涼さん・・私が寝てる時に何か・・した・・?」

「・・・あ。」


恐る恐る聞いてくるハルに俺は自分がしたことを話し始めた。


「ごめん、ハル、覚えてないって言ってたけど・・・・」


俺はハルにしたことをそのまま話した。

腕を痛がってたから明け方まで擦ってたこと。

そのあと一緒に寝たこと。

俺が起きてもハルは微動だにせずに寝てたから、ちゃんと生きてるか気になって頬を触ったこと。

その時に目を覚ましたハルがかわいすぎて・・・つい襲ってしまったことを。


「!?!?」

「ハルが『もっと』ってねだってくれたのがかわいくて・・・ごめん。」


そう言って俺はしゃがみ込んでるハルを後ろから抱きしめた。


「りょっ・・涼さんっ・・!?」

「なに?俺のハル。」

「~~~~っ!?」


恥ずかしいのか照れてるのか、パニック状態に近いハル。

『どうせなら』と思ってハルに聞いてみる。


「俺もこのまま一緒に入っていい?」


俺の言葉に、ハルはゆっくり振り返った。

真っ赤になった顔が俺の視界に入る。


「ははっ。・・・先入ってて?あとで行くから・・・。」


そう言ってハルを立ち上がらさせ、バスルームに入れた。


(さて・・・これどうしようか・・・。)


ちゃぷちゃぷとお湯の音がバスルームから聞こえてくる中で、俺は自分の股間に手をあてた。

服の中で熱いモノが大きく成長してしまってる。


(このまま入ったら驚くよなぁ・・・。)


時間を置いてお風呂に入るって言ったからそれまでに収まることを願いたいところだけど、それは無理そうだ。

お風呂に入ってるハルを想像するだけでまだ成長する。


(・・・諦めるか。)


お湯の音が聞こえなくなったタイミングで服を脱ぎ、俺はバスルームのドアを開けた。

だだっ広い洗い場にあるのは大きくて丸いバスタブ。

小さい子供ならプールとして使えそうだ。


「・・・ハル?」

「---っ。」


ハルはそんなバスタブの端の奥に小さくなってお湯に浸かっていた。

ただでさえ小さな体が、もっと小さく見える。


(あー・・もう、なんでこんなにかわいいかな・・。)


身体全体にお湯をかけ、俺は中に入った。

ちゃぷんっと音が鳴り、湯船に波が起こる。


「ハル?お湯、気持ちいい?」


そう聞くとハルは無言で首を上下に振った。

耳まで赤くして、俺から距離を取ってる。


「ハル・・それは逆効果だから・・・。」


俺がどんな気持ちでいるのか理解できてないだろうハルの側に移動する。

そのまま腕を伸ばしてハルの身体を捕まえ、ぐぃっと引き寄せた。


「ふぁっ・・!?」

「ほらおいで。」


背中側からハルを抱きしめるようにして、俺はバスタブにもたれかかった。

湯気で湿気った髪の毛をかき上げる。


「ふー・・・。」


あぐらをかいた足の上にハルを座らせ、片手でお腹を抱えるようにしてハルを抱きしめてると、ハルの身体がふるふると震えてることに気がついた。


「ハル?寒い?」


そう聞きながらハルを覗き込むと、ハルは相変わらず顔を真っ赤にしていた。

どうも寒いんじゃなくて恥ずかしくて震えてるらしい。


「下ろしてぇ・・・。」


半分泣きそうな声で言うハル。

そろそろ『俺』という免疫をつけてもらうためにも、ここは下ろすわけにはいかない。


「嫌。」

「うー・・・。」

「ほら、こっち向いて?」


ハルの顔を手で支え、俺のほうに向かせた。

そのまま口を塞ぐ。


「んっ・・・!んぅっ・・・」

「・・・ハル、きれいだね。」


真っ白な肌に細くきれいな足。

腕も細くて長くて・・・想像以上にきれいだった。

そして・・・左腕に5センチほどの傷と、左の太ももに同じく5センチほどの傷が見える。

これがハルの心の傷と連動してるものだ。


「ここ・・触ったら痛いの?」


そう聞きながら傷の回りをなぞってみた。


「ん・・?あ、痛くはないよ・・?感覚があまりないだけで・・。」

「え?感覚ないの?」

「うん。傷のとこだけ神経が死んでるから・・。」

「あ、そういうことか。」


俺は傷をそっと撫でてみた。

ハルはくすぐったいのか、身体をぴくぴくさせて反応していたけど、言ってた通り、痛くはなさそうだった。


「じゃあこっちはどう・・?」


そう聞いてからハルの胸を下から触った。


「あ・・・」


身体の割に大きな胸を手のひらに乗せる。

「やっ・・・」

「『や』?・・・ほんとに?」


足をゆっくり触りながら胸の先端を指で軽く摘まんだ。


「ぁんっ・・・!」

「ほら、かわいい声。もっと聞きたいから・・・出ようか。」

「え?・・・ひゃあっ・・!?」


俺はハルを抱えて立ち上がった。

そのまま風呂を出て、さっきまで寝ていた部屋とは別の部屋に連れて行く。


「待ってっ・・!私っ・・服っ・・・!」

「誰も見てないから大丈夫。」

「!?!?」


口をぱくぱくと鯉みたいに動かしてるハルを他所に、俺はベッドにハルを寝かせた。

ハルの顔にかかった髪の毛を手で避けながら聞いてみる。


「食べてもいい・・?」

「----っ!」

「本気で嫌だったらシない。でも・・・」


俺はハルの唇に、自分の唇をそっと重ねた。

ちゅっと音を立てて離し、ハルの大きな目をじっと見る。


「俺、ハルが欲しい。めいっぱい優しくするから・・・俺に抱かれてくれない?」


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