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「よっと・・・これで最後か・・?」
ハルの帯を解き、淡いあずき色の着物を脱がした俺は最後の一枚らしき着物までたどり着いた。
苦しそうな帯がなくなっても、ハルの苦しそうな呼吸は変わらない。
「ぃたぃ・・・っ」
「痛いのか・・。でも薬とか勝手に飲ませれないし・・・」
そう考えたら俺はハルを・・まだ知らないことのほうが多いと思った。
家族構成や仕事内容、ご飯をよく食べることや照れるとすぐ顔を赤くすることは知っていても、ケガの後遺症が出るとどうなるかは知らなかったのだ。
「まさかこんなに痛みが出るなんて・・・。」
痛そうに自分の腕を押さえるハルを楽にしてあげたくて、左腕に触れた。
「いぃっ・・・!」
「痛いな。痛みが治まるまで俺が擦るから・・・ハルは寝な?」
「いっ・・!あ・・!」
「よしよし、いい子だから・・・。」
顔を歪めるハルの頭も一緒に撫でながら、俺は夜通しハルの腕を擦り続けた。
ーーーーー
明け方・・・
痛みが引いたのか、ハルは穏やかな呼吸で寝ていた。
すぅすぅと眠る姿にほっとしながら俺も眠りにつく。
「おやすみ、ハル。」
そう言ってハルの頭を自分の腕の上に置き、小さい身体を抱きしめながら眠る。
目を閉じてからどれくらいの時間が流れたのか分からなかったけど、次に目を開けた時は窓から照りつける太陽はもう勢いがなかった。
「あー・・夕方・・・」
疲れていたのか12時間くらい眠ってしまっていた俺は、腕の中でまだ眠ってるハルを見つめた。
ハルは身動きすることなく眠ってる。
「・・・生きてるよな?」
不安になった俺はハルの頬を少し撫でた。
するとハルは少し身体を動かした。
「ん・・・」
「生きてた・・。」
安心した俺は、今のハルの状態がどこまで回復できてるのか知っときたくてハルに声をかけた。
「ハル・・?ちょっと起きれる?調子どう?」
そう聞くとハルの目がゆっくり開いた。
寝ぼけてるのか、うっすら開けたままでじっと俺を見つめてる。
「りょ・・さん・・?」
「・・・おはよ?」
ぼーっと俺を見てるハルはいつもと雰囲気が違った。
いつもハキハキと働いていて、テキパキと物事をこなしていく姿を見てきた。
一目惚れもあるけど、そんな彼女が好きだと思っていたのに・・・
今のハルはきょとんとした顔だ。
何が起こってるのか理解できてなく、無防備に俺を見つめてる。
そんな顔見せられたら・・・食べたくなる。
「・・・ハルかわいい。」
そう言って俺はハルの口を塞いだ。
「んっ・・・」
いつもは車の中でするキス。
シートに座ってするんじゃ満足するまでできなかったけど、今はベッドの上。
いくらでもできる。
「んぅ・・・・」
「ハル、口あけて・・・?」
そういうとハルは少し口を開けた。
その隙間に舌をねじ込むと、ナカでハルの舌が熱く絡んできた。
(いつも逃げるのに・・・)
だんだん息が荒くなっていくハル。
寝ぼけてるからか・・それともここ最近ずっとしてるキスで覚えたからか、ハルは応えれるようになっていた。
くちゅくちゅと舌を絡ませながら熱くなっていくハルの身体をぎゅっと抱きしめる。
「んぁ・・りょ・・さん・・・っ・・・」
「ん?どした?」
ちゅっちゅと顔中にキスを落としてると、ハルは俺に驚くことを言った。
「もっと・・・」
「・・・え?」
「もっと欲し・・・」
寝ぼけてるハルは予想外にも大胆に俺を求めて来た。
疲れていたからか、力の入ってない体に、着物の肌着が一枚の姿。
半分も開いてない眼はうつろだ。
「涼・・さん・・・?」
「---っ!・・・シたことないくせに誘うなんて・・・後悔するなよ?」
俺はハルの口を塞いだ。
「んっ・・・」
そのままゆっくりハルの身体を触って行く。
「んぅっ・・・!」
指一本で足から上にゆっくり撫で上げると、ハルは時々身体をびくつかせた。
まだ左腕に力が入らないのか、腕は下ろしたまま俺の服をきゅっと握りしめてる。
その姿がまた、俺の庇護欲をかき立ててくれる。
(・・・我慢我慢。)
そう自分に言い聞かせ、ながらゆっくり時間をかけてハルの身体を触っていった。
『ハジメテは痛い』なんて思われたらこの先ハルを抱きにくくなる。
だからそんなことを感じさせないために・・・時間はめいっぱいかけたいところだ。
「ぁっ・・・ぁ・・・」
小さい身体を撫でまわしてるとき、ふと気になったことがあった。
背中らへんを撫でると引っかかるものが、どうにも引っかからない気がする。
何度撫で上げても引っかからないのだ。
「・・・ハル?下着ってつけてる?」
気になった俺は荒い息をし始めてるハルに聞いた。
するとハルは驚くようなことを言った。
「?・・・してない・・。」
ハルの帯を解き、淡いあずき色の着物を脱がした俺は最後の一枚らしき着物までたどり着いた。
苦しそうな帯がなくなっても、ハルの苦しそうな呼吸は変わらない。
「ぃたぃ・・・っ」
「痛いのか・・。でも薬とか勝手に飲ませれないし・・・」
そう考えたら俺はハルを・・まだ知らないことのほうが多いと思った。
家族構成や仕事内容、ご飯をよく食べることや照れるとすぐ顔を赤くすることは知っていても、ケガの後遺症が出るとどうなるかは知らなかったのだ。
「まさかこんなに痛みが出るなんて・・・。」
痛そうに自分の腕を押さえるハルを楽にしてあげたくて、左腕に触れた。
「いぃっ・・・!」
「痛いな。痛みが治まるまで俺が擦るから・・・ハルは寝な?」
「いっ・・!あ・・!」
「よしよし、いい子だから・・・。」
顔を歪めるハルの頭も一緒に撫でながら、俺は夜通しハルの腕を擦り続けた。
ーーーーー
明け方・・・
痛みが引いたのか、ハルは穏やかな呼吸で寝ていた。
すぅすぅと眠る姿にほっとしながら俺も眠りにつく。
「おやすみ、ハル。」
そう言ってハルの頭を自分の腕の上に置き、小さい身体を抱きしめながら眠る。
目を閉じてからどれくらいの時間が流れたのか分からなかったけど、次に目を開けた時は窓から照りつける太陽はもう勢いがなかった。
「あー・・夕方・・・」
疲れていたのか12時間くらい眠ってしまっていた俺は、腕の中でまだ眠ってるハルを見つめた。
ハルは身動きすることなく眠ってる。
「・・・生きてるよな?」
不安になった俺はハルの頬を少し撫でた。
するとハルは少し身体を動かした。
「ん・・・」
「生きてた・・。」
安心した俺は、今のハルの状態がどこまで回復できてるのか知っときたくてハルに声をかけた。
「ハル・・?ちょっと起きれる?調子どう?」
そう聞くとハルの目がゆっくり開いた。
寝ぼけてるのか、うっすら開けたままでじっと俺を見つめてる。
「りょ・・さん・・?」
「・・・おはよ?」
ぼーっと俺を見てるハルはいつもと雰囲気が違った。
いつもハキハキと働いていて、テキパキと物事をこなしていく姿を見てきた。
一目惚れもあるけど、そんな彼女が好きだと思っていたのに・・・
今のハルはきょとんとした顔だ。
何が起こってるのか理解できてなく、無防備に俺を見つめてる。
そんな顔見せられたら・・・食べたくなる。
「・・・ハルかわいい。」
そう言って俺はハルの口を塞いだ。
「んっ・・・」
いつもは車の中でするキス。
シートに座ってするんじゃ満足するまでできなかったけど、今はベッドの上。
いくらでもできる。
「んぅ・・・・」
「ハル、口あけて・・・?」
そういうとハルは少し口を開けた。
その隙間に舌をねじ込むと、ナカでハルの舌が熱く絡んできた。
(いつも逃げるのに・・・)
だんだん息が荒くなっていくハル。
寝ぼけてるからか・・それともここ最近ずっとしてるキスで覚えたからか、ハルは応えれるようになっていた。
くちゅくちゅと舌を絡ませながら熱くなっていくハルの身体をぎゅっと抱きしめる。
「んぁ・・りょ・・さん・・・っ・・・」
「ん?どした?」
ちゅっちゅと顔中にキスを落としてると、ハルは俺に驚くことを言った。
「もっと・・・」
「・・・え?」
「もっと欲し・・・」
寝ぼけてるハルは予想外にも大胆に俺を求めて来た。
疲れていたからか、力の入ってない体に、着物の肌着が一枚の姿。
半分も開いてない眼はうつろだ。
「涼・・さん・・・?」
「---っ!・・・シたことないくせに誘うなんて・・・後悔するなよ?」
俺はハルの口を塞いだ。
「んっ・・・」
そのままゆっくりハルの身体を触って行く。
「んぅっ・・・!」
指一本で足から上にゆっくり撫で上げると、ハルは時々身体をびくつかせた。
まだ左腕に力が入らないのか、腕は下ろしたまま俺の服をきゅっと握りしめてる。
その姿がまた、俺の庇護欲をかき立ててくれる。
(・・・我慢我慢。)
そう自分に言い聞かせ、ながらゆっくり時間をかけてハルの身体を触っていった。
『ハジメテは痛い』なんて思われたらこの先ハルを抱きにくくなる。
だからそんなことを感じさせないために・・・時間はめいっぱいかけたいところだ。
「ぁっ・・・ぁ・・・」
小さい身体を撫でまわしてるとき、ふと気になったことがあった。
背中らへんを撫でると引っかかるものが、どうにも引っかからない気がする。
何度撫で上げても引っかからないのだ。
「・・・ハル?下着ってつけてる?」
気になった俺は荒い息をし始めてるハルに聞いた。
するとハルは驚くようなことを言った。
「?・・・してない・・。」
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