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チケットの価値。
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ーーーーー
17時半。
ウェストから広がるダークレッドのドレスワンピースを着た私は、薄手のベージュコートを羽織ってレストランの前で立っていた。
左手に付けてる腕時計で時間を見ながら、そろそろ来る予定の近衛さんを待ってるのだ。
(18時って言ってたけど・・・早く来すぎちゃった。)
このレストランの場所はわかっていたものの、どれくらいの時間で着くのかが読めなかった私は早めに家を出た。
電車でここまで来たのはいいけど、だいぶ早くついてしまったのだ。
(こんな時にスマホがあったら『もう着いたー』とか言うのかな。)
そんなことを言えば相手は焦ってしまうかもしれない。
向こうもこっちに向かってきてることは明白なんだから、わざわざ焦らす必要なんてどこにもないと思ったのだ。
(いつでも連絡ができる道具って・・・面倒ね。)
少し視線を落としながらそんなことを考えてると、ふと私の視界が暗くなったことに気がついた。
何かが影を作ってるようだ。
「?」
気になって視線を上げると、私の前に近衛さんが立っていたのだ。
それも『警察官の正装姿』で。
「~~~~っ!?」
「悪い、待たせた。」
さっきとは打って変わってピシッとした服装の近衛さん。
黒い制服に、肩のところにある金色の飾りが際立っていた。
その肩から胸ボタンのあたりまでチェーンのように垂れ下がってるラベルピンのようなものに視線を奪われ、明らかに『かっこよさ』を倍増させてしまってる。
高身長からの長い脚でスタイルもよく、警察官として鍛えてるのか逞しい上半身に、どこを見たらいいのかわからなくなりそうだ。
「ねぇ、あの人かっこよくない?」
「すご・・警察の正装だ・・・!」
近衛さんを見た周りの人がその制服に目を奪われ始めてる声が聞こえてきた私は、レストランの入り口を指さした。
「はっ・・入りましょうか・・・っ?」
「あぁ。」
心臓に悪いと思いながら歩いていき、扉に向かって手を伸ばした。
扉を開けようと思ってドアノブを掴もうとしたとき、近衛さんの手がスッ・・・と、伸びてきたのだ。
「ん。」
「~~~~っ。」
慣れた様子で私を先に中に入れてくれた近衛さん。
まさかのレディーファーストで顔が熱くなっていく。
「いらっしゃいませ。お二人様でしょうか。」
店員さんに聞かれ、私は三橋さんにもらったチケットをバッグから取り出した。
「すみません、こちらを頂きまして・・・」
そう言って私は店員さんにチケットを見せた。
三橋さんにいただいたあと、家でチケットを読むと『来店後、店員にチケットをお渡しください。』と書かれていたのだ。
「チケットのご提示、ありがとうございます。ご案内させていただきます。」
ゆっくりとしたペースで歩いていく店員さんの後ろをついていき、私と近衛さんは店の奥にある個室のような雰囲気の席に案内された。
観葉植物で仕切りが作られていて、壁ほどの圧迫感はなく、それでいて程よく周りから見えないように作られてるところにセンスを感じる。
「すごい・・・オシャレ・・・」
椅子が引かれ席に着くと、ドリンクが2種類運ばれてきた。
「こちら、アルコール入りとアルコール無しのお飲み物をご用意させていただきました。どちらになさいますか?」
ウェイターさんにそう聞かれ、私は近衛さんを見た。
「どうされます?」
「俺は仕事上アルコールはちょっと・・・」
「私も強い方ではないので・・・」
「かしこまりました。それではお料理に合う飲み物はアルコール無しでご用意させていただきます。」
そう言ってウェイターさんはスパークリングタイプのシャンパングラスを私たちの前に置いた。
「失礼いたします。」
テーブルから離れていったウェイターさんを視線で見送り、私たちはシャンパングラスを手に持った。
「えっと・・・今日はありがとうございました・・・?」
どう言ったらいいのかわからずに言うと、近衛さんは小さくクスっと笑ったのだ。
「なんで疑問形?」
「いや・・だってこのチケットくださったのって三橋さんじゃないですかー・・・なんていうのかわからなくて・・・」
自分が用意したものだったらもっと堂々と言えるけど、そうじゃないから困ったのだ。
「じゃあ・・・『初めての店頭販売、お疲れ様でした』でいいかな?」
「!!・・・ありがとうございます。」
シャンパングラスを軽く合わせ、一口飲んでみる。
少し甘い香りが鼻を抜け、パチパチと弾ける炭酸がこのあとの料理を楽しみにさせてくれてるようだった。
「おいしいっ・・・!」
「確かに。これ、どこのジュースだろうな。」
アルコールが入ってないことからこの飲み物はただのジュースなはず。
それは私も気になったところだった。
「どこでしょうねぇ・・・。」
グラスの中にある液体を見ながら二人で考えてると、小さな小鉢が運ばれてきた。
「お待たせ致しました。こちらアミューズの『バジルの香りとラタトゥイユ』でございます。」
大きなお皿にちょこんとかわいく乗せられた小鉢には、一口で食べきってしまいそうな量のラタトゥイユがあった。
オシャレに盛り付けられていて、見るからに美味しそうだ。
(え・・・待って、今・・・『アミューズ』って言った?)
フレンチのフルコースに出てくる名前に、このチケットの食事内容が垣間見えた気がしたのだ。
「本日お持ちいただいたチケットはフレンチのコースとなっております。お支払いはございませんのでごゆっくりお楽しみくださいませ。」
店員さんのその言葉に、私は三橋さんから頂いたチケットがとても『高価』なものだったことに気がついた。
割引か席確保くらいのチケットだと思っていたのに、まさかな物を渡されたようだ。
(どうしよう・・・。近衛さん、気づいてるかな・・・。)
このチケットの『価値』を知ってしまい、ちらっと視線を近衛さんに送ってみる。
すると彼も気がついていたようで、少し困ったような顔をしていたのだ。
「失礼致します。」
店員さんがテーブルから離れたと同時に、私たちは顔を寄せた。
「どうしましょう・・・。」
「いや、俺もまさかそんな高価なチケットだとは思わなくて・・・」
「今更帰れませんよね・・・。」
「だな。もうここは有難く頂こう。」
「そうですね・・・。」
また『お礼』が増えたと思いながらも、もう帰ることはできないことから私たちは食事を楽しむことにした。
一皿目の前菜、二皿目の前菜、それに加えて魚料理や肉料理が運ばれてきて、その美味しさに今日の疲れが吹っ飛んでいく。
その料理たちに合わせた飲み物もまたおいしく、まるでワインのような飲み心地に雰囲気だけで酔ってしまいそうだった。
「来間さんの実家は遠方?」
「うちは・・・300キロくらい離れてますかね。近衛さんは?」
「俺んとこは200キロくらい。・・・って言ってももう妹しか住んでないんだよ。親は数千キロ離れてる。」
「数千キロ!?それって海外じゃないですか!」
「転々としてるみたい。」
「へぇー・・・。」
お互いのプライベートな話をしながら食べていき、デザート&コーヒータイムに入った。
私は紅茶、近衛さんはコーヒーだ。
一緒に付いてきてるデザートプレートには、カスタードを詰めたイチジクの赤ワイン煮込みとアイスクリームがある。
「・・・さっきさ、このレストランに来たことあるって言ってたよな?それって元カレ・・・とかと?」
イチジクをナイフで切ってると、近衛さんが突然そんな質問を投げかけてきた。
「元カレなんていないですよ・・・!彼氏いない歴=年齢なんですから。」
「え?じゃあ誰と?」
そう聞かれ、私はイチジクを一口食べてナプキンで口元を軽く拭いた。
「兄です。兄の仕事上、パーティーとかがあって、それの同伴で来たことがあるんですよ。確かその時はここを借り切って・・・立食みたいな感じでしたね。」
「ここを借り切るって・・・お兄さん、ご職業は?」
「あまり表立って言う職業じゃないんですけど・・・」
私はここで兄を伝えるかどうか悩んだ。
でも話の流れから考えて伝えない方が・・・おかしい。おかしい。
「弁護士・・・です。」
「!!」
「・・・。」
警察と弁護士は基本的に仲が悪いとされてる。
弁護士は警察の強引な捜査や取り調べを牽制したり、被疑者が起訴されないように活動をするわけだから警察にとっては厄介者になる時があるのだ。
(手を組む場合もあるって聞いたことはあるけど、それでも厄介者は嫌だよね・・・。)
近衛さんは『警察官』。
私の兄の職業を聞いて、嫌な思いをしてないかが心配だ。
だけど・・・
「すごいな。」
17時半。
ウェストから広がるダークレッドのドレスワンピースを着た私は、薄手のベージュコートを羽織ってレストランの前で立っていた。
左手に付けてる腕時計で時間を見ながら、そろそろ来る予定の近衛さんを待ってるのだ。
(18時って言ってたけど・・・早く来すぎちゃった。)
このレストランの場所はわかっていたものの、どれくらいの時間で着くのかが読めなかった私は早めに家を出た。
電車でここまで来たのはいいけど、だいぶ早くついてしまったのだ。
(こんな時にスマホがあったら『もう着いたー』とか言うのかな。)
そんなことを言えば相手は焦ってしまうかもしれない。
向こうもこっちに向かってきてることは明白なんだから、わざわざ焦らす必要なんてどこにもないと思ったのだ。
(いつでも連絡ができる道具って・・・面倒ね。)
少し視線を落としながらそんなことを考えてると、ふと私の視界が暗くなったことに気がついた。
何かが影を作ってるようだ。
「?」
気になって視線を上げると、私の前に近衛さんが立っていたのだ。
それも『警察官の正装姿』で。
「~~~~っ!?」
「悪い、待たせた。」
さっきとは打って変わってピシッとした服装の近衛さん。
黒い制服に、肩のところにある金色の飾りが際立っていた。
その肩から胸ボタンのあたりまでチェーンのように垂れ下がってるラベルピンのようなものに視線を奪われ、明らかに『かっこよさ』を倍増させてしまってる。
高身長からの長い脚でスタイルもよく、警察官として鍛えてるのか逞しい上半身に、どこを見たらいいのかわからなくなりそうだ。
「ねぇ、あの人かっこよくない?」
「すご・・警察の正装だ・・・!」
近衛さんを見た周りの人がその制服に目を奪われ始めてる声が聞こえてきた私は、レストランの入り口を指さした。
「はっ・・入りましょうか・・・っ?」
「あぁ。」
心臓に悪いと思いながら歩いていき、扉に向かって手を伸ばした。
扉を開けようと思ってドアノブを掴もうとしたとき、近衛さんの手がスッ・・・と、伸びてきたのだ。
「ん。」
「~~~~っ。」
慣れた様子で私を先に中に入れてくれた近衛さん。
まさかのレディーファーストで顔が熱くなっていく。
「いらっしゃいませ。お二人様でしょうか。」
店員さんに聞かれ、私は三橋さんにもらったチケットをバッグから取り出した。
「すみません、こちらを頂きまして・・・」
そう言って私は店員さんにチケットを見せた。
三橋さんにいただいたあと、家でチケットを読むと『来店後、店員にチケットをお渡しください。』と書かれていたのだ。
「チケットのご提示、ありがとうございます。ご案内させていただきます。」
ゆっくりとしたペースで歩いていく店員さんの後ろをついていき、私と近衛さんは店の奥にある個室のような雰囲気の席に案内された。
観葉植物で仕切りが作られていて、壁ほどの圧迫感はなく、それでいて程よく周りから見えないように作られてるところにセンスを感じる。
「すごい・・・オシャレ・・・」
椅子が引かれ席に着くと、ドリンクが2種類運ばれてきた。
「こちら、アルコール入りとアルコール無しのお飲み物をご用意させていただきました。どちらになさいますか?」
ウェイターさんにそう聞かれ、私は近衛さんを見た。
「どうされます?」
「俺は仕事上アルコールはちょっと・・・」
「私も強い方ではないので・・・」
「かしこまりました。それではお料理に合う飲み物はアルコール無しでご用意させていただきます。」
そう言ってウェイターさんはスパークリングタイプのシャンパングラスを私たちの前に置いた。
「失礼いたします。」
テーブルから離れていったウェイターさんを視線で見送り、私たちはシャンパングラスを手に持った。
「えっと・・・今日はありがとうございました・・・?」
どう言ったらいいのかわからずに言うと、近衛さんは小さくクスっと笑ったのだ。
「なんで疑問形?」
「いや・・だってこのチケットくださったのって三橋さんじゃないですかー・・・なんていうのかわからなくて・・・」
自分が用意したものだったらもっと堂々と言えるけど、そうじゃないから困ったのだ。
「じゃあ・・・『初めての店頭販売、お疲れ様でした』でいいかな?」
「!!・・・ありがとうございます。」
シャンパングラスを軽く合わせ、一口飲んでみる。
少し甘い香りが鼻を抜け、パチパチと弾ける炭酸がこのあとの料理を楽しみにさせてくれてるようだった。
「おいしいっ・・・!」
「確かに。これ、どこのジュースだろうな。」
アルコールが入ってないことからこの飲み物はただのジュースなはず。
それは私も気になったところだった。
「どこでしょうねぇ・・・。」
グラスの中にある液体を見ながら二人で考えてると、小さな小鉢が運ばれてきた。
「お待たせ致しました。こちらアミューズの『バジルの香りとラタトゥイユ』でございます。」
大きなお皿にちょこんとかわいく乗せられた小鉢には、一口で食べきってしまいそうな量のラタトゥイユがあった。
オシャレに盛り付けられていて、見るからに美味しそうだ。
(え・・・待って、今・・・『アミューズ』って言った?)
フレンチのフルコースに出てくる名前に、このチケットの食事内容が垣間見えた気がしたのだ。
「本日お持ちいただいたチケットはフレンチのコースとなっております。お支払いはございませんのでごゆっくりお楽しみくださいませ。」
店員さんのその言葉に、私は三橋さんから頂いたチケットがとても『高価』なものだったことに気がついた。
割引か席確保くらいのチケットだと思っていたのに、まさかな物を渡されたようだ。
(どうしよう・・・。近衛さん、気づいてるかな・・・。)
このチケットの『価値』を知ってしまい、ちらっと視線を近衛さんに送ってみる。
すると彼も気がついていたようで、少し困ったような顔をしていたのだ。
「失礼致します。」
店員さんがテーブルから離れたと同時に、私たちは顔を寄せた。
「どうしましょう・・・。」
「いや、俺もまさかそんな高価なチケットだとは思わなくて・・・」
「今更帰れませんよね・・・。」
「だな。もうここは有難く頂こう。」
「そうですね・・・。」
また『お礼』が増えたと思いながらも、もう帰ることはできないことから私たちは食事を楽しむことにした。
一皿目の前菜、二皿目の前菜、それに加えて魚料理や肉料理が運ばれてきて、その美味しさに今日の疲れが吹っ飛んでいく。
その料理たちに合わせた飲み物もまたおいしく、まるでワインのような飲み心地に雰囲気だけで酔ってしまいそうだった。
「来間さんの実家は遠方?」
「うちは・・・300キロくらい離れてますかね。近衛さんは?」
「俺んとこは200キロくらい。・・・って言ってももう妹しか住んでないんだよ。親は数千キロ離れてる。」
「数千キロ!?それって海外じゃないですか!」
「転々としてるみたい。」
「へぇー・・・。」
お互いのプライベートな話をしながら食べていき、デザート&コーヒータイムに入った。
私は紅茶、近衛さんはコーヒーだ。
一緒に付いてきてるデザートプレートには、カスタードを詰めたイチジクの赤ワイン煮込みとアイスクリームがある。
「・・・さっきさ、このレストランに来たことあるって言ってたよな?それって元カレ・・・とかと?」
イチジクをナイフで切ってると、近衛さんが突然そんな質問を投げかけてきた。
「元カレなんていないですよ・・・!彼氏いない歴=年齢なんですから。」
「え?じゃあ誰と?」
そう聞かれ、私はイチジクを一口食べてナプキンで口元を軽く拭いた。
「兄です。兄の仕事上、パーティーとかがあって、それの同伴で来たことがあるんですよ。確かその時はここを借り切って・・・立食みたいな感じでしたね。」
「ここを借り切るって・・・お兄さん、ご職業は?」
「あまり表立って言う職業じゃないんですけど・・・」
私はここで兄を伝えるかどうか悩んだ。
でも話の流れから考えて伝えない方が・・・おかしい。おかしい。
「弁護士・・・です。」
「!!」
「・・・。」
警察と弁護士は基本的に仲が悪いとされてる。
弁護士は警察の強引な捜査や取り調べを牽制したり、被疑者が起訴されないように活動をするわけだから警察にとっては厄介者になる時があるのだ。
(手を組む場合もあるって聞いたことはあるけど、それでも厄介者は嫌だよね・・・。)
近衛さんは『警察官』。
私の兄の職業を聞いて、嫌な思いをしてないかが心配だ。
だけど・・・
「すごいな。」
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