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思いがけない場所で。
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桃が行方不明になって2年。
無人島を買い取ってリゾート地化する計画が終了する時がやってきた。
島の半分をリゾート地にし、残り半分を従業員たちの居住スペースとして確保。
小さいけど学校や病院、交番に消防署も作り、ここで生まれた子供が成人するまで安全に暮らせるように整備はしたつもりだ。
観光地エリアは土産物屋やショップをたくさん作り、海は安全に泳げるように島全体を囲うようにして鉄網を張ってある。
ホテルは3つ作って、ちょっとランクも変えて選べるように作った。
エアラインも確保して、一日1便は最低飛ぶように手配済みだ。
そんなリゾート島は今日、初めて観光客を受け入れることが決まってる。
「長かったなー・・・佐伯。」
プライベートジェットでリゾート島の空港に向かってる俺は、機内で佐伯に話しかけていた。
佐伯は書類を見つめてるものの、俺は今は仕事をする気になれず、数年越しのプロジェクト完成の喜びに浸っていたかったのだ。
「外見てる暇あったら書類チェックしてくださいよ!」
「えー・・・やだ。」
「従業員だけで何人雇ったかわかってます!?」
「わかってるよ。えーと・・・1000人。」
「ブー。正解は1434人です!」
「細か・・・・」
「このうち、家族で移住してきた者が998人、単身が436人で全員で2931人です。」
「結構な人数になったな・・・。」
「もう一つの市みたいなもんですよ!暇だったら書類チェックしてください!『抜け』が無いかどうかだけでもいいですから!!」
「・・・仕方ない。」
俺は佐伯が持ってる書類の一部を受け取り、隣の座席に置いた。
それを一枚ずつ取り、記入欄が抜けていないかチェックしていく。
「えーと?名前、生年月日と本籍地、電話番号とリゾート地での職業・・・っと。」
たくさんある項目は全て見ていくことが大変で、俺は書いてないところだけを探していった。
抜けてるところが一つでもあったらその書類を佐伯の隣の席に置いていく。
「結構抜けてるやつ多いな。」
「まぁ抜けてても問題ないところもありますけどね。大事なところ抜けてたら困るんで。」
「ふーん?」
そんな話をしながら次の1枚を見ると、その紙はやたら空欄が目立つ紙だった。
電話番号や現住所、本籍地なんかが空欄なのだ。
「なぁ、佐伯。」
「はい?」
「住所とか空欄のやつがいるんだけど・・・これ、ありなのか?」
「え?採用の時に全部確認してるハズなんですけどねぇ・・・。その人、なんていう名前ですか?」
佐伯が分厚いファイルを取り出してパラパラとめくり始めたとき、俺は自分の持ってる紙の『名前欄』に目を向けた。
「えーと・・・さくらば・・・もも・・・」
「え?」
何も考えずに読み上げた名前。
俺は頭の中で何度もその名前を繰り返した。
「・・・え!?」
「桜庭さんですか!?」
「え!?いや・・ちょ・・!え!?」
俺は思わず座り直し、その紙を凝視した。
名前は確かに『桜庭 桃』と書かれてる。
得意なことは『接客』と書かれてるけど、リゾート島で就いた仕事は『清掃』とある。
「島に送る人材決めたの佐伯だろ!?桃の名前、見落としたのか!?」
「いや!!それはないですよ!!さすがに気づきますって!!」
「それもそうか・・・ならどうして桃が島にいる?」
「わかりません。」
「・・・。」
「・・・。」
そもそもこの紙に書かれてる内容が『桃』かどうか定かではない。
もしかしたら同姓同名という可能性もあるけど、『桜庭 桃』なんて名前、ありふれてる名前でもなかった。
「桃がどこで清掃の仕事してるかわかるか?」
「わかります!ちょっと待ってください!」
そう言って佐伯は別のファイルを取り出した。
これまた分厚いファイルで、もしかしたら佐伯のスーツケースの中身は全部書類かもしれないと思ってしまう。
「えーと・・・あ!ありました!・・・メインホテルの清掃業務ですね!地下で備品の詰め替えやアメニティのセットを作ってるようです。」
「備品の詰め替え・・・」
接客が好きな桃からは想像もつかない仕事内容だった。
望んだ仕事に就けない可能性もあるものの、もしかしたらこの桃は俺の桃じゃない可能性が出てきた。
「とりあえず・・・行ってみないとわからないな。」
「そうですね。」
俺は桃の書類を手に持ちながら窓の外を見た。
(桃のアパートの大家が言ってたのって・・・もしかしてこのこと・・?)
『そのうち会える』と『プロジェクトが鍵』という大家の言葉を思い出していた俺は、この紙を書いたのは俺の知ってる桃だとほぼ確信を抱いていた。
ただなぜ離島に就職しに来たのかが謎なのだ。
(このリゾート島はうちの会社の名前を全面的に出してない。知ってるのは上層部の人間だけだから、俺が関わってるって気づかなかったのかも・・・。)
俺が関わってる会社だったらきっと桃は来なかっただろう。
俺のもとから去っていったのだから・・・。
(どう近づけば・・・桃はまた俺のところに戻ってきてくれるだろうか・・・。)
優しさが辛いと言われても、大事にしたいと思ってるんだから優しくするのは当然のこと。
できれば俺の腕の中でずっと遊んでてくれたらいいのにと思ってしまう。
(桃のやりたいこと、なんでもさせてあげたい・・・。)
俺の前でずっと笑っててくれるならその笑顔を護るために何でもするのにと思いつつも、桃の意思も尊重したいと思ってる。
矛盾する気持ちにどうしたらいいのかわからず、ただ窓の外を見つめるばかりだった。
「社長、着きますよー。」
「あぁ。」
飛行機は降下を始め、気がつけば滑走路の上に降り立っていた。
高鳴る胸を押さえながらタラップを降りていくと、この島を統括する責任者が俺たちを出迎えに来てくれていた。
「結城社長、ようこそおいでくださいました。」
「準備はどうだ?」
「ほぼ終了しております。あとは実際に観光客が来てみないと何ともいえない部分がありまして・・・」
「そうだな。何が起こるかわからないから都度都度対応できるように心構えをしておいてくれ。」
「はい。」
「俺はちょっとメインホテルに行って・・・・」
桃に会いに行こうと責任者に行き先を伝えようとした時、俺に向かって猛スピードで駆けて来る男の姿が目に入った。
あれは・・・この島の統括部長だ。
「社長っ!!お待ちしてましたぁっ!!」
「部長・・・。」
「ささっ!完成したリゾート島をぐるっと一周しましょう!!」
この統括部長はやる気に満ちてるところがいいところなんだが、自分の熱量を他人に押し付けてくるところが難点だった。
俺が力を入れていたリゾート島だからか、部長も力を入れまくってくれていたようで、完成した島を俺と一緒に回りたいようだ。
「ちょっと俺、行きたいところが・・・」
「ささ!!車をご用意してますので!!」
「えー・・・・」
「行きましょう!!」
半ば強引に決められ、俺は仕方なく部長が用意した車に乗り込むことにした。
「佐伯、桃の事調べてくれるか?」
島をぐるっと回ると何時間か時間を取られることになる。
その間に佐伯に調べてもらえればと思ったのだ。
でも・・・
「え、無理です。」
「は?」
「無理ですってば。ここでしなきゃいけない仕事、どれだけあると思ってるんですか!?」
「あー・・・。」
「1週間しか時間が無いんです!仕事をします!!」
「・・・わかった。」
佐伯に頼むことは諦め、俺は車に乗り込んだ。
『仕事をする』と言った佐伯は別の車に乗り、俺たちはここで一旦別れることに。
「住宅エリアからいきましょう!!」
「そうだな。」
部長の秘書が運転をし、部長が俺に島の説明をしながら『リゾート島めぐり』が始まる。
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桃が行方不明になって2年。
無人島を買い取ってリゾート地化する計画が終了する時がやってきた。
島の半分をリゾート地にし、残り半分を従業員たちの居住スペースとして確保。
小さいけど学校や病院、交番に消防署も作り、ここで生まれた子供が成人するまで安全に暮らせるように整備はしたつもりだ。
観光地エリアは土産物屋やショップをたくさん作り、海は安全に泳げるように島全体を囲うようにして鉄網を張ってある。
ホテルは3つ作って、ちょっとランクも変えて選べるように作った。
エアラインも確保して、一日1便は最低飛ぶように手配済みだ。
そんなリゾート島は今日、初めて観光客を受け入れることが決まってる。
「長かったなー・・・佐伯。」
プライベートジェットでリゾート島の空港に向かってる俺は、機内で佐伯に話しかけていた。
佐伯は書類を見つめてるものの、俺は今は仕事をする気になれず、数年越しのプロジェクト完成の喜びに浸っていたかったのだ。
「外見てる暇あったら書類チェックしてくださいよ!」
「えー・・・やだ。」
「従業員だけで何人雇ったかわかってます!?」
「わかってるよ。えーと・・・1000人。」
「ブー。正解は1434人です!」
「細か・・・・」
「このうち、家族で移住してきた者が998人、単身が436人で全員で2931人です。」
「結構な人数になったな・・・。」
「もう一つの市みたいなもんですよ!暇だったら書類チェックしてください!『抜け』が無いかどうかだけでもいいですから!!」
「・・・仕方ない。」
俺は佐伯が持ってる書類の一部を受け取り、隣の座席に置いた。
それを一枚ずつ取り、記入欄が抜けていないかチェックしていく。
「えーと?名前、生年月日と本籍地、電話番号とリゾート地での職業・・・っと。」
たくさんある項目は全て見ていくことが大変で、俺は書いてないところだけを探していった。
抜けてるところが一つでもあったらその書類を佐伯の隣の席に置いていく。
「結構抜けてるやつ多いな。」
「まぁ抜けてても問題ないところもありますけどね。大事なところ抜けてたら困るんで。」
「ふーん?」
そんな話をしながら次の1枚を見ると、その紙はやたら空欄が目立つ紙だった。
電話番号や現住所、本籍地なんかが空欄なのだ。
「なぁ、佐伯。」
「はい?」
「住所とか空欄のやつがいるんだけど・・・これ、ありなのか?」
「え?採用の時に全部確認してるハズなんですけどねぇ・・・。その人、なんていう名前ですか?」
佐伯が分厚いファイルを取り出してパラパラとめくり始めたとき、俺は自分の持ってる紙の『名前欄』に目を向けた。
「えーと・・・さくらば・・・もも・・・」
「え?」
何も考えずに読み上げた名前。
俺は頭の中で何度もその名前を繰り返した。
「・・・え!?」
「桜庭さんですか!?」
「え!?いや・・ちょ・・!え!?」
俺は思わず座り直し、その紙を凝視した。
名前は確かに『桜庭 桃』と書かれてる。
得意なことは『接客』と書かれてるけど、リゾート島で就いた仕事は『清掃』とある。
「島に送る人材決めたの佐伯だろ!?桃の名前、見落としたのか!?」
「いや!!それはないですよ!!さすがに気づきますって!!」
「それもそうか・・・ならどうして桃が島にいる?」
「わかりません。」
「・・・。」
「・・・。」
そもそもこの紙に書かれてる内容が『桃』かどうか定かではない。
もしかしたら同姓同名という可能性もあるけど、『桜庭 桃』なんて名前、ありふれてる名前でもなかった。
「桃がどこで清掃の仕事してるかわかるか?」
「わかります!ちょっと待ってください!」
そう言って佐伯は別のファイルを取り出した。
これまた分厚いファイルで、もしかしたら佐伯のスーツケースの中身は全部書類かもしれないと思ってしまう。
「えーと・・・あ!ありました!・・・メインホテルの清掃業務ですね!地下で備品の詰め替えやアメニティのセットを作ってるようです。」
「備品の詰め替え・・・」
接客が好きな桃からは想像もつかない仕事内容だった。
望んだ仕事に就けない可能性もあるものの、もしかしたらこの桃は俺の桃じゃない可能性が出てきた。
「とりあえず・・・行ってみないとわからないな。」
「そうですね。」
俺は桃の書類を手に持ちながら窓の外を見た。
(桃のアパートの大家が言ってたのって・・・もしかしてこのこと・・?)
『そのうち会える』と『プロジェクトが鍵』という大家の言葉を思い出していた俺は、この紙を書いたのは俺の知ってる桃だとほぼ確信を抱いていた。
ただなぜ離島に就職しに来たのかが謎なのだ。
(このリゾート島はうちの会社の名前を全面的に出してない。知ってるのは上層部の人間だけだから、俺が関わってるって気づかなかったのかも・・・。)
俺が関わってる会社だったらきっと桃は来なかっただろう。
俺のもとから去っていったのだから・・・。
(どう近づけば・・・桃はまた俺のところに戻ってきてくれるだろうか・・・。)
優しさが辛いと言われても、大事にしたいと思ってるんだから優しくするのは当然のこと。
できれば俺の腕の中でずっと遊んでてくれたらいいのにと思ってしまう。
(桃のやりたいこと、なんでもさせてあげたい・・・。)
俺の前でずっと笑っててくれるならその笑顔を護るために何でもするのにと思いつつも、桃の意思も尊重したいと思ってる。
矛盾する気持ちにどうしたらいいのかわからず、ただ窓の外を見つめるばかりだった。
「社長、着きますよー。」
「あぁ。」
飛行機は降下を始め、気がつけば滑走路の上に降り立っていた。
高鳴る胸を押さえながらタラップを降りていくと、この島を統括する責任者が俺たちを出迎えに来てくれていた。
「結城社長、ようこそおいでくださいました。」
「準備はどうだ?」
「ほぼ終了しております。あとは実際に観光客が来てみないと何ともいえない部分がありまして・・・」
「そうだな。何が起こるかわからないから都度都度対応できるように心構えをしておいてくれ。」
「はい。」
「俺はちょっとメインホテルに行って・・・・」
桃に会いに行こうと責任者に行き先を伝えようとした時、俺に向かって猛スピードで駆けて来る男の姿が目に入った。
あれは・・・この島の統括部長だ。
「社長っ!!お待ちしてましたぁっ!!」
「部長・・・。」
「ささっ!完成したリゾート島をぐるっと一周しましょう!!」
この統括部長はやる気に満ちてるところがいいところなんだが、自分の熱量を他人に押し付けてくるところが難点だった。
俺が力を入れていたリゾート島だからか、部長も力を入れまくってくれていたようで、完成した島を俺と一緒に回りたいようだ。
「ちょっと俺、行きたいところが・・・」
「ささ!!車をご用意してますので!!」
「えー・・・・」
「行きましょう!!」
半ば強引に決められ、俺は仕方なく部長が用意した車に乗り込むことにした。
「佐伯、桃の事調べてくれるか?」
島をぐるっと回ると何時間か時間を取られることになる。
その間に佐伯に調べてもらえればと思ったのだ。
でも・・・
「え、無理です。」
「は?」
「無理ですってば。ここでしなきゃいけない仕事、どれだけあると思ってるんですか!?」
「あー・・・。」
「1週間しか時間が無いんです!仕事をします!!」
「・・・わかった。」
佐伯に頼むことは諦め、俺は車に乗り込んだ。
『仕事をする』と言った佐伯は別の車に乗り、俺たちはここで一旦別れることに。
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