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『もう許して』。
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支配人に案内されてついていったのはエントランスフロア奥にある応接室だった。
そこに入るとすぐ、支配人は耳打ちをするかのように小声で話し始めた。
「実は・・あの男、私に自慢するかのように桜庭さんとのことを話していたんです。」
「え?支配人に?」
「はい。その内容は酷くておぞましいもので・・・」
支配人はあの男が話したことを全て俺に話してくれた。
桜庭さんが作ったご飯をテーブルの上から全部落として作り直させたり、深夜のライブ終わりに呼び出して強いお酒を飲ませたりしてたようだ。
他にも車の免許を持ってない彼女に遠いところまで買い物に行かせたりして無駄に疲れさせ、酔わせてぐったりするように仕向けていく。
そして疲れ果てた彼女をベッドで襲うのだと男は話し、ニヤつきながら『夜』のことを話し始めた。
『抵抗する気力も残ってないあいつの首を絞めるとさ、濡れてくるんだよ。徐々にきつーく絞めていくとか細い声で『もう許して』って涙なんかこぼしちゃって!!俺がイく時に合わせてきゅって強く締めたら気絶するのと同時に出せるからもう最高!!おっさんもやってみろよ。』
そんな話を聞かされ、支配人は追い出すことを決めたそうだ。
「彼女はそんな酷いことをされていたのか・・・・」
佐伯の報告だけではわからない内容だった。
わかったつもりでいたけど思っていたより彼女の傷は深い。
その傷は・・・治ることはあるのだろうかと悲しくなってくる。
「・・・私には娘がいるのですが、こんな男にだけは捕まって欲しくないと思いました。」
「そりゃそうですよ。同じ男として考えても最低ですから・・。」
支配人はこれからも彼女の滞在を隠してくれることを約束してくれ、俺は応接室をあとにした。
今まで以上に桜庭さんに優しくしようと決めつつエレベーターに向かうと、ドアマンの一人が駆けて来るのが見えた。
「結城さま・・・!」
「?・・どうかしました?」
「あの・・フロントより桜庭さまから伝言がございまして・・・」
「伝言?」
「はい。『今日は忙しいから会えない』とのことです。」
「忙しいから会えない・・・?」
彼女は今、仕事は休みだ。
外に出ることもできず、ただホテルの部屋で時間を潰すだけのはず。
なのに『忙しい』というのはどういう了見なのか、俺は思案に暮れた。
「あ・・あの、結城さま・・・」
彼女の言葉に悩んでると、そのドアマンが少し困ったような顔で話しかけてきた。
「どうかしました?」
「あの・・フロントの話では桜庭さまの様子がおかしかったとも言ってたんですけど・・・」
「え?」
「受話器越しだったからかもしれないんですけど、少し息が荒かったと聞いてます。あと、話すのが苦しそうだったとも・・・。」
それを聞いた俺はエレベーターに向かいながらドアマンに言った。
「わかりました。俺は『彼女が忙しい』ってことを聞いたうえで上に行きますので気にしないでください。」
そう言ってエレベーターに乗り込み、25階のボタンを押した。
彼女が倒れてないか心配した俺は無事を確認するために部屋に行くことに決めたのだ。
幸いにもカードキーは俺も持ってる。
「寝てるならそのままそっとしておけばいいし、何か欲しいものがあるなら用意するし・・・」
そんなことを考えてるうちについた25階。
俺はポケットからカードキーを取りだして差し込んだ。
ピピっ・・・!
「靴は・・あるな。」
外に出てないことを確認し、俺はそっと中に入った。
音を立てないようにゆっくり歩いて行き、リビングに入る。
すると壁にもたれかかりながらしゃがみ込んでる桜庭さんの姿が目に入ってきたのだ。
「・・・桜庭さん!?」
「ぁ・・・・」
慌てて駆け寄ると、彼女は顔を真っ赤にして肩で息をしていた。
ドアマンの言ってた通り、調子が悪そうだ。
「大丈夫ですか!?救急車呼びますか!?」
おでこに手をあてるとかなり熱かった。
熱は高そうだ。
「だ・・いじょぶ・・・です・・」
「大丈夫!?本当に!?」
「寝てれば・・下がる・・・」
両手をだらんと床につけ、虚ろな目でそう言われても信じられるものではない。
でも本人が大丈夫というのなら、こっちが無理だと判断できるギリギリまで言う通りにするしかなかった。
「ベッドまで行けます?」
「・・・」
「無理そうだな・・・。」
俺は寝室の奥にある小さめの部屋に入り、そこで毛布を1枚取って来た。
それを彼女にかけ、ゆっくり抱きかかえる。
「うぁ・・・・まわる・・」
「ベッドまで我慢できる?無理ならちょっとそこに座るけど・・・」
そう聞くと彼女は自分の手を頭に押し当てた。
「むり・・・・」
「オーケー。」
すぐ近くにあったソファーに座り、毛布の余ってる部分を彼女に巻き付けていく。
ぐるぐると巻かれていく彼女は、ぐったりと俺にもたれかかってくれていた。
「う・・・」
「吐きそう?吐く?」
「・・ない・・だるい・・・」
「わかった。吐きそうなときは言って?着替えとかタオルとか用意するから。」
苦しそうな息を繰り返す彼女の頭を撫で、背中をゆっくり擦っていく。
「桜庭さんが熱出すとか初めてじゃない?俺、ほぼ毎日見てるけど病欠って聞いたことないんだけど・・・」
店の看板のような彼女はいつも接客に勤しんでいた。
姿が見えない時は裏で作業をしてる時が多く、重たいものを一生懸命運んだり大きい器具を洗ったりしてる姿をちらっと見たことがあったのだ。
そんな彼女が公欠以外で休む姿は見たことがなく、こうやって辛そうにしてる姿が痛々しく見えた。
「医者・・呼ぼうか・・・。」
何もなければそれでいい。
安心感を買うために医者を呼ぼうと思った俺は、スマホを取ろうと少し体をずらした。
その瞬間、桜庭さんの体がびくっと跳ねたのだ。
「うぁっ!!」
「あ・・!ごめん・・・」
抱きかかえてた体が急に不安定になって驚いたからか、彼女は目に涙を溜めていた。
申し訳ないことをしてしまって思わず頭を撫でる。
「ごめんね?よしよし・・・。」
「うー・・・」
涙を指で拭いながら頭や背中を撫でると、彼女はゆっくり目を閉じて行った。
動けないことが確定した瞬間だ。
「はぁー・・・熱、下がるといいけど・・・。」
信用されてるからこうやって抱かれてくれてるのだろうけど、こっちは心配で仕方ない。
おでこに手をあてるとまだまだ熱く、下がってくれるような気配は無かった。
「もう少ししてから無理させてでもベッドに連れていくか。」
俺に抱かれてるような体勢じゃ休まるものも休まらない。
ゆっくり眠ってもらうためにも柔らかいベッドで寝て欲しいところだ。
「あと8時間で会社に戻らないと・・・。」
俺は時間との勝負も意識しながらタイミングを計ることにした。
支配人に案内されてついていったのはエントランスフロア奥にある応接室だった。
そこに入るとすぐ、支配人は耳打ちをするかのように小声で話し始めた。
「実は・・あの男、私に自慢するかのように桜庭さんとのことを話していたんです。」
「え?支配人に?」
「はい。その内容は酷くておぞましいもので・・・」
支配人はあの男が話したことを全て俺に話してくれた。
桜庭さんが作ったご飯をテーブルの上から全部落として作り直させたり、深夜のライブ終わりに呼び出して強いお酒を飲ませたりしてたようだ。
他にも車の免許を持ってない彼女に遠いところまで買い物に行かせたりして無駄に疲れさせ、酔わせてぐったりするように仕向けていく。
そして疲れ果てた彼女をベッドで襲うのだと男は話し、ニヤつきながら『夜』のことを話し始めた。
『抵抗する気力も残ってないあいつの首を絞めるとさ、濡れてくるんだよ。徐々にきつーく絞めていくとか細い声で『もう許して』って涙なんかこぼしちゃって!!俺がイく時に合わせてきゅって強く締めたら気絶するのと同時に出せるからもう最高!!おっさんもやってみろよ。』
そんな話を聞かされ、支配人は追い出すことを決めたそうだ。
「彼女はそんな酷いことをされていたのか・・・・」
佐伯の報告だけではわからない内容だった。
わかったつもりでいたけど思っていたより彼女の傷は深い。
その傷は・・・治ることはあるのだろうかと悲しくなってくる。
「・・・私には娘がいるのですが、こんな男にだけは捕まって欲しくないと思いました。」
「そりゃそうですよ。同じ男として考えても最低ですから・・。」
支配人はこれからも彼女の滞在を隠してくれることを約束してくれ、俺は応接室をあとにした。
今まで以上に桜庭さんに優しくしようと決めつつエレベーターに向かうと、ドアマンの一人が駆けて来るのが見えた。
「結城さま・・・!」
「?・・どうかしました?」
「あの・・フロントより桜庭さまから伝言がございまして・・・」
「伝言?」
「はい。『今日は忙しいから会えない』とのことです。」
「忙しいから会えない・・・?」
彼女は今、仕事は休みだ。
外に出ることもできず、ただホテルの部屋で時間を潰すだけのはず。
なのに『忙しい』というのはどういう了見なのか、俺は思案に暮れた。
「あ・・あの、結城さま・・・」
彼女の言葉に悩んでると、そのドアマンが少し困ったような顔で話しかけてきた。
「どうかしました?」
「あの・・フロントの話では桜庭さまの様子がおかしかったとも言ってたんですけど・・・」
「え?」
「受話器越しだったからかもしれないんですけど、少し息が荒かったと聞いてます。あと、話すのが苦しそうだったとも・・・。」
それを聞いた俺はエレベーターに向かいながらドアマンに言った。
「わかりました。俺は『彼女が忙しい』ってことを聞いたうえで上に行きますので気にしないでください。」
そう言ってエレベーターに乗り込み、25階のボタンを押した。
彼女が倒れてないか心配した俺は無事を確認するために部屋に行くことに決めたのだ。
幸いにもカードキーは俺も持ってる。
「寝てるならそのままそっとしておけばいいし、何か欲しいものがあるなら用意するし・・・」
そんなことを考えてるうちについた25階。
俺はポケットからカードキーを取りだして差し込んだ。
ピピっ・・・!
「靴は・・あるな。」
外に出てないことを確認し、俺はそっと中に入った。
音を立てないようにゆっくり歩いて行き、リビングに入る。
すると壁にもたれかかりながらしゃがみ込んでる桜庭さんの姿が目に入ってきたのだ。
「・・・桜庭さん!?」
「ぁ・・・・」
慌てて駆け寄ると、彼女は顔を真っ赤にして肩で息をしていた。
ドアマンの言ってた通り、調子が悪そうだ。
「大丈夫ですか!?救急車呼びますか!?」
おでこに手をあてるとかなり熱かった。
熱は高そうだ。
「だ・・いじょぶ・・・です・・」
「大丈夫!?本当に!?」
「寝てれば・・下がる・・・」
両手をだらんと床につけ、虚ろな目でそう言われても信じられるものではない。
でも本人が大丈夫というのなら、こっちが無理だと判断できるギリギリまで言う通りにするしかなかった。
「ベッドまで行けます?」
「・・・」
「無理そうだな・・・。」
俺は寝室の奥にある小さめの部屋に入り、そこで毛布を1枚取って来た。
それを彼女にかけ、ゆっくり抱きかかえる。
「うぁ・・・・まわる・・」
「ベッドまで我慢できる?無理ならちょっとそこに座るけど・・・」
そう聞くと彼女は自分の手を頭に押し当てた。
「むり・・・・」
「オーケー。」
すぐ近くにあったソファーに座り、毛布の余ってる部分を彼女に巻き付けていく。
ぐるぐると巻かれていく彼女は、ぐったりと俺にもたれかかってくれていた。
「う・・・」
「吐きそう?吐く?」
「・・ない・・だるい・・・」
「わかった。吐きそうなときは言って?着替えとかタオルとか用意するから。」
苦しそうな息を繰り返す彼女の頭を撫で、背中をゆっくり擦っていく。
「桜庭さんが熱出すとか初めてじゃない?俺、ほぼ毎日見てるけど病欠って聞いたことないんだけど・・・」
店の看板のような彼女はいつも接客に勤しんでいた。
姿が見えない時は裏で作業をしてる時が多く、重たいものを一生懸命運んだり大きい器具を洗ったりしてる姿をちらっと見たことがあったのだ。
そんな彼女が公欠以外で休む姿は見たことがなく、こうやって辛そうにしてる姿が痛々しく見えた。
「医者・・呼ぼうか・・・。」
何もなければそれでいい。
安心感を買うために医者を呼ぼうと思った俺は、スマホを取ろうと少し体をずらした。
その瞬間、桜庭さんの体がびくっと跳ねたのだ。
「うぁっ!!」
「あ・・!ごめん・・・」
抱きかかえてた体が急に不安定になって驚いたからか、彼女は目に涙を溜めていた。
申し訳ないことをしてしまって思わず頭を撫でる。
「ごめんね?よしよし・・・。」
「うー・・・」
涙を指で拭いながら頭や背中を撫でると、彼女はゆっくり目を閉じて行った。
動けないことが確定した瞬間だ。
「はぁー・・・熱、下がるといいけど・・・。」
信用されてるからこうやって抱かれてくれてるのだろうけど、こっちは心配で仕方ない。
おでこに手をあてるとまだまだ熱く、下がってくれるような気配は無かった。
「もう少ししてから無理させてでもベッドに連れていくか。」
俺に抱かれてるような体勢じゃ休まるものも休まらない。
ゆっくり眠ってもらうためにも柔らかいベッドで寝て欲しいところだ。
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