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返事は1週間後。
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「・・・支払いなんていいんですよ?」
財布を持ってきた桜庭さんにそう言うと、彼女は申し訳なさそうな表情をした。
「・・・ホテルのお部屋代も立て替えていただいてますし、払える分は払いたいんです。」
「・・・。」
幼い時に両親を亡くしたと話してくれた彼女は、『一人で』生きることに慣れてしまっていた。
甘えることを知らず、頼ることすらできない。
好意は素直に受け止めればいいのに、それができないのだ。
(恋人になってくれたらそれも変わる・・・か?)
俺のことを気にかけてくれてることは間違いなさそうだった。
少なくとも彼女の反応を見る限り嫌われてはいないし、このままいけばきっと・・・
(いや、桜庭さんは男と付き合うと『夜』があることをわかってる。俺があのことを知らないていでどうやって『違う』ってことを伝えるかが問題だよな・・・。)
そんなことを考えながらも俺は彼女の財布をそっと手で押し返した。
「やっぱりいただけませんよ。好きな人によく思われたくてしてることなんで。」
そう言うと桜庭さんは顔を真っ赤に染めた。
この反応がかわいくてかわいくて仕方がない。
(キスとかしたら・・・どんな顔するんだろう・・・。)
桜庭さんのすべてを独り占めしたい欲がある俺は、誰も知らない彼女の一面を見るのが好きだった。
今、こうやって顔を赤く染める姿なんて、カフェで働いてる彼女からは想像もつかないことなのだ。
「でも・・・」
「桜庭さんはもっと甘えたほうがいいと思いますよ?」
「甘えるって・・・・」
「俺がしたくてしてるんですから気にしないでください。勝手に1ヶ月もホテルを用意して食事を用意するのに女性に『支払いしろ』なんてそんなこと普通の男は言いませんから。」
そう言うと彼女はきょとんとした顔を見せた。
「・・・え?」
「『え?』って・・・え?」
まるで『そう言われるのは当たり前』と言わんばかりの表所を見せる彼女。
これは佐伯が調べきれなかった二人の同棲生活の内容を聞くチャンスだと思った。
「あの男と同棲してたんですよね?まさかその間の生活費とか・・・」
「私が全て払ってましたけど・・・」
「全て!?」
「?・・はい、彼、収入がないって言ってたんで・・・」
バンドマンをしていた元カレは、収入はあるものの微々たるものだったと桜庭さんは教えてくれた。
生活にあてようにもバンド活動にお金がかかるらしくて一切生活費を入れてくれなかったのだとか。
「ピザとかいつの間にか注文されていて届くんですけど支払いは私でしたし・・・」
「は・・・!?」
「『旅行行こう』とか突然言われて温泉旅館とか連れていかれたこともあったんですけど、その時も私が全部払いましたし・・・」
「・・・。」
「あと・・・・」
人それぞれ価値観は違うもの。
それは理解してるつもりだ
でも桜庭さんの話を聞く限り俺には到底理解できない行動に、吐き気すら覚えてしまいそうになってる。
「もう・・いいです。」
そんな記憶を引っ張り出させてしまってる自分が嫌になりながら思わずそう言ってしまった。
(これに加えて首絞めセックス・・・こんないい子なのにそんな経験しかないなんて・・・)
俺だったらぐずぐずに蕩けるまで甘やかして大事に大事に愛するのにと思いながら、俺は桜庭さんを見つめた。
「・・・どうして結城さんがそんな悲しい顔をするんですか?」
「・・・。」
俺は彼女の過去に同調してしまい、同時に俺の手で彼女を幸せにしたいと思った。
笑顔がかわいい彼女にはいつも笑っていて欲しいし、幸せな毎日を送って欲しいと思ったのだ。
「俺じゃだめですか・・・?」
「え?」
「俺、桜庭さんのこと誰よりも大事にします。大切に大切に守るから・・・俺の彼女になってくれませんか・・?」
そんな過去、上書きしてやると思いながら俺はそう言った。
1ヶ月かけて振り向かせようと思ってたけど、こんな過去を聞いてしまったらすぐにでも塗り替えたくなった。
「それは・・・・」
困りながらも『ごめんなさい』とは言わなかった彼女。
心の整理がついてないのか、『はい』とは言ってくれそうにない。
「1週間後、もう一度言うのでその時に返事を下さい。何度でも言いますけど俺・・あなたのことが好きです。毎日毎日大事にしますから・・・。」
そう言って俺は桜庭さんの頭を一撫でした。
(この一撫で、ちゃんと桜庭さんの中に積もってたらいいんだけど・・・)
彼女が求める『安心感』は一朝一夕で与えられるものじゃない。
恋人同士でもないから抱きしめるなんてこともできない中でどうやって『俺』から安心感を得てくれるか悩んだ末の『一撫で』だった。
(これを恋しく思ってくれるなら成功。嫌悪感なら失敗だな・・・。)
そう思ったけど彼女の顔は嫌そうではない。
心の整理がつくのを待ってるような状態だからか、少し嬉しそうにも取れる顔をしていた。
「ほんとかわいい・・・。好き。」
「~~~~っ!?」
「あ、ごめん。言葉に出てた。」
真っ赤になる彼女を見て、俺はもう敬語で話すのを止めることにした。
1週間後、確実な答えをもらう為、貪欲になってみせる。
「じゃあ食べたら出掛けようか。動物園、楽しみだね?」
俺は皿を取り出してワッフルを乗せた。
彼女の好きな紅茶を淹れるためにキッチンに行くと、桜庭さんが両手で顔を隠して照れてるのが見える。
「・・そんなかわいい顔しないでくれる?好きって言うの止まらなくなりそうだから・・」
「~~~~っ!?すっ・・すみません・・・」
彼女は近くにあった服の入った箱を一つ取り、それを持って寝室に駆け入ってしまった。
理性を押さえるためにため息を軽く吐きながらお湯を沸かしていく。
「いや俺・・耐えれるのか・・?」
恥ずかしそうに照れる桜庭さんを見てると自分のものにしたくなる欲求が膨れ上がっていく。
早く答えが聞きたいと思いながらも、まだ時期尚早で『ごめんなさい』をもらう確率も高いのだ。
「今のままを選ぶか、俺を選んでくれるか・・・この1週間、地獄だな・・・。」
そんなことを思いながら俺と桜庭さんは朝食を済ませ、動物園に向かって出発した。
「・・・支払いなんていいんですよ?」
財布を持ってきた桜庭さんにそう言うと、彼女は申し訳なさそうな表情をした。
「・・・ホテルのお部屋代も立て替えていただいてますし、払える分は払いたいんです。」
「・・・。」
幼い時に両親を亡くしたと話してくれた彼女は、『一人で』生きることに慣れてしまっていた。
甘えることを知らず、頼ることすらできない。
好意は素直に受け止めればいいのに、それができないのだ。
(恋人になってくれたらそれも変わる・・・か?)
俺のことを気にかけてくれてることは間違いなさそうだった。
少なくとも彼女の反応を見る限り嫌われてはいないし、このままいけばきっと・・・
(いや、桜庭さんは男と付き合うと『夜』があることをわかってる。俺があのことを知らないていでどうやって『違う』ってことを伝えるかが問題だよな・・・。)
そんなことを考えながらも俺は彼女の財布をそっと手で押し返した。
「やっぱりいただけませんよ。好きな人によく思われたくてしてることなんで。」
そう言うと桜庭さんは顔を真っ赤に染めた。
この反応がかわいくてかわいくて仕方がない。
(キスとかしたら・・・どんな顔するんだろう・・・。)
桜庭さんのすべてを独り占めしたい欲がある俺は、誰も知らない彼女の一面を見るのが好きだった。
今、こうやって顔を赤く染める姿なんて、カフェで働いてる彼女からは想像もつかないことなのだ。
「でも・・・」
「桜庭さんはもっと甘えたほうがいいと思いますよ?」
「甘えるって・・・・」
「俺がしたくてしてるんですから気にしないでください。勝手に1ヶ月もホテルを用意して食事を用意するのに女性に『支払いしろ』なんてそんなこと普通の男は言いませんから。」
そう言うと彼女はきょとんとした顔を見せた。
「・・・え?」
「『え?』って・・・え?」
まるで『そう言われるのは当たり前』と言わんばかりの表所を見せる彼女。
これは佐伯が調べきれなかった二人の同棲生活の内容を聞くチャンスだと思った。
「あの男と同棲してたんですよね?まさかその間の生活費とか・・・」
「私が全て払ってましたけど・・・」
「全て!?」
「?・・はい、彼、収入がないって言ってたんで・・・」
バンドマンをしていた元カレは、収入はあるものの微々たるものだったと桜庭さんは教えてくれた。
生活にあてようにもバンド活動にお金がかかるらしくて一切生活費を入れてくれなかったのだとか。
「ピザとかいつの間にか注文されていて届くんですけど支払いは私でしたし・・・」
「は・・・!?」
「『旅行行こう』とか突然言われて温泉旅館とか連れていかれたこともあったんですけど、その時も私が全部払いましたし・・・」
「・・・。」
「あと・・・・」
人それぞれ価値観は違うもの。
それは理解してるつもりだ
でも桜庭さんの話を聞く限り俺には到底理解できない行動に、吐き気すら覚えてしまいそうになってる。
「もう・・いいです。」
そんな記憶を引っ張り出させてしまってる自分が嫌になりながら思わずそう言ってしまった。
(これに加えて首絞めセックス・・・こんないい子なのにそんな経験しかないなんて・・・)
俺だったらぐずぐずに蕩けるまで甘やかして大事に大事に愛するのにと思いながら、俺は桜庭さんを見つめた。
「・・・どうして結城さんがそんな悲しい顔をするんですか?」
「・・・。」
俺は彼女の過去に同調してしまい、同時に俺の手で彼女を幸せにしたいと思った。
笑顔がかわいい彼女にはいつも笑っていて欲しいし、幸せな毎日を送って欲しいと思ったのだ。
「俺じゃだめですか・・・?」
「え?」
「俺、桜庭さんのこと誰よりも大事にします。大切に大切に守るから・・・俺の彼女になってくれませんか・・?」
そんな過去、上書きしてやると思いながら俺はそう言った。
1ヶ月かけて振り向かせようと思ってたけど、こんな過去を聞いてしまったらすぐにでも塗り替えたくなった。
「それは・・・・」
困りながらも『ごめんなさい』とは言わなかった彼女。
心の整理がついてないのか、『はい』とは言ってくれそうにない。
「1週間後、もう一度言うのでその時に返事を下さい。何度でも言いますけど俺・・あなたのことが好きです。毎日毎日大事にしますから・・・。」
そう言って俺は桜庭さんの頭を一撫でした。
(この一撫で、ちゃんと桜庭さんの中に積もってたらいいんだけど・・・)
彼女が求める『安心感』は一朝一夕で与えられるものじゃない。
恋人同士でもないから抱きしめるなんてこともできない中でどうやって『俺』から安心感を得てくれるか悩んだ末の『一撫で』だった。
(これを恋しく思ってくれるなら成功。嫌悪感なら失敗だな・・・。)
そう思ったけど彼女の顔は嫌そうではない。
心の整理がつくのを待ってるような状態だからか、少し嬉しそうにも取れる顔をしていた。
「ほんとかわいい・・・。好き。」
「~~~~っ!?」
「あ、ごめん。言葉に出てた。」
真っ赤になる彼女を見て、俺はもう敬語で話すのを止めることにした。
1週間後、確実な答えをもらう為、貪欲になってみせる。
「じゃあ食べたら出掛けようか。動物園、楽しみだね?」
俺は皿を取り出してワッフルを乗せた。
彼女の好きな紅茶を淹れるためにキッチンに行くと、桜庭さんが両手で顔を隠して照れてるのが見える。
「・・そんなかわいい顔しないでくれる?好きって言うの止まらなくなりそうだから・・」
「~~~~っ!?すっ・・すみません・・・」
彼女は近くにあった服の入った箱を一つ取り、それを持って寝室に駆け入ってしまった。
理性を押さえるためにため息を軽く吐きながらお湯を沸かしていく。
「いや俺・・耐えれるのか・・?」
恥ずかしそうに照れる桜庭さんを見てると自分のものにしたくなる欲求が膨れ上がっていく。
早く答えが聞きたいと思いながらも、まだ時期尚早で『ごめんなさい』をもらう確率も高いのだ。
「今のままを選ぶか、俺を選んでくれるか・・・この1週間、地獄だな・・・。」
そんなことを思いながら俺と桜庭さんは朝食を済ませ、動物園に向かって出発した。
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