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早とちり勘違い秘書くん。
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ーーーーー
「桜庭店長!桜庭店長!?しっかりしてください!!」
テーブルの下で意識を失った桜庭さんを助ける為、俺はテーブルの上に置いてあった椅子を全て下ろした。
そしてテーブルをずらし、彼女を抱え上げる。
「外傷は無いはず・・・。」
店に入るかどうかを悩んでいた俺は、あの男がカフェで彼女に何か言ってる時から見ていた。
道沿いに窓を大きくとってる店内はこの時間、外から中が見やすいのだ。
「口元を押さえてたし、顔色も悪かったから・・・過呼吸か?片づけが落ち着いたら食事にでも誘おうかと思ったのに・・・とんだ邪魔が入ったな。」
彼女をソファーの席に寝かせ、俺はスマホを取り出した。
このカフェ『Ciel』の本社に電話をかける。
「・・・あ、もしもし?私、結城と申します。実はーーーーーー」
事のあらましを本社に説明し、人を寄越してもらう手配をして俺は自分の秘書に電話をかけた。
「悪いんだけどさ、あのカフェに来てくれるか?・・・あぁ、そうだ。・・・事情は説明する。あぁ、頼む。」
そう伝えた10分後、息を切らせた秘書がカフェの扉を開けて入って来た。
カランカラン・・・
「はぁっ・・はぁっ・・・社長・・!急に呼び出すのだけはやめてくださいよ!!」
いつものスーツ姿とは一転、ラフな服装にウエストポーチを携えていた秘書・・・『佐伯』は俺を睨みながらそう言った。
「悪い悪い。」
「絶対悪いって思ってないでしょ・・・。」
「思ってるって。」
笑顔でそう言うと、佐伯は視線を桜庭さんに移した。
ソファーで横たわってる姿を見て、顔が青ざめていってる。
「しゃ・・社長・・もしかして彼女の寝込みを襲ったんですか・・!?」
突拍子もないことを言い出した佐伯。
俺は自分のおでこを手で押さえた。
「なんでそうなるんだよ・・。」
「だってパトカーとか外にいますし!!仕事中にうたた寝した彼女を襲って通報されて気絶させてしまったんじゃ・・・」
「・・・。」
「社長!!自首しましょ!!好きな気持ちは心の中に留めておかないとダメだったんだですよ!!無理矢理とかダメですから!!」
「はぁー・・・。」
俺は熱く語る佐伯の肩をぽんぽんっと叩いた。
そして比較的穏やかな笑顔を作り、佐伯と目を合わせた。
「ちょっとよーーーく聞こうか。いいな?」
とんでもない方向に話が進んでしまう前に止めようとしたところ、佐伯は自分が勘違いをしてることに気がついたのか目が泳ぎ始めた。
「あ・・れ・・?俺、間違って・・・ました・・?」
「あぁ、豪快に間違ってるよ。」
「あー・・・・。」
熱くなっていた佐伯は急に氷点下まで下がったかのように大人しくなり、俺の話を聞いていた。
彼女が男に詰め寄られて気を失ってしまったことを聞いて、今度はその男に対して怒りを熱くしてる。
「最低ですね!!」
「そうだな。」
俺は窓の外に視線を向けた。
そこにはまだパトカーがいて、あの男がパトカーに乗ってる。
「・・・あいつ、桜庭さんの名前を呼んでたんだよ。」
「名前ですか?」
「そう。・・・『桃』って。」
名前を呼ぶということは親しい間柄にあったということになる。
考えたくはないが、もしかしたら付き合っていた男・・・なのかもしれない。
「調べましょうか?あの男と桜庭さんの関係。」
俺の秘書は勘違いや早とちりはするものの、秘書としてはかなり優秀な男だ。
それに加えて他のこともいろいろできる。
「・・・頼む。」
「了解です!!」
そう返事をした佐伯はポケットからスマホを取り出し、ウエストポーチからもう一つ何かを取り出した。
黒くて小さいものをスマホのカメラの位置に取り付け、窓の向こうにあるパトカーにスマホを向けてる。
「何してるんだ?」
「え?写真ですよ?本人の写真があるほうが調べるの早いですし、深い情報まで取れますっ。」
「写真・・・」
「これ、解像度がハンパなくいいんでここからの写真でもきれいに写りますよ?ほら!」
そう言って見せてくれた写真は、店の中から撮ったのとは思えないくらいハッキリした写真だった。
まるでパトカーの助手席から振り返って撮ったかのような鮮明さだ。
「すごいな・・・。」
「でしょう?・・・あ、桜庭さんどうするんですか?病院手配します?」
「この辺りの救急は全部調べたけど無かったんだよ。救急車を呼べば隣の県まで行きそうだ。」
「あー・・よくありますよね。受け入れ先が無くて遠くまで連れていかれちゃうやつ。」
過呼吸で意識を失ってるだけなら、救急車で病院にいったとしてもすぐに帰されることは目に見えてる。
それに加えて救急診療でお金も莫大にかかることから、安易に救急車を呼ぶことはできなかった。
「・・・ホテルとってくれ。そこに連れて行く。」
あの男は警察署で事情を聞かれたあと、すぐに解放されるだろう。
そしてまた彼女の前に姿を現すことになる。
あの男から彼女を守るなら、セキュリティがしっかりしてるホテルに匿うのが一番いい・・・って思ったのに佐伯は
また変な勘違いをしてそうな表情を見せていた。
「社長・・・だからダメですって・・・・」
「いやいやいや、お前がダメなんだからな?一番セキュリティが高いホテル探してくれ。いいな?」
「!!・・・あ、そういうことですか!」
「他に何があるんだよ・・・。」
俺が頭を抱えてる間に佐伯はホテルをとってくれた。
場所を教えてもらい、彼女を抱きかかえて一旦外に出る。
するとパトカーはもういなくなっていた。
「もう少ししたら本社の人が来ると思うからあと頼んだ。なんかあったらうちの会社の名前と俺の名前出してどうにかしてくれ。」
「はい!!」
俺は佐伯に後を任せ、自分の車の助手席に彼女を座らせた。
シートを深めに倒して寝やすくし、シートベルトを締める。
「助けに行くの、遅くなってごめん。」
そう言って俺は彼女を連れてホテルに向かって車を走らせ始めた。
「桜庭店長!桜庭店長!?しっかりしてください!!」
テーブルの下で意識を失った桜庭さんを助ける為、俺はテーブルの上に置いてあった椅子を全て下ろした。
そしてテーブルをずらし、彼女を抱え上げる。
「外傷は無いはず・・・。」
店に入るかどうかを悩んでいた俺は、あの男がカフェで彼女に何か言ってる時から見ていた。
道沿いに窓を大きくとってる店内はこの時間、外から中が見やすいのだ。
「口元を押さえてたし、顔色も悪かったから・・・過呼吸か?片づけが落ち着いたら食事にでも誘おうかと思ったのに・・・とんだ邪魔が入ったな。」
彼女をソファーの席に寝かせ、俺はスマホを取り出した。
このカフェ『Ciel』の本社に電話をかける。
「・・・あ、もしもし?私、結城と申します。実はーーーーーー」
事のあらましを本社に説明し、人を寄越してもらう手配をして俺は自分の秘書に電話をかけた。
「悪いんだけどさ、あのカフェに来てくれるか?・・・あぁ、そうだ。・・・事情は説明する。あぁ、頼む。」
そう伝えた10分後、息を切らせた秘書がカフェの扉を開けて入って来た。
カランカラン・・・
「はぁっ・・はぁっ・・・社長・・!急に呼び出すのだけはやめてくださいよ!!」
いつものスーツ姿とは一転、ラフな服装にウエストポーチを携えていた秘書・・・『佐伯』は俺を睨みながらそう言った。
「悪い悪い。」
「絶対悪いって思ってないでしょ・・・。」
「思ってるって。」
笑顔でそう言うと、佐伯は視線を桜庭さんに移した。
ソファーで横たわってる姿を見て、顔が青ざめていってる。
「しゃ・・社長・・もしかして彼女の寝込みを襲ったんですか・・!?」
突拍子もないことを言い出した佐伯。
俺は自分のおでこを手で押さえた。
「なんでそうなるんだよ・・。」
「だってパトカーとか外にいますし!!仕事中にうたた寝した彼女を襲って通報されて気絶させてしまったんじゃ・・・」
「・・・。」
「社長!!自首しましょ!!好きな気持ちは心の中に留めておかないとダメだったんだですよ!!無理矢理とかダメですから!!」
「はぁー・・・。」
俺は熱く語る佐伯の肩をぽんぽんっと叩いた。
そして比較的穏やかな笑顔を作り、佐伯と目を合わせた。
「ちょっとよーーーく聞こうか。いいな?」
とんでもない方向に話が進んでしまう前に止めようとしたところ、佐伯は自分が勘違いをしてることに気がついたのか目が泳ぎ始めた。
「あ・・れ・・?俺、間違って・・・ました・・?」
「あぁ、豪快に間違ってるよ。」
「あー・・・・。」
熱くなっていた佐伯は急に氷点下まで下がったかのように大人しくなり、俺の話を聞いていた。
彼女が男に詰め寄られて気を失ってしまったことを聞いて、今度はその男に対して怒りを熱くしてる。
「最低ですね!!」
「そうだな。」
俺は窓の外に視線を向けた。
そこにはまだパトカーがいて、あの男がパトカーに乗ってる。
「・・・あいつ、桜庭さんの名前を呼んでたんだよ。」
「名前ですか?」
「そう。・・・『桃』って。」
名前を呼ぶということは親しい間柄にあったということになる。
考えたくはないが、もしかしたら付き合っていた男・・・なのかもしれない。
「調べましょうか?あの男と桜庭さんの関係。」
俺の秘書は勘違いや早とちりはするものの、秘書としてはかなり優秀な男だ。
それに加えて他のこともいろいろできる。
「・・・頼む。」
「了解です!!」
そう返事をした佐伯はポケットからスマホを取り出し、ウエストポーチからもう一つ何かを取り出した。
黒くて小さいものをスマホのカメラの位置に取り付け、窓の向こうにあるパトカーにスマホを向けてる。
「何してるんだ?」
「え?写真ですよ?本人の写真があるほうが調べるの早いですし、深い情報まで取れますっ。」
「写真・・・」
「これ、解像度がハンパなくいいんでここからの写真でもきれいに写りますよ?ほら!」
そう言って見せてくれた写真は、店の中から撮ったのとは思えないくらいハッキリした写真だった。
まるでパトカーの助手席から振り返って撮ったかのような鮮明さだ。
「すごいな・・・。」
「でしょう?・・・あ、桜庭さんどうするんですか?病院手配します?」
「この辺りの救急は全部調べたけど無かったんだよ。救急車を呼べば隣の県まで行きそうだ。」
「あー・・よくありますよね。受け入れ先が無くて遠くまで連れていかれちゃうやつ。」
過呼吸で意識を失ってるだけなら、救急車で病院にいったとしてもすぐに帰されることは目に見えてる。
それに加えて救急診療でお金も莫大にかかることから、安易に救急車を呼ぶことはできなかった。
「・・・ホテルとってくれ。そこに連れて行く。」
あの男は警察署で事情を聞かれたあと、すぐに解放されるだろう。
そしてまた彼女の前に姿を現すことになる。
あの男から彼女を守るなら、セキュリティがしっかりしてるホテルに匿うのが一番いい・・・って思ったのに佐伯は
また変な勘違いをしてそうな表情を見せていた。
「社長・・・だからダメですって・・・・」
「いやいやいや、お前がダメなんだからな?一番セキュリティが高いホテル探してくれ。いいな?」
「!!・・・あ、そういうことですか!」
「他に何があるんだよ・・・。」
俺が頭を抱えてる間に佐伯はホテルをとってくれた。
場所を教えてもらい、彼女を抱きかかえて一旦外に出る。
するとパトカーはもういなくなっていた。
「もう少ししたら本社の人が来ると思うからあと頼んだ。なんかあったらうちの会社の名前と俺の名前出してどうにかしてくれ。」
「はい!!」
俺は佐伯に後を任せ、自分の車の助手席に彼女を座らせた。
シートを深めに倒して寝やすくし、シートベルトを締める。
「助けに行くの、遅くなってごめん。」
そう言って俺は彼女を連れてホテルに向かって車を走らせ始めた。
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