シンデレラストーリーだけじゃ終われない!?

すずなり。

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本当の家族。

初めまして。

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「は!?お前、全然進んでないじゃん!」


『進んでない』という言葉が聞こえて、私はQを見た。

Qの側に立ってるKの足元に、少し大きめな雑草がいくつか見える。

でもそれは山になってるほどは無くて、数えれそうなくらいしかなかった。


「さっさとしねーと施設長に怒られるだろ!?」


Kは手に持っていた雑草をバサッと置いて、Qの回りにあった雑草をものすごい速さで両手で抜き始めた。


(すご・・・。)


近くにある雑草を抜いては集め、抜いては集めてあっという間に生えてる雑草が減って行く。

あまりの速さに見入ってしまう自分がいた。


「ほら!さっさとやれ!Lも早くしろ!」

「う・・うんっ・・。」


Kに言われ手を進めていこうとしたとき、大きな声で私の名前が呼ばれた。


「L!!」


声のするほうを見ると、施設長の姿があった。

両手を腰にあて、施設の廊下から私を睨んでる。


「施設長・・・」

「ちょっと来な!」


私は引いていた雑草をささっとまとめ、その場を離れた。

言いつけられた庭掃除はまだ終わってない。

そのことを咎められるのかと思ったけど、Kも来てることからまだ時間に余裕はあったはずだ。


(なんだろう・・・。)


ドキドキしながらも急ぎ気味に施設長のもとへ行くと、施設長は私をじっと見た。

頭のてっぺんから、足のつま先まで何度も往復しながら。


「?」

「ちっ・・ちょっと風呂に入ってきな。全部きれいに洗って、出たら私の部屋に来な。」

「?・・・わかりました。」


施設長の言葉に、私は自分の姿を見た。

いつもの服に、いつもの髪型。

特に変わりはないと思った。


(頭が汚れてるのかな?)


見えない頭はわからない。

とりあえず言われた通りにしないといけないから、私はお風呂に向かった。




ーーーーー



「ちゃんと全部洗ってきたのかい?」


言われた通り、お風呂で全身を洗った私は施設長の部屋に行った。

施設長の部屋はゴテゴテした飾りの多い家具がたくさんあって、どこをみていいのかわからない。

だからこの部屋に来たときはいつも施設長だけを見ることにしていた。


「全部・・洗ってきました。」


ほかほかと湯気がでる体。

頭も洗って体も洗って、全身がキレイになったハズだ。

施設長は私の体をまた頭のてっぺんからつま先まで見て、部屋にある棚から服を取り出して私の前にバサッと置いた。


「これ、明後日着な。」


置かれた服を手に取り、広げて見ると緑のシャツワンピースのようなものだった。

襟が白色になっていて、胸元にボタンが5つ。

ウエストで生地が切りかえられてるシンプルなデザインのものだ。


「明後日・・ですか?」


今日でもなく明日でもない指示。

滅多にない指示に、私は聞き返した。


「そう、明後日。明後日の昼1時にお前の面談が入ったから。」


「・・・面談!?」


もう自分にはないと思っていた里親の話。

なんの前触れもない突然の話に私は驚いた。


「そうだ。だから面談の時はそれを着な。」


不機嫌な様子でじっと私を見る施設長。

いつもならそんな視線に『また叩かれるんじゃないか』と不安になるところだけど、今だけは全然気にならなかった。


(面談・・・面談・・・!私を家族にしたいって言う人が来る・・・!どんな人が来る・・?なんの話をする・・?)


初めてのことに私の心は踊り始める。

楽しいことの想像は止まることなんできない。

頭の中で想像をし、受け答えを予習してみた。

自分が最年長なこともあってもう諦めていたけど、降ってわいた希望にミスはできない。


(えっと、まず最初に挨拶して、それから名前・・・あっ、名前は本当の名前じゃないから言わないほうがいいのかな?)



楽しさと嬉しさが止まらない私はシャツワンピースを見つめながら頬が緩んでいく。

そんな私をみながら、施設長はどかっとソファーに座った。

ひじ掛けに腕を置き、体重をそこにかけて身体を斜めにしながら私に言った。


「L、受けるんじゃないよ。」


その言葉を聞いて、私の緩んだ頬が一瞬で戻った。


「え・・・?」

「『受けるな』。」

「え、なんで・・ですか・・・?」


意味がわからなかった。

『私』に会いたいと言ってくれた人がいるから、『面談』がある。

私を迎え入れたいと言ってくれるなら・・・私はすぐにでもこの施設を出る準備はできてるのに。


「お前、自分が回りと違うのがわかってないのかい?」

「え?」


施設長に言われ、私は自分の身体を見た。

お風呂には入って着替えはしたけどいつもと同じ服。

伸びきった髪の毛を手で掬って見ると、くすんだ茶色の髪の毛が目に入った。

これはQと同じ色だと思うから問題は無いハズだ。


「・・・眼の色だよ。」


施設長はため息を漏らしながら呟いた。


「眼?」


普段、鏡を覗くこと何てない私は自分の顔はあまり見たことが無かった。

水たまりや、窓に反射して見える自分の顔は知っていたけど、きれいな鏡でじっくり見たことはなかった。


「普通は黒なのに、お前の眼は赤だ。そんな色、滅多にどころか見たこともない。」

「黒じゃない・・・。」


私は自分の手を目元にあてた。

あてたところで色がわかるわけじゃない。

それでも目が気になって手をそっとあてた。


「あと髪の色も。お前は『茶』だと思ってるだろうけど違う。」

「・・・。」

「お前は『変』なんだ。だから『受けるな』。わかったね?」


同じだと思っていたものがいろいろ違うことを初めて知った。

そしてこんなに『説明』する施設長も滅多に見ないことだった。

滅多に見ないことだから・・・きっと施設長が正しいのだろう。

そう思った。


「・・・わかりました。」



もし面談のあとで断られたら、私はすごく落ち込むかもしれない。

私を見て気味悪がられでもしたら・・・立ち直れなくなるかもしれない。


(そんなことになるくらいなら最初から断ればいいんだ。そしたらショックも受けない。)


私の目に、涙が溜まっていくのがわかった。

心は面談が入って喜んでる。

でも頭は『現実』を受け入れなけらばならない。

その矛盾した内容が・・・自分の中で受け入れられなくて涙になっていた。


「し・・失礼します・・・。」


目から涙がこぼれ落ちないように、声が上ずらないように、私は施設長の部屋から出た。




ーーーーー



施設長の部屋から出た私は、寝泊まりする大部屋でさっき預かった服をしまっていた。

今日でも、明日でもない予定の服を自分の服入れの箱に入れる。


「『今日は面談と聞いてたのですが・・・』・・・えーと・・。」


1人箱に向かって予行練習をしてみた。

自分の知ってる言葉を最大限に使って、いろんな文を考えてみる。


「うーん・・『すみませんがキャンセルしてもらってもいいですか?』って、なんか違うような・・・。」


よくわからない文章を構築しながら箱を見つめてると、大部屋の戸がガチャっと開いた。


「あっちー・・・あれ?L?もう施設長から解放されたのか?」


大部屋に入ってきたのはKだった。

冬なのに汗をかいていて、服が濡れてしまってる。


「え・・なにその汗・・・。」

「え?・・あぁ、Qのやつが全然草引きしねーから猛ダッシュでやってきたんだよ。」


Kは大部屋にある自分の着替えの箱から服を取り出して着替え始めた。


「お前、施設長と何してたんだ?」


そう聞いてきたKに、私はさっきのことを話した。

私に面談が来てることと、それを断らなければならない話を。


「・・・ねぇ、私の目って何色なの?」


施設長の話が正しければ、Kは『赤』と答えるだろう。

私はドキドキしながらKの返事を待った。


「え?赤だろ?」


Kは『当たり前だろ?』と言わんばかりにそう答えた。

私の顔を覗き込みに来るわけでもなく、服を着替えながら・・・そう答えたのだ。


「・・・そっか。」

「?」


施設長の言ってたことは本当だった。

Kの目の色は黒。

私とは違うことが証明されたのだ。


(やっぱり私・・・『変』なんだ。)


今まで誰にも指摘されなかった事実を、私は不安に思った。

あまりにも変だから誰も私に告げることができなかったのだ。

そんな自分が成人したとき、周りからどう見られるのかを考えたら不安しかなかった。

この建物の外は何一つしらない。

数か月に一度、テレビをチラッと見ることがあるくらいだった。

だから・・・外に出たい気持ちと不安な気持ちが同時に存在してる。


「・・・なに考えてんのか知らねーけど、普通だからな?」

「え?」

「お前の目の色はみんなと違うけど、おかしくない。むしろお前に似合ってるからなんとも思わない。あと、面談のあとはお前が好きに決めたらいいんだ。施設長の言葉を守らなくていいんだから。」


そうKが言ったあと、私はKに聞き返すようにして言った。


「Kは?面談いくつかあったでしょ?施設長になにか言われたりした?」


私とは違って、Kは年に一度は面談があった。

あったけど・・・どれも受けてないからまだここにいるんだろう。


「特に何も言われてないけど、俺はやりたいことがある。だから一人暮らしができる年になるまではここにいるって決めてる。」


あまり自由な時間がなく、Kとはゆっくり喋れる機会はなかった。

怒鳴られ、叩かれる毎日の中で『将来』なんて話題に出るはずもなかった。


「やりたいことって何?」


施設長が言いつけをしてこないことをいいことに、私はKに聞いた。

いつもならほんのちょっとの時間ができたらすぐに施設長が何か言ってくるのに、まだ言ってこない。


「うーん・・・それは内緒だな。」

「え・・・。」

「大人になってここを出て・・・いつかLに出会ったら教えてやる。」


にやっと笑いながら言ったK。

教えてくれないなんて少し悲しかったけど、捉え方を変えたら『この施設を出てもまた会おう』と言ってるようにも聞こえる。


「・・・うん、じゃあ約束だからね。」


私は右手の小指を差し出した。

Kも自分の右手の小指を差し出してくれ、そのまま指同士を絡める。


「・・・面談、がんばれ。」

「うん。」


指を絡めたあと、私とKは施設長に呼ばれた。

おにぎりを一つ渡され、それを大急ぎで食べたあと玄関ホールの掃除に応接間の掃除、あと小さい子たちの遊び相手と晩御飯作りを言いつけられて日が暮れるまで動き続けた。



ーーーーー


面談当日。

私は施設長に渡された服を着て応接間の椅子に座っていた。

今の時間はお昼の12時。

里親候補が来るのは13時の予定だ。


(緊張する・・・。)


小さい子たちの面談を遠くから見てたことはあっても、自分が当事者になるのは初めてのこと。

緊張しないほうがおかしいってものだった。


(今日来る人って・・・私の写真見たハズ・・だよね?)


施設では年に一度写真を撮る。

顔のみと全身との2枚だ。

それはネット上にアップされ、里親候補が覗きに来る。

国内であれば全施設、閲覧が可能なのだ。

里親候補たちは写真を見て、希望する子がいたら面談を申し込む。

そして実際に会って、話が進んで行く仕組みになってる。


(私の赤い眼も見た上で面談・・なのかな?)


大半の人が写真を見ると思うけど、年齢と性別だけで面談を申し込む人もいるだろう。

もしかしたらこの眼を見た瞬間に面談はなかったことになるかもしれない。


(気味悪がられたら・・・ショックだな。)


座ったままいろんなことを考えてると、時間はあっという間に過ぎてしまう。

気がつけば時計はもう13時を指していた。

そして時間ぴったりに・・・応接間の戸が開かれた。


「・・・初めまして、二階堂です。」


戸が開いて最初に入ってきたのは茶色い髪の毛の背が高い男の人だった。

黒い眼鏡をかけてる。

『お父さん』と呼ぶのにちょうどいいくらいの歳っぽい雰囲気だ。


「はっ・・初めまして・・っ。」


私は慌てて椅子から立ち上がり、頭を下げた。

頭を下げたと同時に、今度はさっきの男の人と違う声が聞こえる。


「座って話しようか。・・・あ、俺は息子の恭介きょうすけ。よろしくね。」


優しそうな声に、私は頭を上げた。

『恭介』と名乗った人も、さっきの人と同じく茶色い髪の毛だ。

くせ毛のようなのか、毛先がクルクルと巻かれていた。

いろんな方向に巻いてる髪の毛はボリュームがたっぷりだった。


「さて・・・。」


私は座っていた椅子に座り直し、二人は私の向かいに座った。

じっと私を見つめながら、両肘をテーブルにつけて手のを組み、その上に顎を軽く乗せてる。


「名前を聞いてもいいかい?」


そう言われ、私は悩んだ。

通し名しか知らない私は本当の名前を言えない。

かといってアルファベットの名前を言って変に思われないか不安だったのだ。


「えーと・・その・・・本当の名前は知らないん・・です。」


そう答えると、二人はお互いに顔を見合わせた。

二人は私に聞こえないように、極々小声で何かを話始めた。

その内容が気になって仕方なかったけど、不安で仕方なかった私は自分の手を見つめた。

何も聞かないように・・・。


「じゃあ代わりにいくつか聞いてもいいかな?」

「?」


二人は順番に私に質問をしてきた。

好きな食べ物や、普段の過ごし方、仲のいい友達とかを。


「そうか。・・・じゃあ最後に・・その眼は生まれつき?それともコンタクトか何か入れてる?」

(きた・・!)


一番気になるであろう内容だ。

気味悪がられないだけいいと思いながら、私は私の知ってる範囲で答えた。


「う・・生まれつき・・だと思います。」


恐る恐る二人の顔を見た。

どう反応してるのか気になるからだ。

嫌な表情をしてるのか、それとも違う表情をしてるのか。

確率では嫌な表情のほうが高いと思っていたけど、実際は違った。


「え・・・?」


二人は目にうっすら涙を溜めて私を見ていた。

なぜそんなことになってるのか分からない私は、呆然と二人を見つめていた。


「やっと・・やっと見つけた・・・。」


二階堂さんはかけていた眼鏡を外して、指で涙をすくい取った。


「あの・・『見つけた』って・・・?」


そう聞き返すと、外した眼鏡をかけ、にっこり笑いながら言った。


「キミは・・僕の娘だよ。ずっと探してた。」


その言葉に、私は二階堂さんが一瞬何をいってるのかわからなかった。


(娘・・・?・・・え?娘って・・子供ってこと・・?)


理解が追いつかない私に、恭介さんが口を開いた。





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