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事故2。
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その数十分後・・・
弓弦side・・・
笹井「脱線って・・・倒れてるじゃねーか。」
現場に到着した俺たちの目に飛び込んできたのは
完全に横を向いて倒れてる車両。
たった二両しかない電車なのに二つとも倒れていた。
笹井「二手に分かれるぞ!森川と宮下は前、あとは後の車両だ!」
4人「リョーカイ!」
俺と純弥、笹井さんは車両の一番後ろにあるドアを機械を使って開け始めた。
途中、西条も合流して、中の人の救助にあたる。
笹井「ドアが開くぞー!」
ガコンッ!・・・と、音を立てて開いたドア。
順々に中に入って乗客の安全を確かめていった。
彩斗「俺、奥からいきます!」
見た限り数人しかいない車内。
ほたるちゃんの姿は無さそうだ。
俺も近くにいた人に声をかけて、外に誘導する。
そのとき・・・
彩斗「・・・ほたる!?」
純弥「!!」
弓弦「!!」
笹井「!!・・・あとの人を頼みます。」
西条の声で、俺たち3人は一番奥に走っていった。
ドアのところで座り込み、目を閉じてるほたるちゃんを発見した。
純弥「ほたる!?ほたる!」
純弥がほたるちゃんの頬を叩くけど、全く反応がない。
全身の力が抜け落ちて、支えてないと崩れていってしまう。
笹井「薬を飲んだかどうかがわからないな・・・。」
飲まなきゃいけない時間からはだいぶ過ぎてる。
彩斗「わかんないなら病院に搬送だ!」
西条の言う通りだ。
病院に搬送することを決めようとしたとき、横にいた男の子が俺らに向かって叫んだ。
男の子「まぁだだよ!」
笹井「?・・・どうした?」
笹井さんの言葉に、その男の子が答えていく。
男の子「そのせんせいが、オレンジのふくきたひとがきたらいってって!・・・まぁだだよって!」
『まぁだだよ』って・・・
弓弦「・・・まだ飲んでないのか!」
純弥「・・・ありがとな。助かった。」
純弥がその親子を外に誘導しにいった。
俺はなんとかほたるちゃんを起こそうと揺さぶっていた。
弓弦「ほたる!ほたるっ!」
揺らしすぎたからか、ほたるちゃんが目を覚ました。
うっすら目を開けて、ぐらついてた体もしっかりとしてきた。
ほたる「う・・・・。」
弓弦「気づいた?薬飲んで・・・・・」
予備で持ってた錠剤の袋をあけて、口に入れようとした瞬間、ほたるちゃんは目を大きく見開いた。
ほたる「あやと・・・やっ・・!ごめ・・っ!」
弓弦「---っ!ちょ・・っ、暴れないでっ。」
側にいた西条に気づいて、ほたるちゃんはパニックを起こしだした。
ほたる「うぁっ・・・んんっ!・・・ごめっ・・・・!」
彩斗「ほたるっ!」
ほたる「いやぁぁっ・・・!ごめんっ・・!」
暴れるほたるちゃんを押さえることで必死な俺は薬を口に入れれなかった。
ほたる「うっ・・・はぁっ・・!はぁっ・・!」
このまま病院に搬送しようかと思った時、ほたるちゃんが言ってた言葉を思い出した。
『できれば点滴はしたくない。』
弓弦「・・・誰か水!」
笹井「・・ほらよ!」
俺のもとに水が入ったペットボトルが飛んできた。
俺は錠剤を自分の舌にのせて、ほたるちゃんの口の中に押し込んだ。
ほたる「んむっ・・・!んんっ!」
水も自分の口に入れた。
両手でほたるちゃんの頬を包んで、俺の口から水を押し入れた。
ほたる「んんーっ・・・!」
弓弦「飲んでっ!」
ごくんっ・・・!
飲み込んだと同時に意識を失ったほたるちゃん。
俺は横に寝かせて、口の中に指を入れた。
錠剤の薬がなくなってることを確かめるために。
笹井「どうだ?飲んだか?」
弓弦「・・・ダメだ。残ってる。」
口の中から出てきた錠剤の薬。
もう起こすことはできなさそうだから病院に搬送することにした。
弓弦「病院に・・・。」
笹井「待て。ここで点滴する。」
弓弦side・・・
笹井「脱線って・・・倒れてるじゃねーか。」
現場に到着した俺たちの目に飛び込んできたのは
完全に横を向いて倒れてる車両。
たった二両しかない電車なのに二つとも倒れていた。
笹井「二手に分かれるぞ!森川と宮下は前、あとは後の車両だ!」
4人「リョーカイ!」
俺と純弥、笹井さんは車両の一番後ろにあるドアを機械を使って開け始めた。
途中、西条も合流して、中の人の救助にあたる。
笹井「ドアが開くぞー!」
ガコンッ!・・・と、音を立てて開いたドア。
順々に中に入って乗客の安全を確かめていった。
彩斗「俺、奥からいきます!」
見た限り数人しかいない車内。
ほたるちゃんの姿は無さそうだ。
俺も近くにいた人に声をかけて、外に誘導する。
そのとき・・・
彩斗「・・・ほたる!?」
純弥「!!」
弓弦「!!」
笹井「!!・・・あとの人を頼みます。」
西条の声で、俺たち3人は一番奥に走っていった。
ドアのところで座り込み、目を閉じてるほたるちゃんを発見した。
純弥「ほたる!?ほたる!」
純弥がほたるちゃんの頬を叩くけど、全く反応がない。
全身の力が抜け落ちて、支えてないと崩れていってしまう。
笹井「薬を飲んだかどうかがわからないな・・・。」
飲まなきゃいけない時間からはだいぶ過ぎてる。
彩斗「わかんないなら病院に搬送だ!」
西条の言う通りだ。
病院に搬送することを決めようとしたとき、横にいた男の子が俺らに向かって叫んだ。
男の子「まぁだだよ!」
笹井「?・・・どうした?」
笹井さんの言葉に、その男の子が答えていく。
男の子「そのせんせいが、オレンジのふくきたひとがきたらいってって!・・・まぁだだよって!」
『まぁだだよ』って・・・
弓弦「・・・まだ飲んでないのか!」
純弥「・・・ありがとな。助かった。」
純弥がその親子を外に誘導しにいった。
俺はなんとかほたるちゃんを起こそうと揺さぶっていた。
弓弦「ほたる!ほたるっ!」
揺らしすぎたからか、ほたるちゃんが目を覚ました。
うっすら目を開けて、ぐらついてた体もしっかりとしてきた。
ほたる「う・・・・。」
弓弦「気づいた?薬飲んで・・・・・」
予備で持ってた錠剤の袋をあけて、口に入れようとした瞬間、ほたるちゃんは目を大きく見開いた。
ほたる「あやと・・・やっ・・!ごめ・・っ!」
弓弦「---っ!ちょ・・っ、暴れないでっ。」
側にいた西条に気づいて、ほたるちゃんはパニックを起こしだした。
ほたる「うぁっ・・・んんっ!・・・ごめっ・・・・!」
彩斗「ほたるっ!」
ほたる「いやぁぁっ・・・!ごめんっ・・!」
暴れるほたるちゃんを押さえることで必死な俺は薬を口に入れれなかった。
ほたる「うっ・・・はぁっ・・!はぁっ・・!」
このまま病院に搬送しようかと思った時、ほたるちゃんが言ってた言葉を思い出した。
『できれば点滴はしたくない。』
弓弦「・・・誰か水!」
笹井「・・ほらよ!」
俺のもとに水が入ったペットボトルが飛んできた。
俺は錠剤を自分の舌にのせて、ほたるちゃんの口の中に押し込んだ。
ほたる「んむっ・・・!んんっ!」
水も自分の口に入れた。
両手でほたるちゃんの頬を包んで、俺の口から水を押し入れた。
ほたる「んんーっ・・・!」
弓弦「飲んでっ!」
ごくんっ・・・!
飲み込んだと同時に意識を失ったほたるちゃん。
俺は横に寝かせて、口の中に指を入れた。
錠剤の薬がなくなってることを確かめるために。
笹井「どうだ?飲んだか?」
弓弦「・・・ダメだ。残ってる。」
口の中から出てきた錠剤の薬。
もう起こすことはできなさそうだから病院に搬送することにした。
弓弦「病院に・・・。」
笹井「待て。ここで点滴する。」
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