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決意。
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
かざねside・・・
翌朝・・・
射し込む陽の光で目が覚めた私。
時計を見ると、まだ6時半だ。
ずっとちーちゃんに抱かれながら眠ってしまったことを覚えてる。
夜中にちーちゃんは・・・私を抱き締め、体を擦っていた。
それだけちーちゃんは私と離れたくない・・・って思ってるってことかもしれない。
かざね「・・・・・・。」
私は自分の右手を見つめた。
かざね「もう・・・前みたいには動かないんだよね。」
どんなに頑張っても元通りになるとは思えない手。
音楽団の仕事も辞めてる。
なら・・・この国にとどまる必要もない。
私は体を起こし、リビングに向かった。
かざね「メモがある・・・。」
ダイニングテーブルに置かれていた1枚のメモ。
『昨日は急なこと言ってごめん。今日は早く帰るから。千秋』
かざね「ちーちゃん・・・。・・・・よしっ。」
私は自分の部屋から真っ白なノートを取ってきた。
ペンも用意して・・・梅さんを待つ。
ーーーーーーーーーーーーー
ガチャガチャ・・・ガチャッ・・・
梅「おはようございます。」
合いカギを使って入ってきた梅さん。
かざね「おはようございますっ。梅さん、私に包丁の使い方を教えてくださいっ。」
梅「・・・・はい?」
目を丸くする梅さんに、私は話した。
海外に行くかもしれないこと。
ちーちゃんについて行くこと。
ピアノが弾けない手で・・・料理を覚えたいこと。
梅「そうですか。・・・では簡単に作れるものからしましょうか。」
かざね「ありがとうございますっ。」
野菜の切り方、調味料の測り方、火を通す順番・・・
梅さんは丁寧に、何度も何度も教えてくれた。
梅「今日のは、炒めるだけにしときますので、やってみてくださいな。」
かざね「夜・・・?一人で?」
梅「大丈夫。お肉はもう火を通してあるので、野菜全部がしんなりしたら完成ですよ。」
優しく微笑みながら言う梅さん。
かざね「・・・はいっ。」
ちーちゃんに話をするために・・・私は今日、初めて料理をする・・・!
かざねside・・・
翌朝・・・
射し込む陽の光で目が覚めた私。
時計を見ると、まだ6時半だ。
ずっとちーちゃんに抱かれながら眠ってしまったことを覚えてる。
夜中にちーちゃんは・・・私を抱き締め、体を擦っていた。
それだけちーちゃんは私と離れたくない・・・って思ってるってことかもしれない。
かざね「・・・・・・。」
私は自分の右手を見つめた。
かざね「もう・・・前みたいには動かないんだよね。」
どんなに頑張っても元通りになるとは思えない手。
音楽団の仕事も辞めてる。
なら・・・この国にとどまる必要もない。
私は体を起こし、リビングに向かった。
かざね「メモがある・・・。」
ダイニングテーブルに置かれていた1枚のメモ。
『昨日は急なこと言ってごめん。今日は早く帰るから。千秋』
かざね「ちーちゃん・・・。・・・・よしっ。」
私は自分の部屋から真っ白なノートを取ってきた。
ペンも用意して・・・梅さんを待つ。
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ガチャガチャ・・・ガチャッ・・・
梅「おはようございます。」
合いカギを使って入ってきた梅さん。
かざね「おはようございますっ。梅さん、私に包丁の使い方を教えてくださいっ。」
梅「・・・・はい?」
目を丸くする梅さんに、私は話した。
海外に行くかもしれないこと。
ちーちゃんについて行くこと。
ピアノが弾けない手で・・・料理を覚えたいこと。
梅「そうですか。・・・では簡単に作れるものからしましょうか。」
かざね「ありがとうございますっ。」
野菜の切り方、調味料の測り方、火を通す順番・・・
梅さんは丁寧に、何度も何度も教えてくれた。
梅「今日のは、炒めるだけにしときますので、やってみてくださいな。」
かざね「夜・・・?一人で?」
梅「大丈夫。お肉はもう火を通してあるので、野菜全部がしんなりしたら完成ですよ。」
優しく微笑みながら言う梅さん。
かざね「・・・はいっ。」
ちーちゃんに話をするために・・・私は今日、初めて料理をする・・・!
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