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ベンさん。
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ルカ「あいつは・・・キレる。」
リズ「・・・はい?」
ルカ「ベンは研究家というか・・・気になったことは調べないと気が済まないタイプだ。」
ルカさんの話によると、ベンさんはお城でいろんな分野の研究をしてるらしい。
それは農作物に関することから、騎士さんの戦術方法まで・・・。
ルカ「そんな中でもロボットに執着してた。」
リズ「ロボットに?」
ルカ「数年に一回くらいの頻度で森の奥でロボットが見つかることがあったんだ。壊れてることがほとんどだったけど・・・それを回収して調べたりしてるみたいだ。」
リズ「調べる・・・。」
ルカ「何をしてんのか知らないけど・・・城の地下でなんかやってるみたいだ。過去の功績はすごいからな、何やっても基本的に許されてる。」
『ロボットに執着してる』と聞いて、私はロディを見た。
もしかしたら・・・ベンさんはロディを狙ってるのかもしれない。
森の奥で見つかるロボットがほとんど壊れてたなら・・・『生きてるロボット』は喉から手がでるくらい欲しいものかもしれない。
リズ「ロディが・・・危ない・・・?」
ぼそっと呟くように言うと、ルカさんは私の頭にポンっと手を乗せた。
そのままわしゃわしゃと撫でて言った。
ルカ「大丈夫だとは思うけど・・・ロディもリズも守るから。」
リズ「・・・はい。」
ーーーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
それからまた何日かの日が過ぎ、私とロディは今、機械の国に来ていた。
この何日かで機械の国からロボットが・・・人間の国に来ることが決まったため、迎えに来ていたのだ。
リズ「今回は初めてだから・・・機械工と、農作と、ゴミ拾いのロボットだね。」
ロディ「そウ。全部で・・・20台」
見た目的にいかつくないロボットが選ばれ、一列に並んで機械の国の出口で待っていてくれていた。
その台数を確認してから私とロディは長老のもとへ行き、今回のことを報告する。
ロディ「長老、リズ来タ。」
リズ「こんにちはー。」
中は前と変わらない。
管に繋がれた長老が、ギギッと音を立てながら首を私の方に向けた。
長老「とうとう・・・今日か・・・。」
リズ「はい。」
長老「『橋渡しの者』・・・ありがとう・・・。」
リズ「私はほとんどなにもしてませんよ。ロディと・・・カイルさまがしてくれたんです。」
城下町の広場で町人たちに話したのはカイルさま。
見本としてその側にいたのはロディだ。
長老「リズが来なかったら・・・1990145と出会うこともなかった・・・1990145と出会ってなかったら・・・人間の国に行くこともなかっただろう・・・。」
リズ「・・・・・。」
そう言われればそうなのかもしれない。
でも私は・・・ただロディとカイルさまを出合わせただけだ。
リズ「長老・・・一つ聞いてもいいですか?」
長老「・・・なんだ・・?」
リズ「私・・・元の世界に帰れるんでしょうか・・・。」
ここの生活は楽しい。
初めて食べ物を食べたし、たくさん歩いて体力もついた。
なによりルカさんやゼオンさんという友達みたいな存在も・・・できた。
でも、私はこの世界の人間じゃない。
い続けるべきでは・・・ない。
長老「それは・・・私にはわからない・・・。」
リズ「ですよね・・・。」
長老「でも・・・ここに来たなら帰れるんじゃ・・・ないか・・?」
リズ「うーん・・・・また調べてみます。」
私とロディはそのまま長老のいる建物を出た。
人間の国にロボットたちを案内するために出口に向かって歩き始める。
ロディ「リズハ・・・帰りたイ?」
リズ「え?」
ロディ「前ノ・・・世界・・・。」
リズ「あぁ、ビートがこの世界にいないなら前の世界にいると思うんだよね。なら帰らないと・・・。」
この世界に来て2カ月。
ゼオンさんやルカさんも時々森で探してくれるけど見つかってはいない。
ならここにはいないで・・・前の世界にいると考えた。
リズ「カイルさまなら知ってるかなー・・。」
ロディ「・・・。」
リズ「?・・・ロディ?」
ロディ「・・・。」
俯いて歩いてるロディ。
ロディはなにか気に入らないことでもあるのか黙りこくったまま機械の国の出口に向かっていった。
リズ「どうしたんだろ。」
私はそんなロディと一緒に機械の国を出た。
歩いて行く私たちの後ろに20台のロボット。
一列に並んでついてくる。
リズ「ねぇ、ロディ?なんで喋らないの?」
ロディ「・・・・。」
リズ「ねぇってばっ・・・!」
ロディの手をぎゅっと掴んで歩き進めてる足を止めさせた。
ロディは俯いたまま振り返り・・・ぼそっと言った。
ロディ「・・・・行かないデ。」
リズ「え?」
ロディの声が聞きとれなかった私はその場にしゃがんだ。
ロディと同じ目線にしてその顔を覗き込むと・・・ロディは大きな声で私に言った。
ロディ「前の世界に行かないデ!」
リズ「どうして・・・」
ロディ「ロディ、リズと一緒にいル!!ずっと一緒にいル!!」
ぎゅっと私の身体に抱きついてくるロディ。
私にとってロディも大切な友達だ。
それはロディにとっても・・・同じだったようだ。
リズ「・・・ありがとう。でもね、きっと・・ビートも私のことを探してる。」
ロディ「・・・。」
リズ「ロディのこと、大事だよ?大好きだし。・・・でもね、それと同じくらいビートのことも大事なの。」
ロディ「・・・・。」
リズ「・・・ごめんね。」
また歩き始めた私たちだったけど、ロディはそのあと一言も喋らなかった。
歩き続けて城下町についたあとも・・・喋らなかった。
町人「ロディちゃん・・・どうかしたのかい?」
城下町についたあと、俯いてばかりのロディを心配しながら町の人がロディを覗き込んだ。
リズ「ちょっと・・・拗ねちゃって・・・。」
町人「あらあら。早くご機嫌直しちゃいなよ?」
ロディ「・・・。」
リズ「・・・あ、ロボットを連れて来たんで・・・」
私は連れて来たロボットを町の人たちに紹介した。
町の人たちはロボットの特性を理解したうえで個々にロボットを連れて仕事に戻って行った。
最後の1台が連れて行かれるのを見届けてから・・・私はロディに言った。
リズ「帰ろっか。」
ロディ「・・・。」
リズ「・・もー・・。」
私はロディを抱きかかえて城下町の出口に向かって歩き始めた。
リズ(どうやってご機嫌直してもらおう・・・。)
私が前の世界に帰りたいのは事実だ。
ビートを置いてけぼりになんてできない。
でも・・・ロディは私に帰って欲しくないと言って拗ねてる。
リズ(どうしよう・・・。)
悩みながら城下町の出口についたとき、私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
ルカ「リズー!迎えに来たぞー!」
リズ「!!・・・ルカさんっ!」
ルカさんが馬にまたがったまま私を呼んだのだ。
私はロディを抱えたままルカさんのもとにいった。
リズ「お仕事の帰りですか?」
ルカ「それもある(笑)馬を馬車に繋ぐからちょっと待ってな?」
リズ「はいっ。」
ルカさんは手慣れた様子で乗ってきた馬を馬車につないだ。
一頭で引いていて馬車は二頭になり、ルカさんと一緒に馬車に乗り込む。
ルカ「?・・・ロディはどうした?さっきから一言も話さないけど・・・。」
リズ「あー・・・実は・・・」
私はさっきの話の件をルカさんに話した。
私が前の世界に帰る方法を探してることと、ビートを探してることを。
ルカ「あー・・・ロディはリズが大好きだから・・・悲しいんだよな。」
ロディ「・・・。」
ルカ「まぁ、満足するまで拗ねたらいいさ。」
結局ロディはお城に着くまでの間も喋らず、私はルカさんと喋っていた。
さっき城下町の人たちにロボットを連れて行ったことや、長老は元気だったことなどを。
ルカ「へぇー、よかったな。」
リズ「また状況を聞いて、ほかのロボットたちも連れてきます。そのうちロボットが一緒にいるのが当たり前になってきて・・・自分たちで行き来できるようになっていったらいいなと思ってます。」
ロボットや人間が自分の家を出て仕事場に行く。
そこで一緒に仕事をして、終わったらまた自分の家に帰る。
できれば一緒に暮らしたり・・・とかいうのが理想だけど今はまだ『一緒に仕事』が目標だ。
ルカ「そうだな。・・・どこかでいざこざが発生するかもしれないし・・・まだまだわかんないな。」
ルカさんと話をしてるうちに馬車はお城に到着した。
ルカさんは先に馬車から下りて、私に手を差し出してくれる。
その手を取って馬車から下りると、侍女長のアリスさんが私を迎えに来てくれていた。
アリス「リズさま、カイルさまがお呼びですよ。」
リズ「カイルさまが?なんだろ?」
ルカ「俺は馬を小屋に連れて行くわ。」
リズ「はい。迎えに来てくれてありがとうございました。」
私は炉で胃を抱えたまま歩き始めた。
私の少し前をアリスさんが歩いてカイルさまの部屋まで案内してくれる。
アリス「もう覚えました?」
リズ「カイルさまの部屋までの道ですか?まだ全然ー・・・。」
アリス「ふふ。いつでも言ってくださいね。」
リズ「いつも助かってますー・・・。」
そんな話をしてるうちにカイルさまの部屋についた。
ノックをしてからドアを開けて中に入ると・・・そこにカイルさまとゼオンさん、あと・・ベンさんが何か話をしていた。
ベン「だから異世界への扉が開きそうなんですよ・・・!!」
リズ「・・・・・・え?」
リズ「・・・はい?」
ルカ「ベンは研究家というか・・・気になったことは調べないと気が済まないタイプだ。」
ルカさんの話によると、ベンさんはお城でいろんな分野の研究をしてるらしい。
それは農作物に関することから、騎士さんの戦術方法まで・・・。
ルカ「そんな中でもロボットに執着してた。」
リズ「ロボットに?」
ルカ「数年に一回くらいの頻度で森の奥でロボットが見つかることがあったんだ。壊れてることがほとんどだったけど・・・それを回収して調べたりしてるみたいだ。」
リズ「調べる・・・。」
ルカ「何をしてんのか知らないけど・・・城の地下でなんかやってるみたいだ。過去の功績はすごいからな、何やっても基本的に許されてる。」
『ロボットに執着してる』と聞いて、私はロディを見た。
もしかしたら・・・ベンさんはロディを狙ってるのかもしれない。
森の奥で見つかるロボットがほとんど壊れてたなら・・・『生きてるロボット』は喉から手がでるくらい欲しいものかもしれない。
リズ「ロディが・・・危ない・・・?」
ぼそっと呟くように言うと、ルカさんは私の頭にポンっと手を乗せた。
そのままわしゃわしゃと撫でて言った。
ルカ「大丈夫だとは思うけど・・・ロディもリズも守るから。」
リズ「・・・はい。」
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それからまた何日かの日が過ぎ、私とロディは今、機械の国に来ていた。
この何日かで機械の国からロボットが・・・人間の国に来ることが決まったため、迎えに来ていたのだ。
リズ「今回は初めてだから・・・機械工と、農作と、ゴミ拾いのロボットだね。」
ロディ「そウ。全部で・・・20台」
見た目的にいかつくないロボットが選ばれ、一列に並んで機械の国の出口で待っていてくれていた。
その台数を確認してから私とロディは長老のもとへ行き、今回のことを報告する。
ロディ「長老、リズ来タ。」
リズ「こんにちはー。」
中は前と変わらない。
管に繋がれた長老が、ギギッと音を立てながら首を私の方に向けた。
長老「とうとう・・・今日か・・・。」
リズ「はい。」
長老「『橋渡しの者』・・・ありがとう・・・。」
リズ「私はほとんどなにもしてませんよ。ロディと・・・カイルさまがしてくれたんです。」
城下町の広場で町人たちに話したのはカイルさま。
見本としてその側にいたのはロディだ。
長老「リズが来なかったら・・・1990145と出会うこともなかった・・・1990145と出会ってなかったら・・・人間の国に行くこともなかっただろう・・・。」
リズ「・・・・・。」
そう言われればそうなのかもしれない。
でも私は・・・ただロディとカイルさまを出合わせただけだ。
リズ「長老・・・一つ聞いてもいいですか?」
長老「・・・なんだ・・?」
リズ「私・・・元の世界に帰れるんでしょうか・・・。」
ここの生活は楽しい。
初めて食べ物を食べたし、たくさん歩いて体力もついた。
なによりルカさんやゼオンさんという友達みたいな存在も・・・できた。
でも、私はこの世界の人間じゃない。
い続けるべきでは・・・ない。
長老「それは・・・私にはわからない・・・。」
リズ「ですよね・・・。」
長老「でも・・・ここに来たなら帰れるんじゃ・・・ないか・・?」
リズ「うーん・・・・また調べてみます。」
私とロディはそのまま長老のいる建物を出た。
人間の国にロボットたちを案内するために出口に向かって歩き始める。
ロディ「リズハ・・・帰りたイ?」
リズ「え?」
ロディ「前ノ・・・世界・・・。」
リズ「あぁ、ビートがこの世界にいないなら前の世界にいると思うんだよね。なら帰らないと・・・。」
この世界に来て2カ月。
ゼオンさんやルカさんも時々森で探してくれるけど見つかってはいない。
ならここにはいないで・・・前の世界にいると考えた。
リズ「カイルさまなら知ってるかなー・・。」
ロディ「・・・。」
リズ「?・・・ロディ?」
ロディ「・・・。」
俯いて歩いてるロディ。
ロディはなにか気に入らないことでもあるのか黙りこくったまま機械の国の出口に向かっていった。
リズ「どうしたんだろ。」
私はそんなロディと一緒に機械の国を出た。
歩いて行く私たちの後ろに20台のロボット。
一列に並んでついてくる。
リズ「ねぇ、ロディ?なんで喋らないの?」
ロディ「・・・・。」
リズ「ねぇってばっ・・・!」
ロディの手をぎゅっと掴んで歩き進めてる足を止めさせた。
ロディは俯いたまま振り返り・・・ぼそっと言った。
ロディ「・・・・行かないデ。」
リズ「え?」
ロディの声が聞きとれなかった私はその場にしゃがんだ。
ロディと同じ目線にしてその顔を覗き込むと・・・ロディは大きな声で私に言った。
ロディ「前の世界に行かないデ!」
リズ「どうして・・・」
ロディ「ロディ、リズと一緒にいル!!ずっと一緒にいル!!」
ぎゅっと私の身体に抱きついてくるロディ。
私にとってロディも大切な友達だ。
それはロディにとっても・・・同じだったようだ。
リズ「・・・ありがとう。でもね、きっと・・ビートも私のことを探してる。」
ロディ「・・・。」
リズ「ロディのこと、大事だよ?大好きだし。・・・でもね、それと同じくらいビートのことも大事なの。」
ロディ「・・・・。」
リズ「・・・ごめんね。」
また歩き始めた私たちだったけど、ロディはそのあと一言も喋らなかった。
歩き続けて城下町についたあとも・・・喋らなかった。
町人「ロディちゃん・・・どうかしたのかい?」
城下町についたあと、俯いてばかりのロディを心配しながら町の人がロディを覗き込んだ。
リズ「ちょっと・・・拗ねちゃって・・・。」
町人「あらあら。早くご機嫌直しちゃいなよ?」
ロディ「・・・。」
リズ「・・・あ、ロボットを連れて来たんで・・・」
私は連れて来たロボットを町の人たちに紹介した。
町の人たちはロボットの特性を理解したうえで個々にロボットを連れて仕事に戻って行った。
最後の1台が連れて行かれるのを見届けてから・・・私はロディに言った。
リズ「帰ろっか。」
ロディ「・・・。」
リズ「・・もー・・。」
私はロディを抱きかかえて城下町の出口に向かって歩き始めた。
リズ(どうやってご機嫌直してもらおう・・・。)
私が前の世界に帰りたいのは事実だ。
ビートを置いてけぼりになんてできない。
でも・・・ロディは私に帰って欲しくないと言って拗ねてる。
リズ(どうしよう・・・。)
悩みながら城下町の出口についたとき、私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
ルカ「リズー!迎えに来たぞー!」
リズ「!!・・・ルカさんっ!」
ルカさんが馬にまたがったまま私を呼んだのだ。
私はロディを抱えたままルカさんのもとにいった。
リズ「お仕事の帰りですか?」
ルカ「それもある(笑)馬を馬車に繋ぐからちょっと待ってな?」
リズ「はいっ。」
ルカさんは手慣れた様子で乗ってきた馬を馬車につないだ。
一頭で引いていて馬車は二頭になり、ルカさんと一緒に馬車に乗り込む。
ルカ「?・・・ロディはどうした?さっきから一言も話さないけど・・・。」
リズ「あー・・・実は・・・」
私はさっきの話の件をルカさんに話した。
私が前の世界に帰る方法を探してることと、ビートを探してることを。
ルカ「あー・・・ロディはリズが大好きだから・・・悲しいんだよな。」
ロディ「・・・。」
ルカ「まぁ、満足するまで拗ねたらいいさ。」
結局ロディはお城に着くまでの間も喋らず、私はルカさんと喋っていた。
さっき城下町の人たちにロボットを連れて行ったことや、長老は元気だったことなどを。
ルカ「へぇー、よかったな。」
リズ「また状況を聞いて、ほかのロボットたちも連れてきます。そのうちロボットが一緒にいるのが当たり前になってきて・・・自分たちで行き来できるようになっていったらいいなと思ってます。」
ロボットや人間が自分の家を出て仕事場に行く。
そこで一緒に仕事をして、終わったらまた自分の家に帰る。
できれば一緒に暮らしたり・・・とかいうのが理想だけど今はまだ『一緒に仕事』が目標だ。
ルカ「そうだな。・・・どこかでいざこざが発生するかもしれないし・・・まだまだわかんないな。」
ルカさんと話をしてるうちに馬車はお城に到着した。
ルカさんは先に馬車から下りて、私に手を差し出してくれる。
その手を取って馬車から下りると、侍女長のアリスさんが私を迎えに来てくれていた。
アリス「リズさま、カイルさまがお呼びですよ。」
リズ「カイルさまが?なんだろ?」
ルカ「俺は馬を小屋に連れて行くわ。」
リズ「はい。迎えに来てくれてありがとうございました。」
私は炉で胃を抱えたまま歩き始めた。
私の少し前をアリスさんが歩いてカイルさまの部屋まで案内してくれる。
アリス「もう覚えました?」
リズ「カイルさまの部屋までの道ですか?まだ全然ー・・・。」
アリス「ふふ。いつでも言ってくださいね。」
リズ「いつも助かってますー・・・。」
そんな話をしてるうちにカイルさまの部屋についた。
ノックをしてからドアを開けて中に入ると・・・そこにカイルさまとゼオンさん、あと・・ベンさんが何か話をしていた。
ベン「だから異世界への扉が開きそうなんですよ・・・!!」
リズ「・・・・・・え?」
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