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おかしい2。
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千冬「ううん?いつもと同じだけど・・・。」
秋也「・・・・そっか。」
自分の手を握ったり開いたりして体の調子を確かめる。
秋也「だいぶ造血剤もいれたけど・・・自己血も結局戻したし。」
千冬「あ、そうなの?」
秋也「今まで以上にケガには注意な。」
千冬「わかった。」
私はベッドから体を下ろした。
秋也「帰るか?」
千冬「うん。明日仕事あるし。」
秋也「送る。」
千冬「ありがとう。・・・ふふ。」
その日は体がふわふわしたままだったけど、ゆっくり寝たらちゃんと回復していた。
ただ・・・
おかしなことにその日を境に、毎月の採血で私は目が覚めにくくなった。
2時間で起こしてもらっても・・・重度の貧血を起こしていてなかなか目が覚めなくなってしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
4カ月後・・・
秋也「今日、検診で採血あるだろ?」
秋也さんのマンションに泊まった私は、朝ごはんを作りながら秋也さんと今日の予定を話していた。
千冬「うん。・・・また夜までかかるかもしれないから2連休取ってきた。」
秋也「準備いいな・・・。」
疲れないようにしてるハズなのに目が覚めるまでにかなりの時間がかかるようになってしまってる。
どうにか元に戻したいけど、どうすればいいのかわからないでいた。
秋也「今日はずっと側にいるから。」
千冬「え?仕事は?」
秋也「気になることあるから最初から最後まで付き添う。」
千冬「そんなのいいよ。秋也さんは秋也さんの仕事をして?」
秋也「『俺の』仕事だからいーの。」
そう言って朝ご飯を作るのを手伝いに来てくれた。
秋也「ほら、卵。」
千冬「ふふ。ありがと。」
フライパンでベーコンエッグを作る秋也さん。
私はパンを焼く。
千冬「いいな・・・こんな生活。」
秋也「・・・・・・。」
お皿を出し、朝食を並べる。
二人で向かい合ってご飯を食べ、私たちは病院に向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
秋也side・・・
千冬の検査がどうもおかしい。
秋也(今まで採血しても2時間くらいで目が覚めてたのに・・・。)
何時間も目が覚めないのがもう3カ月も続いてる。
秋也(何かおかしい。)
そう考えて俺は千冬の採血の日のことを調べ始めた。
千冬の採血の結果。
薬との相性。
飲んでる薬の分量など。
どれも特に引っかかるところは無く、俺はパソコンで色んな資料を読み漁った。
そのときに目にした『医療関係者専用のネットニュース』の内容。
秋也「『Rh Nullの供給』・・・?」
千冬と同じ血液型の血が多額で供給されてるニュースだった。
秋也「世界に40人ほどしかいない血液型のやつが・・・献血してるのか・・・?」
そうだとしたら素晴らしいことだけど・・・
一つの考えが俺の頭をよぎった。
秋也「誰かが・・・千冬の血を売ってる・・?」
『そんなことはない』。
そう思いながらも俺は調べにかかった。
千冬の検診の日に採血室に出入りした人間の名前。
千冬のことを知ってる病院関係者。
いろんな方面から調べに調べて、一人の人間が関わってそうな結論に至った。
秋也「・・・『天沢 みずき』。」
千冬の採血の日には必ず出勤してる。
それも千冬が採血をしてる時間に・・・彼女は採血室に入っていた。
秋也「・・・本人に聞いてみるか。」
そう思った俺は、千冬を血液内科に送り届けたあと、天沢を探しにいった。
秋也「・・・・そっか。」
自分の手を握ったり開いたりして体の調子を確かめる。
秋也「だいぶ造血剤もいれたけど・・・自己血も結局戻したし。」
千冬「あ、そうなの?」
秋也「今まで以上にケガには注意な。」
千冬「わかった。」
私はベッドから体を下ろした。
秋也「帰るか?」
千冬「うん。明日仕事あるし。」
秋也「送る。」
千冬「ありがとう。・・・ふふ。」
その日は体がふわふわしたままだったけど、ゆっくり寝たらちゃんと回復していた。
ただ・・・
おかしなことにその日を境に、毎月の採血で私は目が覚めにくくなった。
2時間で起こしてもらっても・・・重度の貧血を起こしていてなかなか目が覚めなくなってしまった。
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4カ月後・・・
秋也「今日、検診で採血あるだろ?」
秋也さんのマンションに泊まった私は、朝ごはんを作りながら秋也さんと今日の予定を話していた。
千冬「うん。・・・また夜までかかるかもしれないから2連休取ってきた。」
秋也「準備いいな・・・。」
疲れないようにしてるハズなのに目が覚めるまでにかなりの時間がかかるようになってしまってる。
どうにか元に戻したいけど、どうすればいいのかわからないでいた。
秋也「今日はずっと側にいるから。」
千冬「え?仕事は?」
秋也「気になることあるから最初から最後まで付き添う。」
千冬「そんなのいいよ。秋也さんは秋也さんの仕事をして?」
秋也「『俺の』仕事だからいーの。」
そう言って朝ご飯を作るのを手伝いに来てくれた。
秋也「ほら、卵。」
千冬「ふふ。ありがと。」
フライパンでベーコンエッグを作る秋也さん。
私はパンを焼く。
千冬「いいな・・・こんな生活。」
秋也「・・・・・・。」
お皿を出し、朝食を並べる。
二人で向かい合ってご飯を食べ、私たちは病院に向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
秋也side・・・
千冬の検査がどうもおかしい。
秋也(今まで採血しても2時間くらいで目が覚めてたのに・・・。)
何時間も目が覚めないのがもう3カ月も続いてる。
秋也(何かおかしい。)
そう考えて俺は千冬の採血の日のことを調べ始めた。
千冬の採血の結果。
薬との相性。
飲んでる薬の分量など。
どれも特に引っかかるところは無く、俺はパソコンで色んな資料を読み漁った。
そのときに目にした『医療関係者専用のネットニュース』の内容。
秋也「『Rh Nullの供給』・・・?」
千冬と同じ血液型の血が多額で供給されてるニュースだった。
秋也「世界に40人ほどしかいない血液型のやつが・・・献血してるのか・・・?」
そうだとしたら素晴らしいことだけど・・・
一つの考えが俺の頭をよぎった。
秋也「誰かが・・・千冬の血を売ってる・・?」
『そんなことはない』。
そう思いながらも俺は調べにかかった。
千冬の検診の日に採血室に出入りした人間の名前。
千冬のことを知ってる病院関係者。
いろんな方面から調べに調べて、一人の人間が関わってそうな結論に至った。
秋也「・・・『天沢 みずき』。」
千冬の採血の日には必ず出勤してる。
それも千冬が採血をしてる時間に・・・彼女は採血室に入っていた。
秋也「・・・本人に聞いてみるか。」
そう思った俺は、千冬を血液内科に送り届けたあと、天沢を探しにいった。
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