3 / 59
ご新規さん。
しおりを挟む
お見合いから数日後・・・
会社に出勤した時、所長が私のところに駆け寄ってきて『新規顧客』の用紙を手渡してきた。
「ご新規さんですか?」
「そうなのー。『おためし』をされたいってことだから、うちで一番人気の千冬ちゃんに行って欲しくて・・・。」
「いいですよ?いつです?」
「明日っ。休みでしょ?返上してくれる?」
「もちろん。その代わり明後日休みにしてくださいね?用事があるんで。」
「おっけ。」
二つ返事でOKすると、所長は私にお客のデータを渡してくれた。
「『二階堂 春美』さま?住所は・・・ここから駅で5つ分くらいのとこか。」
『おためし』はお客立ち合いのもと、仕事をすることに決まってる。
「休みを返上してもらうんだから出社はしなくていいよ?直接行ってそのまま帰ってくれていいから。」
「助かります。うちからのほうが近いんで。」
見た住所では会社まで来てから向かうと遠回りになる。
『おためし』は様子見の作業になるため、大型の機械も必要ない。
雑巾とバケツ、洗剤くらいだったら家から持って行けるのだ。
(折り畳みのバケツならかさばらないし、大きいバッグ一つで行けそうね。)
私はお客のデータを鞄にしまい、今日の仕事に取り掛かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日・・・
「・・・ここか。」
指定された住所の家にたどり着いた私。
大きいマンションの前でほぼ真上を見るような形で見上げていた。
「マンション・・・うちと一緒だ。」
このマンションは20階建て。
住所から考えたらその最上階、2001号室がお客の家のようだ。
「エレベーターの場所は・・・。」
キョロキョロ辺りを見ながらエレベーターを探し、乗り込む。
そして最上階の20階のボタンを押した。
「20階って・・・景色きれいなんだろうなー。」
そんなことを思いながらぐんぐん上がっていくエレベーター。
私はあっという間に20階に到着した。
「すごい・・・私、ペントハウスって初めてだ・・・。」
エレベーターを降りると、すぐ目の前にドアがあった。
廊下とかは無く、ちょっと広めの空間があるだけだ。
『マンションの最上階を丸まる使った部屋』。
その存在は知ってたけど、見るのは初めてだった。
「掃除するのが楽しみだなー・・・。」
そんなことを思いながら私は玄関ドアの横にあるインターホンを押した。
ピンポーン・・・・
「ハウスキーパーの八重樫です。ご依頼を受けて参りました。」
そう言うと玄関の鍵が開く音が聞こえた。
ガチャンという音と共に、ドアが開かれる。
(笑顔、笑顔。)
ドアが開くのを待ちながら営業用の笑顔を作っていく。
でもその作った笑顔は・・・すぐに崩れることになった。
「よろしく。」
なんとドアを開けて出てきたのはこの前お見合いした『笹倉さん』だったのだ。
「!?・・・笹倉さん!?え!?」
「どうぞ。」
「し・・失礼します・・?」
玄関に入りながら、私はお客のデータを取り出して読み返してみる。
(『二階堂 春美』って書いてあるよね!?なのになんで笹倉さんがいるの!?)
わけがわからないまま笹倉さんの後ろをついて歩き、私はリビングに案内された。
「・・・あの。」
「うん?」
「掃除する必要ないくらいキレイですけど・・・?」
案内されたリビングはだだっ広かった。
オシャレなソファー。
窓際には観葉植物。
スッキリとした物の配置に、床にゴミは一つも落ちてない。
『家政婦』を呼ぶ意味なんてないように見えるのだ。
「座って?コーヒー淹れるから。」
「!?・・・いや、私は仕事を・・・・・・」
「『俺と話すこと』が仕事。依頼した名前が違うことも気になるだろ?」
「まぁ・・・。」
「だから座って。」
「・・・・。」
仕方なくソファーに座った私。
ほどなくしてコーヒーを持った笹倉さんが私の目の前に座った。
「どうぞ。」
「ありがとうございます。・・・あの、『二階堂 春美』さんって名前は・・・・」
「俺の姉。結婚して名字が違うんだよ。」
「あー・・・・。」
依頼者の名前が笹倉さんと違うことに合点がいった。
でもまだ疑問は全て解消されてはいない。
「・・・なんで『依頼』を?」
どうして家政婦を呼んだのかがわからないところだ。
仕事をしなくていいくらいきれいな部屋はに家政婦は必要ない。
「もうちょっと話をしてみたくて。」
そう言って笹倉さんはコーヒーを口に入れた。
「・・・私、お断りしましたよね?」
明らかに『私』が来ることが分かった上での言葉。
断ったことを理解してくれてなかったのかと疑問に思う。
「うん。でも俺のことを少しも知らないで断るのは失礼じゃない?」
にこっと笑いながら言われ、確かに一方的だったことに気がついた。
断るなら早い方がいいと思ったのが失礼にあたってしまったようだ。
「まぁ・・・。」
少し申し訳なく思い、私は強く言えなかった。
言葉を無くした私に、笹倉さんは続けて話していく。
「それに・・・俺は八重樫さん、いい子だと思うし。」
「?・・・なんでそう思うんですか?」
「お店の人に頭を下げてたから。」
笹倉さんとの待ち合わせを店員さんに言ったときのことだ。
確かに頭は下げたけど、それほどすごいことではない。
「あれは・・・笹倉さんに私のことを教えてもらったから・・・ですよ。」
待ち合わせ相手を教えてくれた店員さんにお礼のつもりで頭を下げただけのことなのだ。
なのに笹倉さんは私を買いかぶるように言った。
「『客』って立場を利用して偉そうにするやつもいる。八重樫さんはそれを『あたりまえ』と思わずに『ありがとう』って思った。それだけでいい子ってわかるよ。」
会社に出勤した時、所長が私のところに駆け寄ってきて『新規顧客』の用紙を手渡してきた。
「ご新規さんですか?」
「そうなのー。『おためし』をされたいってことだから、うちで一番人気の千冬ちゃんに行って欲しくて・・・。」
「いいですよ?いつです?」
「明日っ。休みでしょ?返上してくれる?」
「もちろん。その代わり明後日休みにしてくださいね?用事があるんで。」
「おっけ。」
二つ返事でOKすると、所長は私にお客のデータを渡してくれた。
「『二階堂 春美』さま?住所は・・・ここから駅で5つ分くらいのとこか。」
『おためし』はお客立ち合いのもと、仕事をすることに決まってる。
「休みを返上してもらうんだから出社はしなくていいよ?直接行ってそのまま帰ってくれていいから。」
「助かります。うちからのほうが近いんで。」
見た住所では会社まで来てから向かうと遠回りになる。
『おためし』は様子見の作業になるため、大型の機械も必要ない。
雑巾とバケツ、洗剤くらいだったら家から持って行けるのだ。
(折り畳みのバケツならかさばらないし、大きいバッグ一つで行けそうね。)
私はお客のデータを鞄にしまい、今日の仕事に取り掛かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日・・・
「・・・ここか。」
指定された住所の家にたどり着いた私。
大きいマンションの前でほぼ真上を見るような形で見上げていた。
「マンション・・・うちと一緒だ。」
このマンションは20階建て。
住所から考えたらその最上階、2001号室がお客の家のようだ。
「エレベーターの場所は・・・。」
キョロキョロ辺りを見ながらエレベーターを探し、乗り込む。
そして最上階の20階のボタンを押した。
「20階って・・・景色きれいなんだろうなー。」
そんなことを思いながらぐんぐん上がっていくエレベーター。
私はあっという間に20階に到着した。
「すごい・・・私、ペントハウスって初めてだ・・・。」
エレベーターを降りると、すぐ目の前にドアがあった。
廊下とかは無く、ちょっと広めの空間があるだけだ。
『マンションの最上階を丸まる使った部屋』。
その存在は知ってたけど、見るのは初めてだった。
「掃除するのが楽しみだなー・・・。」
そんなことを思いながら私は玄関ドアの横にあるインターホンを押した。
ピンポーン・・・・
「ハウスキーパーの八重樫です。ご依頼を受けて参りました。」
そう言うと玄関の鍵が開く音が聞こえた。
ガチャンという音と共に、ドアが開かれる。
(笑顔、笑顔。)
ドアが開くのを待ちながら営業用の笑顔を作っていく。
でもその作った笑顔は・・・すぐに崩れることになった。
「よろしく。」
なんとドアを開けて出てきたのはこの前お見合いした『笹倉さん』だったのだ。
「!?・・・笹倉さん!?え!?」
「どうぞ。」
「し・・失礼します・・?」
玄関に入りながら、私はお客のデータを取り出して読み返してみる。
(『二階堂 春美』って書いてあるよね!?なのになんで笹倉さんがいるの!?)
わけがわからないまま笹倉さんの後ろをついて歩き、私はリビングに案内された。
「・・・あの。」
「うん?」
「掃除する必要ないくらいキレイですけど・・・?」
案内されたリビングはだだっ広かった。
オシャレなソファー。
窓際には観葉植物。
スッキリとした物の配置に、床にゴミは一つも落ちてない。
『家政婦』を呼ぶ意味なんてないように見えるのだ。
「座って?コーヒー淹れるから。」
「!?・・・いや、私は仕事を・・・・・・」
「『俺と話すこと』が仕事。依頼した名前が違うことも気になるだろ?」
「まぁ・・・。」
「だから座って。」
「・・・・。」
仕方なくソファーに座った私。
ほどなくしてコーヒーを持った笹倉さんが私の目の前に座った。
「どうぞ。」
「ありがとうございます。・・・あの、『二階堂 春美』さんって名前は・・・・」
「俺の姉。結婚して名字が違うんだよ。」
「あー・・・・。」
依頼者の名前が笹倉さんと違うことに合点がいった。
でもまだ疑問は全て解消されてはいない。
「・・・なんで『依頼』を?」
どうして家政婦を呼んだのかがわからないところだ。
仕事をしなくていいくらいきれいな部屋はに家政婦は必要ない。
「もうちょっと話をしてみたくて。」
そう言って笹倉さんはコーヒーを口に入れた。
「・・・私、お断りしましたよね?」
明らかに『私』が来ることが分かった上での言葉。
断ったことを理解してくれてなかったのかと疑問に思う。
「うん。でも俺のことを少しも知らないで断るのは失礼じゃない?」
にこっと笑いながら言われ、確かに一方的だったことに気がついた。
断るなら早い方がいいと思ったのが失礼にあたってしまったようだ。
「まぁ・・・。」
少し申し訳なく思い、私は強く言えなかった。
言葉を無くした私に、笹倉さんは続けて話していく。
「それに・・・俺は八重樫さん、いい子だと思うし。」
「?・・・なんでそう思うんですか?」
「お店の人に頭を下げてたから。」
笹倉さんとの待ち合わせを店員さんに言ったときのことだ。
確かに頭は下げたけど、それほどすごいことではない。
「あれは・・・笹倉さんに私のことを教えてもらったから・・・ですよ。」
待ち合わせ相手を教えてくれた店員さんにお礼のつもりで頭を下げただけのことなのだ。
なのに笹倉さんは私を買いかぶるように言った。
「『客』って立場を利用して偉そうにするやつもいる。八重樫さんはそれを『あたりまえ』と思わずに『ありがとう』って思った。それだけでいい子ってわかるよ。」
12
お気に入りに追加
1,037
あなたにおすすめの小説
好きすぎて、壊れるまで抱きたい。
すずなり。
恋愛
ある日、俺の前に現れた女の子。
「はぁ・・はぁ・・・」
「ちょっと待ってろよ?」
息苦しそうにしてるから診ようと思い、聴診器を取りに行った。戻ってくるとその女の子は姿を消していた。
「どこいった?」
また別の日、その女の子を見かけたのに、声をかける前にその子は姿を消す。
「幽霊だったりして・・・。」
そんな不安が頭をよぎったけど、その女の子は同期の彼女だったことが判明。可愛くて眩しく笑う女の子に惹かれていく自分。無駄なことは諦めて他の女を抱くけれども、イくことができない。
だめだと思っていても・・・想いは加速していく。
俺は彼女を好きになってもいいんだろうか・・・。
※お話の世界は全て想像の世界です。現実世界とは何の関係もありません。
※いつもは1日1~3ページ公開なのですが、このお話は週一公開にしようと思います。
※お気に入りに登録してもらえたら嬉しいです。すずなり。
いつも読んでくださってありがとうございます。体調がすぐれない為、一旦お休みさせていただきます。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
『番外編』イケメン彼氏は警察官!初めてのお酒に私の記憶はどこに!?
すずなり。
恋愛
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の身は持たない!?の番外編です。
ある日、美都の元に届いた『同窓会』のご案内。もう目が治ってる美都は参加することに決めた。
要「これ・・・酒が出ると思うけど飲むなよ?」
そう要に言われてたけど、渡されたグラスに口をつける美都。それが『酒』だと気づいたころにはもうだいぶ廻っていて・・・。
要「今日はやたら素直だな・・・。」
美都「早くっ・・入れて欲しいっ・・!あぁっ・・!」
いつもとは違う、乱れた夜に・・・・・。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんら関係ありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
好きだった幼馴染に出会ったらイケメンドクターだった!?
すず。
恋愛
体調を崩してしまった私
社会人 26歳 佐藤鈴音(すずね)
診察室にいた医師は2つ年上の
幼馴染だった!?
診察室に居た医師(鈴音と幼馴染)
内科医 28歳 桐生慶太(けいた)
※お話に出てくるものは全て空想です
現実世界とは何も関係ないです
※治療法、病気知識ほぼなく書かせて頂きます
溺愛彼氏と軟禁生活!?~助けてくれた彼に私が堕ちるまで~
すずなり。
恋愛
ある日、仕事をしてるときに急に現れた元カレ。
「お前を迎えに来た。一緒に帰るぞ。」
そんなことを言われるけど桃は帰る気なんてさらさらなかった。
なぜならその元カレは非道な人間だったから・・・。
「嫌っ・・!私は別れるって言った・・・!」
そう拒むものの無理矢理連れていかれそうになる桃。
そんな彼女を常連客である『結城』が助けに行った。
「もう大丈夫ですよ。」
助け出された桃は元カレがまだ近くにいることで家に帰れず、結城が用意したホテルで生活をすることに。
「ホテル代、時間はかかると思いますけど必ず返済しますから・・・。」
そんな大変な中で会社から言い渡された『1ヶ月の休養』。
これをチャンスだと思った結城は行動にでることに。
「ずっと気になってたんです。俺と・・付き合ってもらえませんか?」
「へっ!?」
「この1ヶ月で堕としにかかるから・・・覚悟しておいて?」
「!?!?」
※お話は全て想像の世界のお話です。
※誤字脱字、表現不足など多々あると思いますがご了承くださいませ。
※メンタル薄氷につき、コメントは頂けません。申し訳ありません。
※ただただ『すずなり。』の世界を楽しんでいただければ幸いにございます。
溺愛彼氏は消防士!?
すずなり。
恋愛
彼氏から突然言われた言葉。
「別れよう。」
その言葉はちゃんと受け取ったけど、飲み込むことができない私は友達を呼び出してやけ酒を飲んだ。
飲み過ぎた帰り、イケメン消防士さんに助けられて・・・新しい恋が始まっていく。
「男ならキスの先をは期待させないとな。」
「俺とこの先・・・してみない?」
「もっと・・・甘い声を聞かせて・・?」
私の身は持つの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界と何ら関係はありません。
※コメントや乾燥を受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる