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最終話。
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美悠side・・・
三門さんが怒った。
私のほっぺたをぎゅっとつねりながら・・・怒ってる。
美悠「だって・・・!」
雄飛「だってもくそもない!どれだけ寿命が縮まったと思ってんだ!」
美悠「むー・・・。」
雄飛「相手は男だったんだからな?襲われでもしてたらどうする・・・。」
美悠「それは・・・考えてなかった・・・。」
スタンガンを使って私を脅してきてた男。
暴力を振るわれはしたけど、性的な意味で見られることはなかった。
今思えば、三門さんの元カノもいたから襲われることはなかったはずだ。
雄飛「はぁー・・・無事だったからよかったものの・・・ほんっと寿命が縮んだ・・・。」
つねられていたほっぺたは解放され、三門さんは私の隣にどかっと座った。
両手を後ろについて、天井を見上げてる。
美悠「でもね、三門さんが来ると思ったから・・・。」
雄飛「まぁ・・・何が何でも助けに行くけど・・・。」
美悠「・・・助けに来てくれて・・・ありがとう。」
感謝の気持ちを込めて言った。
護身用だけど・・・私は格闘技をしてる。
だから・・・強さに自信はあった。
でも・・・あの日、私の体力は奪われ、逃げ出すのに精一杯だった私は精神的にも疲れていた。
このまま死ぬのかもしれないとも一瞬思った。
でもその時に三門さんが助けに来てくれて・・・私を守ってくれた。
美悠(私・・・三門さんなら命を預けれる。)
そう思った。
雄飛「美悠はどんなことがあっても俺が助けに行くから。」
美悠「・・・・うん。」
雄飛「まぁ、危険な目に合わないようにしとこうな。」
美悠「そだね(笑)」
三門さんはその後、私の両親に連絡を取ってくれ、目が覚めたことと、元気なことを伝えてくれた。
ついでに警察にも連絡をしてくれ、私は事情聴取をされた。
ホテルのトイレでのかりんとの会話や、監禁場所での生活・・・と言っても1日くらいだったけど、何をされて、何を言われたのかを事細かく聞かれ、覚えてる範囲で答えていった。
病院の先生からは2~3日入院して、検査をしたあと家に帰っていいと言われ、退院が楽しみで仕方ない。
美悠「早く帰りたいなー。」
警察の事情聴取も何もかも終わった私はベッドに腰かけて足をぶらぶらさせながら退院後を楽しみにしていた。
雄飛「帰るのって・・美悠の家?俺の家?」
私の前に立ってる三門さんが聞いてくる。
美悠「・・・へ?」
雄飛「俺としてはまだまだ心配だから・・・俺の家でしばらく暮らして欲しいけど・・・。」
美悠「そ・・れは・・・・」
私は三門さんのお世話をするのが好きだ。
洗濯も掃除も苦にならないし、ご飯に関しては三門さんがおいしそうに食べてくれるから作り甲斐がある。
三門さんも手伝ってくれるし・・・一緒に暮らす分にはなんの問題もなかった。
大好きな三門さんと毎日一緒にいれるとか・・・嬉しくてたまらないけど一つだけ・・・問題があった。
それは・・・
美悠「べ・・ベッドは別々・・・だよ・・ね?」
三門さんの家に泊まると、間違いなく襲われる。
嫌じゃないけど・・・体が持たないのだ。
雄飛「別がいい?俺は一緒の方がいいけど・・・。」
美悠「べ・・別がいい・・・・。」
ベッドが別なら襲われる回数は少なくなるはずだ。
私はどきどきしながら三門さんを見上げた。
雄飛「・・・ふーん・・?」
美悠「・・・・。」
私の前に立っていた三門さんは、歩み寄ってきて・・・私の両頬を手で包んだ。
そのまま真上を向かされる。
雄飛「美悠は俺に抱かれるの嫌い?」
美悠「!!・・・嫌いじゃ・・・ないけど・・・。」
雄飛「けど?」
美悠「壊れるまでは・・・やだ。」
気が狂いそうになるまで三門さんは私を昇りつめさせる。
自分の意思とは関係なしに与えられ続ける快感は・・・怖くてたまらない。
自分が自分でなくなってしまいそうだ。
雄飛「それ・・・壊れなければいいってこと?」
美悠「え・・・・?」
雄飛「美悠からねだらせればいいってことだよな?」
美悠「・・・え!?」
雄飛「なんだ。帰ったら覚悟しとけよ?めいっぱい焦らしてやる。」
美悠「!?!?」
私は退院までの日を・・・変な意味でどきどきしながら待つことになってしまった。
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーー
退院後・・
雄飛の家で・・・・
三門さんの勧めで私は三門さんのマンションで暮らすことになった。
当面の間、ここでリハビリ(?)をして、自分のアパートに戻る。
そう言う約束て三門さんのマンションに来たけど・・・来て早々に私は寝室に連れて行かれ、ベッドで襲われていた。
ぴちゃ・・ぺろぺろ・・・くちゅ・・・
美悠「そんな優しくっ・・・しないで・・っ・・」
雄飛「これなら壊れないだろ?」
美悠「違った意味で・・っ・・壊れるっ・・・あっ・・!」
服の上からこれでもかというくらいそっと撫でられ、敏感になった私の胸を三門さんが舐め続けてる。
それもそっと・・・優しく・・・。
雄飛「太もも・・・擦り合わせてるけど・・触って欲しいんじゃない?」
美悠「!!」
いつもの倍以上の時間をかけて触られてる私の身体。
もう挿れて欲しくてたまらなくなってしまってる自分がいる。
美悠「んっ・・!あっ・・!」
雄飛「下着の上からなら・・・触ってあげるよ?」
そう言って三門さんはそっと・・・ほんとにそっと私の大事なところを撫でた。
美悠「んぅ・・・・!」
あまりにも優しく触ってくれる指。
物足りなさを感じながらも、私は耐えていた。
くちゅ・・・くちゅ・・・・
雄飛「下着の上からなのに音がする・・・」
美悠「言わないでっ・・・・あっ・・・。」
雄飛「これいいな。美悠がいつもより敏感に感じてる。」
確かにそうだった。
三門さんが焦らしに焦らしてくるから少し撫でられるだけで体がびくつく。
もう自分じゃ制御できないほどに。
美悠「もっ・・無理・・・っ・・」
雄飛「限界?直接触る?」
美悠「お願い・・っ・・」
三門さんは私の下着を剥ぎ取り、私のナカに指を押し入れた。
ぢゅぷんっ・・・!!
美悠「ひぅ・・!あぁぁぁぁーーーっ!!」
雄飛「すげ・・・入れただけでイった・・?」
がくがくと腰が揺れる。
欲しくて欲しくてたまらないものが入ってきて・・・私は一気に昇りつめてしまった。
美悠「はっ・・・はっ・・・!」
雄飛「きゅうきゅう締まってる・・・。早く挿れたい・・・。」
三門さんは自分のモノを下着から解放し、私に覆いかぶさった。
いつもならゴムをつけるのに・・・今日はつけてない。
雄飛「美悠、俺と結婚してくれる?」
美悠「はぁっ・・はぁっ・・・・え?」
雄飛「美悠が気を失ってる間にご両親と話をして・・結婚の許可は取ってある。あとは・・・美悠の気持ちだけ。」
美悠「私の・・・気持ち・・。」
雄飛「俺の稼ぎだけじゃ贅沢はさせれないかもしれないけど・・・俺と一緒になって欲しい。」
私の返事なんて最初から決まっていた。
出会いはちょっとおかしかったけど・・・
三門さんと道場で再会して・・・
大学でぶつかって・・・
一緒に遠足に行って・・・
お弁当作って・・・
デートして・・・
パパたちに会って・・・
私のハジメテを捧げた。
今回、こんな変な事件に巻き込まれちゃったけど・・・三門さんは私を助けに来てくれた。
三門さんと一緒に生きていくのになんの不安もない。
美悠「よろしくお願いします。・・・雄飛さん。」
雄飛「!!・・・あー・・・世界一幸せにする。」
美悠「ふふ・・・。」
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーー
ーー
5年後・・・
雄飛「あっちーーーーー・・・。」
仕事の一つである見回りをしていた俺は、外のあまりの暑さに手に持っていたファイルを団扇代わりにして仰ぎながら歩いていた。
今の季節は夏。
それも年々最高気温を更新してる中で今日は史上最高気温を記録する暑さらしい。
肌にあたる陽差しが・・・・痛い。
雄飛「今日は冷たいものが食べたいなー・・・つるつるっと食べれるやつ・・。」
そんなことを考えながら歩いてると、前から知った顔がかけてくるのが見えた。
背は・・・1メートルちょっと。
細身で・・・黄色の短パンに黒のTシャツを着て、青いキャップを被ってる。
ゆうま「パパーっ!!」
俺にめがけて一直線に駆けてくるのはあの日・・・
美悠が退院した日に抱いたときにできた子供だ。
俺の胸にダイブしてくるゆうまを抱きとめる。
雄飛「おっと・・・!・・・ゆうま、どっかに行くとこか?」
ゆうま「いまから、どうじょうだよ!」
雄飛「そうかそうか。ゆうまも強くなるんだぞー。」
ゆうま「うんっ。」
抱きとめたゆうまを地面に下ろして頭を撫でてると、美悠がゆうまを追いかけるようにして駆けてきた。
大きい荷物を持って・・・大変そうだ。
美悠「こらゆうま!パパを見つけたからって勝手に走って行かないの!!」
ゆうま「はーいっ。」
美悠「ぜんっぜん聞いてないし・・・!」
俺はゆうまを抱き上げて片腕に乗せた。
俺の帽子をゆうまにかぶせて、ゆうまに聞く。
雄飛「ゆうま?勝手に走ってきたのか?」
ゆうま「う・・・。」
雄飛「ダメだろ?ちゃんとママの言うこと聞かないと、事故に遭ったりするぞ?」
ゆうま「・・・・。」
雄飛「ほら、ママに『ごめんなさい』と『もうしません』は?」
反抗期なのか、なかなか謝らないゆうま。
俺も仕事中だからゆうまに時間を割くことはできない。
どうしようか悩んでる時・・・美悠が口を開いた。
美悠「いいよ、謝らなくて。その代わり・・・明日保育園で『ゆうまは一人で勝手にいっちゃう子になっちゃいました』って先生に言うから。」
ゆうま「!!」
美悠の言葉を聞いたゆうまは、俺の腕の中でガサゴソと動き始め、腕から下りると言った。
俺はゆうまを地面に下ろして、帽子をゆうまの頭から外した。
ゆうま「ママ・・・ごめんなさい・・・もうしません・・・。」
美悠「何回その言葉を聞いてるか・・・。」
雄飛「まぁ・・・子どもは何回も同じことするからな・・・。」
美悠「はぁー・・・。・・・あ、雄飛さん、私、道場の帰りに仕事いくから・・・仕事帰りにゆうまを連れて帰ってくれる?」
雄飛「今から仕事か?」
美悠「単発仕事でカフェのレシピ提供なんだけど、一個実演してほしいって。そんなに時間はかからないと思うんだけど、ゆうまがずっといるのも・・・って思って。」
美悠は在学中にゆうまを産んだ。
産後の子育ては二人でてんやわんやでこなしていき、美悠は大学を卒業して就職までした。
前に聞いてた『病院』や『トレーニング施設』ではなくて・・・『学校関係の給食センター』に。
朝飛と遊んだのがきっかけで考えるようになったって言ってた『学校関係の給食センター』。
子供たちの身体を作るのも・・・食が欠かせない。
それは各家庭に委ねられるものだけど、給食も必要なもの。
そこに・・・就職が決まったのだ。
雄飛「わかった。あとで迎えに行くよ。」
美悠「ごめんね?ありがとう。」
雄飛「じゃあ・・・ゆうま、ママといい子でいるんだぞ?」
美悠に謝ってしゅんとしてるゆうまの頭を撫でる。
ゆうまは徐々に機嫌が良くなっていって・・・俺の手をぎゅっと掴んだ。
ゆうま「もうっ・・・!やめて!」
雄飛「ははっ。」
美悠「ほら、ゆうま。行くよ?」
ゆうま「はーいっ。」
ゆうまの手を取って歩き始める美悠。
その姿を見送りながら俺は帽子をかぶり直した。
俺の幸せが目の前を歩いてる。
その姿を見ただけで・・・今日の仕事を頑張れる。
美悠「あ、そうだ。」
歩きながら美悠が振り返った。
雄飛「?」
美悠「今日のごはんは冷やしうどんにしよっか。おかずをちょっと豪勢にして・・・・で、どう?」
雄飛「!!・・・唐揚げが食いたい!」
美悠「またぁ?(笑)じゃあ・・・いつものと・・・ピリ辛と作ろうかな?あとサラダと。」
雄飛「下ごしらえして待ってる。」
美悠「・・・ふふっ。」
ーーーーーーーおわり。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
私事ですが・・・先月突然パソコンがピーピー鳴り始めました。
ネットのトピックスに上がってる『〇〇市のおいしいもの!』ってやつをクリックした途端、ピーピーと・・・。
『このパソコンはウィルスに感染しました。解除方法は下記のフリーダイヤルに。』というアナウンスと共に。
そして何を押しても反応なし。
すずなり「やば・・・!」
と、思ったんですけどよくよく見たらフリーダイヤルのはずなのにケータイっぽいよくわからないケタ数の番号が書かれてて・・・迷うことなく強制シャットダウン。
サポートダイヤルに電話して調べてもらったら『詐欺です』との返答。
フリーダイヤルにかけるとお金を請求されるというものだそうです。
念の為にパソコンを調べてもらったところ、すずなりのパソコンはかなり古いらしくてアップデートが全くされてない・・・と。
すずなり「でも最新バージョンですっていつも出ますよ・・・?」
そういうとパソコン自体のセキュリティが厳しすぎて何も受け付けない状態・・・だとか。
アップデート情報「ほら!新しいのにしないと!」
パソコン「いやいや大丈夫!うちのは大丈夫だから!」
アップデート情報「そんなこと前も言ってたでしょ!?かなり古いよ!?」
パソコン「大丈夫だって!心配しないで!!」
みたいな感じらしいです・・・。
パソコンって・・難しいですね。
私事で失礼しました。誰かに聞いてもらいたかったんです・・・(泣)
またお会いできる日を楽しみに。すずなり。
三門さんが怒った。
私のほっぺたをぎゅっとつねりながら・・・怒ってる。
美悠「だって・・・!」
雄飛「だってもくそもない!どれだけ寿命が縮まったと思ってんだ!」
美悠「むー・・・。」
雄飛「相手は男だったんだからな?襲われでもしてたらどうする・・・。」
美悠「それは・・・考えてなかった・・・。」
スタンガンを使って私を脅してきてた男。
暴力を振るわれはしたけど、性的な意味で見られることはなかった。
今思えば、三門さんの元カノもいたから襲われることはなかったはずだ。
雄飛「はぁー・・・無事だったからよかったものの・・・ほんっと寿命が縮んだ・・・。」
つねられていたほっぺたは解放され、三門さんは私の隣にどかっと座った。
両手を後ろについて、天井を見上げてる。
美悠「でもね、三門さんが来ると思ったから・・・。」
雄飛「まぁ・・・何が何でも助けに行くけど・・・。」
美悠「・・・助けに来てくれて・・・ありがとう。」
感謝の気持ちを込めて言った。
護身用だけど・・・私は格闘技をしてる。
だから・・・強さに自信はあった。
でも・・・あの日、私の体力は奪われ、逃げ出すのに精一杯だった私は精神的にも疲れていた。
このまま死ぬのかもしれないとも一瞬思った。
でもその時に三門さんが助けに来てくれて・・・私を守ってくれた。
美悠(私・・・三門さんなら命を預けれる。)
そう思った。
雄飛「美悠はどんなことがあっても俺が助けに行くから。」
美悠「・・・・うん。」
雄飛「まぁ、危険な目に合わないようにしとこうな。」
美悠「そだね(笑)」
三門さんはその後、私の両親に連絡を取ってくれ、目が覚めたことと、元気なことを伝えてくれた。
ついでに警察にも連絡をしてくれ、私は事情聴取をされた。
ホテルのトイレでのかりんとの会話や、監禁場所での生活・・・と言っても1日くらいだったけど、何をされて、何を言われたのかを事細かく聞かれ、覚えてる範囲で答えていった。
病院の先生からは2~3日入院して、検査をしたあと家に帰っていいと言われ、退院が楽しみで仕方ない。
美悠「早く帰りたいなー。」
警察の事情聴取も何もかも終わった私はベッドに腰かけて足をぶらぶらさせながら退院後を楽しみにしていた。
雄飛「帰るのって・・美悠の家?俺の家?」
私の前に立ってる三門さんが聞いてくる。
美悠「・・・へ?」
雄飛「俺としてはまだまだ心配だから・・・俺の家でしばらく暮らして欲しいけど・・・。」
美悠「そ・・れは・・・・」
私は三門さんのお世話をするのが好きだ。
洗濯も掃除も苦にならないし、ご飯に関しては三門さんがおいしそうに食べてくれるから作り甲斐がある。
三門さんも手伝ってくれるし・・・一緒に暮らす分にはなんの問題もなかった。
大好きな三門さんと毎日一緒にいれるとか・・・嬉しくてたまらないけど一つだけ・・・問題があった。
それは・・・
美悠「べ・・ベッドは別々・・・だよ・・ね?」
三門さんの家に泊まると、間違いなく襲われる。
嫌じゃないけど・・・体が持たないのだ。
雄飛「別がいい?俺は一緒の方がいいけど・・・。」
美悠「べ・・別がいい・・・・。」
ベッドが別なら襲われる回数は少なくなるはずだ。
私はどきどきしながら三門さんを見上げた。
雄飛「・・・ふーん・・?」
美悠「・・・・。」
私の前に立っていた三門さんは、歩み寄ってきて・・・私の両頬を手で包んだ。
そのまま真上を向かされる。
雄飛「美悠は俺に抱かれるの嫌い?」
美悠「!!・・・嫌いじゃ・・・ないけど・・・。」
雄飛「けど?」
美悠「壊れるまでは・・・やだ。」
気が狂いそうになるまで三門さんは私を昇りつめさせる。
自分の意思とは関係なしに与えられ続ける快感は・・・怖くてたまらない。
自分が自分でなくなってしまいそうだ。
雄飛「それ・・・壊れなければいいってこと?」
美悠「え・・・・?」
雄飛「美悠からねだらせればいいってことだよな?」
美悠「・・・え!?」
雄飛「なんだ。帰ったら覚悟しとけよ?めいっぱい焦らしてやる。」
美悠「!?!?」
私は退院までの日を・・・変な意味でどきどきしながら待つことになってしまった。
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退院後・・
雄飛の家で・・・・
三門さんの勧めで私は三門さんのマンションで暮らすことになった。
当面の間、ここでリハビリ(?)をして、自分のアパートに戻る。
そう言う約束て三門さんのマンションに来たけど・・・来て早々に私は寝室に連れて行かれ、ベッドで襲われていた。
ぴちゃ・・ぺろぺろ・・・くちゅ・・・
美悠「そんな優しくっ・・・しないで・・っ・・」
雄飛「これなら壊れないだろ?」
美悠「違った意味で・・っ・・壊れるっ・・・あっ・・!」
服の上からこれでもかというくらいそっと撫でられ、敏感になった私の胸を三門さんが舐め続けてる。
それもそっと・・・優しく・・・。
雄飛「太もも・・・擦り合わせてるけど・・触って欲しいんじゃない?」
美悠「!!」
いつもの倍以上の時間をかけて触られてる私の身体。
もう挿れて欲しくてたまらなくなってしまってる自分がいる。
美悠「んっ・・!あっ・・!」
雄飛「下着の上からなら・・・触ってあげるよ?」
そう言って三門さんはそっと・・・ほんとにそっと私の大事なところを撫でた。
美悠「んぅ・・・・!」
あまりにも優しく触ってくれる指。
物足りなさを感じながらも、私は耐えていた。
くちゅ・・・くちゅ・・・・
雄飛「下着の上からなのに音がする・・・」
美悠「言わないでっ・・・・あっ・・・。」
雄飛「これいいな。美悠がいつもより敏感に感じてる。」
確かにそうだった。
三門さんが焦らしに焦らしてくるから少し撫でられるだけで体がびくつく。
もう自分じゃ制御できないほどに。
美悠「もっ・・無理・・・っ・・」
雄飛「限界?直接触る?」
美悠「お願い・・っ・・」
三門さんは私の下着を剥ぎ取り、私のナカに指を押し入れた。
ぢゅぷんっ・・・!!
美悠「ひぅ・・!あぁぁぁぁーーーっ!!」
雄飛「すげ・・・入れただけでイった・・?」
がくがくと腰が揺れる。
欲しくて欲しくてたまらないものが入ってきて・・・私は一気に昇りつめてしまった。
美悠「はっ・・・はっ・・・!」
雄飛「きゅうきゅう締まってる・・・。早く挿れたい・・・。」
三門さんは自分のモノを下着から解放し、私に覆いかぶさった。
いつもならゴムをつけるのに・・・今日はつけてない。
雄飛「美悠、俺と結婚してくれる?」
美悠「はぁっ・・はぁっ・・・・え?」
雄飛「美悠が気を失ってる間にご両親と話をして・・結婚の許可は取ってある。あとは・・・美悠の気持ちだけ。」
美悠「私の・・・気持ち・・。」
雄飛「俺の稼ぎだけじゃ贅沢はさせれないかもしれないけど・・・俺と一緒になって欲しい。」
私の返事なんて最初から決まっていた。
出会いはちょっとおかしかったけど・・・
三門さんと道場で再会して・・・
大学でぶつかって・・・
一緒に遠足に行って・・・
お弁当作って・・・
デートして・・・
パパたちに会って・・・
私のハジメテを捧げた。
今回、こんな変な事件に巻き込まれちゃったけど・・・三門さんは私を助けに来てくれた。
三門さんと一緒に生きていくのになんの不安もない。
美悠「よろしくお願いします。・・・雄飛さん。」
雄飛「!!・・・あー・・・世界一幸せにする。」
美悠「ふふ・・・。」
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5年後・・・
雄飛「あっちーーーーー・・・。」
仕事の一つである見回りをしていた俺は、外のあまりの暑さに手に持っていたファイルを団扇代わりにして仰ぎながら歩いていた。
今の季節は夏。
それも年々最高気温を更新してる中で今日は史上最高気温を記録する暑さらしい。
肌にあたる陽差しが・・・・痛い。
雄飛「今日は冷たいものが食べたいなー・・・つるつるっと食べれるやつ・・。」
そんなことを考えながら歩いてると、前から知った顔がかけてくるのが見えた。
背は・・・1メートルちょっと。
細身で・・・黄色の短パンに黒のTシャツを着て、青いキャップを被ってる。
ゆうま「パパーっ!!」
俺にめがけて一直線に駆けてくるのはあの日・・・
美悠が退院した日に抱いたときにできた子供だ。
俺の胸にダイブしてくるゆうまを抱きとめる。
雄飛「おっと・・・!・・・ゆうま、どっかに行くとこか?」
ゆうま「いまから、どうじょうだよ!」
雄飛「そうかそうか。ゆうまも強くなるんだぞー。」
ゆうま「うんっ。」
抱きとめたゆうまを地面に下ろして頭を撫でてると、美悠がゆうまを追いかけるようにして駆けてきた。
大きい荷物を持って・・・大変そうだ。
美悠「こらゆうま!パパを見つけたからって勝手に走って行かないの!!」
ゆうま「はーいっ。」
美悠「ぜんっぜん聞いてないし・・・!」
俺はゆうまを抱き上げて片腕に乗せた。
俺の帽子をゆうまにかぶせて、ゆうまに聞く。
雄飛「ゆうま?勝手に走ってきたのか?」
ゆうま「う・・・。」
雄飛「ダメだろ?ちゃんとママの言うこと聞かないと、事故に遭ったりするぞ?」
ゆうま「・・・・。」
雄飛「ほら、ママに『ごめんなさい』と『もうしません』は?」
反抗期なのか、なかなか謝らないゆうま。
俺も仕事中だからゆうまに時間を割くことはできない。
どうしようか悩んでる時・・・美悠が口を開いた。
美悠「いいよ、謝らなくて。その代わり・・・明日保育園で『ゆうまは一人で勝手にいっちゃう子になっちゃいました』って先生に言うから。」
ゆうま「!!」
美悠の言葉を聞いたゆうまは、俺の腕の中でガサゴソと動き始め、腕から下りると言った。
俺はゆうまを地面に下ろして、帽子をゆうまの頭から外した。
ゆうま「ママ・・・ごめんなさい・・・もうしません・・・。」
美悠「何回その言葉を聞いてるか・・・。」
雄飛「まぁ・・・子どもは何回も同じことするからな・・・。」
美悠「はぁー・・・。・・・あ、雄飛さん、私、道場の帰りに仕事いくから・・・仕事帰りにゆうまを連れて帰ってくれる?」
雄飛「今から仕事か?」
美悠「単発仕事でカフェのレシピ提供なんだけど、一個実演してほしいって。そんなに時間はかからないと思うんだけど、ゆうまがずっといるのも・・・って思って。」
美悠は在学中にゆうまを産んだ。
産後の子育ては二人でてんやわんやでこなしていき、美悠は大学を卒業して就職までした。
前に聞いてた『病院』や『トレーニング施設』ではなくて・・・『学校関係の給食センター』に。
朝飛と遊んだのがきっかけで考えるようになったって言ってた『学校関係の給食センター』。
子供たちの身体を作るのも・・・食が欠かせない。
それは各家庭に委ねられるものだけど、給食も必要なもの。
そこに・・・就職が決まったのだ。
雄飛「わかった。あとで迎えに行くよ。」
美悠「ごめんね?ありがとう。」
雄飛「じゃあ・・・ゆうま、ママといい子でいるんだぞ?」
美悠に謝ってしゅんとしてるゆうまの頭を撫でる。
ゆうまは徐々に機嫌が良くなっていって・・・俺の手をぎゅっと掴んだ。
ゆうま「もうっ・・・!やめて!」
雄飛「ははっ。」
美悠「ほら、ゆうま。行くよ?」
ゆうま「はーいっ。」
ゆうまの手を取って歩き始める美悠。
その姿を見送りながら俺は帽子をかぶり直した。
俺の幸せが目の前を歩いてる。
その姿を見ただけで・・・今日の仕事を頑張れる。
美悠「あ、そうだ。」
歩きながら美悠が振り返った。
雄飛「?」
美悠「今日のごはんは冷やしうどんにしよっか。おかずをちょっと豪勢にして・・・・で、どう?」
雄飛「!!・・・唐揚げが食いたい!」
美悠「またぁ?(笑)じゃあ・・・いつものと・・・ピリ辛と作ろうかな?あとサラダと。」
雄飛「下ごしらえして待ってる。」
美悠「・・・ふふっ。」
ーーーーーーーおわり。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
私事ですが・・・先月突然パソコンがピーピー鳴り始めました。
ネットのトピックスに上がってる『〇〇市のおいしいもの!』ってやつをクリックした途端、ピーピーと・・・。
『このパソコンはウィルスに感染しました。解除方法は下記のフリーダイヤルに。』というアナウンスと共に。
そして何を押しても反応なし。
すずなり「やば・・・!」
と、思ったんですけどよくよく見たらフリーダイヤルのはずなのにケータイっぽいよくわからないケタ数の番号が書かれてて・・・迷うことなく強制シャットダウン。
サポートダイヤルに電話して調べてもらったら『詐欺です』との返答。
フリーダイヤルにかけるとお金を請求されるというものだそうです。
念の為にパソコンを調べてもらったところ、すずなりのパソコンはかなり古いらしくてアップデートが全くされてない・・・と。
すずなり「でも最新バージョンですっていつも出ますよ・・・?」
そういうとパソコン自体のセキュリティが厳しすぎて何も受け付けない状態・・・だとか。
アップデート情報「ほら!新しいのにしないと!」
パソコン「いやいや大丈夫!うちのは大丈夫だから!」
アップデート情報「そんなこと前も言ってたでしょ!?かなり古いよ!?」
パソコン「大丈夫だって!心配しないで!!」
みたいな感じらしいです・・・。
パソコンって・・難しいですね。
私事で失礼しました。誰かに聞いてもらいたかったんです・・・(泣)
またお会いできる日を楽しみに。すずなり。
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※お話は全て想像の世界になります。現実世界と何ら関係はありません。
※コメントや乾燥を受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
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※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
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