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日本 ‐ Japan ‐
章魚人形
しおりを挟む章魚人形
明治十八年七月三日の『東京絵入新聞』に掲載された珍品。千葉県の木更津沖で、勘右衛門という漁夫が捕獲した。頭が長さ四寸(約十二センチ)、首から尻までは長さ九寸(約二十七センチ)、身体の回りは一尺二寸(約三十六センチ)、全長は三尺五寸(約一メートル五センチ)もあった大物。その話を聞いた品川のとある人物が木更津まで出向き、現物をよくよく見て、描かれた図の通りであることがわかると、それを買い求めたとのことである。
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