4 / 12
美里がデッドになる前の話し。
約束。
しおりを挟む
これは、バイトを上がる前の美里と僕の話し。
「なー、美里、今週の日曜空いてるか?」
「空いてるよっ!大学の課題も終わったしねっ!」
「ホントッ?良かったらなんだけど今あってるホラー映画面白そうだから観にいかない?、でそのあと食事でも…」
「へぇーっ!!竜久から誘ってくるなんて珍しいじゃん!なんかいい事でもあったの?」
「いや、その美里と行きたいなーっなんて思ってまして…。」
なんて濁した感じに言葉を発した僕に向かって彼女は昔から変わらない無邪気な笑顔で僕に笑いかけてくれる。
そしてそのあと、美里は僕に言った。
「いいよっ!行こっ!」
また変わらぬ無邪気な笑顔で僕に言った。
「じっ…じゃあ10時にコンビニの前で大丈夫?」
「うん!、あっ!寝坊しないようにね~!」彼女は茶化すように言ったあとに続けて。
「約束だよっ!」
そう言って彼女は上がった。
これが僕の美里との最後の会話だとは思わず僕は満面の笑みで大きく手を振った。
「なー、美里、今週の日曜空いてるか?」
「空いてるよっ!大学の課題も終わったしねっ!」
「ホントッ?良かったらなんだけど今あってるホラー映画面白そうだから観にいかない?、でそのあと食事でも…」
「へぇーっ!!竜久から誘ってくるなんて珍しいじゃん!なんかいい事でもあったの?」
「いや、その美里と行きたいなーっなんて思ってまして…。」
なんて濁した感じに言葉を発した僕に向かって彼女は昔から変わらない無邪気な笑顔で僕に笑いかけてくれる。
そしてそのあと、美里は僕に言った。
「いいよっ!行こっ!」
また変わらぬ無邪気な笑顔で僕に言った。
「じっ…じゃあ10時にコンビニの前で大丈夫?」
「うん!、あっ!寝坊しないようにね~!」彼女は茶化すように言ったあとに続けて。
「約束だよっ!」
そう言って彼女は上がった。
これが僕の美里との最後の会話だとは思わず僕は満面の笑みで大きく手を振った。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
ゴースト×ライター
創也慎介
ホラー
"幽霊"が"人間"になるために――再生と復讐の物語
大女優の連載作品を影ながら執筆し、生計を立てていた作家志望の男・兵藤一樹。
自身の作品で勝負がしたい……という彼の願いは叶わず、常に著名人のために筆をとり続ける、浮かない毎日を送っていた。
世界に彷徨う”幽霊”を感じ取れる彼は、偶然にも似た境遇の女性・朝霧奈緒と出会い、誰にも打ち解けなかった自身の素性を明かす。
日陰を歩く”幽霊”としての自分を脱却すべく、一樹は作家としての戦いを挑むことを決める。
サイコ島
Yapa
ホラー
烏丸大介は新たに姫夜島に配属されてきた警官。
16歳まで姫夜島に住んでいた。
当時6歳の桐生揚羽とは冗談めいた結婚の約束をしていた。
久しぶりに揚羽の家を訪ねると、揚羽の両親が全裸にされて輩共にいたぶられていた。
高校生になった揚羽は崖にたたずんでいて…。
烏丸大介は輩共から幼馴染を救えるのだろうか?
最終死発電車
真霜ナオ
ホラー
バイト帰りの大学生・清瀬蒼真は、いつものように終電へと乗り込む。
直後、車体に大きな衝撃が走り、車内の様子は一変していた。
外に出ようとした乗客の一人は身体が溶け出し、おぞましい化け物まで現れる。
生き残るためには、先頭車両を目指すしかないと知る。
「第6回ホラー・ミステリー小説大賞」奨励賞をいただきました!
閲覧禁止
凜
ホラー
”それ”を送られたら終わり。
呪われたそれにより次々と人間が殺されていく。それは何なのか、何のために――。
村木は知り合いの女子高生である相園が殺されたことから事件に巻き込まれる。彼女はある写真を送られたことで殺されたらしい。その事件を皮切りに、次々と写真を送られた人間が殺されることとなる。二人目の現場で写真を託された村木は、事件を解決することを決意する。
【台本】インターラプション
茶屋
ホラー
あるオフィスビルの地下駐車場。
アリスは仕事を終えて帰宅するために地下駐車場にある自車へ向かうが…。
果たして逃げ出すことが出来るのか?
■登場人物
アリス(♀)23才仮:オフィスレディ
ケイン(♂)25才仮:会社の地下駐車場・警備員
ギース(♂)30才仮:会社の社員
ナレーター:
終に至る幸福
柘榴
ホラー
『傷を癒すまでは、あなたは死ねない』
僕以外の家族と無理心中を図り、死んだ母が僕に残したのは不死の呪いだった。
僕は何度死のうとしても、死ぬ事が出来ない呪われた子供……金井 雄二。
『何度殺しても死なないなんて、先輩最高です!』
殺人への憧れを持つ後輩女子……美山 茜。
生命を奪う事でしか生を感じられない彼女は、僕のこの呪いに目をつける。
僕と彼女は契約をした。死ぬまで僕が、彼女に殺され続けるという契約を。
ツギハギドール
広茂実理
ホラー
※グロ系統描写あります。苦手な方はご注意を
憧れてやまない同級生の死――
目の前で大事な友人を失った少女、斉藤初は、希望のない日々を過ごしていた。
彼女の心の拠り所はたった一つ……可愛らしい姿のプリンセスドールで。そのドールは、失われた同級生にそっくりだった。
そんなある日、友人の死に関わった人物が、無残な姿で命を落とす。一見事故かと思われた遺体のそばには、謎のドールが発見され、世間では亡くなった少女の呪いとして騒がれる始末。
命を落として尚も引き合いに出され、侮辱されるのか――我慢がならなかった斉藤初は、独自に事件を調査することを決意するが――
事故か自殺か他殺か。ドールの目撃情報とはいったい。本当に呪いが存在するのか。
ミステリーxサイコxサスペンスxホラーストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる