35 / 59
第35話 盗賊団討伐
しおりを挟む
ゼノアたちが街を出た頃、ガニマ一家は盗賊団と会談していた。
ガニマは、冒険者2名と、その後にタダンの軍隊が攻めてくると告げた。
盗賊団の首領は用心深く慎重な男だったので、ガニマを胡散臭そうな目で見ていた。
ガニマは、さらに付け加えた。
「俺達は、冒険者の方の金髪の小娘に用がある。どうせ戦うなら協力しようぜ」
「別におまえたちの協力などいらないのだが……」
「戦力は多い方がいいだろう?あんたらの邪魔はしないから」
「もしおかしな真似をしたら、即殺すから覚悟しておけよ」
「ああ、分かったよ」
こうしてガニマ一家と盗賊団は共闘することになった。
暗殺ギルドは、離れたところから隠れて様子を伺っていた。
そこにゼノアとシリルが現れた。
ゼノアとシリルは、盗賊団がいる古い砦の方を見つめていた。
「ワイバーンが砦の上を飛んでいるわね」
「人間と一緒にいるってことは、従魔?」
「ええ、そうね。索敵能力が高いみたい、既に私たちに気づいているわ」
「だから軍が来ても、すぐに逃げられたわけか。どうりで捕まらないはずだ」
「今回は私たち二人だけだから戦いを選択したようね」
シリルは、俄然やる気が出てきた。
「よし!やっちゃおう!」
「盗賊団の首領は、できれば生きて捕まえてね」
「ええ……面倒くさいな……」
「できればでいいから」
「は~い」
「シリルはワイバーンを倒して、私は盗賊団の首領を探すわ」
「了解!いくよ~!」
シリルはワイバーン目がけて飛んでいき、ゼノアは砦の前方の集団の上空に向かった。
矢が雨のように二人に襲い掛かった。
シリルには風の守りがあり矢は全く当たらなかったし、ゼノアは何食わぬ顔で日傘で矢を落としていった。
ワイバーンがシリル目がけて襲いかかり、「グワー」と吠え、羽ばたいた。
風刃がシリルを襲い、それを避けると、強力な風にシリルの突進する勢いが弱まった。
砦の上から網が何本も投げ入れられ、その1本に捕まってしまった。
剣を抜いて網を切ろうとした時、剣を持つ右手、両足、体に紐が巻き付いた。
それは地上の黒装束の男たちが投げたものだった。
「暗殺者! またか!」
ワイバーンの突風でシリルは地面に叩きつけられた。
「しまった!」
そこにガニマ一家15名が一斉に飛びかかってきたが、暗殺ギルド3名が割って入ってきてた。
暗殺者2名がシリルを抑え、暗殺ギルドの首領ザロフが短剣を構えてガニマを睨んだ。
「これは我らが標的、そこで大人しく見ていてもらおう」
「ふざけんな!そいつは俺の獲物だ!」
暗殺者に後れをとったこと、そしてギルドでシリルを罠に嵌めた男だと気づいて、シリルの怒りが暴発した。
「てめぇら、全員殺してやる!」
それに呼応して風の大精霊が風の衝撃波を放った。
シリルを覆っていた網もろとも周りにいた者は吹き飛ばされた。
「シリルが暴走したの? まずいわね。皆殺しは困るわ」
すかさずゼノアは盗賊のアジト全体に威圧を放った。
すべての者が気を失って倒れた。
ワイバーンも気を失って落下したが、しばらくして起き上がり逃げていった。
ゼノアは砦の前方の集団のところに降り立ち、盗賊団の首領らしき人物を探した。
「やっぱり私には人探しは無理ね。面倒だけど、一人ずつ縄でしばっていくしかないか」
そう呟いた時、首をつけた7人の男が突然襲ってきた。
「意識がないのに……「隷属の首輪」で操られているのね」
男たちに囲まれた時「ドレイン」を念じ、男たちは倒れた。
同時に眩しい光にみまわれた。
「キャッ!」
それは聖光玉の光で、ゼノアが苦手だったので、一瞬の隙が生じた。
次の瞬間、体が拘束され動けなくなり、地面に倒れた。
「しまった。『拘束結界』まで用意してるとは思わなかったわ」
目の前に盗賊団の首領が、ゼノアを睨みつけて立っていた。
「ここはもうお終いだな」
「あなた何者?」
「あんたに教える義理はない」
彼は、ゼノアの胸に短剣を突き立て、離れていった。
死んだ振りをしていたゼノアは、彼がいなくなったことを確認して目を開けた。
「はぁ~、参ったわ。シリルが起きるまで待つしかなさそうね」
その頃シリルは目をさまして、よろよろと起き上がった。
「姉さん、ボクにまで威圧するなんて、ひどいよ」
辺りを見回した時、ゾワッと寒気を感じた。
すぐさま意識を集中し剣を構えた。
「暗殺者か!」
前方から4名が襲ってくるのが分かった。
後方に飛び、砦の中に入った。
シリルを追って暗殺者3名が砦の中に入り、その後ガニマが飛び込んだ。
暗殺者3名がシリルに飛びかかった時、上から大男2名が大鎚を振りかざして降ってきた。
シリルと暗殺者たちは共に回避したが、大男2名の衝撃で床が崩れ落ちた。
暗殺者3名、大男2名、そしてガニマも奈落の底に落ちていった。
シリルは風に乗って上昇し、崩壊した床のところまで戻ってきた。
右脚の感覚がなかったので見てみると、短剣が刺さっていて脚全体がどす黒くなっていた。
「くそ!毒と麻痺か」
急いで短剣を抜き、女神の癒しをかけたが、毒と痺れの量が多く、すぐには回復しなかった。
何回も癒しをかけ、ようやく回復したときは、気力がなくなり、そのまま意識を失ってしまった。
ゼノアは、シリルが意識を失ったのを察知して、ため息をついた。
「シリルが目を覚ますのは時間がかかりそうね」
その時遠くから、大勢の人の来る気配がした。
やがて軍隊がやってきた。
指揮官が馬上からゼノアを見下し、ゼノアは笑顔を振りまいた。
「よろしければ、『拘束結界』を外していただけると助かるのですが」
指揮官は、胸を刺されたまま笑顔でいる女に驚いたが、気を取り直して答えた。
「剣聖様も罠には勝てませんでしたか」
明らかに先日の城での意趣返しだった。
「盗賊団を倒してくださったので、外して差し上げますが、我々の邪魔はしないで下さい」
「ええ、分かりました」
「誰か神官を呼んで来い! それと盗賊団を縛り上げたら城へ連れて行け!」
拘束結界を外してもらったゼノアは、シリルを抱いてタダニの街へ帰っていった。
夜になって砦の地下深く落ちた、ガニマは意識を取り戻した。
大男の腹がクッションになり、死なずに済んだのだ。
大男二人は死んでいた。その横に暗殺者の首領ザロフが倒れていて重症のようだった。
「まだ息はあるか、しぶといやつだ。そういう俺は悪運が強いな」
ガニマは周りを見廻したが、出口はなさそうだった。
「くそ、悪運もここまでか」
その時、大男の首輪が目に入った。
「これは『隷属の首輪』か?役に立つかもしれないな」
首輪を取って、暗殺者に嵌めてみた。
そして「従魔の印」を起動するための魔石を取り出した。
「ものは試しだ。使ってみるか」
すると「隷属の首輪」が一瞬光った。
「おお!うまくいったみたいだ」
ガニマが命令した。
「おい、起きろ」
「ううう、はい。ご主人様」
暗殺者が血を吐いて、ぐったりした。
「おっと、まずい。おい、回復薬は持ってないのか?」
「ここにあります」
「よし、それを飲め」
「分かりました」
暗殺者は薬を飲むと、みるみるうちに回復した。
「こいついは良いものが手に入ったぞ。これであの金髪を奴隷にしてやる」
ガニマはにんまりと笑った。
ガニマは、冒険者2名と、その後にタダンの軍隊が攻めてくると告げた。
盗賊団の首領は用心深く慎重な男だったので、ガニマを胡散臭そうな目で見ていた。
ガニマは、さらに付け加えた。
「俺達は、冒険者の方の金髪の小娘に用がある。どうせ戦うなら協力しようぜ」
「別におまえたちの協力などいらないのだが……」
「戦力は多い方がいいだろう?あんたらの邪魔はしないから」
「もしおかしな真似をしたら、即殺すから覚悟しておけよ」
「ああ、分かったよ」
こうしてガニマ一家と盗賊団は共闘することになった。
暗殺ギルドは、離れたところから隠れて様子を伺っていた。
そこにゼノアとシリルが現れた。
ゼノアとシリルは、盗賊団がいる古い砦の方を見つめていた。
「ワイバーンが砦の上を飛んでいるわね」
「人間と一緒にいるってことは、従魔?」
「ええ、そうね。索敵能力が高いみたい、既に私たちに気づいているわ」
「だから軍が来ても、すぐに逃げられたわけか。どうりで捕まらないはずだ」
「今回は私たち二人だけだから戦いを選択したようね」
シリルは、俄然やる気が出てきた。
「よし!やっちゃおう!」
「盗賊団の首領は、できれば生きて捕まえてね」
「ええ……面倒くさいな……」
「できればでいいから」
「は~い」
「シリルはワイバーンを倒して、私は盗賊団の首領を探すわ」
「了解!いくよ~!」
シリルはワイバーン目がけて飛んでいき、ゼノアは砦の前方の集団の上空に向かった。
矢が雨のように二人に襲い掛かった。
シリルには風の守りがあり矢は全く当たらなかったし、ゼノアは何食わぬ顔で日傘で矢を落としていった。
ワイバーンがシリル目がけて襲いかかり、「グワー」と吠え、羽ばたいた。
風刃がシリルを襲い、それを避けると、強力な風にシリルの突進する勢いが弱まった。
砦の上から網が何本も投げ入れられ、その1本に捕まってしまった。
剣を抜いて網を切ろうとした時、剣を持つ右手、両足、体に紐が巻き付いた。
それは地上の黒装束の男たちが投げたものだった。
「暗殺者! またか!」
ワイバーンの突風でシリルは地面に叩きつけられた。
「しまった!」
そこにガニマ一家15名が一斉に飛びかかってきたが、暗殺ギルド3名が割って入ってきてた。
暗殺者2名がシリルを抑え、暗殺ギルドの首領ザロフが短剣を構えてガニマを睨んだ。
「これは我らが標的、そこで大人しく見ていてもらおう」
「ふざけんな!そいつは俺の獲物だ!」
暗殺者に後れをとったこと、そしてギルドでシリルを罠に嵌めた男だと気づいて、シリルの怒りが暴発した。
「てめぇら、全員殺してやる!」
それに呼応して風の大精霊が風の衝撃波を放った。
シリルを覆っていた網もろとも周りにいた者は吹き飛ばされた。
「シリルが暴走したの? まずいわね。皆殺しは困るわ」
すかさずゼノアは盗賊のアジト全体に威圧を放った。
すべての者が気を失って倒れた。
ワイバーンも気を失って落下したが、しばらくして起き上がり逃げていった。
ゼノアは砦の前方の集団のところに降り立ち、盗賊団の首領らしき人物を探した。
「やっぱり私には人探しは無理ね。面倒だけど、一人ずつ縄でしばっていくしかないか」
そう呟いた時、首をつけた7人の男が突然襲ってきた。
「意識がないのに……「隷属の首輪」で操られているのね」
男たちに囲まれた時「ドレイン」を念じ、男たちは倒れた。
同時に眩しい光にみまわれた。
「キャッ!」
それは聖光玉の光で、ゼノアが苦手だったので、一瞬の隙が生じた。
次の瞬間、体が拘束され動けなくなり、地面に倒れた。
「しまった。『拘束結界』まで用意してるとは思わなかったわ」
目の前に盗賊団の首領が、ゼノアを睨みつけて立っていた。
「ここはもうお終いだな」
「あなた何者?」
「あんたに教える義理はない」
彼は、ゼノアの胸に短剣を突き立て、離れていった。
死んだ振りをしていたゼノアは、彼がいなくなったことを確認して目を開けた。
「はぁ~、参ったわ。シリルが起きるまで待つしかなさそうね」
その頃シリルは目をさまして、よろよろと起き上がった。
「姉さん、ボクにまで威圧するなんて、ひどいよ」
辺りを見回した時、ゾワッと寒気を感じた。
すぐさま意識を集中し剣を構えた。
「暗殺者か!」
前方から4名が襲ってくるのが分かった。
後方に飛び、砦の中に入った。
シリルを追って暗殺者3名が砦の中に入り、その後ガニマが飛び込んだ。
暗殺者3名がシリルに飛びかかった時、上から大男2名が大鎚を振りかざして降ってきた。
シリルと暗殺者たちは共に回避したが、大男2名の衝撃で床が崩れ落ちた。
暗殺者3名、大男2名、そしてガニマも奈落の底に落ちていった。
シリルは風に乗って上昇し、崩壊した床のところまで戻ってきた。
右脚の感覚がなかったので見てみると、短剣が刺さっていて脚全体がどす黒くなっていた。
「くそ!毒と麻痺か」
急いで短剣を抜き、女神の癒しをかけたが、毒と痺れの量が多く、すぐには回復しなかった。
何回も癒しをかけ、ようやく回復したときは、気力がなくなり、そのまま意識を失ってしまった。
ゼノアは、シリルが意識を失ったのを察知して、ため息をついた。
「シリルが目を覚ますのは時間がかかりそうね」
その時遠くから、大勢の人の来る気配がした。
やがて軍隊がやってきた。
指揮官が馬上からゼノアを見下し、ゼノアは笑顔を振りまいた。
「よろしければ、『拘束結界』を外していただけると助かるのですが」
指揮官は、胸を刺されたまま笑顔でいる女に驚いたが、気を取り直して答えた。
「剣聖様も罠には勝てませんでしたか」
明らかに先日の城での意趣返しだった。
「盗賊団を倒してくださったので、外して差し上げますが、我々の邪魔はしないで下さい」
「ええ、分かりました」
「誰か神官を呼んで来い! それと盗賊団を縛り上げたら城へ連れて行け!」
拘束結界を外してもらったゼノアは、シリルを抱いてタダニの街へ帰っていった。
夜になって砦の地下深く落ちた、ガニマは意識を取り戻した。
大男の腹がクッションになり、死なずに済んだのだ。
大男二人は死んでいた。その横に暗殺者の首領ザロフが倒れていて重症のようだった。
「まだ息はあるか、しぶといやつだ。そういう俺は悪運が強いな」
ガニマは周りを見廻したが、出口はなさそうだった。
「くそ、悪運もここまでか」
その時、大男の首輪が目に入った。
「これは『隷属の首輪』か?役に立つかもしれないな」
首輪を取って、暗殺者に嵌めてみた。
そして「従魔の印」を起動するための魔石を取り出した。
「ものは試しだ。使ってみるか」
すると「隷属の首輪」が一瞬光った。
「おお!うまくいったみたいだ」
ガニマが命令した。
「おい、起きろ」
「ううう、はい。ご主人様」
暗殺者が血を吐いて、ぐったりした。
「おっと、まずい。おい、回復薬は持ってないのか?」
「ここにあります」
「よし、それを飲め」
「分かりました」
暗殺者は薬を飲むと、みるみるうちに回復した。
「こいついは良いものが手に入ったぞ。これであの金髪を奴隷にしてやる」
ガニマはにんまりと笑った。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~
橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。
記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。
これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語
※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる