婚約破棄されたのでボクシング習ってボコボコにすることにした

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フックやボディーブローはとにかく打てば打つだけ力がついて威力があげられるらしいのでとにかく打つべし、

打つべし！！　シャドーのつもりだったが横のサンドバッグがちょうど空いたのでボスボス打ってみる、ホントは

あまり良くないのだがバンデージを付けているためそんなに痛みも感じず打ち込めることができた。

そういえばボクシングにはローブローという反則技があるという。ボクシングのルール上相手のベルトの位置より

下の部分を攻撃するのは反則なのだが、その位置とはまさに相手の股間、金的部分に当たるのである。

とくに男にとってはこの部分にはむき出しの内臓が二つもついていて筋肉のバリアーもないため腕や足でガード

できていなくては守りようがないところである。たしか私を振ったあの糞男は股下が130㎝以上と無駄に長かった

し私が軽くかがんで下から突き上げるにはちょうど良い位置にその内臓がくっついていることになるんだな……

試合ではもちろん絶対にやってはいけないことなのはわかっているもののこれは復讐である、復讐にルールなど

ないのだ。ぐへへへへ……

ﾎﾞｽｩ、ボスゥ、ﾄﾞｺﾞｫｯ！！

「ちょっとサンドバッグ打つときはちゃんとグローブ付けてからやってよ！」

「あ、はいｻｰｾﾝ」

トレーナーに注意されに奴いた顔のまま返事をした。