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ボクシング界には「ジャブは世界を制する」という言葉があるようにまずジャブが打てることがボクサーにとっては

もっとも大事だがその次に大事なのは後ろ手に構えた方のストレートである。速さのジャブと威力のストレートの

まさにハイローミックスとも呼べるべき黄金のコンビネーションがワンツー(もしくはワンツースリーフォーまで

打つこともあるが)なのだ。そのためさっきのラウンドではみっちりストレートも入れたワンツーやワンツースリー

にワンツースリーフォー(ジャブストレートジャブストレート)を行った。

 だがしかしボクシングでもっともKO率の高いパンチは本当に後ろ手のストレートなのだろうか?

答えはノーである。実はそのストレートの後に打つパンチこそが真のKOパンチと言われるものなのである……
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