悪役令嬢は復讐のため伝説になる

２

そしてそんな電話がかかってくることなど当然なくいつも通りの日々を過ごしていた。

当然そんな噂はすぐに忘れていたのは言うまでもない……

そんなある日、学校からの帰り道、かったるい文化祭の準備のため残された俺は帰宅部であるにもかかわらず

6時になってもまだ家に帰ることはできなかった。

「はぁ～なんでこんなことさせられんだよ、どうせ俺が居ようが居まいが陽キャ連中にとっちゃ同じことだろうに

無駄なことしやがって馬鹿らしい……」

ブツブツと独り言をつぶやきながら最寄駅から家へ向かっている途中目の前で影が動くのが見えた……。