僕は二人のお姫様

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内田涼成は死にたかった。なんの成果も得られないブラック企業で、毎日貶されて、殴られて、どん底に落とされて生きてきた。もう人生を辞めたい、終わらせたい。
そんなある日、死に方より死ぬ前の出来ずじまいを考えた。「性的欲求」が埋まっていなかった。内田はそういう性的な事は好きでもなかったし嫌いでもなかった。
しかし、女は嫌いだ。他の男に奪われ、最終的に金だけ使われて裏切られた過去がある。性的な事は諦めようと、近所にある人の気配のない雑居ビルの屋上への飛び降りを決行。雑居ビルに向かおうとする。しかし、そのビルの一回には大人の玩具のモニター募集が。こんなのは漫画でしか読んだことがない。「試しに引っ掛かってみるか」と思い、何時間経ったのか分からなくなるほどの快楽に浸る。その後に気絶から覚め、果たしたかった目的を忘れて家に帰る。
ベットにつく前、ポケットに違和感。取り出すと一つの名刺。住所の先に向かって行くと、そびえ立つ大きいビル。案内され、目の前には二人の男が。言われるがままに連れていかれた先には、玩具よりも、とびっきり気持ちいい快楽がそこに居た。
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