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3:三大より抜粋・六月二十日
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〇六月二十日
明けて六月二十日。一部のゾンビが原発等の施設にも迫りつつあることが確認され、これにより自衛隊と警察官の半数は重要施設等の防壁等の製作、警備にまわることになった。
自衛官搬送に当たったE社のパイロットE氏。以下『E』
「俺は普段はクルージングとか、報道業務をやってるんだけど、あの日はテレビ局の依頼で東京の上を、低空で飛んでくれって言われて口論になってたんだ」
(口論ですか?)
「うちの専務が――社長とかが会議やってる場所がゾンビが来ちゃって全滅しちゃったらしいんだけど――従業員を危険な目に遭わせるわけにはいかないって」
(ああ……でもゾンビは空は――)
E
「いや、専務が心配してたのはドローンだよ。
二十日はテレビ局を含めて、まだまだ大量に飛んでたんだよ。
ドローンってのは本気を出せば今じゃ1000メートル以上行けるんだわな。勿論、航空法で上限150メートルって事になってるけど、あの時は法律なんて糞食らえって状況だろ? 俺も実際、超高度から撮った東京の映像を動画サイトで観てたしな。
で、揉めに揉めてたんだけど、自衛隊から連絡入ってね、で、二時間後には福島に飛ぶことになったのよ」
(原発ですか)
E
「そう。震災の時のアレがあるから正直怖かったんだけど、専務から予防だって言われてね、それでも信じられなくて動画サイトで原発の実況やってるチャンネル観て、ようやく納得したりしてね(笑)」
(どのくらいの人数を運んだんですか?)
E
「俺の飛ばしてるやつはふかふかの座席に8人乗れるんだけど、それで2往復したな。まあ……ここだけの話、12人まではいけるからね、緊急事態だから、ちょっと余分にね(笑)」
(向こうはどうでしたか?)
E
「ああ、のどかなもんだよ。原発までの距離は50キロくらいだったから、タクシー含めて色々車が来ててね……でも混乱はしてたね」
(と、言いますと?)
「二回目に降ろしに行った時、着陸したらすぐに自衛官が一人走ってきて、『もういらないんだ。すぐに戻ってくれ!』って言われてね、はあ? なんて思ってたらもう一人走ってきて『第二に向かわせる!』。
途端に無線で伝言ゲームが始まってね、その間にも次々に別のヘリが降りて来て、気合いの入った自衛官がぞろぞろ降りてくるのよ。
そのうちバスが来てさ、そっからゾロゾロ降りて来てね、それ乗せて帰ったら、専務が、はあ? って呆れてるし、いや、大変だったな」
ちなみにこの時点で自衛隊の総兵力は20~30万、警察官は約30万。そのうち半分が重要施設の警備にまわったわけであるから、現場でゾンビと相対する事になるのは約30万人。
五大都市のゾンビはその時点で、推定100万体から400万体とされた。これは六月の猛暑ということもあり、上空等から視認できない場所に相当数がいるという推測からはじき出された数字であったが、実際は皆さんご存知のように700万体近いゾンビが五大都市には蠢いていたのである。
これが最初の綻びであった。
六月二十日、午後五時、内閣総理大臣の認可の基、『封じ込め作戦』が開始された。
政府関係者β氏。以下『β』
「最終的に選ばれたのは、五大都市に共通して確実にあり制御が容易であるという理由で幹線道路になったんです。
どこから聞きつけたのか道路族の議員さん達がウロウロし始めましてね、根掘り葉掘り聞こうとするんです。こっちはうるせーコノヤロウって感じですね」
東京に蠢くゾンビは、K自動車道をはじめとした幾つかの幹線道路に誘導し、隔離することになった。
*ここからは前述通り『K自動車道』を追った部分のみを抜粋する。
自衛隊と警察はバリケード等を使った誘導で、K自動車道にゾンビの群れを誘導し、『とりあえず』そこに隔離をしようと試みた。
だが、列車等が運航停止したことにより、六月十八日午後から、各幹線道路では未曾有の大渋滞が発生していた。
β
「K自動車道も例外じゃなかったんです。焦燥感から来る多重事故、ガス欠、頻発する急病で車は全く動かない。ネットじゃ、埼玉との間に検問所ができて、それで時間がかかってるなんて話が流れてた。はは、そういう映画、ありましたよね(笑)
しかも、飛び火のようにゾンビがぽつぽつ現れ始めたんです。
いや、数は少ないですよ? まあ、500じゃきかなかったらしいですけどね?
だもんで、避難者達は車を置いて徒歩で逃げだしたんです。
これは――まあ、良い悪いじゃなくて、誰だってそうするというやつで……(溜息)」
これが第二の綻びである。
β
「自衛隊と警察は、確か銀座インターから、防音壁が途切れるY川までの直線で8キロの区間にゾンビを封じ込めをしようとしたんです。乗り捨てられた車両等で鍵がそのままのものを使って周りにバリケードを作って、自分達を餌にして群れを徐々に誘導していったんです。
順調でしたよ。最初はね。
でも――」
この時、K自動車道に誘導した――正確に言えば、誘導されてしまったゾンビの数は、後に約250万とされた。
β
「報告が上がってきて、全員が固まりました。夜だし、数が数だから上空から正確に個体数をカウントすることはできません。
でも『眼下全ての道にゾンビが……』という報告は、どう考えても想定外なんですよ。
多くて五大都市全部で400万体。そのうち東京に250万くらいか? そしてK自動車道には1/3くらいか? 念の為に余裕を100万体と見て――180万くらいは収容できるんじゃないか?
そう考えていたのに――でも報告を検討していくと――ちゃんと東京から伸びる他の幹線道路に分散させているはずなのに――それギリギリの数がK自動車道に集まってきているんじゃないか、と」
(映像で見ましたか?)
β
「はい。ヘリからの俯瞰映像。自衛官からのカメラ映像。暗視映像、サーマルカメラ、商店街等の監視カメラまで各種の映像を嫌ってほど見ました。映像解析の人間が二人逃げ出しましたね。二人目に逃げたやつは掴まえたんですが、発言に責任が持てないって泣いてましたよ。
どう見ても200万はいるって……」
自衛隊と警官はゾンビの誘導と合わせて、付近住民への説明と避難誘導に追われた。
K自動車道付近で、避難誘導等に当たった警察官C。以下『C』
「私が自衛隊員達と避難誘導にあたったのは、六月二十日の午後八時からです。拡声器等で声掛けを行い、電気の点いた家等を訪問し避難を呼びかけました」
(呼びかけ、なんですか? 強制的に避難させるのではなく)
C
「はい。その……自然災害等と違い、屋内に施錠して一定期間留まる方が生存確率が上がる状況でしたので、注意喚起に留めました。
ただ、病気等で避難が遅れている人等に限っては、病院などの仮設の避難所に搬送しました」
(そちらの警備の方はどうされたんですか?)
C
「放置された車を使って、数キロメートルの方形のバリケードを設置し、巡回の人間を十人配置しました。定時連絡は自衛隊と警察の合同移動本部に逐次入れるように指示しました」
(自衛隊と警察、どちらが主導権を持っていたのですか)
C
「『封じ込め作戦』そのもの――つまりK自動車道での行動に関しましては自衛隊にお任せしました。避難や誘導は、地元の警察官が主導しました」
(何か苦労した点などはありますでしょうか?)
C
「そうですね……お年寄りで、出歩いている人が多くて困りました。彼ら彼女らは裏道に独自にバリケードを作って移動しているので、我々も発見ができなかったのです」
(独自のバリケード、ですか?)
C
「そうです。路地裏に廃材等を積み上げて、家から家へと移動できるようになっていたんです。だから寄合をしている家に訪れたら、既に裏道から各ご家庭に帰られていたということが多々ありました」
(そういった方々は最終的にはどうしたのでしょうか?)
「食料や飲料水等を持ち寄って一か所に集まってもらいました。
……まあ、宴会になってしまいましたね(苦笑)。なるべく大声を出さないでくださいと言っておきました。作戦失敗後に一度立寄りましたが、全員気持ちよさそうに寝ていました。正直、ホッとしました」
(他には何かありましたか?)
C
「放置されたペット、つけっぱなしの家電等によるボヤ騒ぎ。色々ありましたが、大体の物が即座に対処できました。ペットは六月ですので暑さ対策として冷房の効いた場所を探すのに苦労しましたが、結果的に何人かの住民の方が自宅を開放してくれまして、そちらに預かっていただきました。
……ただ、その――」
(何でしょうか?)
C
「……そのデモ――いや、後は特にないです。以上です」
明けて六月二十日。一部のゾンビが原発等の施設にも迫りつつあることが確認され、これにより自衛隊と警察官の半数は重要施設等の防壁等の製作、警備にまわることになった。
自衛官搬送に当たったE社のパイロットE氏。以下『E』
「俺は普段はクルージングとか、報道業務をやってるんだけど、あの日はテレビ局の依頼で東京の上を、低空で飛んでくれって言われて口論になってたんだ」
(口論ですか?)
「うちの専務が――社長とかが会議やってる場所がゾンビが来ちゃって全滅しちゃったらしいんだけど――従業員を危険な目に遭わせるわけにはいかないって」
(ああ……でもゾンビは空は――)
E
「いや、専務が心配してたのはドローンだよ。
二十日はテレビ局を含めて、まだまだ大量に飛んでたんだよ。
ドローンってのは本気を出せば今じゃ1000メートル以上行けるんだわな。勿論、航空法で上限150メートルって事になってるけど、あの時は法律なんて糞食らえって状況だろ? 俺も実際、超高度から撮った東京の映像を動画サイトで観てたしな。
で、揉めに揉めてたんだけど、自衛隊から連絡入ってね、で、二時間後には福島に飛ぶことになったのよ」
(原発ですか)
E
「そう。震災の時のアレがあるから正直怖かったんだけど、専務から予防だって言われてね、それでも信じられなくて動画サイトで原発の実況やってるチャンネル観て、ようやく納得したりしてね(笑)」
(どのくらいの人数を運んだんですか?)
E
「俺の飛ばしてるやつはふかふかの座席に8人乗れるんだけど、それで2往復したな。まあ……ここだけの話、12人まではいけるからね、緊急事態だから、ちょっと余分にね(笑)」
(向こうはどうでしたか?)
E
「ああ、のどかなもんだよ。原発までの距離は50キロくらいだったから、タクシー含めて色々車が来ててね……でも混乱はしてたね」
(と、言いますと?)
「二回目に降ろしに行った時、着陸したらすぐに自衛官が一人走ってきて、『もういらないんだ。すぐに戻ってくれ!』って言われてね、はあ? なんて思ってたらもう一人走ってきて『第二に向かわせる!』。
途端に無線で伝言ゲームが始まってね、その間にも次々に別のヘリが降りて来て、気合いの入った自衛官がぞろぞろ降りてくるのよ。
そのうちバスが来てさ、そっからゾロゾロ降りて来てね、それ乗せて帰ったら、専務が、はあ? って呆れてるし、いや、大変だったな」
ちなみにこの時点で自衛隊の総兵力は20~30万、警察官は約30万。そのうち半分が重要施設の警備にまわったわけであるから、現場でゾンビと相対する事になるのは約30万人。
五大都市のゾンビはその時点で、推定100万体から400万体とされた。これは六月の猛暑ということもあり、上空等から視認できない場所に相当数がいるという推測からはじき出された数字であったが、実際は皆さんご存知のように700万体近いゾンビが五大都市には蠢いていたのである。
これが最初の綻びであった。
六月二十日、午後五時、内閣総理大臣の認可の基、『封じ込め作戦』が開始された。
政府関係者β氏。以下『β』
「最終的に選ばれたのは、五大都市に共通して確実にあり制御が容易であるという理由で幹線道路になったんです。
どこから聞きつけたのか道路族の議員さん達がウロウロし始めましてね、根掘り葉掘り聞こうとするんです。こっちはうるせーコノヤロウって感じですね」
東京に蠢くゾンビは、K自動車道をはじめとした幾つかの幹線道路に誘導し、隔離することになった。
*ここからは前述通り『K自動車道』を追った部分のみを抜粋する。
自衛隊と警察はバリケード等を使った誘導で、K自動車道にゾンビの群れを誘導し、『とりあえず』そこに隔離をしようと試みた。
だが、列車等が運航停止したことにより、六月十八日午後から、各幹線道路では未曾有の大渋滞が発生していた。
β
「K自動車道も例外じゃなかったんです。焦燥感から来る多重事故、ガス欠、頻発する急病で車は全く動かない。ネットじゃ、埼玉との間に検問所ができて、それで時間がかかってるなんて話が流れてた。はは、そういう映画、ありましたよね(笑)
しかも、飛び火のようにゾンビがぽつぽつ現れ始めたんです。
いや、数は少ないですよ? まあ、500じゃきかなかったらしいですけどね?
だもんで、避難者達は車を置いて徒歩で逃げだしたんです。
これは――まあ、良い悪いじゃなくて、誰だってそうするというやつで……(溜息)」
これが第二の綻びである。
β
「自衛隊と警察は、確か銀座インターから、防音壁が途切れるY川までの直線で8キロの区間にゾンビを封じ込めをしようとしたんです。乗り捨てられた車両等で鍵がそのままのものを使って周りにバリケードを作って、自分達を餌にして群れを徐々に誘導していったんです。
順調でしたよ。最初はね。
でも――」
この時、K自動車道に誘導した――正確に言えば、誘導されてしまったゾンビの数は、後に約250万とされた。
β
「報告が上がってきて、全員が固まりました。夜だし、数が数だから上空から正確に個体数をカウントすることはできません。
でも『眼下全ての道にゾンビが……』という報告は、どう考えても想定外なんですよ。
多くて五大都市全部で400万体。そのうち東京に250万くらいか? そしてK自動車道には1/3くらいか? 念の為に余裕を100万体と見て――180万くらいは収容できるんじゃないか?
そう考えていたのに――でも報告を検討していくと――ちゃんと東京から伸びる他の幹線道路に分散させているはずなのに――それギリギリの数がK自動車道に集まってきているんじゃないか、と」
(映像で見ましたか?)
β
「はい。ヘリからの俯瞰映像。自衛官からのカメラ映像。暗視映像、サーマルカメラ、商店街等の監視カメラまで各種の映像を嫌ってほど見ました。映像解析の人間が二人逃げ出しましたね。二人目に逃げたやつは掴まえたんですが、発言に責任が持てないって泣いてましたよ。
どう見ても200万はいるって……」
自衛隊と警官はゾンビの誘導と合わせて、付近住民への説明と避難誘導に追われた。
K自動車道付近で、避難誘導等に当たった警察官C。以下『C』
「私が自衛隊員達と避難誘導にあたったのは、六月二十日の午後八時からです。拡声器等で声掛けを行い、電気の点いた家等を訪問し避難を呼びかけました」
(呼びかけ、なんですか? 強制的に避難させるのではなく)
C
「はい。その……自然災害等と違い、屋内に施錠して一定期間留まる方が生存確率が上がる状況でしたので、注意喚起に留めました。
ただ、病気等で避難が遅れている人等に限っては、病院などの仮設の避難所に搬送しました」
(そちらの警備の方はどうされたんですか?)
C
「放置された車を使って、数キロメートルの方形のバリケードを設置し、巡回の人間を十人配置しました。定時連絡は自衛隊と警察の合同移動本部に逐次入れるように指示しました」
(自衛隊と警察、どちらが主導権を持っていたのですか)
C
「『封じ込め作戦』そのもの――つまりK自動車道での行動に関しましては自衛隊にお任せしました。避難や誘導は、地元の警察官が主導しました」
(何か苦労した点などはありますでしょうか?)
C
「そうですね……お年寄りで、出歩いている人が多くて困りました。彼ら彼女らは裏道に独自にバリケードを作って移動しているので、我々も発見ができなかったのです」
(独自のバリケード、ですか?)
C
「そうです。路地裏に廃材等を積み上げて、家から家へと移動できるようになっていたんです。だから寄合をしている家に訪れたら、既に裏道から各ご家庭に帰られていたということが多々ありました」
(そういった方々は最終的にはどうしたのでしょうか?)
「食料や飲料水等を持ち寄って一か所に集まってもらいました。
……まあ、宴会になってしまいましたね(苦笑)。なるべく大声を出さないでくださいと言っておきました。作戦失敗後に一度立寄りましたが、全員気持ちよさそうに寝ていました。正直、ホッとしました」
(他には何かありましたか?)
C
「放置されたペット、つけっぱなしの家電等によるボヤ騒ぎ。色々ありましたが、大体の物が即座に対処できました。ペットは六月ですので暑さ対策として冷房の効いた場所を探すのに苦労しましたが、結果的に何人かの住民の方が自宅を開放してくれまして、そちらに預かっていただきました。
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