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体育祭
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とことこと歩いてみんなが待機しているところへと向かう。
うーん。こう見ると、最初と同じ服着てる人の方が少ないなぁ。
やっぱり無傷でという訳には行かない場所だったんだね。
…俺みたいにシャツ1枚の人なんていないけど。
早く着替えて安心したい…帰りたい…。
京くん達にずっと会ってない気分になってきた。うぅ、恋しい。
この競技に知り合いなんていないから、尚更…。
はぁ、とため息を吐くとどこからか嫌なあだ名?が聞こえてきた。
「あ~、きじょーい好きな彼シャツの子だぁ。」
騎乗位好きな彼シャツの子…!?
俺のことじゃないと願いたいけど、悲しいかなシャツを着てるのは俺しかいない。
彼シャツ?は認めるよ…!
ただ、これだけは言わせてほしい…!
「き、騎乗位が好きな訳じゃないです…!」
「そうなのぉ?なーんだ~てっきり僕と同じなのかと思ったぁ~。」
そう言ってにこやかに近づいてくるのは俺の前に喋ってた、ゆるふわ美少年さんだった。
あわわ、近くで見ると更に美少年…!
美人は3日で飽きるなんて失礼な言葉あるけど、飽きる日がくるの?ほんとに?どんな生活してたら飽きるの…!?
ぼーっとゆるふわ美少年さんの顔を見つめていると「何かついてるぅ?」と首を傾げられた。
ふわふわの髪の毛が綿毛みたいで、不思議な雰囲気を醸し出している。
「ぅあ、や…きれいだな、と思って…。」
「えぇ~ほんとぉ~?ありがとぉ~!君もかわいいよぉ~ちゅーしたいぐらぁい。」
「ち、ちゅー!?!?」
「んふふ、冗談だよぉ。していいならするけどぉ。」
「えっ!?いや、それは!!」
「君、面白いねぇ~好きになっちゃったぁ~。」
「ひぇっ!?」
ぎゅーと抱きしめられて頭をこれでもかと言うぐらい撫で回される。
俺はペットですか…?
大人しく気がすむまで待とうと相手を見つめながら今俺の髪の毛どうなってるんだろう…と思考を飛ばしていた。
**
ゆるふわ美少年、参ります。
うーん。こう見ると、最初と同じ服着てる人の方が少ないなぁ。
やっぱり無傷でという訳には行かない場所だったんだね。
…俺みたいにシャツ1枚の人なんていないけど。
早く着替えて安心したい…帰りたい…。
京くん達にずっと会ってない気分になってきた。うぅ、恋しい。
この競技に知り合いなんていないから、尚更…。
はぁ、とため息を吐くとどこからか嫌なあだ名?が聞こえてきた。
「あ~、きじょーい好きな彼シャツの子だぁ。」
騎乗位好きな彼シャツの子…!?
俺のことじゃないと願いたいけど、悲しいかなシャツを着てるのは俺しかいない。
彼シャツ?は認めるよ…!
ただ、これだけは言わせてほしい…!
「き、騎乗位が好きな訳じゃないです…!」
「そうなのぉ?なーんだ~てっきり僕と同じなのかと思ったぁ~。」
そう言ってにこやかに近づいてくるのは俺の前に喋ってた、ゆるふわ美少年さんだった。
あわわ、近くで見ると更に美少年…!
美人は3日で飽きるなんて失礼な言葉あるけど、飽きる日がくるの?ほんとに?どんな生活してたら飽きるの…!?
ぼーっとゆるふわ美少年さんの顔を見つめていると「何かついてるぅ?」と首を傾げられた。
ふわふわの髪の毛が綿毛みたいで、不思議な雰囲気を醸し出している。
「ぅあ、や…きれいだな、と思って…。」
「えぇ~ほんとぉ~?ありがとぉ~!君もかわいいよぉ~ちゅーしたいぐらぁい。」
「ち、ちゅー!?!?」
「んふふ、冗談だよぉ。していいならするけどぉ。」
「えっ!?いや、それは!!」
「君、面白いねぇ~好きになっちゃったぁ~。」
「ひぇっ!?」
ぎゅーと抱きしめられて頭をこれでもかと言うぐらい撫で回される。
俺はペットですか…?
大人しく気がすむまで待とうと相手を見つめながら今俺の髪の毛どうなってるんだろう…と思考を飛ばしていた。
**
ゆるふわ美少年、参ります。
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