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第四章 クロード・ロキ・グラニエの来訪
シュリンカ
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「お父上殿、つまり皇帝陛下からのお達しですが、アッシュめと姫君が結婚するとなると、当然国民にはその理由を話さねばなりません。でないと、国民の理解が得られません。しかし、大賢者様によると、今だいだい的な式を挙げ、国内はもとより、国外にまで広く、破壊剣エクスカリバーのことや、ハデスが世界を狙っていることに我々が感づいて行動を起こしていることを敵に知られるのは、まずいそうです。ですから、結婚式は、まずは内密に静かに行い、世界決戦後、すべてが片付いて、平和が戻ってきてから、だいだい的な結婚式が行われるそうです。すべて皇帝陛下もご存じでご了承済みのことです。なんでも、クロード大賢者様によると、世界決戦レベルの戦いが、数年後に、待ち受けているとのことでございます。また、アッシュがなぜ破壊剣エクスカリバーに選ばれたか、ということでありますが、」と、アッシュが咳ばらいをする。
「どうやら、アッシュのいた生まれ故郷が、古い魔法に通じており、アッシュの家系が、エルフからの強い加護を受け継いでいる一族であることが原因の一つであるそうです。アッシュめが、南十字座の加護を受けて戦うことができることが、一因だそうです」
「・・・わかりました、アッシュ」
「はい。それから、アルトゥーラが、姫君と話したそうにしておりました。そのことだけ、報告しておきます」
「アッシュ、私とも約束して。私と、内密に結婚式あげたら、私にも、ため口を使って。あなた、私より5つも年上でしょ」
「――はい、姫君、それは、世界平和が戻り、国民にむけだいだい的な結婚式ができてから、というのでもよろしいでしょうか。アッシュはしばらく、この口調のままでいたいのです」
「まあ、それでもあなたは嫌じゃないの?」
「はい、アッシュめはそれで結構でございます」
「分かったわ、アッシュ、ありがとう」
そして、ぱっ、ぱっと公務を済ませ、フリーダはアッシュやリディと一緒に、アルトゥーラのもとへ向かった。
《アッシュ、フリーダと結婚するの?おめでとう!》と、アルトゥーラが七面鳥を食べながら言う。
「うむ、だが、アルトゥーラ、このことは内密に頼むぞ!あまり城の者にも、知られないようにしなければならないのだ」
《うん。それは教えてもらってるから、知ってるよ!》
「うむ、ならよい」
「アルトゥーラ、」とフリーダが話しかける。
「もうすぐ、あなたのご両親が飛んできてくれるのよ。よかったわね」
《うん、フリーダ、フリーダのおかげなんでしょ?ありがとう、フリーダ!!》
「うーん、私のおかげっていうか、ラファエルさんのおかげなんだけどね……。まあ、とにかく、よかったわ、アルトゥーラ・・・じゃなかった、シュリンカ」
《あ、それ、僕の新しい名前なんでしょ?》
「そう、シュリンカ、それがあなたの本当の名前よ、シュリンカ」
《うん、ありがとう、フリーダ》
「シュリンカとも、もうすぐお別れかもしれないわね。少し寂しいけど、シュリンカにだって、同じドラゴンのお友達いた方がいいだろうし、これが最善なのよね・・・・」と、フリーダがアッシュに呟く。
「はい、姫君」
「どうやら、アッシュのいた生まれ故郷が、古い魔法に通じており、アッシュの家系が、エルフからの強い加護を受け継いでいる一族であることが原因の一つであるそうです。アッシュめが、南十字座の加護を受けて戦うことができることが、一因だそうです」
「・・・わかりました、アッシュ」
「はい。それから、アルトゥーラが、姫君と話したそうにしておりました。そのことだけ、報告しておきます」
「アッシュ、私とも約束して。私と、内密に結婚式あげたら、私にも、ため口を使って。あなた、私より5つも年上でしょ」
「――はい、姫君、それは、世界平和が戻り、国民にむけだいだい的な結婚式ができてから、というのでもよろしいでしょうか。アッシュはしばらく、この口調のままでいたいのです」
「まあ、それでもあなたは嫌じゃないの?」
「はい、アッシュめはそれで結構でございます」
「分かったわ、アッシュ、ありがとう」
そして、ぱっ、ぱっと公務を済ませ、フリーダはアッシュやリディと一緒に、アルトゥーラのもとへ向かった。
《アッシュ、フリーダと結婚するの?おめでとう!》と、アルトゥーラが七面鳥を食べながら言う。
「うむ、だが、アルトゥーラ、このことは内密に頼むぞ!あまり城の者にも、知られないようにしなければならないのだ」
《うん。それは教えてもらってるから、知ってるよ!》
「うむ、ならよい」
「アルトゥーラ、」とフリーダが話しかける。
「もうすぐ、あなたのご両親が飛んできてくれるのよ。よかったわね」
《うん、フリーダ、フリーダのおかげなんでしょ?ありがとう、フリーダ!!》
「うーん、私のおかげっていうか、ラファエルさんのおかげなんだけどね……。まあ、とにかく、よかったわ、アルトゥーラ・・・じゃなかった、シュリンカ」
《あ、それ、僕の新しい名前なんでしょ?》
「そう、シュリンカ、それがあなたの本当の名前よ、シュリンカ」
《うん、ありがとう、フリーダ》
「シュリンカとも、もうすぐお別れかもしれないわね。少し寂しいけど、シュリンカにだって、同じドラゴンのお友達いた方がいいだろうし、これが最善なのよね・・・・」と、フリーダがアッシュに呟く。
「はい、姫君」
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