黄泉のクラリス ~想空からの手紙~

イブハール歴2035年、マグノリア帝国の首都ガレオスで、一組の新婚夫婦が、仲睦まじく暮らしていた。その名を、テイト・フラウと、クラリス(愛称・ララ)と言った。やがて、クラリスは一人の子供を身ごもる。そんな中、隣国メルバーンにて、ハシントという国から侵略を受けたことで、マグノリア帝国に応援要請が来る。研究所で働いていたフラウもまた、志願し、志願兵として、ララの反対をよそに、メルバーンの戦地へと赴く。 
 だが、その戦争で、フラウは命を落としてしまう。絶望したララは、お腹の子供ごと、命を絶つ。
 その罪から、女神・ラーホルアクティ神により、ララは罰として、ユニコーンとして100年間転生し、人間の手助けをする役目を与えられる。その任務後に、天国へ行かせてもらい、フラウと再会させてもらえる、という話であった。
 ユニコーン(みな、元・自殺した人間)コロニーでの生活を、森の奥で始めたララ。みなにもなじみ始めたころ、天国にいるフラウから、ララへの手紙が届く。
 やがて、ララは、仲間たちとともに、ユニコーンとしての特殊な仕事を始める。そして、10年の歳月がたち、そんな中、悪神シェムハザが、リラの国を次々と襲撃しているというニュースが入る。西リラのコロニーから、東リラへと逃げる決心をしたユニコーンたち。果たして、ララとフラウは、また会えるのか・・・?
 二人の運命の行方は・・・??
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