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【結】 俺たちの答え
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俺はがばりと起き上がると兄ちゃんの体を持ち上げてベッドを降り、繋がった格好のまま腰を二~三度突き上げると、そのまま壁に兄ちゃんを押し当てた。
「クソエロだな、あんた。高校生のガキに犯されて、感じてんのか?」
「や……っ、言わな……っで」
「なぁ、この無様な格好誰かに見てもらおうか?なぁ?」
「や…っ、め」
「嘘言えよ。なぁ、蘭真……なぁっ!」
閉めたままだったカーテンをジャッと開き、俺達は昼間の明るい光を浴びながら体を重ねた。
「や…っ、閉め……!」
そう言うけど、兄ちゃんはカーテンに手を伸ばすことすらしない。
本当に従順。
どうなってんだよ。意味がわからない。俺の知ってる兄ちゃんなら今頃絶対ゲンコツだ。
「ダメっ、イクイク!」
「カーテン開けた途端イクのか?」
「やだやだ、ダメ! イ……っ!」
そのまま本当に果てた兄ちゃんに、俺は一度体を離すと、乱暴に窓ガラスへ兄ちゃんの頭を押し付けた。
「外見てろよ。後ろから犯してやるから」
「ちょ…っま! ひゃうん!」
けど結局のところ、やはり兄ちゃんは拒まなかった。外に人が通るたび「イヤイヤ」と首を振ったが、同時に後ろの締めつけも良くなった。おまけに兄ちゃんは言った。中で出してくれと。
何度も出してやった。溢れて零れるほど注ぎ入れた。
兄ちゃんは壊れている。
アイツのせいで、兄ちゃんは壊れた。
俺の体液が後孔から零れるのを見つめ、またあの気味悪い笑顔を浮かべる。
「明日も幸せな腹痛」
そう呟いて四つん這いになると、零れて溜まっている粘液に舌を這わせた。まるで飢えた犬のように。
兄ちゃんは、壊れた。
兄ちゃんが、おかしくなった……。
どうしたら元に戻ってくれるんだろう……。俺にはその方法が分からない。
「クソエロだな、あんた。高校生のガキに犯されて、感じてんのか?」
「や……っ、言わな……っで」
「なぁ、この無様な格好誰かに見てもらおうか?なぁ?」
「や…っ、め」
「嘘言えよ。なぁ、蘭真……なぁっ!」
閉めたままだったカーテンをジャッと開き、俺達は昼間の明るい光を浴びながら体を重ねた。
「や…っ、閉め……!」
そう言うけど、兄ちゃんはカーテンに手を伸ばすことすらしない。
本当に従順。
どうなってんだよ。意味がわからない。俺の知ってる兄ちゃんなら今頃絶対ゲンコツだ。
「ダメっ、イクイク!」
「カーテン開けた途端イクのか?」
「やだやだ、ダメ! イ……っ!」
そのまま本当に果てた兄ちゃんに、俺は一度体を離すと、乱暴に窓ガラスへ兄ちゃんの頭を押し付けた。
「外見てろよ。後ろから犯してやるから」
「ちょ…っま! ひゃうん!」
けど結局のところ、やはり兄ちゃんは拒まなかった。外に人が通るたび「イヤイヤ」と首を振ったが、同時に後ろの締めつけも良くなった。おまけに兄ちゃんは言った。中で出してくれと。
何度も出してやった。溢れて零れるほど注ぎ入れた。
兄ちゃんは壊れている。
アイツのせいで、兄ちゃんは壊れた。
俺の体液が後孔から零れるのを見つめ、またあの気味悪い笑顔を浮かべる。
「明日も幸せな腹痛」
そう呟いて四つん這いになると、零れて溜まっている粘液に舌を這わせた。まるで飢えた犬のように。
兄ちゃんは、壊れた。
兄ちゃんが、おかしくなった……。
どうしたら元に戻ってくれるんだろう……。俺にはその方法が分からない。
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