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フキアエズ大会戦
第223話 麦 畑
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『シズ、ちょっと状況図を見せてもらえるか?」
俺は、この混沌とした状況を打開し、なんとか先手を打とうと地図を見た。
『ちょっと見にくいな、安定しない」
『じゃあ、久々に、私の部屋に来ます?、来ちゃいます?」
そうだな、一度頭をリセットしないと、敵の企図が見えてこない、シズの部屋にお邪魔するか。
「ようこそGF、歓迎いたしますわ!!!」
シズは久々の上機嫌で、懐かしいメイド服でお出迎えしてくれた。
シズのこういうところが、本当に癒される、この空間があるから、俺はどこか安心して、この世界で生きていたれるんだろうな。
それはそれとして、状況図を確認と、、、えっと、、、あの、、シズさん?
「はい♥、なんですか~、GF~」
「お前な、地図が見えないじゃん、そんなにくっついてきたら。後で遊んであげるから、今は邪魔しないでくれ」
「もう、なんですか!、私は猫じゃないんですよ、、、、、絶対に後で遊んでくださいよ、、、もう」
、、、いや、属性が猫そのものなんだよな、厳しい事を言って申し訳ないと思ってはいるのだが、このままでは、俺たちに明日は訪れない。
「コーヒーです、どうぞ」
あー、もう、行き届いたサービス!、本当に可愛い奴だな!
しかも、仮想空間上とはいえ、このコーヒーも美味い!
新婚生活の男って、絶対在宅で仕事出来ないやつじゃないか、これは。
そんなこんなを乗り越えて、俺は状況図をただじっと眺めていた。
そして、俺は嫌な予感に取り付かれた、、、、この状況図は、ヤバいやつではないか、、。
「シズ、ちょっといいか?」
「はーい、何ですかあ、ダーリン」
「いや、冗談ではなくて、ちょっとこの地図を見てほしいんだ、ここのところ、フキアエズ国境を越えてしばらく行ったところだけど、この地域って、等高線がほとんど無いんだが、これって麦畑か何かか?
「、、、あー、そうですね、これは、収穫の終わった麦畑ですね、やっぱりフキアエズは肥沃な土地が多いですね」
俺は一瞬、青ざめた。
そうだ、この地域の収穫は終わったばかりだ。
この平坦な一体には、今、作物が植わっていない状態だ。
俺の予感が正しければ、これは極めて危険だ、オル達巨人族を止めないとヤバいぞ!
「どうしたんですか?GF」
「シズ、巨人族の居るところは、今どのへんだ?」
「はい、帝都を出発してもう丸一日経過していますから、、、、フキアエズ国境を越えたあたりでしょうか」
「ヤバいぞ、それは。シズ、俺を巨人族のいる所へ飛ばしてもらえないか?」
「いいんですか?、それは最終手段なんじゃ、、、」
「だから、今がその最終手段を使うところってことなんだ、事情は後で説明する、急いでくれ!」
俺は、とにかく慌てた。
そんな慌てている俺の気配に気づいたのか、玲子君がシズの部屋に駆け付けてくれた。
「どうしたんですか、雄介様」
「玲子君、丁度いい、君も来てくれないか?」
「え、、、、ええ、それは構いませんが、よろしいのですか、肉体の方は?」
ああ、そうか、ここに居るのは俺たちの意識だけだ。
それじゃあ意味が無い、肉体ごと移動しなくては、オル達を止められないな。
「済まないが、肉体をコクピットに転送出来ないか?」
「さすがに意識がこちらに来ている状態では危険です、一旦戻ってから、引き揚げますから」
俺はすぐに、自分の身体に戻った。
どうか、間に合ってくれよ。
俺は、この混沌とした状況を打開し、なんとか先手を打とうと地図を見た。
『ちょっと見にくいな、安定しない」
『じゃあ、久々に、私の部屋に来ます?、来ちゃいます?」
そうだな、一度頭をリセットしないと、敵の企図が見えてこない、シズの部屋にお邪魔するか。
「ようこそGF、歓迎いたしますわ!!!」
シズは久々の上機嫌で、懐かしいメイド服でお出迎えしてくれた。
シズのこういうところが、本当に癒される、この空間があるから、俺はどこか安心して、この世界で生きていたれるんだろうな。
それはそれとして、状況図を確認と、、、えっと、、、あの、、シズさん?
「はい♥、なんですか~、GF~」
「お前な、地図が見えないじゃん、そんなにくっついてきたら。後で遊んであげるから、今は邪魔しないでくれ」
「もう、なんですか!、私は猫じゃないんですよ、、、、、絶対に後で遊んでくださいよ、、、もう」
、、、いや、属性が猫そのものなんだよな、厳しい事を言って申し訳ないと思ってはいるのだが、このままでは、俺たちに明日は訪れない。
「コーヒーです、どうぞ」
あー、もう、行き届いたサービス!、本当に可愛い奴だな!
しかも、仮想空間上とはいえ、このコーヒーも美味い!
新婚生活の男って、絶対在宅で仕事出来ないやつじゃないか、これは。
そんなこんなを乗り越えて、俺は状況図をただじっと眺めていた。
そして、俺は嫌な予感に取り付かれた、、、、この状況図は、ヤバいやつではないか、、。
「シズ、ちょっといいか?」
「はーい、何ですかあ、ダーリン」
「いや、冗談ではなくて、ちょっとこの地図を見てほしいんだ、ここのところ、フキアエズ国境を越えてしばらく行ったところだけど、この地域って、等高線がほとんど無いんだが、これって麦畑か何かか?
「、、、あー、そうですね、これは、収穫の終わった麦畑ですね、やっぱりフキアエズは肥沃な土地が多いですね」
俺は一瞬、青ざめた。
そうだ、この地域の収穫は終わったばかりだ。
この平坦な一体には、今、作物が植わっていない状態だ。
俺の予感が正しければ、これは極めて危険だ、オル達巨人族を止めないとヤバいぞ!
「どうしたんですか?GF」
「シズ、巨人族の居るところは、今どのへんだ?」
「はい、帝都を出発してもう丸一日経過していますから、、、、フキアエズ国境を越えたあたりでしょうか」
「ヤバいぞ、それは。シズ、俺を巨人族のいる所へ飛ばしてもらえないか?」
「いいんですか?、それは最終手段なんじゃ、、、」
「だから、今がその最終手段を使うところってことなんだ、事情は後で説明する、急いでくれ!」
俺は、とにかく慌てた。
そんな慌てている俺の気配に気づいたのか、玲子君がシズの部屋に駆け付けてくれた。
「どうしたんですか、雄介様」
「玲子君、丁度いい、君も来てくれないか?」
「え、、、、ええ、それは構いませんが、よろしいのですか、肉体の方は?」
ああ、そうか、ここに居るのは俺たちの意識だけだ。
それじゃあ意味が無い、肉体ごと移動しなくては、オル達を止められないな。
「済まないが、肉体をコクピットに転送出来ないか?」
「さすがに意識がこちらに来ている状態では危険です、一旦戻ってから、引き揚げますから」
俺はすぐに、自分の身体に戻った。
どうか、間に合ってくれよ。
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