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マグネラ攻防戦
第191話 キル・ザ・ドールとの闘いに
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シズ妖精の姿の管理人と、フルサイズのシズ、玲子君、、、、、なんだこのスリーショット、もう可笑しいやら何やら、笑いそうだよ。
しかし、管理人と目を合わそうとしない玲子君が、まるで蛇に睨まれたカエルのように固まってしまってるな、、、未来人からしたら、本当に管理人は怖い存在なんだろう、まったく、彼らは一体何者なんだ。
「雄介様、管理人を呼んでいたご様子でしたから、来ましたが、それで合ってますか?」
「ああ、、察しがいいな、その通りだよ、ようこそシズの部屋に」
「大体、お話の内容は察しがついています、キル・ザ・ドールの中心座標ですね」
ああ、なるほど、さすが管理人だな、この作戦の全体像は理解出来ているんだな。
「ああ、そうだな、中心座標、、、、帝都の共和国軍参謀本部でいいんだろう?」
「さすがは雄介様、そうですね、ほぼその位置ですが、恐らくは間もなく移動を開始するかと」
「オルコの兵力は、一体どのくらいフキアエズ国境へ向かうのだ?」
「、、、、そうですか、そこまでご理解されていますか、さすが雄介様ですな、。お察しの通り、オルコ共和国軍は、南東方向、フキアエズ国境に全力を向けて動くでしょう、恐らく、全力で」
ん?、全力?、まさか40万人で国境を攻めるのか?、、、、あー、あいつならやりかねない、、そういう事か。
「管理人、ちょっとお願いがある、このままではフキアエズが陥落してしまう、狙いはそこだな、彼らは三国同盟の中心に楔を打ち込み、フキアエズを完全掌握した後に、エレーナ皇女遠征軍に対し総攻撃をかける、と」
管理人は、小さく頷いた。
目を反らしながらそれを聞いていた玲子君とシズは、その壮大な軍事戦略に圧倒されていた様子だった。
それは、大方彼女たちが予想している作戦を、遥かに上回る非常識さがあったからだ。
、、、、でも、俺には解る、そんな暴挙に、平然と出てしまうような奴が、キル・ザ・ドールの中心座標にいる奴なんだ。
俺の予想が正しければ、そいつはオルコ共和国軍が作戦に失敗しても、平然と40万の将兵を見殺しにして、自分は現世に戻るだろう、所詮、その程度にしか兵を思っていない、彼らは自分の目的を達成するための道具程度にしか考えていない、だから、こんな無謀ともいえる作戦を思いつくし、実行できるのだろう。
「その部分も、雄介様のお考えの通りだと思います。それ故に、これからも雄介様は、彼らキル・ザ・ドールとの闘いに苦悩し続けるのです」
ふーん、やっぱり危ない奴ら何だな、、、、あれ、、今、、なんか、俺の未来に対して、すごく重要な事を彼は今、言わなかった?
ほら、玲子君がずっと目を反らしていたのに、管理人に凝視しているよ、、、何、何なの、怖いんだけど!
しかし、一体、どんな奴なんだろうな、そいつら。
俺は、短い時間の中で、通信が取れる唯一の4人が認識を統一出来るよう、作戦会議を実施した。
敵の企図がフキアエズ王国にあるのであれば、俺達の取れる選択肢はそれほど多くはない。
こちらもそれなりに大胆な作戦を立てなければ勝機なんて有り得ない。
俺の考えた作戦は、フキアエズ軍に、まずフキアエズ王国を放棄して、全軍を出国させるという、普通に考えたら無謀極まりないものだった。
しかし、管理人と目を合わそうとしない玲子君が、まるで蛇に睨まれたカエルのように固まってしまってるな、、、未来人からしたら、本当に管理人は怖い存在なんだろう、まったく、彼らは一体何者なんだ。
「雄介様、管理人を呼んでいたご様子でしたから、来ましたが、それで合ってますか?」
「ああ、、察しがいいな、その通りだよ、ようこそシズの部屋に」
「大体、お話の内容は察しがついています、キル・ザ・ドールの中心座標ですね」
ああ、なるほど、さすが管理人だな、この作戦の全体像は理解出来ているんだな。
「ああ、そうだな、中心座標、、、、帝都の共和国軍参謀本部でいいんだろう?」
「さすがは雄介様、そうですね、ほぼその位置ですが、恐らくは間もなく移動を開始するかと」
「オルコの兵力は、一体どのくらいフキアエズ国境へ向かうのだ?」
「、、、、そうですか、そこまでご理解されていますか、さすが雄介様ですな、。お察しの通り、オルコ共和国軍は、南東方向、フキアエズ国境に全力を向けて動くでしょう、恐らく、全力で」
ん?、全力?、まさか40万人で国境を攻めるのか?、、、、あー、あいつならやりかねない、、そういう事か。
「管理人、ちょっとお願いがある、このままではフキアエズが陥落してしまう、狙いはそこだな、彼らは三国同盟の中心に楔を打ち込み、フキアエズを完全掌握した後に、エレーナ皇女遠征軍に対し総攻撃をかける、と」
管理人は、小さく頷いた。
目を反らしながらそれを聞いていた玲子君とシズは、その壮大な軍事戦略に圧倒されていた様子だった。
それは、大方彼女たちが予想している作戦を、遥かに上回る非常識さがあったからだ。
、、、、でも、俺には解る、そんな暴挙に、平然と出てしまうような奴が、キル・ザ・ドールの中心座標にいる奴なんだ。
俺の予想が正しければ、そいつはオルコ共和国軍が作戦に失敗しても、平然と40万の将兵を見殺しにして、自分は現世に戻るだろう、所詮、その程度にしか兵を思っていない、彼らは自分の目的を達成するための道具程度にしか考えていない、だから、こんな無謀ともいえる作戦を思いつくし、実行できるのだろう。
「その部分も、雄介様のお考えの通りだと思います。それ故に、これからも雄介様は、彼らキル・ザ・ドールとの闘いに苦悩し続けるのです」
ふーん、やっぱり危ない奴ら何だな、、、、あれ、、今、、なんか、俺の未来に対して、すごく重要な事を彼は今、言わなかった?
ほら、玲子君がずっと目を反らしていたのに、管理人に凝視しているよ、、、何、何なの、怖いんだけど!
しかし、一体、どんな奴なんだろうな、そいつら。
俺は、短い時間の中で、通信が取れる唯一の4人が認識を統一出来るよう、作戦会議を実施した。
敵の企図がフキアエズ王国にあるのであれば、俺達の取れる選択肢はそれほど多くはない。
こちらもそれなりに大胆な作戦を立てなければ勝機なんて有り得ない。
俺の考えた作戦は、フキアエズ軍に、まずフキアエズ王国を放棄して、全軍を出国させるという、普通に考えたら無謀極まりないものだった。
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