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ハイハープの戦い
第105話 妹みたいな
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「なあシズ、いきなり子供を作ることはさすがに(背徳感から)出来ないけど、新婚さんごっこ、程度だったら、付き合ってやってもいいぞ」
「ええっ!、本当ですか??」
「ああ、いいぞ、だけど一晩だけだけどな。」
「なーんだ、一日か、、、でも、嬉しいです、憧れのGFと、一晩でも夫婦になれるなんて、シズ、もう死んでもいいです(フフフ、その一晩で、必ずGFを落としてみせますわ)」
「おい、なんだか今、心の声が駄々洩れだったぞ、興奮しすぎじゃないか?」
不敵な笑みを浮かべるシズの表情は、なんだか人間よりも人間らしくて、なんだか少し安心した。
それでも、さっきのシズに比べれば、表情はいつものシズに戻っている、本当に良かった。
そんなシズの表情が一瞬、曇った。
「GF、ちょっとあまりよくない情報です、さっき一旦引いたオルコ帝国軍に動きがあります、正面の部隊が、再び攻勢をかける気配があります!」
おいおい、何なんだ、もう日が暮れるぞ!
まさか、夜襲でもかける気ではあるまいな、まさかと思うが、先方に夜襲《やしゅう》能力があって、それを隠していたのだとすれば、こちらは防戦一方《ぼうせんいっぽう》になる、ましてやまだ敵が小銃部隊を隠し持っているとしたら、、、、この動きも納得がゆく。
どうする、、、考えるんだ、何か良い方法は、、、、。
「シズ、新婚さんごっこは、ちょっとお預けでもいいか、ちょっとこの後、荒れそうな予感がする」
「まあ、仕方がないですね、、、その代わり、帰ったら濃密な新婚生活が待ってますからね!」
「ああ、楽しみだ、シズ!」
シズは、とても嬉しそうに、そして恥ずかしそうに絶妙な幸福感に満ちた表情で、俺に「はい、、、ダーリン」と最後に付け加えた。
ダーリン、、、って、虎柄の宇宙人ってか?。
俺は速やかに元の体に戻すようシズにお願いすると、スッと体に戻ったが、目の前では玲子君が不安そうな表情で俺か帰るのをまっていたようだった。
「やあ、玲子君、わざわざ待っていてくれたのか?」
「ええ、、、、その、、、SIZと、、、何かありましたか?」
「ん?、何かとは?何か?」
「あ、いえ、何でもありません、SIZのことですから、雄介様に迫っているんじゃないかって、ちょっと心配でして」
「、、、あー、、、うん、そうだな、、、ちょっと、、、、ね」
「まあ、やっぱり!、何をされたんですか?、SIZは隙あらば雄介様をすぐに引き込もうとしますから、ほどほどになさってください!」
「いや、大丈夫だよ、彼女は、何と言うか、妹みたいな感じだし」
「いえ、雄介様には妹がいないはずです、妹がいない男性が「妹みたい」と表現するときは、結構危険な領域ですよ」
なんなんだ、そのワイドショーのコメンテーターみたいな感想は!
いや、ないだろう、実際に妹がいなくたって、妹は妹だよ、、、、まあ、そういう趣味の人もいるらしいけど。
「、、大丈夫だよ玲子君、君の心配には及ばない。やっぱり妹は妹だからね」
「いえ、なんと申しましょうか、元々、あのSIZの空間は、雄介様のために作られたものですし、快適が過ぎれば快楽に転じかねないのです、、、」
玲子君はそう言うと、少し話過ぎたという表情をすると、それっきり黙ってしまった。
、、、やっぱり、シズのあの部屋には、何かあるんだろうな。
いや、そんな話は後回しだ、もう敵が来る。
「ええっ!、本当ですか??」
「ああ、いいぞ、だけど一晩だけだけどな。」
「なーんだ、一日か、、、でも、嬉しいです、憧れのGFと、一晩でも夫婦になれるなんて、シズ、もう死んでもいいです(フフフ、その一晩で、必ずGFを落としてみせますわ)」
「おい、なんだか今、心の声が駄々洩れだったぞ、興奮しすぎじゃないか?」
不敵な笑みを浮かべるシズの表情は、なんだか人間よりも人間らしくて、なんだか少し安心した。
それでも、さっきのシズに比べれば、表情はいつものシズに戻っている、本当に良かった。
そんなシズの表情が一瞬、曇った。
「GF、ちょっとあまりよくない情報です、さっき一旦引いたオルコ帝国軍に動きがあります、正面の部隊が、再び攻勢をかける気配があります!」
おいおい、何なんだ、もう日が暮れるぞ!
まさか、夜襲でもかける気ではあるまいな、まさかと思うが、先方に夜襲《やしゅう》能力があって、それを隠していたのだとすれば、こちらは防戦一方《ぼうせんいっぽう》になる、ましてやまだ敵が小銃部隊を隠し持っているとしたら、、、、この動きも納得がゆく。
どうする、、、考えるんだ、何か良い方法は、、、、。
「シズ、新婚さんごっこは、ちょっとお預けでもいいか、ちょっとこの後、荒れそうな予感がする」
「まあ、仕方がないですね、、、その代わり、帰ったら濃密な新婚生活が待ってますからね!」
「ああ、楽しみだ、シズ!」
シズは、とても嬉しそうに、そして恥ずかしそうに絶妙な幸福感に満ちた表情で、俺に「はい、、、ダーリン」と最後に付け加えた。
ダーリン、、、って、虎柄の宇宙人ってか?。
俺は速やかに元の体に戻すようシズにお願いすると、スッと体に戻ったが、目の前では玲子君が不安そうな表情で俺か帰るのをまっていたようだった。
「やあ、玲子君、わざわざ待っていてくれたのか?」
「ええ、、、、その、、、SIZと、、、何かありましたか?」
「ん?、何かとは?何か?」
「あ、いえ、何でもありません、SIZのことですから、雄介様に迫っているんじゃないかって、ちょっと心配でして」
「、、、あー、、、うん、そうだな、、、ちょっと、、、、ね」
「まあ、やっぱり!、何をされたんですか?、SIZは隙あらば雄介様をすぐに引き込もうとしますから、ほどほどになさってください!」
「いや、大丈夫だよ、彼女は、何と言うか、妹みたいな感じだし」
「いえ、雄介様には妹がいないはずです、妹がいない男性が「妹みたい」と表現するときは、結構危険な領域ですよ」
なんなんだ、そのワイドショーのコメンテーターみたいな感想は!
いや、ないだろう、実際に妹がいなくたって、妹は妹だよ、、、、まあ、そういう趣味の人もいるらしいけど。
「、、大丈夫だよ玲子君、君の心配には及ばない。やっぱり妹は妹だからね」
「いえ、なんと申しましょうか、元々、あのSIZの空間は、雄介様のために作られたものですし、快適が過ぎれば快楽に転じかねないのです、、、」
玲子君はそう言うと、少し話過ぎたという表情をすると、それっきり黙ってしまった。
、、、やっぱり、シズのあの部屋には、何かあるんだろうな。
いや、そんな話は後回しだ、もう敵が来る。
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