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第3の世界
山を越えて
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お昼休憩を十分に取って身体を休めた後は、再び先へ進む。この先は、やや傾斜がキツくなってくる。体力と相談しつつ、休憩を忘れないようにしたほうがいいだろう。途中で倒れてしまっては元も子もないのだから。
スカイと手を取り合いながら、急な坂を登っていく。この先、足を滑らせたりなんていうことがあれば、大怪我は避けられないだろう。そこまでの装備を用意してはいない。流石に崖登りまではしないが、慎重に進むべきだろう。
少しずつではあるが、確実に一歩一歩、先に進んでいる。周囲に気をつけながら、なんとか山頂まで来ることができた。標高が高いというだけあって、かなり遠くまで見渡すことができる。さっきまで居た村や、これから向かう町も見えている。ここまで来れば、あとは下るだけだ。
最後まで気を抜かずに下山すべきだと思っている。気を抜いて油断した時にこそ、アクシデントが起こりやすいものだ。いくら下り坂だからと言って、駆け足で進むのは論外だろう。ゆっくり進んでいけばいいのだ。
道のそばにはさまざまな植物が生えている。そのほとんどが、きれいな花を咲かせている。見ているとうっとりして、綺麗な気持ちになる。綺麗な花というものには、癒しの効果があるのだろう。スカイも同じ気持ちだった。
半分ほど下りてきただろうか。少し休憩を取ることにした。まだ日が沈むまでには時間がある。今日のうちに麓まで下りることができるだろう。なのでそんなに慌てる必要はない。のんびりペースでいいのだ。
休憩で甘いおやつを食べることにした。先の村で取れた蜜を中に入れて作った焼き菓子だ。柔らかいクッキーと言えるだろう。疲れた体に甘い蜜が染みて、すごく美味しい。僕もスカイも、甘いものが大好きだ。心も体も、しっかりと休めることができた。
疲れが取れたところで、再び麓を目指して歩き始めた。あとはもう緩やかな坂を下っていくだけだ。特に危険な場所もない。すこし速度を早めて歩いた。前方に麓の小屋が見えてきた。無事に山越えすることができた。ここまで来れば、水の都はすぐそこである。
陽の傾き具合を考えると、町までは十分に行ける時間だ。いろいろ集まっている町までは進んでおく方が、得策だろうと考えたのだ。ペースを落とさないままで、僕とスカイは町へと急いだ。
無事に町の入り口まで辿り着くと、門の前には兵士が立っている。見張りのためなのだろう。門の前まで行くと、兵士が何も言わずに開けてくれた。長老の手紙で状況を知っていたから、なのだそうだ。
町の中に入ると、本当に川がたくさん流れている。その上に土台を作って、住居を作っているようだ。陸地が狭い分、よく考えらえた作りになっている。 町のあちこちで噴水が湧き出している。
飲み水は天然水を各家庭へ引き込んでいる。透き通った冷たい水がいつでも飲めるのだ。町のみんなも美味しいと言いながら飲んでいるそうだ。川沿いには植物が生い茂っていて、まさにオアシスだ。
緑の合間には休憩所が設けられており、みんな憩いの場になっている。気が向いた時に自由に集まって、世間話をしたりお茶会をしたりして過ごしている。
今日はもう日が暮れたので、町長に挨拶を済ませるだけにしようと思う。さっそく、町長の家に向かった。中へ入ると、町長が座って待っていた。僕らが町に到着したという報告を受けて、待っていたそうだ。
挨拶を済ませると、町長の家で余っている部屋があるので、自由に使っていいと言ってもらえた。僕たちはお言葉に甘えることにした。すでに寝具が用意されていた。僕たちに期待を抱いてくれているのだろう。それに応えるためにも、しっかりと任務を遂行したいと思っている。
スカイと世間話をした後、ゆっくりと眠りの世界に落ちていった。
翌朝、町長の奥さんがご飯を作ってくれていた。町を流れる川には、豊富な種類の魚が生息している。綺麗な川に住む魚というだけあって、その味はすごく美味しい。畑で取れる穀物も栄養たっぷりで美味しく育つようだ。
美味しい食事で満たされた僕たちは、さっそく水晶へ向かうことにした。町長の話によれば、この町から東へ向かったところに神殿があり、そこにある洞窟の最深部に大水晶が鎮座しているらしい。
ただし最近になってから、神殿や洞窟の中にモンスターが出るようになったらしい。そのモンスターを討伐することを条件に、神殿や洞窟への立ち入りを認めてもらうことになった。
さっそく町を出ると、そこには豊かな草原が広がっていた。心地よい風が吹いている。神殿は高台にあり、ここからでもその姿を確認することができる。目的地が見えているので、道に迷うことはない。その方角へ向けてまっすぐに歩みを進めていった。
神殿まで黙然というところでお昼ごろになったので、ここで休憩をを取ることにした。水分は町で汲んだ川の水だ。疲れた体に染み渡って、すごく美味しい。昼食は町長の奥さんが用意してくれた。
ご飯の中にお肉や魚を入れておにぎりにしてもらった。しっかりとした味がついていて、すごく美味しい。お肉はジューシーだし、魚は身がプリプリしていて食べ応えがある。幸せな時間だ。
お腹を満たしたところで、いよいよモンスターの討伐に入る。どんな敵がいるのかは分かっていない。油断することなく、慎重に進むべきだろう。そして神殿の入り口に着いた。音を立てないように気をつかながら、中の様子をうかがってみた。すると、さまざまなモンスターが歩き回っているのを確認できた。
僕たちはしっかりと戦闘の態勢を整えた。そして、その一歩を踏み出した。
スカイと手を取り合いながら、急な坂を登っていく。この先、足を滑らせたりなんていうことがあれば、大怪我は避けられないだろう。そこまでの装備を用意してはいない。流石に崖登りまではしないが、慎重に進むべきだろう。
少しずつではあるが、確実に一歩一歩、先に進んでいる。周囲に気をつけながら、なんとか山頂まで来ることができた。標高が高いというだけあって、かなり遠くまで見渡すことができる。さっきまで居た村や、これから向かう町も見えている。ここまで来れば、あとは下るだけだ。
最後まで気を抜かずに下山すべきだと思っている。気を抜いて油断した時にこそ、アクシデントが起こりやすいものだ。いくら下り坂だからと言って、駆け足で進むのは論外だろう。ゆっくり進んでいけばいいのだ。
道のそばにはさまざまな植物が生えている。そのほとんどが、きれいな花を咲かせている。見ているとうっとりして、綺麗な気持ちになる。綺麗な花というものには、癒しの効果があるのだろう。スカイも同じ気持ちだった。
半分ほど下りてきただろうか。少し休憩を取ることにした。まだ日が沈むまでには時間がある。今日のうちに麓まで下りることができるだろう。なのでそんなに慌てる必要はない。のんびりペースでいいのだ。
休憩で甘いおやつを食べることにした。先の村で取れた蜜を中に入れて作った焼き菓子だ。柔らかいクッキーと言えるだろう。疲れた体に甘い蜜が染みて、すごく美味しい。僕もスカイも、甘いものが大好きだ。心も体も、しっかりと休めることができた。
疲れが取れたところで、再び麓を目指して歩き始めた。あとはもう緩やかな坂を下っていくだけだ。特に危険な場所もない。すこし速度を早めて歩いた。前方に麓の小屋が見えてきた。無事に山越えすることができた。ここまで来れば、水の都はすぐそこである。
陽の傾き具合を考えると、町までは十分に行ける時間だ。いろいろ集まっている町までは進んでおく方が、得策だろうと考えたのだ。ペースを落とさないままで、僕とスカイは町へと急いだ。
無事に町の入り口まで辿り着くと、門の前には兵士が立っている。見張りのためなのだろう。門の前まで行くと、兵士が何も言わずに開けてくれた。長老の手紙で状況を知っていたから、なのだそうだ。
町の中に入ると、本当に川がたくさん流れている。その上に土台を作って、住居を作っているようだ。陸地が狭い分、よく考えらえた作りになっている。 町のあちこちで噴水が湧き出している。
飲み水は天然水を各家庭へ引き込んでいる。透き通った冷たい水がいつでも飲めるのだ。町のみんなも美味しいと言いながら飲んでいるそうだ。川沿いには植物が生い茂っていて、まさにオアシスだ。
緑の合間には休憩所が設けられており、みんな憩いの場になっている。気が向いた時に自由に集まって、世間話をしたりお茶会をしたりして過ごしている。
今日はもう日が暮れたので、町長に挨拶を済ませるだけにしようと思う。さっそく、町長の家に向かった。中へ入ると、町長が座って待っていた。僕らが町に到着したという報告を受けて、待っていたそうだ。
挨拶を済ませると、町長の家で余っている部屋があるので、自由に使っていいと言ってもらえた。僕たちはお言葉に甘えることにした。すでに寝具が用意されていた。僕たちに期待を抱いてくれているのだろう。それに応えるためにも、しっかりと任務を遂行したいと思っている。
スカイと世間話をした後、ゆっくりと眠りの世界に落ちていった。
翌朝、町長の奥さんがご飯を作ってくれていた。町を流れる川には、豊富な種類の魚が生息している。綺麗な川に住む魚というだけあって、その味はすごく美味しい。畑で取れる穀物も栄養たっぷりで美味しく育つようだ。
美味しい食事で満たされた僕たちは、さっそく水晶へ向かうことにした。町長の話によれば、この町から東へ向かったところに神殿があり、そこにある洞窟の最深部に大水晶が鎮座しているらしい。
ただし最近になってから、神殿や洞窟の中にモンスターが出るようになったらしい。そのモンスターを討伐することを条件に、神殿や洞窟への立ち入りを認めてもらうことになった。
さっそく町を出ると、そこには豊かな草原が広がっていた。心地よい風が吹いている。神殿は高台にあり、ここからでもその姿を確認することができる。目的地が見えているので、道に迷うことはない。その方角へ向けてまっすぐに歩みを進めていった。
神殿まで黙然というところでお昼ごろになったので、ここで休憩をを取ることにした。水分は町で汲んだ川の水だ。疲れた体に染み渡って、すごく美味しい。昼食は町長の奥さんが用意してくれた。
ご飯の中にお肉や魚を入れておにぎりにしてもらった。しっかりとした味がついていて、すごく美味しい。お肉はジューシーだし、魚は身がプリプリしていて食べ応えがある。幸せな時間だ。
お腹を満たしたところで、いよいよモンスターの討伐に入る。どんな敵がいるのかは分かっていない。油断することなく、慎重に進むべきだろう。そして神殿の入り口に着いた。音を立てないように気をつかながら、中の様子をうかがってみた。すると、さまざまなモンスターが歩き回っているのを確認できた。
僕たちはしっかりと戦闘の態勢を整えた。そして、その一歩を踏み出した。
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