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第十五章 星の巫女
星の巫女 第十節
しおりを挟むウィルフレッドとエリネの騒動が起きてから、二人はイリス、カイとともに休憩室に移動し、ラナやレクス、そしてアイシャ達は引き続き帝都への進軍計画などの相談をした。その日の会議は結局、夜遅くまで続いた。
「うへぇ~疲れたぁ~。一生分の会議を開いた気がするよ~っ」
ようやく会議が終わったレクスやラナ、アイシャが休憩室に入る。そしてミーナにメアリー、ルヴィアにシスティ、そして神器ヴィータを手に持ったアイーダも次々と入室する。腕輪を感じたエリネ、そしてウィルフレッドの顔が強張る。
「レクスさん、アイーダ様…」
辛そうな顔を見せる二人に、ミーナがとんがり帽子で目を隠しながら謝った。
「二人ともすまない。先ほどの件、我が先にあの可能性を思いついてたら、辛い思いをせずに済んだはずだ」
ラナも申し訳なさそうに謝った。
「私からもお詫びするわ、エリーちゃん、ウィルくん。勝手にまた別人を勇者に選ぶようにするって決めつけて…」
そしてシスティもまた、今にも泣きそうな顔をしながら深々とエリネに跪いた。
「私も…っ、私からも深く謝罪申し上げます!私がうかつに彼のことを他人に聞かせてしまったばかりに…っ!」
苦笑しながらもエリネは顔を横に振った。
「ううん、みなさん気にしないでください。あの場を収めるにはああするしかなかったのは理解できますから…」
「ああ、システィも謝らないでくれ。俺の事は遅かれ早かれ知られてしまうものだ。ギルが教団にいる限り、な」
「ティア様…っ、ウィル…殿…」
重々しい雰囲気の中、アイーダは優しい笑顔を浮かべながらエリネの傍に座った。
「ティア様…いえ、今はまだただのエリネでしたね。これをどうぞ」
アイーダは淡い光を放つ腕輪ヴィータをそっとエリネに手渡した。
「アイーダ様…」
「神器は元より巫女様のもの。私達教会国はあくまでそれを守っているに過ぎません。これを誰に渡すか、どのように扱うかは、巫女である貴女が決めるものです。さっきも言ったように、どうか思うがままにしてくださいな」
エリネは腕輪を手に持って少し考えてから、ウィルフレッドに腕輪を差し出した。
「ウィルさん、もう一度試してくれますか」
「あ、ああ…」
戸惑いながらも、ウィルフレッドは腕輪を取った。
――やはり、何も起こらない。ウィフルレッドが唇を強く噛み締めた。
「くそ、なんでだよっ。こっちはすぐにでも覚醒したのにっ」
カイは部屋の隅においていた神弓フェリアを手に持った。それだけに神弓は応えるように共鳴音と光を放ち、アイシャの聖痕が輝く。
「…っ」「うおっ、エリー?」
エリネがウィルフレッドの手から腕輪を取り戻すと、ペシペシと何度も腕輪を叩いた。アイシャが慌てて止める。
「ちょっと待ってエリーちゃん、いきなり何してるんですか」
「ひょっとしたらどこか壊れたかも知れないから、こうすれば直るかなって…」
レクスが苦笑する。
「いやいや、壊れたレバーを蹴れば直るみたいにはならないと思うよ神器は」
「うぅぅ…っ」
腕輪をもって低く唸るエリネを、不謹慎ながらも少し可愛いと思ってしまったアイシャ。
「ミーナ先生、これってやっぱり、ウィルくんがマナを纏わないからなのでしょうか?」
「どうだろうな、女神の秘法は良く知りはしないが、この手のものは大抵マナとは関係なく、因果や法則など呪術的な要素が絡んでくるものだ。覚醒が他に特別な条件があるとしても、エウトーレ殿はとっくに教えてくれたはず。他に理由があるとすれば…」
「…ウィルくんが、異世界の人間、だから…?」
アイシャ達が、そしてなによりもエリネと、ウィルフレッド本人の胸が締め付けられる。
「…エリー、やはり腕輪は他の人に渡してくれ」
「ウィルさんっ?」
彼のその言葉にエリネが怒り気味になる。
「そんな、私に貴方を諦めて他の人を勇者に選べというのっ?」
「違う、逆なんだエリー。君と俺だからこそなんだ」
「え…」
腕輪をエリネの手ごとその大きな手で包むウィルフレッド。
「腕輪とか勇者とか、所詮は形式的なものだ。君がこれを誰に渡しても、俺にとって一番大事なのは君で、君が思うのが俺であることは変わる訳でもないだろ?」
彼の手から伝わる温もりが、不安だったエリネの心を落ち着かせる。
「それにさっきの諸侯が言ったように、万が一邪神が復活したら、神器が覚醒していなければマズイ。だから俺に拘らずに腕輪を他の人に渡してくれ。大丈夫だ、君さえ望めば、俺は絶対に傍から離れない、そう約束したのだろう?」
「ウィルさん…」
エリネを安心させるよう、彼女の手の甲を優しく撫でるウィルフレッド。
「ミーナ、実際いけるか?エリーが神器を他人に任せて覚醒させるのは」
「う~む、エウトーレ殿が伝えた条件から、巫女が信頼している人であればいいはずだから行けるとは思うが、軽々と他の誰かに渡して試す訳にもいかんからなぁ…」
この時、システィが意を決して再びエリネの前に跪いた。
「ティア様っ!ぶしつけながら、私を貴女の勇者として選んではいただけませんかっ!?」
「まあ」「システィっ?」
メアリーとルヴィアが訝しむ。
「もちろん、邪神と対峙する危険性は承知の上ですっ。それから来る大きな責任を背負う覚悟もできてますっ!私のせいでティア様を苦しませたこと、そして何よりも、マリアーナ様を守れなかったことへの償いとしても、どうか私に託していただけませんかっ?」
「システィ…」
メアリーとルヴィアはシスティを止めなかった。この十六年間、マリアーナの件でずっと悩み続けた彼女の気持ちはルヴィア達が一番知っているのだから。
暫くの沈黙が続くと、エリネは微笑んで頭を横に振った。
「ありがとう、システィさん。でもこの腕輪、やっぱり暫くはウィルさんに持たせてあげたい」
「ティア様っ?」「エリー?」
腕輪をウィルフレッドの手に渡し直すエリネ。
「神器がなぜ覚醒しないのは私も分からない。ひょっとしたら本当にウィルさんが異世界の人だからかも知れない…」
先ほどとは逆に、その小さな手で腕輪ごとウィルフレッドの手を包む。
「でも、女神様の魂の力を受け継いだという私達巫女がウィルさんを認めてるのに、女神様が作った神器がウィルさんを認めないなんてありえないって信じてる。それに…それにウィルさんは私たちのために寿命を削ってまで戦ってるんだものっ。そんなウィルさんを私たちの世界が否定しているみたいなこと、私はしたくない…っ」
「エリー…」
「寿命を削って…?」
システィの疑問にレクスが答えた。
「ウィルくんはね、もう二ヶ月未満の寿命しか残ってないんだ。彼のあの超常な力と引き換えに…」
「え…っ?」
「お願いウィルさん、最後の時までこれをもってください。きっと、きっと神器は貴方に応えるって信じてますから…っ」
「けど、エリー…」
「エリーちゃんの言う通りになさい。ウィルくん」
「ラナ…」
「さっきも言ったように、神器の覚醒にエウトーレ殿の知らない条件が本当はあるかも知れないわ。たとえ覚醒しなくてもその時はまたその時に悩めばいい。今はエリーちゃんの気持ちを優先させてあげなさい」
「ラナちゃんの言う通りですよウィルくん。巫女以前にエリーちゃんは普通の女の子なのよ。彼女の思いを大事にしてあげてください」
ラナとアイシャ、そして懇願するような表情を見せるエリネを見ては、ウィルフレッドはやがて頷いた。
「…わかった、エリー。これは暫く預かっておくよ」
「うんっ。ありがとうウィルさんっ」
安心したような笑顔を見せるエリネを、メアリやイリス達もまた嬉しそうに暖かく見守るが、システィの方はとても複雑そうな感じだった。
(…けれどエリー。もし、いざとなっても覚醒しなかったら…)
******
騒乱はあったものの、ラナが開いた三国会議は無事終え、大司教とエステラ女王によって大義名分を得たラナの女神連合軍は、各国の諸侯と新たに同盟を結んだ。兵力調整と他の細かな会議も含めて、出発は一週間後。
ラナとレクスは今までになく忙しくなり、毎日諸侯との軍の編成などの相談に浸かっきりで、アランの補佐があっても中々一息つく暇のない日々が続いていた。そんなある日、アイシャが立ち会うなか、イリスと城のメイド、ドーネと共に、勇者となったカイのために用意した新しい弓兵用の軽装鎧を彼に着けさせていた。
メアリーが昔、ロバルトから親交の証として贈られた鎧を、ドーネが数日かけて強化、アレンジしたものだ。いつか正式にルーネウス王国で叙任式を受けるまでの凌ぎとメアリーは言うが、ドワーフの手にもかけられたその鎧の輝きと高貴さを感じられる模様は正に勇者と呼ぶに相応しい造形だった。
「はい、これでよしっと」
イリスは、鎧を着終えたカイの頬を優しく触れて自分に向けさせる。
「うん、とても似合ってるわ、カイ」
「なはは、そ、そうかな?半分は鎧の出来が良いからと思うけど…」
「そんなことないわ。元からカイは勇者らしく勇ましくてカッコいいのですよ。そうですよねアイシャ様?」
「はい、正にその通りだと思います」
アイシャ達の賛辞に思わず超振動ナイフの柄をいじって照れを隠すカイ。
「うむ。サイズに特に問題はなさそうだな。暫くつけて慣らし終わったらボルガの奴に預けとけ。俺ぁまだ他に仕事が残ってるからな」
「ああ、ありがとな。ドーネのおっさん」
ドーネ達が部屋から出ていくと、イリスは感慨深そうにため息をついた。
「それにしても、村でいつもイタズラでトーマスさんに怒られるカイが、今やまさか巫女様の勇者だなんて…。今の貴方を見れば、ルネさんも…貴方の母もきっと誇りに思うわ」
イリスに一筋の涙が流れた。
「シスター…」
「ふふ、いつか子供は自立するものだけど、いざとなれば嬉しさと同時に寂しさも感じられるわね…」
カイがイリスを抱きしめた。
「俺はいつだって、ブラン村のカイ、シスターの息子だよ。それはいつになっても絶対変わらないから…」
イリスもまた優しく抱き返す。実の子のように。
「ありがとう、カイ…。アイシャ様、私が言うのも失礼かもしれませんが、どうかカイのことをよろしくお願い致します」
「そんな、シスターにこそ私は色々とお礼を申し上げなければなりませんのに」
まるで姑に礼を言われた気分で軽く慌てふためくアイシャ。その時、コンコンとドアが叩かれると、彼女は慌ててそちらに応えた。
「あっ、どうぞ」
入ってきたのは、一人の壮年の男性貴族だった。服装からして、ルーネウスの諸侯のようだ。
「まあ、トルヤ様。いかがなさいました?」
「ご機嫌麗しゅう、アイシャ様。その、実は勇者カイ様に御用がありまして…」
「俺に?」
トルヤと呼ばれる男性は頷くと、カイの方に歩み寄った。
「カイ様…貴方の姓はジェリオと聞きますが、相違ありませんか?」
「あ、ああ。そうなんだけど…」
トルヤはじっくりとカイを見て、どこか感慨深そうに頷いた。
「…なるほど、確かに、ディーダ殿の面影がありますね」
「なっ、あんた、俺のオヤジを知ってるのかっ?」
カイ達はトルヤと一緒に座り、話の詳細を聞いた。
「そうか、俺のオヤジの実家、トルヤ様の商売仲間だったんか…」
「ええ。私は彼とは昔から友人のように親しく、普段からよく一緒にお茶を飲んで歓談していたものです」
ディーダ一家はそれなりの規模のある商家だったから、貴族と知り合いなのも不思議じゃないと、カイは納得していた。
「今回はラナ様やアイシャ様の物資支援のために集会に参加したのですが、まさかディーダ殿の御子息に会えるとは…。これも女神様のお導きでしょうか、これでようやく、彼の遺言を言い渡せることができます」
「オヤジの、遺言…?」
頷くトルヤ。
「彼は貴方の母、ルネ殿のことによる心労で病に患ったことはご存知ですよね」
カイの顔が軽くしかめる。
「ああ…」
「私はその時もよく彼を見舞いに行ったのですが、彼は最後までルネ殿と、身篭っていた貴方のことを案じていて…。ディーダ殿はずっと伝えたかった、勇気を出せなくて申し訳なかったと、君の成長をその目で見届けなくてすまなかったと」
(カイ…)
イリスとアイシャは心配そうにカイの方を見た。彼は無言のままだったが、手に力は入っていた。
「貴方の名前は、きっとルネ殿と別れる前に決めたどおりカイになるとディーダは仰ってました。彼亡き後、私はルネ殿の村に行ったのですが、貴方はすでに引き取られた後でした」
イリスが頷く。
「私が丁度巡礼でそこを通った時にですね」
カイの気持ちも察したように、トルヤは落ち着いた口調で告げた。
「カイ様。彼は家族の圧力でルネ殿と別れてからも、一度も他の女性の手を取ることはありませんでした。そして最後まで貴方達のことを思って、あやまりたいと思ってました。捨てられた貴方にこう言うのも恐縮ですが、高圧的な家族で生きることは、実に辛いもので――」
「…ああ、大丈夫さトルヤ様。ていうか、別にいいんだ」
「カイ様?」
カイの顔は、実に気楽なものだった。
「まあ、正直言うとちょっとムカつくのは本当なんだけどさ、だって俺とお袋を捨てたのに今更謝ってもなんになるのかって。…けど今日会議に参加して、上流社会で生きるってのは、本当に大変だなと理解できたしな」
「カイくん…」
「それにさ、オヤジがお袋達がどうであれ、俺は俺なんだ。あまり過去に拘っては、ひねくれた大人になっちまうからな。そういう人、俺は知ってるから…」
アイシャは、それがウィルフレッドの記憶で見たサラのことだと理解した。
「だから大丈夫だ。寧ろ教えてくれてありがと、トルヤ様、これで本当に完ぺきにすっきりなったよ!」
ニカッと笑うカイに、トルヤはくすりと微笑んだ。
「…さすがアイシャ様に選ばれた勇者様ですね。立派な心構えです」
イリスもまた、わが子の成長を目当てにして嬉しく微笑む。
(カイ…本当にこの旅で大きく成長したのですね…。昔は両親のことを話すのあんなに嫌いだったのに…。女神様、貴方の良き導きに感謝致します…)
「それでは、私はこれで失礼します。資源分配や運送の手配がまだ終わってませんから」
「ああ。…それとトルヤ様、その、たまにいいけどさ、オヤジのこと、また色々と話してくれないか?」
「ええ、喜んで。暇がある時にまた軽くお茶会でもしましょう」
カイ達が互いに笑顔を交わすと、ふと窓の外から騒がしい声が伝わってくることに気付いた。
「なんだ?なにかあったのか?」
アイシャ達が窓に寄っていく。
「あれは…どこかの騎士団の伝令…?」
――――――
同時刻、メアリーから王家の霊薬庫を借りれたミーナはエリネとともにウィルフレッドの治療に没頭していった。この治療は王都セレンティアについてから一日も欠かすことはなく、ミーナは資源を最大限に利用してあらゆる手を、エリネの手伝いの元に行ってきた。だが――
「何故だっ、なぜこれでも効かんっ?」
何本目の霊薬を飲ませたかも覚えられないミーナは、一向に好転しないウィルフレッドの体調に思わず苛立って机をドンと叩いた。
「ミーナ…」「ミーナ様…」
ギリリと悔しそうに拳を強く握るミーナ。
「この緑露の雫はマナなぞ関係なしに体の治療ができる霊薬なのだぞっ。なのになぜウィルの体に効かないっ!?これも効かなかったら…っ」
「あまり思いつめないでくれミーナ。アニマ・ナノマシンは『組織』の研究者たちでさえも完璧に解析していないものだから…」
「そうですよミーナ様、それにここ数日間ずっと研究しっぱなしですし、少しぐらい休んでても…」
「その時間があまり残ってないのは、ウィルも分かっておるのだろっ?」
ぐっと手を握るウィルフレッド。
「ああ…。けど、だからこそ急いでは仕損じてじまうと、いつものミーナならそう言うんじゃないか?」
ミーナが椅子に背を持たせ、長くため息をつくと、とんがり帽子で目を隠した。
「…そう、だな。すまない。確かに、解明できない出来事を冷静に分析できずにイラつくなぞ、我らしくもないな…」
「いや、いいんだ…」
机に置いた茶を一口飲んで気持ちを落ち着かせるミーナ。茶の温かな匂いが心をほぐすような感覚の中で、ふとあることを思い出す。
「…そういえばお主の剣、エンチャントがなかなか付かないって話がおったな」
「ん?ああ、ドーネがヌトの強化装甲で作った剣の話だな」
「そんな話もあったのですか?…あ、ミーナ様、これひょっとしたら神器が覚醒しないのと関係が?」
「まだなんとも言えん。丁度良い、ここでもう一度試してみよう。何か分かるかも知れん」
「ああ」
ミーナはウィルフレッドから渡された黒剣に魔法剣をかけようとするが、やはり上手くはいかない。
「ぬっ、これは確かに…っ、中々付与できん…っ、ぐぬぬぬぅ…っ」
歯を食い縛ってさらに集中してマナを込め、ようやく魔法が定着するが、すぐに消えてしまった。
「ぜぇ…ぜぇ…これは中々に妙な反応だな…」
「だ、大丈夫かミーナ?」
「心配するな。少し疲れただけだ」
「はいミーナ様」
「うむ」
エリネから渡された水をゆっくり飲み干すミーナ。
「ミーナ様、この現象、やっぱりウィルさんの体に関係あるのでしょうか」
「うーむ…確かに似てはいるが、この剣の場合はどちらかというと――」
ふとミーナの言葉が止まる。
「ミーナ?」
(そういえばエウトーレ殿が言っていたな。ウィルは魔法が効かないというより、反応しないのだと…)
何かの結論が出そうなミーナが顔をしかめて必死に思考を巡らせる。丁度その時、霊薬庫の門が乱暴に開かれた。
「兄貴!大変だ兄貴っ!」
「おわっ!なにごとだっ!?」
「ちょっとお兄ちゃんっ、もう勇者なんだから少し落ち着きを持ってよ」
「す、すまねえ。ってか今それどころじゃないんだ!」
「何かあったのかカイ?」
一呼吸してからカイは続いた。
「教団のやつらが、教団のやつらが三国各地で武装蜂起しているんだっ!しかもあのオズワルドが教団と手を組んだことを公けに宣言したんだよ!」
【続く】
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