ハルフェン戦記 -異世界の魔人と女神の戦士たち-

レオナード一世

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第十章 大地の谷

大地の谷 第六節

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エウトーレから滞在許可を頂いた連合軍は、彼らが提供した空き地でテントを張り、谷の村からの人々の支援物資などの作業をアランとマティの指揮の下で行っていた。
「マティ、こっちの装備の片付けは終わったぞ」
「ありがとうございます。ドーネ殿」
「こちらも作業は大体終わりましたよ。少し休憩しましょうかマティ殿」
「そうですね、アラン殿」

三人は一息つくよう天幕内の椅子に座ると、村の人々が差し入れを次々と騎士や兵士達に配る。
「騎士様、温かいお湯をどうぞ」
「あ、ありがとうございます…」
騎士や兵士達は杯を受け取りながら多少戸惑いを覚える。先ほどの手伝いでも度々その光景が見られた。

「…不思議な場所ですねマティ殿。パッと見ますと、人だけでなく、エルフやドワーフも結構な数がいると見えます」
「ええ、異なる種族がこんな規模で一つの場所にいることは非常に稀なのに、ここでは至って普通に見えますね」
「だがよ、どいつもこいつもちょいと妙な雰囲気してやがんな」

ドーネは騎士に米袋を渡す村人のドワーフを見やる。
「米はこの場所に置けば宜しいですかな」
「え、ええ、お願いします」
おおらかな態度が一般的なドワーフのわりには、その村人はエウトーレと同じどこか飄然としており、そしてその瞳もまた不思議な輝きが宿っている。それが騎士達の戸惑いの理由となっていた。

「妙に落ち着きがあるというか、俺の知るドワーフとはえらい違いだな。それにあの目の輝き…どう見たって普通じゃねえ」
「そうですね。エルフの中でそのような目を持つ人はどこにもいません。この土地になにかあるのか、或いは別の理由があるのかもしれませんねアラン殿」
「ええ。とはいえ、みな友好的ですから気にしても仕方ありません。ラナ様たちの会談が終わるまで、暫くは彼らのご好意に甘えましょう」


******


先ほどラナ達がエウトーレと出会った小屋。木造の屋敷内の天井窓から差し込む明かりが屋内を明るく照らし、建物自体の香りと、先ほどつけたハーブキャンドルの香ばしい匂いが登山で疲れきったウィルフレッド達の体を癒していく。

そんな小屋の食堂内で、エリネやラナ達はエウトーレと一緒に机を囲んでは、並ばれた簡素な料理の数々を堪能していた。
「…おいしいっ!見た感じ木の実や野菜とかしか使ってないのに、味に深みがあると同時にとてもさっぱりしていますっ」
「ほんと、ただのサラダかと思ったら、ボリュームもあるし、ピリッとした程よい辛さもあって、おいしくて口が止まらないわ」

エリネとラナの賛辞にエウトーレもまた嬉しそうに頷く。
「この谷特産の香辛料を使ってますからね、栄養たっぷりで体にとても良いのですよ」
「ピピリ草で作った香辛料か。血の巡りを良くする効果もあるといわれてるから、確かに健康に良さそうだな。味付けも文句なしの良さだ」
じっくりと咀嚼して味をかみしめるミーナ。

「確かに美味いけど…もぐもぐ…やっぱいくらか肉があった方が…もぐもぐ…食べ応えあるかも…兄貴もそう思うだろ?」
「かもしれないが、俺は今の方が丁度良いと思うな」
「カイくん、ブラン村にいた頃から肉ばっかり食べてさ、栄養が偏るといつもシスターに注意されたぐらい肉好きだったよね」
「んぐっ!レクス様っ、それもうガキの頃の話だよっ」
「その割には今だに食事偏ってるよね、お兄ちゃん」
「うっせー、成長期だから一杯食べたくなるの当たり前だろっ、猟師は体力が大事だしっ」

「確かに、いまだにガキ臭いところ見ると成長期から抜け出せていないのも納得いくな」
「んだとこの性悪エルフ」
「まあまあカイくん落ち着いて、ほら、口拭いて」
「ちょっ、アイシャ自分で出来るからっ」
「いいですからじっとしてて、年上のことはちゃんと聞くようにしてくださいね」

顔を真っ赤にしながらアイシャに口を拭かれるカイに、レクス達の温かい視線と笑みが集中する。
(二人の関係は普通に進展してるようだけど、この旅が終わってからが本番なのがもどかしいよね…)

――――――

「ごちそうさま。とても良い食事だったよ」
「お気に召されてなによりです」
レクス達の食事が終わり、食器を従者らしきエルフの女性が片付けると、エウトーレは改まってミーナ達に向かい合った。

「そろそろ本題に入りましょうか。貴方がたの先ほどの説明は大体理解しました。皇帝暗殺に邪神教団ゾルデの暗躍。女神の巫女とともにエステラ王国を目指す理由。そして…異世界からの来訪者、ですか」
エウトーレは不思議な輝きを宿したその目でウィルフレッドを意味深と見つめ、彼もまた同じように見つめ返していた。

「…なるほど、マナを一切発しないこともそうですが、貴方に染み付いている独特な雰囲気…確かにこの世ではまず感じられないものですね」
先ほど、マナのことで異様を感じたエウトーレに、ラナ達はやむなくウィルフレッドについて最低限のことを彼に説明していた。

「ウィルに興味があるのは理解できるが、できれば先におぬしらのことを説明して欲しいな」
「そうでしたね、封印の里のミーナ殿。まず改めて自己紹介しましょう。私は封印の里と対を成す大地の谷のエウトーレ。女神ガリア様の教えに従い、この谷を守り、鎮魂の歌を歌い続ける墓守たちの当代管理者です」
「墓守…?」「女神…ガリア…?」

ウィルフレッドを除く全員が困惑する。
「なあエリー、ガリアって女神聞いたことあるか?」
「ううん、お兄ちゃん。シスターの授業でも出たことなかったと思う。ラナ様は?」
「いえ、ヘリティアでも聞いたことないわね…」
「えっと、僕達の三女神教義に出てくる女神は、太陽の女神エテルネ、月の女神ルミアナ、そして星の女神スティーナの三名だけだよねアイシャ様」
「はい。ガリアという女神なんて一度も聞いたこともありません」

「ガリア…ガリア…。まさか、大地の女神ガリアなのか?」
全員がミーナの方を向く。
「さすがミーナ殿、仰るとおり、その大地の女神ガリアです。ビリマ様からお聞きになされたのですか?」
「いや、歴史考察の文献でそれらしき名前が載っていただけで、三女神の伝承の誤謬だと扱いされてたな」

「誤謬…エウトーレさん、そのガリアという女神、本当に実在するのですか?」
「勿論ですよエリネさん、その証拠として、我ら大地の民は女神ガリアを源とする魔法を駆使しています」
「そのような魔法が存在するのかっ?」
「はい。実際にお見せしましょう」

エウトーレは、土壌が盛られた鉢を一つ机に置くと、ミーナ達が注目する中で呪文を唱えた。
「母なる大地よ、その息吹より我らに汝の恵みを与えたまえ――緑地冠命メリィクローナ
淡い緑色の輝きとともに、まるで春の芽吹きかの如く、土壌から瞬時に瑞々しい草花が生えだした。

「おおっ、すげぇ!」
「これは…っ!」
カイとミーナ達が驚嘆の声をあげた。
「植物を瞬時に咲かせる魔法が存在するなんて、これが…」
「そうですラナ様。これが女神ガリアを源とする、大地クローナ系の魔法です」

その草花に触れるエリネにウィルフレッドは確認する。
「そうか、確かこの世界の魔法は源となる神か精霊というのが存在しているのだな」
「うん。だから信じられないけど、この魔法が存在することは、その女神ガリアが存在したという一番の証拠となるの」

「でも私、いままでこの体系の魔法があるだなんて聞いたこともないです…」
「それはそうでしょうアイシャ様。ガリア様を源流とする魔法は、今やガリア様の加護を受けている私達谷の民しか使えないのですから」
「そんなことが…?エウトーレ様、このガリアという女神様のことについてもう少し詳しく教えてくださります?」
「勿論です。そちらをご覧ください」

全員がエウトーレが杖で指した方向、部屋の梁に飾られている紋章を見やる。それは、この世界の人なら誰でも見慣れた、三女神を代表する三位一体トリニティの紋章だ。しかしそれとは一つだけ違いがあり、正三角の真ん中には四人目の女神らしき姿が描かれていた。

三位一体トリニティの真ん中にまた女神が…?」
「そうです。それこそが貴方がたが見る三位一体トリニティの紋章の完成されし姿。四人の女神が創世したこの世界を表すものです」
アイシャ達はますます混乱する。

「ちょっと待てよ、それじゃあ俺達の世界って、本当は三人の女神でなく四人によって作られたってことなのかっ?」
「そのとおりです。外で伝えられている創世の伝承では三名の女神によってこの世界ハルフェンが作られてますが、私達に伝われている伝承はそこでさらにガリア様が加えたものです。その最後は他の女神たちと同じく、邪神戦争後はこの世界を包む加護と化して消え去ったことになってます。三女神のように巫女を選ぶ話はないのですが…」

「でも、本当にそうだとしたら何故私達の教義にこの女神様のことが記されてないのですか?ミーナ様でさえ知らなかったですし…」
エリネが尋ねる。
「残念ながら、あなた方にガリア様の伝承が失われた理由は私達にも教えられておりません。大地の民はただ、ここで墓守の務めを行い、代々の封印の里の管理継承者に彼らが知るべきことを伝えるという教えを実践し続けているだけです」

「管理継承者に伝える、だと」
「はい、ミーナ殿。この大地の谷は、次期封印管理者の継承儀式の一環として訪れるべき場所です」
「だから封印の里と対をなす大地の谷か。言われて見れば確かに、ここの住民の種族の多様さ…どことなく封印の里と似ておったな」

「ええ、各種族から使命の遂行に適合する人を集める点では、封印の里と同じです。…亡くなったビリマ様から聞かされてないのですね。継承儀式が始まって初めて後継者に伝えられることですから、無理もありません」
ミーナは亡き師のことを思い出し、少し複雑な気持ちになった。

「儀式までに教えられないってことは、それだけ重要な何かがあるんだね」
「そのとおりです、レクス殿。封印管理者はここである場所に置かれている碑文を読むことが義務付けられており、その内容が非常に重要なものなんです」
「ある場所に置かれた、碑文…?」
「はい。碑文の内容は管理継承者しか見られませんので詳しく伝えられませんが、それには三位一体トリニティの封印秘法の一節が記されています」


三位一体トリニティの封印秘法だと…っ」
驚愕するミーナに、首を傾げるカイが問うた。
三位一体トリニティの封印秘法って、確か邪神ゾルドを封印したという秘法だったよなミーナ?」
「そうだ。ゾルドを封印した秘法は、封印管理者が来るべき時に受け継ぐと師はむかし仰ってたが、まさかここにあったとは」

「めっちゃ重要な奴じゃないかっ!その碑はどこにあるんだエウトーレ?」
「碑は、この谷の奥に隠された四神の鍛冶場にあります」
「四神の鍛冶場…?」
「かつてゾルドと対抗するために、女神たちに選ばれた三人の勇者に与えられた、三神器が作り出された鍛冶場です」

――――――

「よいしょっと」
暫くして、アイシャはドーネとともに一つの包みを机の上に置いた。エウトーレは感慨深そうにその包みを見る。
「まさか三神器の一つまで一緒に来られてるとは、これもまたガリア様の粋な計らいでしょうか」
「こちらも大変驚きました。まさか迷い込んだこの谷に神器が作られた鍛冶場があるだなんて。女神様のお導きというのは本当に計りきれませんね」

「で、アイシャが取りにいったのになぜおぬしが一緒に来てる?」
ドーネは活き活きと輝かいてる目をミーナに向けた。
「いま装備の管理は俺が総括してるんだぞ?それにあの神器の鍛冶場がここにいると聞いちゃあ、ドワーフである俺が話に参加しない道理はねえだろうが」

そう言って、ドーネはアイシャとともに包みを広げると、カイ一同が驚嘆の声をあげた。今まであくまで普通の弓より華美という白銀の弓が、淡い銀色の光を発しているからだ。

「すげえ…どうなってんだこれ?」
「恐らく共鳴しているのです。生まれの地である鍛冶場に対して」
「これが神器の覚醒、という奴なのかエウトーレ?」
「違いますよウィルフレッド殿。神器の覚醒の条件に場所は関係ありません」
含みのある言い方にミーナが反応する。
「おぬしは知ってるのか?神器が目覚める条件と言うのが」

「ええ。これも本来なら封印管理者に伝えるべきことの一つですが、巫女様もいらっしゃるのですし、ここで直接説明します。神器の覚醒条件はいたって簡単ですよ。それは、機が熟し、神器が目覚めの兆しを見せた時、かつての伝承のように対応する神器を巫女が自ら選んだ勇者に託せば良いのです」
「巫女が選んだ、勇者に…?」
エリネに頷きながら、エウトーレは神弓を持ち上げてはアイシャに持たせた。

「例えば、この神弓は月の女神ルミアナ様が勇者ロジェロに渡したものです。アイシャ様は月の巫女ですので、ルミアナ様に習い、これを然るべき時に貴方が認めた勇者に渡せばそれで良いのです」
納得したように頷くミーナ。
「なるほどそうか。かつての出来事を模すのは魔法においてとても重要な要素の一つだからな」
「ええ。ですのでアイシャ様、ラナ様、神器が兆しを見せた時、どうかそれぞれの神器を貴方がたが最も信頼する方に託してください。さすれば神器は真の輝きを見せるでしょう」

「私が最も信頼する、勇者に…」
手に持った神弓を、アイシャはなぜか複雑そうな顔で見つめる。彼女同様、カイもまた緊張でばくばくと暴れる胸を何とか押さえては、弓と彼女を交互に見つめた。
(アイシャ…)

ふと目が合い、慌てて視線を逸らす二人。二人の顔にはなんとも言えないもどかしさがあった。特にアイシャは、それ以上に迷いが混ざった顔つきだと感じられた。その理由に気づいたのか、レクスは彼女の肩にポンッと手を置いた。

「今はそう悩まなくても良いよアイシャ様。兆しというものはまだ見られてないし、神器が必要になる時なんてまだまだ先と思いますから。それまでにじっくり渡す相手を考えればいいですよ。それにゾルドが復活する前に教団を倒せば、神器の出番自体がなくなるしね。そうでしょエウトーレ殿」
「そこまで上手くいくかは疑問ですが…ええ、基本的にはそうなりますね」

「レクス様…」
「焦らずにまったりといきましょアイシャ様。いままで通りに、ね」
「…はい」
ウィンクするレクスに、アイシャは小さくはにかんだ。ラナもご苦労さんじみた表情をレクスに見せては、彼もありがとうと微笑み返す。アイシャとカイがお互い気まずそうにチラ見する中、ウィルフレッドはその意味を理解できず、ただ先ほど深刻そうなアイシャの表情が疑問として心に残った。

「そういやドーネ殿、ガリアという女神って名前聞いたことある?」
話題を変えるかのように質問するレクス。
「いや、聞いたことねえな」
「エウトーレ殿の話によると、神器は本当は三名ではなく、ガリアも含めて四名で作られたそうだけど」
「そうなのか?ふむ…やっぱ知らねえな、祖先の記録でともに神器を作った女神は三人だけだ、そこは間違いねぇ」

「ドーネ殿も知らないとなると、ガリアという女神の正体がますます気になるよねラナ様」
「ええ。もしこの女神様が本当に存在していたのなら、恐らく何らかの理由で意図的にその痕跡が消されたと考えられるわね」

「エウトーレっつったか。神器を作ったと言われる鍛冶場に俺を連れてってくれねえか?」
どこか興奮しながらお願いするドーネ。
「ドワーフにとって神器鋳造はとても大事な意味がありますからね。別に構いませんが、碑がある間は墓守の管理者である私と封印管理継承者でしか入れないという決まりになってます。それに鍛冶場自体はもう機能できなくなってますが、それでも構わないのであれば」
「それだけで十分だ、ありがとよっ」

「ではミーナ殿、封印の里の話と碑文の件について、できれば二人っきりでお話しがしたい」
「そうだな。こちらとしてもそうしたい」
「ドーネ殿、四神の鍛冶場は使えませんが、ここには他のドワーフ達が作った鍛冶場があります。設備も整ってますので、必要でしたらお貸し致しますよ」
「本当かっ、そいつはありがてえ」

エウトーレはラナとアイシャに会釈する。
「ラナ様、太陽の巫女。そしてアイシャ様、月の巫女よ。我々大地の民は四女神の名の下、可能な限りのサポートを致します。ぜひここで英気を養い、体勢を整えてください」



【続く】

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