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第九章 遠き日の約束

遠き日の約束 第三節

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小降りの雨が延々と続くなか、やや薄れた霧に覆われた新月の森の空き地。その両端で、ラナ率いる連合軍と、獲物の赤き返り血を帯びた狼の旗を掲げるオーデルの軍勢が対峙する。空き地の傍で怒涛と流れるトレヴァナ川の音は、まるで戦いの雰囲気を高める戦鼓の轟きのようだった。
アランとレクスの騎馬の前に、ラナがいつものように威風堂々と己の騎馬とともに一歩前へと進む。

同時に向かい側から、馬と共に重厚な真紅の全身鎧と兜をまとった巨躯の騎士が、その鎧並みに無骨で長柄な戦斧を携え、ラナに応じるかのように馬を前へと進ませる。地面のたまり水がその一歩ごとに波紋が走る。

「貴公がオーデルかっ!あの悪名高い鮮血将軍と鉢合わせになるとは、道理で今日は雨になるものだなっ!」
ラナの挑発にオーデルは何も言わず、ただ静かに彼女と対峙する。
「極悪非道さで地位を剥奪されるほどだっ、今回の戦争では正に水の得た魚のように得意げだろうっ!オズワルドに下ったのもこれを予見してのことかっ!それとも他に何か褒美でも約束されたのかっ!?」

「………ふふ、ははは、はぁーははははっ!」
オーデルが腹の底から大きく笑い出した。
「なるほどこれが真のラナ殿下かっ!噂に違わぬ強気ぶりよ!」
(部下達の前で私が本物であることを言うとは、全員オズワルドに篭絡済みか)
先ほどの激しい言葉とは裏腹に、冷静に状況を分析するラナ。

「褒美か…私が欲する褒美はただ一つっ!だ!」
兜の下で血眼を見開くオーデル。
「弱きものを蹂躙して得る勝利、絶対的な自信を持つ奴を真正面から挫いて得る勝利、策を講じて得る勝利…。そしてそれを得た時の高揚感!それこそがいかな女でも財宝にも勝る至高の美酒!策や蹂躙なぞ、勝利という美味を高めるための調味料に過ぎん!そしてその材料となる戦いを与えてくれる奴は、誰だろうと従うまでよ!」

ラナがクッと嗤う。
「なるほど実に卑しい狂犬らしく浅ましい考え方だな!オズワルドの番犬役としては確かに相応し――」

異常を察したラナが突如上を見上げる。厚い霧と雲に覆われた空から、無数の火矢が降り注いで来た。だが彼女は既にそれよりも早く手をあげて後ろのアイシャに指示を送っていた。

「――月極壁フィブレア!」

連合軍の真上をアイシャの結界魔法が包んでは、火矢と後続に来る魔法弾をことごとく遮った。

「ほうっ、やはり巫女様相手に姑息な手は効かないかっ!」
「もはや言葉は無用!連合軍!進め!」

アランの角笛が雄々しく轟き、冷たい雨をも熱くするほどのときをあげながらラナたち連合軍が突進した。オーデル軍も自軍の角笛の響きとともに迎え出て、両軍はたちまち激突する。

「おおおぉぉっ!」
アランと一番隊を従い、エルドグラムを凛々しく振り回すラナの騎馬は鋭い剣の切っ先の如く敵軍を蹴散らしていく。オーデルの軍勢も負けずと彼女達を包囲しようとし、それを後続の連合軍が阻む。霧に覆われた戦場はすぐさま大混戦の様相を呈した。

一方、空き地側面の丘にある霧に覆われた森で、事前に待ち伏せていたオーデルの軍勢は静かに襲撃のタイミングを計っていた。
「隊長。そろそろ出る頃合なのでは」
「もう少し待て、オーデル様がを遂行してからとの仰せだ。それまでここで待機して―――」

ガオオォォッ!

獅子の咆哮が突如森の中で響いた。
「な、何事だ!」
「て、敵軍です!何故かこっちの位置がっ、うわああぁ!」
それは翠の輝きで形作られた獅子だった。その爪は容赦なく兵士をなぎ倒しては更に駆けていく。

「孤高なる銀の狼よ、その風より疾き足で大地を駆け、鋼鉄より鋭き牙で害なすものを駆逐せよ――銀牙狼フェブリル!」
狼の高吠えとともに銀の輝きが狼の姿を成し、霧をものともせずに駆けては敵に食らいつく。ミーナは杖を掲げ、さらに光の鳥や熊などを召喚して森に潜む敵兵を襲っていく。

「光を追って進め!敵の居場所は精霊達が示すっ!」
「あぁっ、任せろ!」
カイと連合軍の兵士達がミーナの指示通りに攻撃を仕掛ける。濃霧の森の中で姿を隠そうとすることが逆に仇となり、敵軍はカイ達の位置を掴めずに一方的に攻撃されてしまう。かわりに連合軍はウィルフレッドの前情報とミーナの精霊魔法により正確に敵を捉え、オーデルの伏兵達は即座に混乱に陥った。

「くそっ、精霊魔法かっ!魔法隊の結界はどうしたっ!?事前に貼り付けた護符は――」
敵隊長が確認しようとしても霧に阻まれてできなかった。魔法による影響力が薄く、霧の中でも平然と周りが見えるウィルフレッドが最後の護符を速やかに剥がした姿を。

「だめだ、このままでは全滅だっ!全軍いますぐ森から出るんだっ!空き地に向かって―――」
「残念ながら一歩遅かったようですね」「な」
マティが隊長の後ろの霧からスゥッと姿を現し、彼が次の言葉を紡げる前に切り伏せた。

丘の森から伝わってくる騒乱の声に気付くオーデルはしかし、さほど気にしてはいなかった。
「森の伏兵にも難なく対応するか。そうこなくては…っ」

オーデルは前方、自分目掛けて駆けてくるラナを見据える。進路を阻もうとする槍兵の剣を両断し、更に追撃してくる敵兵の槍を左腕の鎧で受け流しては切り返すラナの目が、オーデルと合った。
「オーデル!」「ハッハアァ!」

重装甲の戦馬の蹄を踏み鳴らせ、オーデルが戦斧を大きく振り回しながらラナに突進する。
「「おおぉっ!」」
両者が斬り結び、鈍い金属音と共に剣戟の火花を散らせる。

「ラナ様!」
「ぬうっ!」
アランが呼びかけるラナの方が無傷なのに対し、オーデルの戦斧とその腕の鎧に細い切れ目が入った。ラナのエルドグラムが露を帯びて冷たく光る。

「ぬぅん!」「はあっ!」
振り返って横薙ぎするオーデルにラナは巧みに騎馬を操り、戦斧を掻い潜ると同時にエルドグラムで更に一撃を喰らわす。

「おおっ!せいっ!ぬぁっ!」
「たあっ!てぃっ!やぁっ!」
重装備ゆえに定位置でしか戦斧を振舞うことのできないオーデルに対し、ラナは巧妙な騎乗スキルと絶妙な剣捌きや身のこなしで、さながら飛び舞う蝶かの如くその猛攻をいなしては避け、隙を見てはエルドグラムをその巨躯に切り込んでいく。

「普通の鎧よりも二倍は厚い私の鎧に傷をつけるとはっ!そしてその輝き、ミスリル製の剣か!」
「意外と物知りだな!これは皇族御用達の特別製だっ、鋼鉄を貫くことも造作ない!」
オーデルの腕に刺さるラナの一突きが叩き込まれる戦斧の勢いを削いで軌道を逸らすと、馬の小回りなステップで流麗にかわし、オーデルの肩と体の接合部に大きく一撃を加える。

「ぬぅっ、こしゃくなっ!」
「装備に頼って優勢に立てたとでも言いたいのか?だが覚えておけ、持てるものを最大限活用するのも、優れた騎士の資質だとな!」
鈍重に振り回す戦斧とは対照的なラナの無駄のない動きに、オーデルは密かに感心する。

(闇雲に打ち込んでるわけでもなく、薄い箇所や接合部を狙い、同じ所に集中することを意識してダメージを蓄積させてくる。こっちの大きな薙ぎ払いも肘を狙って動きを牽制してくるし、中々侮れんな。騎馬を狙わないのも実に誇り高い皇女らしい)
兜の下で彼がほくそ笑む。
(これは実に良い美酒に仕上げられそうだ)

一方、混戦となる戦場もいまだに両軍が激しくぶつかり合う。連合軍ほどの連携力こそなくとも、オーデル軍一人ひとりの力量は決して弱く無い。騎士ランブレもまた、敵の重装兵相手に苦戦を強いられていた。

「くっ、こいつ…!」「弱小!」
鈍い剣戟の音が響く。重装兵のクレイモアの重々しい一振りに剣を弾かれたランブレがよろめいてしまい、トドメの一撃がランブレの肩を狙う。
「取ったぶあぁっ!?」

クレイモアがランブレを切り裂く寸前、横からウィルフレッドの強烈な飛び蹴りが重装兵の脇腹を捉えた。まるでボーリング玉のように重装兵が吹っ飛んでは他の敵兵諸とも倒れてしまう。
「無事か?」「ああ」
ウィルフレッドの手を取って立ち上がるランブレ。

「感謝するウィルフレッド殿、君と肩を並ぶことができて嬉しい限りだ」
「ウィルでいいさ」
二人が微笑み合う。かつてのように彼を恐怖視する眼差しはどこもなく、信頼と敬意が互いの奥底にあった。

「気をつけろ、相手は相当の手練れだ。油断して勝てる相手じゃない」
「そうですね。ですが戦いの錬度ならばこちらも負けてませんよっ」
他の騎士達の戦列へと再び加えるランブレ。こっちは問題ないと確認したウィルフレッドはラナの方を見やる。大きな戦斧を振り回すオーデル相手に一歩も退かない彼女に改めて感心する。

(さすがだ。これなら俺の助けもいらないな)
だがウィルフレッドは物言えぬ不安を感じていた。
(戦況は全体的にこっちが有利だ。センサーも何も捉えてないのに、なんだこの感覚は…俺達以外に何かがあるのか?)

ふと丘の森から連合軍の歓声があがる。おぼろげに三位一体トリニティの旗印が見えたのをレクスは確認した。
(丘の方は片付いたようだね。後はゆっくり前進して森の中の敵兵を掃討するだけだけど…ちょっと簡単し過ぎる気がするなあ。オーデルの奴、やっぱ何か別の策を用意しているのかな?)

ラナとオーデルもまた丘の様子に気付き、更に互いに一撃を交わしては離れる二人。
「哀れだなオーデル。貴様の実力はこの程度か。鮮血将軍も所詮は名ばかりの見掛け倒しと見える」
「ふふふ、やはり噂どおりの勇猛さよ、ラナ殿下。だが戦とは最後までならなければ分からないものですぞっ!」

威勢の良い言葉とは裏腹に、オーデルはいきなり馬の方向を変え、自陣がいる森の方へと駆けて行く。
「勝てないと見て逃げるとはっ、もはや番犬ともいえない負け犬ぶりだなっ!」

だがラナは追いかけず、ただその場で様子を静観していた。それを確認したレクスが安堵する。
(よし、ラナ様も冷静で助かったよ。あいつがどんな策を用意してるか分からないけど、まずは空き地を完全に鎮圧してから考えよう)

「ラナ殿下!」

森の境でいきなり馬を止めたオーデルがラナに向けて叫ぶ。その手には先ほど部下から渡された一つの包みがあった。
「どうしたオーデル!今になって命乞いでもする――」
ラナが絶句する。オーデルが高く掲げた包みの中身を見たからだ。

「なっ、あ、あれはっ!」
アランや連合軍のヘリティア騎士達までもが大きく瞠目した。丘の方から合流しようとするミーナもまた驚愕する。
「な…っ」
レクスは彼の手にあるそれを見ては困惑する。
「なんだあれ、首…なのか?」

(((さすが私自慢の娘だな)))

在りし日の光景が、言葉が、笑顔がラナの胸を強く打った。
そう。その首は、アランにとっては敬愛すべき主であり、ラナにとっては最も親しながらも、別れの言葉もかわせずに死別した、愛する父エイダーンの首だった。

「ラナ殿下!貴様の言うとおり…」兜の下のオーデルが獰猛に笑い「持てるものは最大限活用しないとなあっ!」その首を思い切って自分の膝へと叩き込み、首は無残にも粉々に砕けていき、風化していった。
「生前でいくら名を立てようと、死んではただなんも価値のない塵へと化して消えるっ、皇帝にしてはあまりにも虚しい終わり方よっ!ははははははっ!」

「オーデルッッ!きさまあああぁぁーーーっ!!!」
ラナが逆上する。かつてない殺気とともに馬を駆け、がむしゃらとただただオーデルめがけて疾走する。

「いけないっ、だめだよラナ様!」「ラナ様!」
レクスが、アランが呼び止めようとする。だがラナは聞く耳持たず、立ちはだかる敵兵を容赦なく斬り捌いては森の方、オーデルの方向へと一直線で迫っていく。
「そうだ、そのまま追ってこい!」
ラナが追ってくるのを見て、オーデルもまた誘い込むように森の奥へと逃げていく。

「止まってラナ様!」「深追いするでないラナ!」
ラナを追おうとするレクスとミーナ達だが、森の奥から更に出現するオーデル軍に足止めさせられる。
「くそっ!ウィルくん!ラナ様を止めて頂戴!」

(ラナっ)
レクスの声とラナの姿を見てウィルフレッドが瞬時に反応し、敵兵をかい潜っては疾風のようにラナの方へと駆ける。それに気付いたオーデルは合図の口笛を吹いた。

ピイィィィ!

後方で負傷兵を治療していたエリネが瞬時に異常に気付く。口笛にではない、空き地の傍のトレヴァナ川の底から急浮上してくる何かに対してだ。
「みんな川から離れて!早く!」

ドォォォン!

川が暴発し、巻き上がる波と水しぶきとともに飛び出した巨大な質量がズシンとウィルフレッドのすぐ傍に、兵士数名を巻き込んで着地する。両軍が叫びを挙げてそれから離れる。

海草や珊瑚が引っかかって見るからに硬そうな貝殻、その開き口から伸びる無数の長い触手、ギョロギョロと周りを体から伸びて見渡す目。オウムガイを連想させるその魔獣モンスターは触手を大きく振り回しては吠えた。
「ビギィィィィッ!」

「ハーミットクラーケンだと!」
ミーナが叫ぶと、クラーケンは触手を大きく振り回しては周りの兵士達をなぎ払い、そのまま目の前のウィルフレッドに襲い掛かる。
「くっ!」
触手の乱打を連続バック転して回避しながら距離を取るウィルフレッド。

「ウィルくん!くそっ、彼への対策もしてたのかっ!」
段々と奥へと入っていくラナを見て、レクスは歯軋りすると突如鋭い剣捌きで周りの敵兵を全て斬り倒し、彼女を追うように馬を走らせた。
「レクス殿!」
アランも追おうとするが、魔獣モンスターの出現による両軍の混乱により阻まれてしまう。

「おいおいミーナなんだよあの魔獣モンスターはっ!?」
「ハーミットクラーケンだっ、たまに船を鯨と混同して襲う生き物だが、海にしか生息しない奴がなんでこんな陸地の奥に………まさか!」
ミーナがウィルフレッドに向けて叫んだ。
「ウィル!今すぐそいつを倒せ!あれは恐らく変異体ミュータンテスだ!」

ウィルフレッドは即座に双剣を構えて風の如く駆け出し、自分を捉えようとするクラーケンの触手を全てかわして眉間に剣を突き刺した。
だが彼の膂力とスピードが乗った剣は、まだ半分も刺さらずに勢いが止まり、音を立てて折れてしまう。
「なにっ!?」

「ビギィィィ!」
そしてクラーケンの体から突如強力な電撃が流れてウィルフレッドを襲う。
「がああぁっ!」「兄貴!」
電撃により地面へと弾けられたウィルフレッドは即座横へ転んで自分を押しつぶそうとする触手の叩き込みを回避し、一瞬に跳ね起きて後退する。

「ビギィィッ!Bigyueeeee!」
クラーケンの声が変質し、殻が禍々しく変形して無地の結晶が生える。体からは触手だけでなくカニのような足まで生え、より毒々しい色と形へと変わり、長く伸びる異形の目を触角のように振り回す。ミーナが呻る。
「やはり変異体ミュータンテスか…っ!」

「くっ!ぐおお…っ」
変異体ミュータンテスと確認した瞬間、ウィルフレッドは魔人アルマ化すべく意識を胸へと集中させ、クリスタルが眩く光り始めた。だがそれよりも早く、ハーミットクラーケン変異体がすかさず雄叫びを上げながら、新たに生えた足で突進した。
『Gyueeeee!』



【続く】

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