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第六章 変異体《ミュータンテス》

変異体 第七節

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「グアアアッ!」『GYOOAAA!』
ウィルフレッドはクリスタルの出力を全て防御と再生へと回していた。青く輝くエネルギーラインが体を巡るとともに、噛み付かれたた箇所の腐食液を蒸発させては再生を繰り返す。サイバー筋肉を強化しながら、纏わりつく金属の蛇達と自分を押しつぶそうとするゴーレム変異体の圧倒的な質量に耐え続ける。

「ウィル、お前いつまであいつと遊ぶつもりだ?」
岩の上でエリクと一緒に立ってるギルバートは気軽そうに声をかける。
「いくら変異体ミュータンテスでも、全力を出せば倒せない相手でもないだろうに。デモはもう十分だからさっさとやっちまえよ」

「ギ、ギル…ッ」
「お前キースでもねえから力比べを無理に続けたら本当にやられるぞ?それともやっぱあそこの奴らが気がかりなのか?なら特別サービスだ、中にお気に入りの奴があるんだったらついでに助けてやるよ。他の奴らはそのまま生き埋めコースなんだがな」

「ぐっ!ぐおおおっ!」
ギルバートの言葉を無視し、更に力を入れて踏ん張ろうとする。だが。
『GYOOO…!GYOOOoooo!』
ゴーレム変異体の顔らしい部分がメキメキと口を成し、ウィルフレッドの頭を飲み込むかのように大きくそれを開けた。

「おい、ウィルっ」
ギルバートの声に初めて焦りが出た。
『GYOAAA!』
ウィルフレッドを噛み砕こうとする瞬間、彼らの後方から音叉のような独特な音が響き、変異体の意識がそちらに逸れた。

『GYO!?』
「こっちだ化け物!」
ヘリティアの騎士が、ドーネが加工した音響石エコールを手で叩いては変異体を煽っていた。

『GYOAAA!』
ウィルフレッドの拘束を解き、がくりと膝を付くウィルフレッドを放置すると、ゴーレム変異体は騎士の方へと走っていく。
「そうだ、こっちにこいっ!」
騎士は音響石エコールを叩き続けては誘うように逃げ出した。

「くっ…!」
ようやく解放されたウィルフレッドの体中にエネルギーラインが走り、体内にも入った腐食液を体外へと蒸発させながら、アニマ・ナノマシンが傷ついた体を修復していく。

「ウィルさんっ!」「キュキュッ」
「エリー…っ」
エリネが彼の傍へと走ってきた。魔人アルマ形態のウィルフレッドに近づいて彼の異質感を肌で感じられても、彼女の心に一点の曇りも恐れもなかった。

「待って下さい、今すぐ傷を癒してあげますからっ」
エリネはすぐに杖をかざして治癒セラディンをかけ始める。柔らかな流れがウィルフレッドの傷ついた体を流れ、再生速度がさらに加速していく。

「ありがとうエリー、けどこのままでは危険だ。あいつは俺が抑えるから、君達は早く外に――」
「ウィルさんを放って自分達で逃げることなんてできないですっ。それよりもそっちを見て」

エリネが指差す方向を見ると、カイや騎士達、町の人々が大きな円の形を描くように立って何かを置いており、その円の両端にアイシャとミーナが立って呪文を詠唱しているのが見えた。

「なんだあれは?」
「説明する時間はありません。とにかく、後でミーナ様が合図をしたら、ゴーレムと一緒にその円の中に入ってくださいっ」
「中に入る?入るとどうなるんだ?」
「私も分からないけど、それでウィルさんはあのゴーレムを倒せるようになると言ってました」

天井から落ちる小岩からエリネを守るようウィルフレッドが打ち払う。もはや一刻の猶予もない。
「…分かった、そこに入ればいいんだな」
「はいっ」

「ぜぇっ、ぜぇっ、次は任せたぞっ!」
変異体を誘導していた騎士が立ち止まって叫ぶ。

『GYOOAAA!』
ゴーレム変異体がその騎士に飛びかかろうとする瞬間、別の方向からも音響石エコールの音が響いた。
「こっちだっ、ついてこい!」

『GYOA!GYOOOA!』
変異体は方向転換し、石を叩く連合軍の騎士を追いかける。暫く追いかけるとまた他の人が石を叩いて、変異体はあちこちとせわしなく人々を追っかけ回った。

「その調子だ!同時に二つ以上叩くなよ!あとあまり激しく叩くなっ、やつを刺激してしまう!」
ミーナの傍に立つドーネが注意する。

「おーいっ!道具は全部配置したぞっ!そっちはまだかよ!」
カイがミーナに呼びかける。
「そう急かすでないっ!気が散るっ!」

ミーナは再び呪文の詠唱と、地下に流れる竜脈マナリバーの流れに意識を向く。マナを足元に描いた魔法陣への接続に集中するとともに、向かい側で同じ作業をしているアイシャの意識とも同調するようにしていた。

(まさかこれほど膨大な竜脈マナリバーがこの地に流れていたとは。巫女のアイシャもいるし、とびきり強力な奴が作れるはずだ。あとはウィルがあやつをなんとかするのを信じるしかないっ)

『GYO…GYOOO!』
変異体を誘導している町の民が、音響石エコールの音への反応が鈍くなり始めてるのに気付いた。
「おいっ!こいつ音に慣れ始めてるぞっ!早くしてくれ!」

「ちぃ!仕方ねえ!」
ドーネもまた音響石エコールと自前の斧を手に持ち、円の中へと入っては石を叩き始める。他の石とはまた違った鋭利で高い音だった。
「こいつで最後だっ!早くしとけよエルフ!」

『GYOAOA!』
一段と鋭利な音に変異体は大きく反応し、ドーネ目掛けて走ってくる。
「おおうっ、石ッコロのバケモンのくせに元気な野郎じゃねえかっ!だが岩と洞窟とともに育った俺達ドワーフをなめるんじゃねえぞっ!」

「ド、ドーネのおっさんっ!」
『GYOOOOO!』
巨大化した変異体の右腕がドーネを打ち払うように横薙ぐ。

「せりゃあっ!」
ドーネはその小さく頑強な体を素早く前転させる。破壊的な一撃の風圧が背中を掠めるのを感じながら、すれ違いさまに変異体の脛に斧を叩き込んだ。鈍い音が響き、ドーネの斧が砕ける。
「ってぇ!なんて硬ぇ野郎だ!」

その一撃は傷を負わすことができなかったが、次の動きに繋ぐための隙を作るには十分だった。
「これはお釣りだ、取っときな!」

変異体が振り返るより先に、ドーネが手の音響石エコールを思いっきり変異体の足元に投げると、石が砕けて残響音が大きく響き渡る。
『GYOO!?GYOOO!?』
変異体はさながら方向を見失ったかのように頭を左右に振る。

その隙にドーネが円の外へと逃げ出した次の瞬間、詠唱していたアイシャとミーナの目が同時に見開く。二人が立つ魔法陣から眩い光の柱が立ち、それを始点に配置された道具に沿って輝く円が描かれていく。
「先生!」「ウィル、今だ!」

「ウィルさん!」「ああ!」
ミーナとエリネの声に応えて、ウィルフレッドがゴーレムに目がけて飛んだ。多くの出来事で困惑しているゴーレム変異体がいる魔法円の中へと。

だがこの時、空洞が一段と揺れ、天井から再び落石が降り注ぎ、円に置かれた道具である宝石の一つが弾かれてしまう。魔法円の光が明滅した。
「いかんっ!だれかあの宝石をっ、宝石を戻すんだっ!」

「ちくしょっ!」
カイが走り出そうとする。だが一人の騎士が彼より早く駆け出していた。
「ランブレっ!?」「うおおおっ!」

ランブレは転倒するほどの勢いで走っては宝石を拾い、思いっきり跳んで倒れこむように宝石を元の位置へと戻す。魔法円が再び強く輝く。

『GYO!GYOAAAA!』
変異体が彼に気付き、左腕を突き出す。金属の蛇が彼の心臓めがけて穿つように放たれ、血が、飛散った。
「あ…」
「ラ、ランブレっ…!?」

だがそれは彼の血ではなかった。間一髪で両者の間に割り込んだ、二の腕を噛み付かれたウィルフレッドのものだった。
「ウィル殿…っ」
「今のうちに逃げるんだっ!」
「は、はいっ」

「アイシャ!」「ええ!」
ミーナの呼びかけに応じてアイシャが両手を大きく掲げ、二の腕の月の聖痕が神々しい銀色の輝きを放つ。
「――魔を退く高貴なる月よ、其の輝きにて、罪深き罪人どもを深遠の牢獄へと閉ざせよ!銀月牢フィラキナス!」

光が溢れた。目視できるほどのマナの奔流が地下からアイシャとミーナの魔法陣に注がれ、それが魔法円を満たしては眩く光る半ドーム状のスフィアと化してウィルフレッドと変異体を包むっ。その光景にカイ達が感嘆の声を上げた。
「す、すげえっ」

「ウィル!」
ミーナが叫ぶ。
「それは外界へ出ようとするものを全て遮断する封印結界!だ!結界が維持しているうちに、奴をっ、倒せぇっ!」

ウィルフレッドが目を大きく見開き、クリスタルのエネルギーを走らせるっ。
「おおおっ!」『GYOAAA!』
電光と共に腕を大きく払っては金属の蛇を弾き、そこから拡散する衝撃は……空洞には伝わらずに結界が受け止めたっ!

(いけるっ!)
両掌を大きく開け、腕の結晶が輝くと二本のナノマシン剣が彼の手に生成されたっ。それを握って両腕をクロスし、腕と肩、胸の結晶から青き電光が剣へと纏いつくっ。

コーティングおおあああっ!」
双剣を互いに撃ち滑らせて振ると、まるで点火するように閃光が爆ぜ、双剣が眩き青の輝きを纏った。
「なんだそれ魔法剣テルムかっ!?」

『GYOAAAA!』
ゴーレム変異体が再び左腕を突き出し、体からも金属の蛇が怒涛の勢いで放たれるっ。

「おおおっ!」
ウィルフレッドは双剣の柄を結合させ、ツインランスとなったそれを風車の如く振り回しながら、変異体へと突っ込むっ。青き円の軌跡を描くツインランスが、噛み付こうとする金属の蛇たちをことごとく切り落としたっ。

『GYOAOAA!』
懐へと迫ったウィルフレッドめがけ、巨大化した右腕を叩き下すっ。ウィルフレッドはツインランスを回転の勢いに乗せて大きく振り上げた。ガァンと強烈な青い閃光が火花とともに弾け、右腕の一部が飛散して弾かれるとともに変異体が大きくよろめいてしまうっ。

『GYO!?』「ハアッ!」
そしてそのままランスを降り落とし、変異体に深々と斬りつけるっ。閃光が再び爆ぜ、大気を震わせる衝撃とともにその躯体に破裂口を刻んだっ。

『GYOAAA!』
だが先ほどみたいに、破裂を刻まれた変異体の体は瞬時に再生する。しかしウィルフレッドはすかさずランスを分離させ、更に一撃を叩き込み『GYOo!?』左右両手を交互に打ち込み始めたっ。『GYOOAA!』

(一撃で倒せないならっ)右手の剣を叩き込み(手数で攻めるっ!)左手の剣を更に叩き込むっ。叩かれる度に変異体の体が破裂し、それが再生すると更に剣撃が叩き込まれて破裂するっ。

(くぅっ!なんて衝撃なのっ!)
結界を維持するアイシャとミーナを、両者の激突からの衝撃が強く揺さぶる。
竜脈マナリバーと巫女の力があってもここまでとは…っ、急げウィルっ)

「ルオオアアァァッ!」
ウィルフレッドが口を大きく開いて吼え、体の結晶からとめどなくエネルギーが奔るっ。剣がより眩く輝き、さながらニトロを吹かされたかの如く切り込みが加速していく!
『GYO!GYUUUOOO!GYUUOAAAaaa!』

体を前に傾けて一歩一歩踏み込んでは繰り出す剣撃の嵐!今やウィルフレッドの斬撃のスピードが再生速度を上回り始め、変異体の体の破裂口が広がっていく!
『GYUOAAA!』
変異体が後ろへとよろめきながら反撃しようと金属の蛇を生やし、腕を振り下ろそうとも、それらは即座に剣で捌かれてしまうっ!

「凄い…凄いぞ魔人殿!」「がんばれウィル殿!」「あいつに負けるな!がんばれ!」
その凄まじい光景にヘリティアの騎士だけでなく、町の人々や連合軍の騎士達も、ランブレも熱に当てられて声援しはじめるっ。

「オオオオオッ!」『GYUOAOAAaaaa!』
削る!削る!!削る!!!激しい閃光とともに双剣が乱舞し、変異体の体が削がれてゆく!変異ナノマシンによる驚異的な再生速度も、何度も叩き込まれる強力なアスティルエネルギーの侵食により徐々に鈍くなり始めたっ!

やがて体の芯と思われる部分が露出すると、ウィルフレッドは一際大きな斬撃で変異体をよろめかせ『GYO!』両手の剣を変異体に向けて合わせ、双剣に纏う青き輝きが一つの刃となり「ハァッ!」それを深々と中へと突き刺した!

『GYAAAA!!!』
剣が変異体を貫通する!変異体の体が再生して穴を塞ごうとも、剣に纏う青きエネルギーがそれを拒む!互いの反発がとめどない衝撃を生み出し、弾ける青い電光と火花が回りに飛散るっ!爛々とした青の閃光が空洞内を充満し、そのぶつかり合いは結界さえも震撼させる!
(くぅぅっ!こ、これ以上は…!ウィル様っ!)

『GYAAAOAAA!!!』
変異体はウィルフレッドを引き剥がすようと彼を掴むが、もはや遅いっ!全身にアスティル・クリスタルの力を巡らせ、彼は必殺の意志を込めた目で変異体を睨んだ!
「やっちまえ兄貴ぃっ!」

ウィルフレッドが吠えた!全身に満ちた力を解放し、背中のスラスターが爆発的に噴射する!
「カアアアアアアッーーーー!」『GYAAAAaaaaa!!!』

ゴーレム変異体の体に青き矛と化したウィルフレッドが至近距離から突貫し、貫いた!断末魔とともに変異体は粉砕され、凄まじい岩と爆風の嵐が結界内に荒れた!
「やっ、やったぁ!」「キュキュッ!」

「きゃあ!」「くぁっ!」
その直後、ついに結界を維持しきれないアイシャとミーナも軽く弾かれて膝をつく。
「アイシャ様!」「ミーナ殿!」
カイと騎士達が二人を支える。

解かれた結界の中の埃が散ると、元の姿に戻って同じく膝をついたウィルフレッドがいた。周りに散らばった変異体の破片は元に戻ろうとしたのか、未だにカタカタと動くが、青い電光がバチッと弾くと、それは泡を吹いて溶け、跡形もなく消えていった。

「ウィルさんっ!」「ウィル殿!」
エリネとランブレが彼に駆けつける。
「ご無事ですかっ?」
「あ、ああ…」
「手を貸します、すぐここから出ましょうっ」
二人に支えられ、ゆっくりと立ち上がるウィルフレッド。そして天井からは本格的に岩が落下し始めた。

「やべぇ、今すぐでないと本当に生き埋めだ。お前ら出るぞ!」「ああっ、みんな急げっ!」「落石に注意しろっ、子供をしっかり守るんだ!」
ドーネの声でアイシャを支えるカイ達は、子供や負傷者を連れて、地上へと移動し始めた。

「…ふう、まったくウィルの野郎、ヒヤヒヤさせやがってよ」
彼の無事を確認したギルバートはホッとした顔を見せた。
「まっ、ちょっとアクシデントもあったが、あんたの相方もこれで安全だし、デモは十分に成功したな」

「そうですね」
エリクは淡々と応える。
「確かにこれは色々と応用できそうな面白い玩具です。ザナエル様もお喜びになるでしょう。…ですが制御できない件は早めに教えて欲しかったですね」

ギルバートは冗談じみて軽い口調であやまる。
「だからそれはこっちの落ち度だって。それによ、こんな危険な場所で戦うことを確認しなかったあんたにだって言えることだろ?」
「…それは、仰るとおりですね」
エリクが小さく笑った。

「なっ、だから今回はおあいこ様で手を打とうじゃないか。それよりも早くここを出よう。俺はともかくあんたが生き埋めになったらまずいしな」
「ええ、ではお願いします」

エリクがそう言うと、ギルバートが魔人アルマ化して彼を抱える。エリクは最後に空洞から退散するミーナの方を見た。
「…待って下さいミーナ殿、貴方は必ず私が幸せにしてあげますから」
天井から降り注ぐ岩を打ち払いながら、ギルバート達は別の道から外へと飛び出していった。



【続く】

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