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第三章 魔人

魔人 第五節

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「こいつっ…ちょこまかと…っ!」
体中に野菜や籠、魚などが被らされてるドハンはぜえぜえと息を上げ、いまだにけろりとしているレクスを睨む。

「もーそろそろ諦めてドハンくん。ほら、うちの騎士団も到着したことだし、多勢に無勢ってことだよ」
ドハンはレクスの騎士団に次々と拘束されていく盗賊達を見た。
「お、おのれ…っ、あの変な奴がポチを抑えてなければ…!」
歯軋りしてドハンはポチに呼びかける。
「ポチ!なに一人相手に手をこまねいているの!早くアイツをやっつけて助けに来てちょうだい!」

「モゥオオアアアッ!」
腕と体に多くの傷を堪えながらタウラーは更に攻撃の激しさを増していくが、それでもラナは難なくそれらを避けていく。

(騎士団も来たか。町民達も大体避難したし、そろそろだな)
周りの状況を確認すると、ラナは引続きタウラーの攻撃を避けては呪文を詠唱し始めた。
「渦巻け雷鳴―――」

(近接戦中で呪文詠唱!?どんだけ集中力あるのラナ様はっ)
レクスが驚くと同時に、詠唱とともに光り出す雷光がラナの左手で徐々にその勢いを増していく。
「其の輝きは闇を引き裂く大蛇、其の轟きは大気を震わす古竜の咆哮…!」

攻撃を避けながら詠唱し終えようとするラナは瞬時にタウラーとの間合いを詰める。
「モゥウオオオオッ!」
タウラーがハンマーをラナ目がけて振り下ろそうとするが、何処からともなく飛んできた剣がその手を貫いて阻んだ。
「モギャッ!?」

これを隙にラナは魔獣の膝を飛び台にし、タウラーの胸の高さまで飛ぶと左手をかざし、叫んだ。
「撃ち砕け!光雷ヘリオネイト!」

至近距離の雷撃が、轟く雷鳴とともにタウラーの胸に打ち込まれる。それに呼応するかのように天空からも落雷が落とされると、雷は絡める蛇の如くタウラーにまとわり付いては焼いていく。
「モギャアアアアアァァァッ!」

落雷の激しさは周りの建物まで及ぼし、その壮絶な一撃に周り全ての人が動きを止めてその方向を向いた。

やがて雷が散り、タウラーの胸に張り付いていたラナは蹴って一回転して着地する。黒焦げになったタウラーはゆっくりと後ろに倒れこみ、ズシンとその巨躯を地面に埋め込んだ。レクス達はそのさまを驚愕な顔をしてみていた。

(す、凄い…あの巨躯じゃ遠距離では仕留めきれないのを見据えて、至近距離で魔法を放ったんだ。暴れてる大型の魔獣の懐にこうも容易に潜り込めるなんて。…でもあの光雷ヘリオネイト、なんだか普段見るのと威力が桁違いに感じるけど、気のせいかな?)

「レイナ様!お怪我はありませんかっ?」
騎士と共にアランがラナの元へ駆けつけ、彼女の無事を確認して安堵する。
「まったく、相変わらず無茶をなさる。久しぶりに冷や汗かきましたよ」

ラナはタウラーが意識をなくしたのを確認してからアランに不敵に微笑む。
「心配かけさせたわね。でもご覧のように私は無事よ。それに、この私が万が一にでもこの程度の魔獣に負けるなんて本気で思った?」
アランが苦笑する。
「滅相もございません。ただ、そうと知っても心配するのが私の仕事ですので」
「仕事熱心な部下を持って嬉しいわ。…ま、一応助けはもらってるから実際杞憂だったけど」

タウラーの腕に刺さった剣をラナが引き抜くと、遠方で驚きの顔で自分を見ているカイとエリネと並んで立っている、ウィルフレッドの方を見た。
「す、凄ぇなラ…レイナ様。魔法もそうだけど、剣の腕前もあんなに強かったなんて」
「うん…それにあの魔法の威力、普通の魔法使いの倍以上はあったと思う。いったいどうやって…」
自分の方を見るラナの無事を確認してウィルフレッドは微笑み、ラナもまた感謝の意を示すような笑顔を返した。

「そ…そんな、ポチが…あんなあっさりと…!ひっ!」
口をあけてラナの方を見るドハンに、レクスが剣を突き出す。
「さあ、頼みの綱のポチも倒れたから、そろそろ投降してくれない?そしてどうやってポチを使役したのか教えてもらうよ」
「お、おのれ~っ!」

レクスの剣を戦斧で跳ね除け、そして大きく踏み込んで戦斧を叩き込もうとする。
「おおっと」
だがレクスは身を横に移動してそれを避けるとともに、地面の木板をてことして踏んでは、それがドハンの顎に直撃した。
「んぶぉうっ!?」

ゆっくりと地面に座り込むドハンに、レクスは申し訳なさそうな笑顔を浮かべる。
「ああっとごめん、大丈夫かいドハンくん?」
「ふんぐぅぉおう…っ」

「レクス様!」
騎士団の分隊を率いるマティが駆けつけ、苦悶するドハンを包囲した。
「迅速な行動ありがとマティ、助かったよ」
「そちらもご無事でなによりです」
「さてドハンくん、今度こそ観念してもらうよ。大人しく縄につけいっ、てね」

ドハンが周りを見ると、今や他の盗賊達は騎士団と自警団により全て取り押さえられ、残るのは彼一人だけだった。
「ぬ、ぬうぅうぅ!こしゃくな!こしゃくな!!」

怒りと痛みで顔が歪むドハンは、半ばやけくそに懐から黒ローブの男からもらった符を取り出して、倒れたタウラーにかざしては叫ぶ。
「ポチ!立ち上がりなさいポチ!貴方の筋肉はそれだけのものではないでしょう!歯を食いしばって立ち上がりなさい!」
だが意識を失ったタウラーはうんともすんとも反応しない。

(? なんだあの符?)
レクスは不審にドハンの持つ符を見る。

「お願いよポチ!早く立ち上がって、ここにいる奴らを…全員殺っちゃいなさい!」
突如、ドハンが手に持つ符の紋様が怪しげに赤く光り出した。
「!?なんだっ?」
「え…こ、これって…きゃっ!」

レクス達が驚くなか、ドハンが手に持った符はおぞましい邪気を放つと燃え消え、それと同時に意識を失ったはずのタウラーの目が大きく光、禍々しい赤色の目を輝かせた。

「! 全員下がれっ!」
「モガアガァガァアアアアアアアッ!」
異常を察したラナ達は急いで後退すると、タウラーが轟く咆哮と共に立ち上がった。

「おおっ!立ち上がってくれたのねポチ!さすがうちの…え」
「ガアアァァァ!」
タウラーは先ほどの様子とは明らかに異なり、メキメキと筋肉を極限まで膨らませてはいきなりあさっての方向に向かって突進し、建物を容易くぶち破っては暴れていく。

「な、なになに!?何が起こったの!?」
突発した事態に驚くエリネ。
「わからねぇ!倒れたはずの魔獣がいきなり目覚めて暴れ出して…!」

「モォォォアアアアアッ!」
「「「きゃあああっ!」」」
怒り狂ったかのようにタウラーは憤怒の声を上げては見境無しに建物を壊し、さらに町の奥へと進んでいく。まだ居残っていた町民達は悲鳴をあげては逃げ惑う。

「いけない!あそこの町民はまだ避難していません!」
「マティ!騎士団を全員奴を止めるように回すんだ、早く!」
「はい、レクス様!全軍あのタウラーを阻止せよ!」

「アラン!ついてこい!」
「はっ!」

「俺達も行こうっ」
「ああっ!」

マティとラナ達、そしてウィルフレッドら三人は急いでタウラーを追いかける。レクスはいきなりの事態で困惑するドハンの襟を掴んで問い詰めた。
「ちょっとドハンくん!あんたいったい何をしたの!?」
「わ、わからないわよ!符に念を強く念じたらいきなり暴れ出して…っ」
「今すぐ奴を止めて!」
「無理よ!さっきの符が燃えてしまって…あれがないとポチを操れないわ!」

「くっ。ていうかさっきの符、あの魔獣をどうやって手に入れたのっ?」
「そ、それが…黒いローブを着た男が、森で隠れたあたしたちに、願いをかなえる力をくれるって、それでポチとあの符を渡して…」
「黒ローブの男、だって…っ?」
レクスは直感的にそれが何ものなのかを理解した。

「あの男のローブに、なんか変な印なかった!?」
「へっ?そ、そういえば…何か妙な目?角の生えた人が描かれ…ってぇ!」
レクスが剣の柄でドハンの頭を強く叩いた。
「あのね、筋肉だけでなく少しは勉強もしといてよね!あれは邪神教団ゾルデの印!あんたは奴らに利用されたんだよっ!」

「えっ、じゃ、邪神教団って…あの、邪神教団?」
さすがのドハンでさえも、その名を聞いた途端震えずにはいられなかった。いくら極悪非道の盗賊でも、邪神教団に関与することの重大さは、この世界の人々であれば誰も理解できるものだから。

「あんたにはタウラーを止める手伝いをしてもらうよ!後始末はちゃんとしないとね!ほら立って!」
「ちょっ、いたたっ!強引にひっぱらないでよっ!」
ドハンを無理やり立たせ、二人は急いでタウラーの後を追った。

――――――

「モガアアアアッ!」
「だ、だめだ!こいついくら攻撃しても全然怯まねぇ!」
タウラーに対して騎士団と自警団は強力して無数の長槍と弓矢を浴びせるも、魔獣はまったく意に介さずにハンマーを乱暴に振り回しては、建物を次々と破壊していく。

「その槍を貸せ!」
ラナが騎士団から長槍を取って構えた。狙いをじっくり定め、タウラーの喉笛に向かって全力を込めて投げ出す。長槍は寸分狂わずに喉笛に突き刺さる。だがそれでもタウラーは少しも怯まずに暴れ続けた。

「モグアグアァァッ!」
「レイナ様!」
アランにかばわれながらラナ達は無闇にハンマーを振るうタウラーから離れる。

(これでも怯まないとは、間違いない、狂乱バーサクの魔法かっ)
「ラ、レイナ様!」
カイがラナを呼んではウィルフレッドとエリネとともに駆けつける。

「なあレイナ様、さっきみたいに魔法であいつを倒せないのかっ!?」
「無理だ。今のタウラーは狂乱バーサクにかかっている」
狂乱バーサク?」
ウィルフレッドが問う。

「あ、私聞いたことあります。確かかけられた対象は痛みを感じなくなり、身体の潜在能力が極限まで引き上げられるけど、代償として理性を失うという魔法でしたよね?」
「エリーちゃんのいうとおりだ。制御不能と言う点で狂乱バーサクは殆ど禁呪として扱いされている。痛みを感じない今のこいつに半端に魔法を打ち込んでもイタズラに刺激するだけだ」
「そんな…じゃあどうすればいいんだ!?」

ラナは暴れるタウラーを見て対策を練ろうとした。
光槌ヘリオストールあたりで一撃で奴の頭を吹き飛ばすしかないか。だがそれだと町にも被害を出しかねない…っ)

「ほら早く!こっちだよ!」
「いたた!だから押さないでよ!淑女の扱いが悪い男ね!」
ラナ達とは別の道から現場へとたどり着くレクスとドハン。

無残に打ち壊された建物、タウラーを囲んで制圧しようとする騎士団と自警団、逃げ惑う人々が混沌の様相が二人の目に映る。いくらドハンでも見かねたのか、自分を掴むレクスの手を振りほどいてはタウラーに向かって走った。
「あっ、ちょっとドハン!」
「ポ、ポチ!こらポチやめなさい!こんな無闇に壊すのは筋肉美に相応しくないわ!いい子だから―」

「モアアアアアッ!」
だがタウラーは当然耳を貸さずに、自分に向かって不快な雑音を出す相手ドハンにハンマーを振り回した。
「ポ、ポチ―――」

ハンマーの横振りがドハンを容赦なく捉えようとする。だが。
「あっ!?」
間一髪でウィルフレッドがドハンを抱えてそばへと移動した。
「あ、あんたは――」
「立ち止まるな、潰されるぞ」
降ろされたドハンは不思議そうにウィルフレッドを見た。

「ウィルくんっ、大丈夫かい!?」
「ああ」
ウィルフレッドにレクスが駆けつける。改めて暴れるタウラーを見ては、ウィルフレッドは逡巡していた。目の前の魔獣、一応姿でも倒すことはできるが、倒す頃は町に大きな被害を出すことになる。となれば選択肢は一つしかない。

「レクス、奥の町民の避難を誘導する。ここは任せた」
「えっ、あっちょっとウィルくん!」
言い終わってウィルフレッドはすぐさまに町の奥へと移動し、見えなくなった。

「くそっ!やっぱ全然効かねぇ!」
騎士団とともに弓矢でタウラーを攻撃するカイ。エリネも増えるばかりの負傷者達の治療対応に追われていた。
(…迷ってる暇はないっ)
ラナが決心する。

「アラン、あの呪文を使う。牽制しながら騎士団らに後退するよう伝えろっ」
「はっ!」
ラナの意を汲んだアランはマティに騎士団への指示をお願いしながら、彼女は目を閉じて詠唱を開始した。

「天高き太陽の御座より集え光の精霊たち―――」

両手で印を作り、半ば瞑想に近い状態に入り詠唱すると、周りの大気がラナを中心に渦巻き始める。だがこの時―――

「うわああああん!」
「ダグ!」
タウラーの後ろに、泣きながら建物から一人の子供が走り出し、その母親らしき女性が慌てて後を追っては子供を抱き止める。
「なっ…!逃げ遅れた人なのか!?」
レクスが驚愕する。

「モゥオオオアアアッ!」
またもや不快な音に刺激されたのか、タウラーは雄叫びを上げながら後ろを振り返る。その赤い目に睨まれ、女性は腰を抜かして子供を抱きしめたまま座り込んでしまう。
「あっ、ああっ…!」

「危ないっ…!」
エリネが叫ぶ。ラナは詠唱を中止し、レクスやマティ、カイ達も瞬時に反応して親子の方に駆け行くも、距離が残酷なまでに遠く、時間が無慈悲なほどに短かった。
ハンマーは振り下ろされ、ズシィンと地面が揺らいだ。

誰もが親子が哀れにも潰されたと予想した――




だが、そうはならなかった。

「え?」
ラナだけでなく、その光景を見た全員が唖然としていた。
「なっ、なっ、なんだあれはっ!?」


―――異形。という言葉さえ形容しがたい異様な姿を呈したが、タウラーのハンマーを片手で受け止めて佇んでいた。

「お兄ちゃんどうしたのっ?何が起こったの!?」
「わ、分からない…、魔獣、じゃないよな、あれ…っ」

人の形をしたあれは、鋼鉄と言うにはどこか生物的であり、生物的と言うには生き物としてあまりにも異質過ぎた。両手とその胸には青色の結晶が淡く脈動するように輝き、どの魔獣にも似ない特異的なフォルムから、まるで異物が亀裂をこの世界に刻み込んだような、異質な存在感が発せられた。

「モウギャギャオアァァッ!」
タウラーは咆哮しながら必死にハンマーを異形から振り払おうとするも、ハンマーはまるで異形の手に吸着されたかのようにビクともしない。

狂乱バーサクにかかったタウラーが力負けしている!?)
ラナが驚愕して間も無く、異形は空いた片方の手を開くと、腕の結晶から青き奔流が走っては形を成し、一振りの剣が異形の手に握られた。

「ぶ、武器がなにもない――」
レクスが言葉を紡ぐよりも先に、剣が、振り上げられた。一筋の光とも思われる軌跡が、縦にタウラーの体を奔った。

「モア」
タウラーの視界が、真ん中から縦にズレる。魔法により極限に膨らんだ筋肉ももはや意味はなさず、その巨躯は二つに割れては左右にゆっくりと斃れた。

静寂が周りを包んだ。異形は目らしき部位で座り込んだまま怯えきった親子を見る。
「ひ…」
そして自分を見る周りの人々を見渡す。

ドンッと、異形を中心に砂塵が舞い上がる。

「うわっ!」
「きゃあ!?」

そして砂塵が消え去ると、そこにもはや異形の姿はなく、両断されたタウラーの死体と、いまだに状況を飲み込めないまま佇む人々だけが残された。


【続く】



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