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マッチング(7)
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「ぬ、脱ぎました」
太ももをできるだけ閉じてその部分を隠しながら、鈴は消え入りそうなほど小さな声でそう言った。コータの視線が身体に突き刺さっているのが分かって、そちらを向けない。
鈴が一糸まとわぬ全裸なのに対して、コータはきっちりと服を着ている。その対比が余計に恥ずかしくて顔が赤くなる。
視線を反らしたままでいる鈴に向かって、コータは次の命令を下した。
「じゃあ、次はそのベッドの上に座って、俺に向かって足を開いてください」
「あ、足を」
「出来ますよね?」
肯定で問いかけられて、鈴はフラフラとベッドに向かった。ベッドに上るときに、彼にお尻が丸見えになっていることが気になって、思わずおかしな動きになってしまう。
ベッドによじ登ると、鈴は身体を反転させてコータの方を向いた。けれどもお尻をついて、膝を折り曲げたところで鈴の動きが停止する。
分かっている、このまま足を左右に開くのだ。ネットの動画や漫画で何度も見た姿勢だ。それなのに、いざとなると羞恥が勝って、身体が上手く動かない。
「RINさん?」
「あ、えっと、その」
膝を折り曲げた状態で固まってしまった鈴をみて、コータは仕方ないなと笑って、ベッドに近づいてくる。
「恥ずかしくなっちゃいました?」
「ご、ごめんなさい」
「大丈夫ですよ。手伝ってあげますね」
コータはそう言うと、鈴の膝を掴んでぐっと左右に大きく割り開いた。見られてはいけない場所を暴かれて、カッと鈴の顔に火がともる。
コータさんは真っすぐ鈴の中心に視線を落として、嘲るように小さく笑った。
「恥ずかしいのが好きだっていうのは本当なんですね。ほら、濡れてますよ」
「ぁっ」
愛液をすくい上げるように指を中心に這わされて、びくりと鈴の身体が震えた。コータの言葉を肯定するように、彼の指の動きに合わせてくちゅりと恥ずかしい水音が鳴る。
くちゅくちゅと指で中心を掻きまわされて、あまりの羞恥に鈴の心臓はおかしくなりそうなほど早鐘を鳴らす。
「ご、ごめんなさいコータさん、ちょっと待って」
「待つって何を?」
「その、嫌ってわけじゃ無いんです。ただ、想像していたよりも刺激が強くて。心臓が落ち着くまで待って欲しくて」
「なるほど」
コータはそう呟くと、鈴の足の間に身体をねじ込ませた。
鈴が驚いているうちにコータの顔が秘部へと近づき、そのまま彼はベロリと舌で鈴のその場所を舐め始める。
「やぁ、何を、ああんっ!」
急に襲ってきたぬるりとした感触に、鈴はパニックになって大きな声を上げてしまった。
慌てて鈴は足を閉じようとするが、コータの腕でがっちり抑えられていてぴくりとも動かせない。そうしているうちに、今度は音を立てて鈴の中心を啜り始めた。
「ひゃん、はっやぁぁ、あっ、待って、ああっ」
「良い声、もっと聞かせてください」
「ぁはっ、ひゃん、やぁぁ!」
ぷくりとした突起を唇で挟まれて、鈴の身体が跳ねる。
自分で触るのとは全然違う。待てと言ったのに、コータは全然止まってくれなくて、なれない刺激に鈴の目じりに涙が浮かんだ。
「そういえば、拘束プレイにも興味があったんですよね?」
「え?」
コータはそう言うと、なにやら宙を指でタップしはじめた。
いったい何をするつもりかと鈴が尋ねるより早く、いつの間にか鈴の手首と足首が、黒くて太い手錠でベッドの端に繋がれていた。
「ひゃっ、なに⁈」
「VRは便利ですよね。こういう道具も、設定を弄るだけで簡単に出せるんですから」
コータは意地悪く笑うと、再び鈴の中心に顔を埋めた。
太ももをできるだけ閉じてその部分を隠しながら、鈴は消え入りそうなほど小さな声でそう言った。コータの視線が身体に突き刺さっているのが分かって、そちらを向けない。
鈴が一糸まとわぬ全裸なのに対して、コータはきっちりと服を着ている。その対比が余計に恥ずかしくて顔が赤くなる。
視線を反らしたままでいる鈴に向かって、コータは次の命令を下した。
「じゃあ、次はそのベッドの上に座って、俺に向かって足を開いてください」
「あ、足を」
「出来ますよね?」
肯定で問いかけられて、鈴はフラフラとベッドに向かった。ベッドに上るときに、彼にお尻が丸見えになっていることが気になって、思わずおかしな動きになってしまう。
ベッドによじ登ると、鈴は身体を反転させてコータの方を向いた。けれどもお尻をついて、膝を折り曲げたところで鈴の動きが停止する。
分かっている、このまま足を左右に開くのだ。ネットの動画や漫画で何度も見た姿勢だ。それなのに、いざとなると羞恥が勝って、身体が上手く動かない。
「RINさん?」
「あ、えっと、その」
膝を折り曲げた状態で固まってしまった鈴をみて、コータは仕方ないなと笑って、ベッドに近づいてくる。
「恥ずかしくなっちゃいました?」
「ご、ごめんなさい」
「大丈夫ですよ。手伝ってあげますね」
コータはそう言うと、鈴の膝を掴んでぐっと左右に大きく割り開いた。見られてはいけない場所を暴かれて、カッと鈴の顔に火がともる。
コータさんは真っすぐ鈴の中心に視線を落として、嘲るように小さく笑った。
「恥ずかしいのが好きだっていうのは本当なんですね。ほら、濡れてますよ」
「ぁっ」
愛液をすくい上げるように指を中心に這わされて、びくりと鈴の身体が震えた。コータの言葉を肯定するように、彼の指の動きに合わせてくちゅりと恥ずかしい水音が鳴る。
くちゅくちゅと指で中心を掻きまわされて、あまりの羞恥に鈴の心臓はおかしくなりそうなほど早鐘を鳴らす。
「ご、ごめんなさいコータさん、ちょっと待って」
「待つって何を?」
「その、嫌ってわけじゃ無いんです。ただ、想像していたよりも刺激が強くて。心臓が落ち着くまで待って欲しくて」
「なるほど」
コータはそう呟くと、鈴の足の間に身体をねじ込ませた。
鈴が驚いているうちにコータの顔が秘部へと近づき、そのまま彼はベロリと舌で鈴のその場所を舐め始める。
「やぁ、何を、ああんっ!」
急に襲ってきたぬるりとした感触に、鈴はパニックになって大きな声を上げてしまった。
慌てて鈴は足を閉じようとするが、コータの腕でがっちり抑えられていてぴくりとも動かせない。そうしているうちに、今度は音を立てて鈴の中心を啜り始めた。
「ひゃん、はっやぁぁ、あっ、待って、ああっ」
「良い声、もっと聞かせてください」
「ぁはっ、ひゃん、やぁぁ!」
ぷくりとした突起を唇で挟まれて、鈴の身体が跳ねる。
自分で触るのとは全然違う。待てと言ったのに、コータは全然止まってくれなくて、なれない刺激に鈴の目じりに涙が浮かんだ。
「そういえば、拘束プレイにも興味があったんですよね?」
「え?」
コータはそう言うと、なにやら宙を指でタップしはじめた。
いったい何をするつもりかと鈴が尋ねるより早く、いつの間にか鈴の手首と足首が、黒くて太い手錠でベッドの端に繋がれていた。
「ひゃっ、なに⁈」
「VRは便利ですよね。こういう道具も、設定を弄るだけで簡単に出せるんですから」
コータは意地悪く笑うと、再び鈴の中心に顔を埋めた。
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