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エピローグ♡
しおりを挟む「うわっ………とろとろ……」
「っ!」
ホテルに戻って直ぐ、ベッドに押し倒された羽美。ワンピースの裾を捲られ、先程の律也の白濁だけでなく、羽美の蜜も溢れている。
「み、見ないで下さ……ひやぁっ!」
「無理…………こんなにエロい嫁さんは堪能しないと勿体無いだろ?今、買ったの全部試そうな?」
律也の指が、蜜壺の中を掻き出す。ぐちゅぐちゅ、と大きな音を奏でる、愛しき羽美は、この律也に、どんな悦楽を聞かせてくれるのか。
今から楽しみで、律也は興奮を抑えられなかった。買った袋毎、一気にベッドに散らかした律也。
几帳面で、散らかす事が好きでは無かった彼が、散らかす様は羽美は初めて見る。
「やっぱ、コレから?」
「………やっ………怖……」
「入り切らなかったら止めるよ……」
パッケージは片手では開けれない為、両手を使って開けなければならない。
「羽美、脱いでおいて」
「…………っ!」
羽美も律也が欲しいが、先程買ったぺ○スサックを使うとなると躊躇してしまう。
「脱がないと、ワンピース汚れるだろ?」
「…………や、優しく……してくれますか?」
「今迄、羽美の身体傷付けた事ないけど?……傷が付いたら止めるよ」
「…………は、はい……」
全裸になった羽美は、律也の行動を黙って見ている。異物が付いてはいないかを確認した律也は、自分に装着すると、また買った物をぺ○スサックに塗った。
「それは?」
「ローション……充分濡れてるけど、滑りが足りなかったら羽美が痛いだろ?」
「………」
―――ドSなのに、こういう時こんな優しさ見せるから、嫌って言いきれない……
「羽美?」
「あ、はい………ゆっくりお願いします…」
羽美への労りが伝わるから、羽美も全身全霊で拒否が出来なくて、ノーマルのセックスしかして来なかった羽美が、ドSの律也とのセックスでMにさせられたのも、優しい部分を知っているからだ。律也が優しくなければ付き合っていられない。
「ちょっと感触確認してくれ………素股で擦るから」
足を閉じらせられ、サックを着けた杭を秘唇にあてがった律也。ぬちゃぬちゃ、と擦れる音と、ゴツゴツした突起物が、羽美の秘蕾を擦る。
「ああぅ………はぁっん……な………に……コレ……」
秘蕾だけではない。秘唇の肉ヒダも、太腿も、突起物に擦られ、羽美は益々想像してしまった。
―――コレ……膣挿入られたら………壊れ…….…るか……イキっぱ……に……直ぐにイッちゃ……
喘ぎ声を我慢していた比ではない。これは喘ぎ声を出せないぐらい飛んでしまいそうだった。
「はっ………ヤバッ………羽美……もう飛びそうだな………これなら……」
「っ………ひぅっ!……あはっ……ああぅあああっ」
羽美に聞く事も無く、律也が入る。聞いた所で答える余裕は無いと判断したのもあるが、律也も返事を待ってあげる余裕等は無かった。
「凄い!………羽美の中……最高っ!」
その後も、羽美はアダルトグッズを試され続け、新婚旅行の半分の時間はベッドで蜜時間を過ごしたのだった。
❊❆❊❆❊❆❊
2年後。
高級住宅街の一軒家。
「奥様、そろそろお出掛けされませんと」
「あ、はい………すいません、翔也をお願いしますね」
「お任せ下さい」
新婚旅行後、暫くしてから羽美は妊娠し、出産を経験すると、産休と育休を取った。この日は、育休明けの仕事復帰だ。その代わり、常務に出世した律也が暫く育休に入る。
「俺も居るから、気にせず行ってこい」
「はい………常務の貴方が居ない間、お義父様とお義兄様の秘書してますね」
「何で、親父と兄貴の秘書でなきゃならんのだ」
「律也さんが、他の役職の秘書を許さなかったからでしょう?」
「…………羽美は俺のだ。他の奴が羽美を使うのは許せん……譲歩して譲歩して、それでも嫌なのは変わりない」
「ふふふ……行ってきますね」
「………あぁ、気を付けてな」
軽く唇にキスをしあい、運転手付の車に乗り込んだ。
羽美は、結婚してからも営業部に居たが、律也が常務に昇格したと同時に、常務秘書へと律也に引っ張られ、公私ともに律也の傍で働いている。
まだ、律也の父勝真には社長で居てもらわなければならない、と監視も兼ねて、子供を産んでから同居する様になった。放っておくと、直ぐに母の萌の居るイタリアに行ってしまいかねないからだった。
大河は、男性のパートナーと結婚し、副社長として勝真と律也と会社を動かしていた。
航も、羽美が結婚式を挙げてから、肩の荷が降りたのか、プライベートを充実した日々を送っている様で、付き合っている彼女と同棲を始めた。
「おはようございます」
「おはようございます、速水さん仕事復帰おめでとうございます」
「また宜しくお願いしますね」
会社に着き、秘書課に入ると忘れ掛けていた仕事を思い出すように、仕事を始める羽美。
先ず律也宛の手紙等を確認して、送り主を見ていく。
―――白河?………あ……紗耶香さん………結婚するんだ、裕司さんと……良かった……律也さんに知らせなきゃ
律也宛に来たのは結婚式の招待状だった。
紗耶香と裕司はあの後からずっと付き合っていた様で、再び白河酒造の後継者として、1から出直していたそうだ。始めこそ反対は強かったようだが、裕司と共に努力を重ねて来たのだろう。前科のある裕司が紗耶香との結婚を許されたのもかなり苦労したに違いない。
「絶対にお祝いさせて貰わなきゃね」
羽美には、その招待状を持ち帰る為に、バッグにしまって、仕事を始めるのだった。
------------- END -------------
※次回作、【惚れた男は根暗で陰気な同僚でした】で、この話のキャラが再登場します┏○))ペコッ
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