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ラブホテルへ直行

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 店を出て歩き回ったからか、食事場所をアウトレットモール内で探そうと、地図を見ていた羽美と律也。

「何が食べたい?」
「アウトレットモールのレストラン混んでませんでした?それなら荷物もありますし、帰り際の道筋で寄って食べた方がいいかも」

 ここでの買い物は、律也がまだ爆買いしそうなので、離れた方が良さそうと羽美は思っていた。

「………それもいいな」
「あ、すいません、私ちょっとお手洗いに行ってきていいですか?」

 地図の近くに化粧室があり、また車に乗るなら寄っておこうと、律也に話す。

「………あぁ、行っておいで、俺はここに居る」
「すいません」

 ―――俺の見立て最高だな……あの背中の色っぽさ堪らん!

 律也はランジェリーショップで買った下着を思い出し、あのワンピースを選んだ。それは羽美も意図が分かったから、あのチョイスではあるのだろう。羽美の仕事の出来から、予想はしていたものの半信半疑ではいた律也。
 その羽美を横に侍らせて、律也は自慢したくて仕方なかった。
 暫くして、もう戻ってくるかと思い、羽美の入って行った化粧室へと視線を送ると、羽美が男達に囲まれていた。

「お姉さん、俺達とドライブ行かない?」
「…………連れが居るので、通して下さい」
「そんな事言わずにさぁ、ね?」
「…………だから、通して下さい!」
「連れなんて放っておいてさぁ………」
「じゃぁ、了解得てからにしてもらおうか、坊や達……」

 威圧的に、律也は男達に言い放つ。

「連れの俺は、了解等しないがな………騒ぎ起こすか?それなら、それでをさせて貰うが?警備員も呼んでおいたが、如何する?」

 指をパキポキ鳴らし、睨みつけている律也の方が、人数が居ても堂々たる態度。その威圧感に恐縮したのか、男達は去って行った。

「大丈夫か?」
「…………あ、はい……ナンパされたんですかね、私」
「ナンパ以外何がある」
「見た目が違うと、こうも変わるんですね………律也さん、助けて頂きありがとうございます」
「羽美は可愛い、と言ってるだろ」
「リップサービスじゃないんですか?」
「……………くっ!………鈍いのは知っていたが、こうも鈍いとはな………もう此処を離れるぞ!」
「あ、はい」

 律也は羽美の腰を抱き寄せ歩き出すと、早々に車に押し込み、アウトレットモールを出るのだった。

「羽美、悪いが飯より羽美が食べたい」
「…………え!本気ですか?」
「この近くにラブホは……と……」

 信号待ちになって、車のナビでラブホテルを検索する程、羽美の返事も待たずさっさと見つけ出す律也。

「律也さん!お昼ご飯は!?」
「羽美を食べた後、遅めの飯にしよう」

 そう言って、アウトレットモールから程近いラブホテルに入ってしまう律也。

「降りるぞ」
「…………嫌ですよ……昼間から……」
「俺は気にしないが?」
「意味分かりませんよ……夜あんなに……シた……のに……」
「その姿見て、抱かなきゃ損と思ったんでな」

 運転席をいち早く降り、助手席を開けに行く律也は、羽美の腕を取ると、そのまま顔を近付けてキスを仕掛けた。

「んっ!」
「…………」

 羽美をにさせない事にはホテルに入れはい。だから、セックス中にする様な深く情愛を込めたキスを贈る。

「………っ!……ズルい!………律也さん、鬼畜過ぎます!」
「行くぞ、羽美」
「…………は……い……」

 好きな相手とならば、時間等関係無いと思わせられた様で、羽美は身体を疼かせて車を降りた。
 受付で部屋を選ばなければならず、羽美はよく分からないので、律也に任せたのだが、選んだ部屋に入り仰天してしまった羽美。

「いやぁ、まさか俺の趣味に合う部屋があって嬉しいな」

 部屋に入ると壁にはチェーンが付いた手錠が揺れ、大きな椅子には背凭れや肘掛け、脚にベルトが付いている物や、大きな鏡や玩具も置いてある。

「ふ、普通に………シます………よね?」
「冗談だろ?試そうぜ」
「え!」

 律也は羽美を椅子に座らせ、押し付ける様にキスをすると、器用に手首を椅子に付いたベルトに縛り付けた。

「律也さん!」
可愛い姿になろうか、羽美」
「やだ!怖いんですけど!」

 律也に腰を浮かせられ、ワンピースの裾を捲られ、脚も開脚された後、ベルトに固定された。

「羽美、可愛い………」
「んっ!」

 キスを再び、ねっとりと舌を絡められながら、項のホックを外し、ワンピースの袖を脱がすのに、片手ずつベルトを外しては脱がしてまた固定するという、逃さない為に用意周到に準備していく律也。
 準備が終わると、羽美を弛緩して満足そうだ。

「ヤバイ………この姿、写真撮っていいか?」
「嫌ですよ!」
「抱けない時のオカズにするだけだ」
「………オ………オカズ……やだ!恥ずかしいです!」
「………顔は撮らない様にするから……な?」
「嫌ですよ………」
「全裸よりマシだろ?」
「確かにそうですけど……」
「て、事で1枚………」
「あ!」

 拘束されているので、律也の思いのままだ。
 律也のスマートフォンの写真のメモリーに、シアーとレース素材の紫のブラジャーとショーツ、ベージュのストッキングとガーターベルト、開けた紫のワンピース姿の拘束された羽美が、律也のオカズになるのは言うまでもなかった。
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