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私の商品価値
しおりを挟む何度か主人に呼ばれ、身体を開発されたミサオは数日の奉仕の内に、主人を受け入れる体質に変えられていた。ミサオは主人しか男を知らず、定期的にミサオではない女(特に1番の女、カルナ)との抱かれ方が違う事に気が付いた。カルナへの抱き方は、ミサオとは違いかなりハードな物で、これがSMプレイなのだと感じた。縛る事は当たり前、玩具も使い、見る度に身体が熱くなっていた。
ミサオは彼女が気になっている。自分とそれ程差がなく売春宿に連れて来られたのに、直ぐに1番部屋の個室を与えられ、女達から羨ましがられ、妬みの声も時々聞こえたからだ。
もうすぐ、ミサオもカルナも客を取らされると、聞いた。話せる機会があるのなら話をしたい。何を話すのか、とも思うが気になるのだ。
そして、客が来る日、シャワーを浴び、与えられた下着を着る女達。今迄との下着とは何ら変わらないが、敏感な箇所に穴が空いている。脱がずにセックス出来るという事か……。
大広間でお披露目と言われ、連れて来られたミサオはカルナが居るか見渡すが、まだ居なかった。
ざわざわ………。
1番部屋のカルナが男達に連れて来られ、大広間の空気が更にざわつく。
「あの女、今日デビューなの?」
「ご主人様の最近のお気に入りの女。」
「この前入って来た女も今日デビューだって。ご奉仕出来るのかしら?」
明らかに冷ややかで、嫌味を言う女達。
そして、主人がやってきて、更にざわつく。
「舞台に上がって椅子に座れ。足を広げろ、ひとりひとり準備する。順番は上座から部屋番号順に座れ。」
上座に女達の視線を無視し、カルナは早々と座ると、他の女達も徐々にに座っていった。ミサオは56番、1番下座の為カルナに話掛ける事も出来ないまま座った。そして、背もたれに腕を回され手錠を掛けられ、足は椅子の足に繋がられた。座らされた椅子はまるで産婦人科にあるような分娩台のような物で、嫌な予感がしたミサオ。主人はミサオの前にやって来て、肉棒を模った形の物を取り出した。
(………コレ、て大人の玩具、ていうのじゃ……。)
主人はローションを玩具に垂らし、ミサオの秘所に押し当て、突っ込んだ。
「あぁっ!!」
そして、お尻にも……。
「んっ!!」
ミサオに入れ終わると次の隣の女達に刺し混んでいく。そして、カルナの前に来ると主人は嬉しそうに言い放った。
「お前にはコレをやろう。」
極太のバイブを出してきた。
「…………き、急にそんなの入る訳ないじゃない!……………ひぃっ!」
「大丈夫だ、直ぐに入る。………ほらな。」
カルナにはローションを使わなかった様だ。
「……………こ、こんな太いのにしなくったって。」
「お前はこれ以下だと、サイズが合わないからな。」
ザワッとした大広間。1番部屋の女は『特別』な扱いなのだろうか。主人は彼女に執着があるように見えた。
「さぁ、ショウの始まりだ。今日初めての女も居るから説明しとくが、予めお前達の奉仕映像はお客達も確認済みだ。既にその時点で好みの女の金は貰っている。競争率が高ければ上乗せし、お前達はそれぞれの男達に買われるんだ。たっぷりご奉仕しろよ、気に入られれば、お前達の待遇は良くなるからな。」
「悪趣味!」
「!!!お前か、1番。」
「悪趣味を悪趣味と言って何が悪いのよ!」
カチッ。
「!!!!!」
カルナのバイブが作動されたらしく、彼女からの喘ぐ声が上座から聞こえる。
「早く、お前はイキたいらしい。…………さぁ、準備しろ!もう直ぐ客が入る。」
椅子を傾けられ、下半身だけが見えるように上半身はカーテンが掛かる。まさに、産婦人科の診察台のよう。
「さぁ、喘げ!啼け!」
一斉に、バイブが作動され、ミサオを含め女達の喘ぎ声が響く。
「ああああ!」
「はぁん!」
「んっん………あはん!」
大広間を喘ぎ声のBGMにした状態になると、ぞろぞろと客らしき男達が入ってくる。
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