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私の下準備②

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 洗われて、別の部屋に連れて行かれたミサオ。嫁ぐ予定の家の女主人の裏切りのショックからか、泣き叫ぶ気力も無く抵抗もする気力も失せていた。

(何をするの?ここで………。)
「これを飲め。」
「…………何ですか?これ。ジュース?」
「飲ませてやる。」

 コップに入った、ジュースに似た液体を口元に充てがわれ、半ば強引に飲ませられたミサオ。口から溢れ落ちたのは拭き取られ、裸のまま椅子に縛り座らされた状態だった。身動きも出来ず、目の前に置かれたTVとその上に小型カメラらしきもの。

(…………恥ずかしくて、嫌っ!足を閉じたい……。)

 足は開かされ、椅子の脚に繋がらされ、秘部をTVに向けていたのだ。カメラが見える位置にあるから、録画されているのでは、と恐ろしくなってきたミサオ。

 プチッ

『待ちわびたぞ。』

 TVが付き、男達に羽交い締めされた裸の女が立っている。モジモジとしている下半身も映っていた。

『………やだ…………やめてよね………。』
『上げろ。』
「!!」

 腰を持ち上げられ、足を広げさせられた女に近づく主人は、自分も腰に手を当て、着ていたガウンの紐を解き、昨夜も見た無修正の主人の肉棒を女の秘所に当てた。

『やめて!来ないでよ!!』
『美しい穴じゃないか。直ぐに名器にしてやろう。』

 ポタポタと溢れ落ちる愛液の出る泉に、肉棒を押し込もうとする主人。何故前戯も無く濡れた状態なのか、と疑問さえもミサオには無い。20代前半だが、男との交際は勿論、学校も女子校だった彼女は性の勉強も然程教えられてなかったのだ。
 肉棒が押し込まれ、悲鳴の様な甲高い声で、ミサオはまたTVに釘付けになる。昨夜見た画像は凝視出来なかったのだ。他の女達や、拒否する事も簡潔で押し倒された女が直ぐに悶え喘ぎ踊る様に腰を振っていたから。

『次は後ろだ。』

 先程挿入された秘所とは違い、泡立つ様な白濁の液が溢れ床を濡らす。肉棒が女から離れ、まだ天井を見上げる主人の肉棒は、女の愛液と主人の精子が混ざり合いテカっていた。

『やだ!やだ!やめて!!…………!!!』
『こっちは処女か………開発しがいがある。』

 主人は嬉しそうに、喉を鳴らすと、腰の動きも早めた。女は泣きながら腰を逃がそうと藻掻く様子を見せる。余程痛いのか、秘所に入っていた様な声ではなかった。秘所とお尻の穴からは大量の精子。ぐったり床に横たわり、男達の手が離れようとした瞬間、女は逃げようとドアに向かって行くが直ぐに捕まった。そして、連れて来た男2人によって、前からと後ろからと、騎乗位で押し込まれた。苦しそうな体制で、身動きも取れず、お腹にいっぱい入っている精子で滑る2つの穴に、男達は夢中で腰を打ち付ける。男達に挟まれた足が着かない女の下は、水溜りが出来ていた。

(……………や……………こんな事出来ない!!)
「帰して下さい!!!破談のままで良いですから!!彼に会いませんから!!帰して!!」

 TVの画面には、卑猥な声と擦り合された時に湧く水音、肌を打ち付ける時に擦り合った箇所から飛び散る白濁の飛沫がミサオの脳裏から離れようとしないまま、椅子から必死に立ち上がろうと藻掻いたが、時既に遅くミサオの下腹部から初めて味わう熱い感覚が湧いた。じわっと尿意のような感覚を感じ、更に椅子の上で藻掻くミサオ。

「すいません!!お手洗いに行かせて!!」
「…………。」

 ドアの入り口付近に男が居る気配はしている。ミサオの真後ろで彼女からの視界には入らないのだが、気配だけは感じていた。男に懇願したが無言のまま。

「お願いします!!」

 暴れれば暴れる程下腹部は熱くなり、とろとろと漏れ出した液体が、尿意でなかった事に気が付かされたミサオ。

「……………。」
(…………やだ………やだ…………雅也さん………貴方に捧げたかったのに………。逃げられない………。)

 人がセックスする場面を見せられた上に、これから自分もこうなるのだ、と覚悟をしなければならない悲しさで涙が溢れ、下腹部の熱さで滴る液も感じて、今から許婚以外の男を受け付けなければならない恐怖と、既に準備はされている秘所に憎しみさえ感じたミサオだった。
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