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しおりを挟む料理に使える材料探しに、城の周辺をシュゼルトと一緒という条件で、外に出れた佑美。
「出してくれてありがとう、シュゼルト」
「…………少しだけだ。だが、俺から離れるなよ。念の為、防壁魔法を俺とお前に掛けている」
「防壁魔法?」
ケルベロスという頭が3つある狼の様な獣に跨り、城から少し離れた森の中に居る。
「前も言ったが、ユウミを探すルシフェルに見つかりたくないからな」
「私の前世のお兄さんなんでしょ?会いたいんだけど駄目なの?」
「俺はアイツが殺したいぐらい嫌いだ」
「私の前世を殺したから?」
「そうだ」
森の中で、佑美は植物の書かれている本をシュゼルトから借りて、食べれる物か食べれない物かを実際に見ていても、佑美はルシフェルの話をされたら気になって仕方なかった。
「如何してそれで嫌うの?」
「…………天界と魔界は対だ……天界は浄化や清廉的な事を司り、魔界は逆……相見えない存在だ」
「でも、アマリエだった私は天界から逃げたのよね?」
「そうだ」
「何で?」
「ユウミが思い出さないで如何する。俺の記憶でそれを信じたら、本来の事が曲折されて記憶に残るぞ」
「…………そうか………そうだよね……」
自分が経験して来た事を忘れている事と一緒なのだ。シュゼルトの言葉を信じて違っていたら、シュゼルトに怒りが向く可能性もある。
魔王で人を騙す事等、何とも思わなそうなのに、佑美に対してはそれをしないのが、シュゼルトだった。
「この辺で探すか」
「あ、うん………あるのかな………」
「この辺は薬草も生息する地だ。食べれそうな物もあるだろう」
ケルベロスから下ろしてもらい、佑美は夢中になって、本と地面や、木々の枝を観察する。
「ユウミ、離れるな」
「あ、ごめん………って………な、何?この手」
「俺は暇なんでな」
「暇だからって、何で胸触って、スカートの裾捲ってくのかな?」
「ユウミは探していればいい。俺はユウミを食う」
「っ!」
佑美の背後からシュゼルトに抱き着かれ、シュゼルトはスカートの中に入った。
「っ!…………ち、ちょっと!」
「昨夜の名残か?…………まだ俺のがあるな……匂う……」
「に、匂い嗅ぐな!」
興奮した息遣いが、佑美の太腿に掛かり、チクッとしたシュゼルトの唇の感触。
キスマークを付けられても、嫌だとは思えず、抗わう事はしない佑美ではあるが、此処は外だ。
人間界であれば、絶対に拒否しそうになってはいるだろうが、此処は佑美にとって異世界。
何が良くて何が悪いのかの境界線も分からないのだ。
「此処、外だから!」
「気にするのか?………誰も来ないさ」
「いや、気にするし!」
両太腿を捕まれて、抜けだけない足に次々とキスマークを付けられて、秘部の匂いを嗅がれるとは思わなかった佑美。
下着がじわり、と湿るのも見られている。
「料理も美味かったが、此方の方が好物でな………」
「………っ!……でしょうね!」
「ん…………まい………」
「ひゃぁぁっ!」
「ユウミ………誰も来ないとは思うが、流石に喘ぐと、誰か来るぞ?耳が良い種族も居るからな」
「え!」
それを聞いたら、毎晩喘がされている声も、部屋の、外に漏れている、と思えてならない。
「今は我慢しろ………クククッ……」
「やぁ………す、吸わない………でぇ……」
ジュルジュルと鳴る秘部に顔を埋めるシュゼルトは、味わうと直ぐに大人の姿だ。
「美味いから吸うに決まってるだろ………それとも、舌を入れた方が良いか?」
「っ!…………嫌だって言ってもスるじゃん!」
「あぁ、スるな………」
スカートの中から顔を覗かせたシュゼルトは、腹黒い目で佑美を見上げている。
「っ!…………馬鹿ぁ………」
「止まらんな………今日も濃くて美味い……」
「ぁぁっん、あっ……」
「脱がすぞ…………もう挿入りたい………」
「ぜ、全裸は嫌ぁ………」
脱ぎ着しやすいワンピースしかない佑美の服だ。胸のリボンさえ解けば、スルッと落ちる程度の拙い防備。
足元に輪を書いた様に落ちるワンピースは、佑美とシュゼルトを囲う。
「邪魔な服は、避けとくぞ」
佑美の防備はもう靴のみだ。本も取り上げられ、下着も取られ、露わになる胸を鷲掴みされ、木に押し付けられた。
「挿入るぞ」
「っ!……………も………好きにしたら!」
「フッ…………なら、強請れ……自分で広げろ」
「な…………っ……」
片足は持ち上げられている。
シュゼルトも、もう杭を出して待っていた。
「ん?…………欲しいんだろ?コレ」
「……………ば、馬鹿………」
「あぁ、お互いにな」
そう、お互い様に性欲に忠実過ぎて、馬鹿だと思える。
佑美はクパッと開けた秘部をシュゼルトに見せ付けた。
「は、早く…………埋めて………」
「可愛い強請り方だな………埋め尽くしてもっと馬鹿になろうか………」
「う、うん………」
森の中でお互いに裸になり、理性を脱ぎ捨てた瞬間だった。
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