【完結】淫乱売女悪女は愛を、束縛執着男には才色兼備を

Lynx🐈‍⬛

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山科の望んだ事は♡

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 玲良と山科が乗ったタクシーは、駅近くのマンションに着いた。山科に抱えられる様に玲良はその振動で目が覚ますが、身体のダルさは変わらない。

「…………玲良、歩くよ」
「………や……離し……」
「抱き上げてもいいなら運ぶけど、君は僕に抱き上げられるのは嫌だろう?」

 腕を取られ、山科が鍵を開けた部屋に入れられる。電気が着けられると、玲良は仰天した。壁には玲良の写真が引き伸ばされて何枚も貼られている。

「な…………何………これ……」
「玲良と知り合ってからの写真さ………隠し撮りばかりだがね………アメリカで僕と付き合う前に、アメリカ人の白人男と付き合ってたが、あの時は本当に腹立たしかったよ……モーテルに入って行った時なんか特に……」
「き、気持ち悪………い………」
「君が好きな振る舞いをしようと努力し、君と付き合える様になったのに、日本に帰らなければならなくなって………玲良は、僕を必要としなかった………悔しくてねぇ……だから、君が忘れられなかった男が居る病院で働く事にしたのさ………あの富樫は女ったらしで、玲良を幸せになんて出来そうになかったのに…………」

 山科が玲良に近付くと、スタンガンを玲良に近付かせた。まだ身体がダルい玲良は避けられない。

「や………止めて………」
「あんな男の何処がいいんだ?玲良」
「…………貴方と…………穂高は比べものにならないわ!!………医者も失格よ!!」

 バチバチバチバチ!!

「!!」

 スタンガンが玲良を襲う。ダルさに加え、痺れる身体は、もう玲良の意思では暫く動けない。だが、山科は慎重で玲良の鞄からスマホを取り出し、電源を落としてからスタンガンで壊す。

「…………連絡されては困るしね」

 カーテンを閉めて、縄を引き出しから出してくると倒れる玲良に見せる。

「乱暴に抱かれるの好きそうだったね、玲良…………仮眠室でのセックスは過激そうな体位だった様に聞こえたよ……なら、僕はもう少し過激にしたって、玲良は喜ぶかな、と用意したよ?」

 縄を解き、玲良の首に掛けた山科。首を締められるかと、恐怖で涙が出てくると、山科に涙を舐められる。

「殺す訳ないだろう?僕は医者だ……命を助ける側だ…………首に掛けただけで脱がしてから君の身体を彩ってあげる」

 服を全部脱がされ、手足の自由が効かない様に縛られ、四つん這いの格好にされた。

「玲良………卑猥な下着着てるよね……アメリカでは可愛らしい下着だったのに……富樫の趣味?」
「…………」
「声がまだ出ないかな?」

 スタンガンの痺れはあるが、ダルさは失くなっている玲良。声は出せるだろうが、恐怖で声が出ない。

「全裸を今日久々に見たけど………あの男も独占欲が強い………綺麗な肌がキスマークだらけで、白い肌が台無しじゃないか」
「…………うっ………」

 1つ1つのキスマークを突かれる。以前の様に爪が食い込む事はないが、爪の痕は着いた。時折縛った縄が引っ張られ、身体に食い込む。爪より縄の感触の方が、玲良の秘部が擦られ、刺激で疼いてきてしまう。

「………淫乱になってしまったんだね……純情だったのに………玲良はバイブ入れた事あるかな?」
「…………やめ………」
「あぁ、嫌か……でも、君が僕を選ぶ迄、調教はするよ?…………僕はいつ迄も日本の病院で燻っている暇はないんだ………君のお父さんの権力で、アメリカの大きい病院で活躍したいからね」
「…………山………科……先生……には……無理っ……」
「そんな事はないさ」
「…………手術……技術…………下手……」
「!!」

 癪に障ったのか、山科の表情がカッとなり、目を見開いた。

「………玲良………調教始めようか………」

 バイブを持ってきたのか、振動音が背後から聞こえる。冷たい無機質な感触が膣口に当たる。そう思った瞬間、解されていない膣に押し入られたバイブ。

「あぁぁぁぁぁぁっ!!」

 しかも、振動も以前穂高からされた以上に強い。玲良の身体はバイブを押し戻そうと、力が入るが、出てこようとするバイブを山科に押さえ付けられ、グリグリと回される。

「駄目じゃないか、出そうとするなんて」
「あぁっ………ゃ………ゃ……めぇ………」
「病院には、休職届をさっきで出しておいたんだ……後藤教授には纐纈先生は不誠実だ、という認識を付けてね……だから、暫くは僕とここで暮らし、ピル等飲まず、いっぱい注いであげようね…………可愛いだろうなぁ、君と僕の子……」

 バイブの音に乗って、山科の淡々と紡ぎ出す言葉は、玲良の耳には届かない。

「こんなに、愛液出す子だったとは………それとも、昨日熱だったのに、富樫の精子かな?ピルの効果が無くなる迄は、僕の精子を注いでも意味ないけど、富樫の子が生まれなきゃそれだけでも幸福感が溢れてくるね………」

 ピンポーン。

「……………?」

 山科の部屋のチャイムが鳴る。山科は玲良をそのままにし、インターフォンで出る。

「はい」
『夜分申し訳ありません、警察の者ですがお話伺いたい事がありまして、お顔を見せて頂いても宜しいでしょうか』
「…………警察に厄介になる覚えはありませんが………警察バッジ見せてもらえます?最近警察を語る詐欺もありますし」
『見えますか?………お願いします、お話を伺うだけですので』
「………お待ち下さい」

 山科はインターフォンを切ると、玲良をクローゼットに運ぶ。服や鞄、壊したスマホも一緒だ。靴は下駄箱に突っ込み、玄関を開けた。
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