領主は私です、婿の貴方は何様ですか?【完結】

Lynx🐈‍⬛

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再び現在

新しい境地♡

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 まじないを解除され、マキシマスの熱をたっぷりと飲んでいるロゼッタ。夜着もほぼ濡らされ、タオル代わりにはもう意味は無くなり、マキシマスから脱がされた。うつ伏せでぐったりしてしまったロゼッタを満足そうに弛緩するマキシマス。

「あぁ………可愛い……このくびれからのこの形………俺がロゼッタの身体の中で一番好きな所知ってるか?」

 つつつ……と指でロゼッタの肌を撫で、疲れた後の余韻を楽しむマキシマス。

「……あぁ………はぁ………知ら……ない」
「……………好きな場所はな………」

 ぐちゅっ。

「ふあっ!……ま……待っ……て」
「この中の一番奥………コリコリとして弄ると壁がきゅうきゅうと締まって………蜜は甘くて美味い媚薬だし、俺のを美味しそうに食べてさ……今もまだ入りそう……」
「あゝっ………掻き回さ………ない……でぇ……」
「まだ食べれるよな?」
「ああん……ちょ……休……」
「無理………ロゼッタが好きな攻め方するから、さ」

 それを聞いた瞬間、瓶で思い出した房事の中で、気が狂う様な快感を得た攻められ方があった。うつ伏せにされた状態でされた事だ。腰を持ち上げられ杭が刺さると、果実を圧し潰す様にグリグリされるのだ。だが、マキシマスはそれで終わらない。蜜で濡れた指で後孔を解していく。奥で挟まれた壁の快感は、ロゼッタの乱れ方にマキシマスは新たな媚薬として感じる。

「ああああっ!……今………駄目っ……あの後…………に………コレ………はぁぁぁっ!」
「3年分、受け取って欲しいな………あと……ココにも入らせて?………ココで俺のを食べてくれる?」
「!!………そこは……違………」
「知ってるよ………だけどロゼッタの全部知りたいからさ」

 今の攻め方は、指しか動かせないマキシマス。だから何処にある指が動いていて、望む場所が分かってしまう。蜜壁は疼くまま、果実と後孔が蠢く攻め方は、刺激が弱いとロゼッタの方が欲しくなってしまう。ロゼッタが腰を動かすのを待っているのだ。焦らしに焦らす房事は、疲れてから始まる。これ以上、溺れさせないでと思うロゼッタ。

「ほら、そろそろ腰動かしてくれない?思い出したでしょ?」
「……ああん……あっ……んんッ……」
「あぁ、絶景だよ………好きなだけイっていいからね………溶け合おう、ロゼッタ」

 夢中で腰を振る。じゅぶじゅぶと卑猥な音を奏で、ロゼッタの頭上からマキシマスの呻き声が漏れる。足の付け根からは幾度となく、ロゼッタからの蜜が水溜りを作った。

「…………出すよ……」
「………来てっ………飲ませて………」

 マキシマスから小さな呻きが聞こえると、ロゼッタの下腹部は熱く火照る。蜜壺に充満するご褒美は、ロゼッタの絶頂を誘った。奥は熱を全て飲み込もうと、壁は絞り出そうとしている。量が多くて口から溢れるが、勿体無いとは思わなかった。またたっぷり貰える筈だから、とロゼッタは力つき、ベッドに突っ伏した。

「はぁはぁはぁ………いっぱい飲めた?」
「…………溢した分……また飲ませて……」
「勿論………まだ俺元気だから、次ココね」
「…………はぁはぁ……休憩………」
「駄目、せっかく解したから」

 片足を上げられ、横向きで後孔を杭の先端が捻り入ろうとする。

「ほ、本当に………ちょっと……休憩………をっ…………!!」
「……半分………入った………痛い?」
「…………う……痛………くは……な……いけど……」
「俺のがヌルヌルだし、ロゼッタの蜜塗り込んでるから、大丈夫みたいだな………もっと入る…………ね!」
「ひやぁぁぁぁ!!」
「ゆっくり、動く………俺がイったら、休憩するから頑張れ」

 寝位なので、激しく動かれないが、マキシマスの手指は激しい。2発目には放置された胸は寂しかったのもあり、胸だけでもロゼッタは、達しそうになっていた。

「もう離さない………離婚出来たら直ぐに結婚しよう……」
「………えぇ………私も離れたくない……愛してる………マキシマス………」
「………愛しい人から名前を呼ばれる程幸せな事はないよ………ロゼッタ」

 その夜、3年振りの夢の様な時間を過ごした2人。結婚する時は近い。

         ✧✧✧✧✧

 蜜夜の翌朝、サブリナの護送が行われる。ロベルトは翌日だ。背中に手錠、侯爵令嬢としての姿は、拘束されてから数日経っているのもあり、ドレスも汚れサブリナ自身疲れている様に見える。

「サブリナ………」
「………何よ……」
「貴女は私を善人だ、と言ったけど、善人なら貴女もロベルトも許してるわ………でも許せないの……だから善人では決してないのよ?私だって、貴女が羨ましかったわ……自由を許され、愛されていたのは貴女……私は長女として、次期領主としてちやほやされただけよ………」
「………………」
「少しでも、罪が軽くなるのを願ってるわ………貴女は大切な妹だもの……」
「…………お姉様…………お姉様!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!…………私、お姉様を嫌いと言ってごめんなさい!!」
「サブリナ…………元気で!会いに行ける許可が出れば会いに行くわ!!」
「………………手紙………書くから!!」

 護送車に乗せられ運ばれるサブリナを民衆達にも目に入る。その事情が民衆達が知るにはまだ先だが、悲しみに暮れた者も少なくなかった。
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