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規格外の大きさ♡
しおりを挟む「ほら、コレも使えよ……ローターより挿入感良いだろ?」
固まる茉穂に気にする素振りも無く、村雨はバイブのスイッチを付け、茉穂の身体に触れる事を避け、茉穂の秘唇に押し当てる。
「!……ああっっっ!」
「入れるぞ」
「ち、ちょっと待ってっ!」
「ヌルヌルじゃねぇか………ローターはクリに当ててたんだろ?」
「い、嫌っ!振………動……止め……んんっあぁっ」
バイブを馴染ませる様にぐちゅぐちゅと音を立て、茉穂の最奥に迄、バイブの先を押し込むと、村雨は茉穂から離れる。
―――ヤバイな……指でも触れたら、吸い込ませられたかも……
悶え喘ぐ茉穂に後ろ髪を引かれながら、ベッドの脇に座った村雨は、ズボンを膝まで下ろすと、昂ぶらせた杭を晒した。
「っ!」
バイブを差し込まれた茉穂は恨みがましく村雨を見ていたが、晒された杭に釘付けになる。
―――大きっ!
「………何だよ……あぁ……コレか?相手してきた女達、皆驚くな……デカイだろ、俺の」
「い、言ってな……ああッっ……ぁんっ」
「見てただろ、コレ」
村雨はバイブの振動を強め、自分の杭を扱き始める。
「エロい姿見てたら、抜きたくなるからな……お前の媚薬効果が切れる迄、オカズにさせてくれ」
「んあっっ………見せ合うな……てシタ事な………ああっ!」
茉穂は堪らず、腰を浮かせ秘部だけでない場所にも触れたくなる衝動に駆られ、ローターを掴み、胸を弄る。
「見せろよ……触ってる所……足開いてさ……」
「な……で……見せな………きゃ……」
「お互い、オカズにすりゃいいだろ?………俺が足広げてもいいか?」
同意されない事には動かない、という理性を保ちつつ、息遣いは荒く、目線はずっと茉穂を見ている。
―――あ、あんな規格外………オカズなんて………っ!
喘ぐ茉穂は頭の中で一瞬でも想像してしまった。自分の膣に村雨の杭が入ったら、と思うと、バイブを締め付けていた。最奥からドロッと溢れ出た蜜が、壁を伝い、秘唇とバイブとの隙間から溢れる。
それが、また太腿を濡らし、村雨のベッドシーツを濡らす。
「………ふっ……エロいな……悪いが足を開くぞ…………それ以上触らねぇから……」
「っあっ!」
「…………ぐっ……」
茉穂の全裸を見るのも初めてで、更に茉穂が見せるのを拒んだ秘部に差し込まれたバイブの濡れ具合いと、バイブの根本迄埋められた蜜壺に、羨ましい事この上なく、村雨は再び生唾を飲む。
「バイブが羨ましいぜ……」
「……な……何とも……思ってな……い……女の裸……見た………って……」
「は?………誰がそんな事言ったよ?」
「違う……の?」
「少なくとも、俺はお前だから助けたんだがな………」
ガチガチになった杭を扱く村雨の手は止めず、ほんのり赤らめた頬が可愛く見えた茉穂。
―――根暗だと思ってた村雨君が可愛いっ!しかも、意外と筋肉着いてる!
腕まくりした腕も、晒した太腿も、引き締まっている身体。根暗で陰気な性格で、常に顔を隠し、黒縁眼鏡にボサボサの髪がトレードマークの男のイメージだったギャップにドキドキし始める。
茉穂の好みのタイプの顔にどハマりで、筋肉質そうな体型も、茉穂好みだったのだ。しかも、強引な言い回しではあるが、茉穂に気遣いもある。
―――やだっ!まさか……私……村雨君にときめいてる?
訳が分からない。媚薬のせいかもしれず、この場の雰囲気がそうさせているのかも分からないのだ。冷静にならなければならないが、茉穂の身体の燻りは止まらない為に、冷静になれない。
「………お前だから、てな、何?」
「っ!………こんな状況で言えるかっ!言ったら、その場限りの逃げ口上みたいになりそうだから、今は言わん!」
―――セックスしたいが為に言ったみたいになるじゃねぇか……コイツは俺に感情なんて無いのに……
そう、村雨は茉穂へ好意を持っている。日々彼氏欲しさに合コンに行く姿を見ては、告白するのを躊躇っていた村雨は臆病者だ。素を隠した状況で告白したら、素を隠し続けなければならない。本来の村雨の姿は、茉穂に今見せている姿なのに、と。
何度も告白を諦めて数年。それでも他の女と恋愛をしてこなかった訳ではなかったが、平日会社で茉穂と関わる度に、好きだと思い知らしめられ、交際していた女と長く付き合って来なかった村雨。
いつか素を見せれたら告白しようと思っていたら、そのチャンスが訪れてくれたのだ。村雨が住むマンションの近所の居酒屋で、合コンをすると耳に入り、その居酒屋で食事を1人でしていた村雨が、茉穂と茉穂に言い寄る男を見掛けたのだ。2人がいい雰囲気になるなら諦められたかもしれない。だが、そうではない様子の為、村雨は注意をしていた所で、幸運がやって来たのだ。
茉穂を連れて行こうとした男から、茉穂を奪うのは簡単だった。一服盛ったであろう男へ、証拠として撮影した音声を最大にし動画を見せたのだ。嫌がる茉穂の声に、口説く男。そして、ただ酔い潰れた感じではない茉穂の成れの果ての姿。店員だけでなく、近くに座る客迄、男に冷ややかな目を向け、いたたまれなくなり、男は逃げたのだ。
そして、村雨は会計を済まし、茉穂を病院に連れて行くと言って、一旦マンションに連れ帰って来たのだ。急性アルコール中毒になったのでは、とも思われたが、睡眠薬の類だろうと、見て様子を確認した後で、必要なら病院に、と思っての事だった。
「っんんっ………」
村雨の思考が回想している間にも、色香を醸し出す茉穂に、村雨の手は止まらない。
「バイブだけで足りるか?」
「ああッっ……わ……か……んな……」
「………強めるぞ」
「やっ!………今っ……無理っ!」
「イキたいんだろ?………イケよ………見ててやる……」
「っん……ああっ……ひぃっ………んんっんんんんっ!」
―――突っ込みてぇ!
そう思った途端、村雨も茉穂目掛けて、爆ぜたのは言うまでもなかった。
バイブで達した茉穂ではあったが、まだ燻りは治まる様子も無く、喘ぎが止まらぬまま、茉穂が村雨を見つめていたのはその時だった。
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