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エピローグ ♡
しおりを挟むレイノルズの訃報から、暫く経った頃、気鬱になっていたサブリナに、アステラは休養を与え、王城の庭園の芝生で、アステラやガーヴィン、そしてサブリナとアステラの息子、ゾーイと寛いでいた。
「大丈夫か?サブリナ」
「…………はい」
「後味悪いよな………最後の最後で」
「わたくし、解放させなければ良かったですかね?」
「もう、投獄させたくなかったんだろ?」
「…………はい……」
一番嫌いな人が亡くなった。
復讐を終えて、罪を償って、静かに生きていてくれたら、自然に忘れていくのではないか、と思っていたのに、死に直面すると、ポッカリと穴が空いた気がしている。
「あぁあ………俺はどれだけあの男に嫉妬すればいいんだ?」
「アステラ様?」
「そうだろう?サブリナは俺を愛してくれているが、俺を想う気持ちが10としたら、あの男を嫌う気持ちも10以上に感じる時がある」
「っ!」
「思い当たるだろ?」
「は、はい…………え?アステラ様?」
芝生に座るサブリナの膝上にアステラは頭を乗せて膝枕を許可も無くしてしまう。
「…………良いだろ?」
「は、はい…………どうぞ……」
「俺は、サブリナがあの男に論破する時の冷たい顔は特別だと感じる。あの顔は、俺には見せないからな」
「アステラ様とレイノルズ様は違いますもの」
「だから、嫉妬する。軽蔑の目は俺はサブリナから貰えないからな」
「嫌われたいんですか?アステラ様」
「いや?好かれたいから、嫌われたくない」
「矛盾してますわ、あの表情もアステラ様に向けてくれ、て仰って」
「そう、矛盾しているが、サブリナのモヤが掛かる感情は全てあの男に占められていた。俺のサブリナなのに、取られた気がしてた」
「…………でも、もう亡くなった方にその感情は芽生えませんわ。これからは、アステラ様やガーヴィン、ゾーイへ慈しむ表情しか見せないと思います」
「そうしてくれ、サブリナはその方が美しい」
アステラなりの慰め方だった。
あの表情は、レイノルズにしか見せない。見せなくなる事に寂しさもあったのだろうか、と思ったが、もうその表情をしなくなるのだから、ドス黒い感情はもう表には出ないだろう。
---アステラ様はわたくしをよく理解されてらっしゃるわ……
「父上!母上!見て見て!」
「ガーヴィン?何やってるんだ?ゾーイを抱いて戻って来たが」
「如何したのでしょうか」
「ゾーイを見て下さい!歩いたんです!」
ガーヴィンの吃音は、練習の成果が実り、あまり出なくなっていた。
それでも、ガーヴィンはまだ5歳で、その小さな少年が、まだ1歳になったばかりのゾーイをぎこちなく抱いて戻って来たのだ。
そんなに離れた所に居なかったが、大声で叫んでいる。
「え!歩いた?本当か!」
「は、はい!」
興奮すると、吃音が出てしまうが、それも可愛いとサブリナは思っている。
アステラはサブリナの膝枕を諦め、ガーヴィンとゾーイに駆け寄った。
「ゾーイ、父上に見せてくれ!」
子煩悩は相変わらずのアステラは、ガーヴィンからゾーイを受け取り、目の前に立たせる。
1歩、2歩と少ないが、歩いたのには変わりない。
「凄いぞ!ゾーイ!頑張ったな!」
「母上も見ました?」
「えぇ!嬉しいわ!」
沈み込んでいた気持ちが浮上する。
そんな些細な幸せが積み重なれば、自ずとレイノルズの事は忘れていくだろう。
♠♠♠♠♠
「今日は良い休養になったな」
「はい。ゾーイが歩きましたし」
「もう直ぐ延期していた結婚式だしな」
「そうですね」
喪が明け、ゾーイを出産したのもあり、結婚式はまだ挙げれていなかった、サブリナとアステラ。
今更ともいう感じもあるが、一国の王と王妃が結婚式を挙げないのは示しが付かないので、挙げる事になっている。
「サブリナ」
「はい」
「結婚式も挙げるのだから、もう1人子が出来てもいいんじゃないか?」
「…………結婚式前に妊娠したら体型変わりません事?」
「結婚式は5日後だぞ?変わらないさ」
「…………そう………ですわね……」
「おいで………愛し合って溶け合おうか」
「っ!」
アステラは寝台に先に腰掛けて、サブリナを誘った。
「ゾーイが産まれてから、妊娠しない様には暫くしていただろう?俺は我慢して、膣にも挿入らなかった…………ただ、擦るだけ………」
「ひ、卑猥ですわ……」
「そんな事言って、サブリナも盛り上がると、卑猥な言葉を連発するじゃないか」
「っ!…………そ、そうでした?」
「あぁ…………説明しようか?」
「結構です………分かりますから」
「…………さぁ、俺の妻は、今日どんな風に愛されたい?」
寝台から伸ばされたアステラの手。
その手をサブリナは自身の手を添えて、アステラの前に来る。
「…………胸、舐めて下さい……身体中、キスして…………最後は………わたくしの膣に……下さい………」
「…………脱いで……」
「…………はい……」
サブリナはナイトドレスを脱ぎ、アステラの前で全裸になった。
ツン、と主張する胸の頂きに腰の括れ、茂る隠された秘めた部分。順にアステラは弛緩する。
「全身、舐めて味見してやろう」
「んっ!」
アステラが見上げて、サブリナの頭を屈ませると、唇を重ね、胸の頂きを指で弾いた。
何度も何度も。
揉み扱く事はまだされず、頂きだけ指で弾くので、胸が揺れる。
弾かれると、まだ母乳が出る胸の為、アステラの手が白い母乳の受け皿になってしまった。
「…………この時期の特権だよな……母乳って……」
「母………ですし……」
「コレはゾーイの物だが、そろそろ俺に返して欲しいな………」
「アステラ様との寝台では、アステラ様の物ですわ」
「…………そうだな………飲ませてくれ」
「っんあっ、あっ……」
頂きに吸い付くアステラに、ゾーイに与える時とは違う感覚にさせられる。
夫と子供で何故こんなに違うのか。
「吸うのはどっちが上手い?俺かゾーイ」
「比べません!」
「そうか…………だが、此処を吸うのは俺の方が上手いよな?」
「っ!」
サブリナはアステラにそう言われると、寝台に押し倒され、尻を突き出された体位にされた。
寝台の脇に立ち、四つん這いだ。
「足、開かないと吸えない」
「ひゃっ!」
アステラが屈み、足を開かされると、後ろから顔を埋められるサブリナ。
「美味そう………」
「あぁあ、んあっ、いっ………しょ……は……まだ………」
「そんな事はないだろう?………だが、奥狭くなったか?………1年は挿入ってなかったからな」
最後迄、行為はしてこなかったので、久し振りにアステラを受け入れる準備が出来ていないのだろうか。
「今日は念入りに、な………」
「あぁ、うんっあ………嬉し………です……」
アステラに舐め取られた蜜は、サブリナの後ろから、アステラの喉が鳴る程飲まれている。
そんなに量が多い訳は無いのだが、態と卑猥な音を出しているのだろうか。
「あぁぁぁっ、アステラ………様ぁ……」
「イキそうか?………遠慮するな…………膣がヒクついて、可愛い…………もっとヒクいて締め付けてみろ」
「イ…………イクなら……一緒に……」
「まだ…………」
「…………欲しい……で……す………アス……テラ様……の………キス………奥にぃ……」
「……………飲みたい?種」
「はいっ………」
「……………やらしいお強請り上手の可愛い妻に………」
アステラはまだと言いながら、強請られるのを分かっていたので、もう出していた杭を、サブリナの態勢をそのままにして穿いた。
「あぁぁぁぁっ!」
「可愛い啼き声をもっと聞かせてくれ」
「………ぁっ、ぁぁっ、おっき………」
「あぁ、俺のを大きくするのはサブリナだ………サブリナしかこうならない!」
「もっとぉ………突いてぇ……」
久し振りの繋がりに、サブリナは歯止めが効かないお強請りをしてしまう。
「絶対に孕ましてやるから、いっぱい飲め」
律動が早まると、寝台がギシギシと軋むぐらい激しい。
もう、貰えると期待させられる動きだ。
ドクン、と脈打つ杭が、一際熱くなる瞬間、サブリナに注がれ、期待した味がする。
「あっうっ………奥ぅ……凄……」
「好きだろ?奥…………ぁぁ、飲んでる………サブリナ……」
「好きぃ…………まだ……出て………あぁあっ……」
サブリナが自身の膣が如何なっているかを説明すると、アステラは喜んでくれる。
その時のアステラの顔は、ゾクゾクと色気を増すのだ。
「はぁ………はぁ……サブリナ……寝台に乗って………もっと可愛いがってやる」
「今………イッて………動けな……」
「じゃあ、仰向け………」
たっぷり注がれた熱でサブリナは絶頂の域に居る。久し振りなので、足に力が入らない様だ。
それなのに、アステラに思うがままにされる2回目。仰向けにされ、逃さないとばかり覆い被さられ、再びサブリナに戻って来た。
「イッて……ま……」
「孕ませる、て言ったぞ?1回で孕むか?分からないだろ?」
「っ!…………ぁぁぁっ、あっん、あっぁぁ」
「こんなにうねらせて、物欲しそうに………止めれないな」
お互いに説明し合いながら、高揚感を高めてしまうと、止まる気配は無い。
「あぁぁぁっ……イッちゃ………」
「サブリナは俺の………俺はサブリナの物だ……な?そうだろ?」
「は………いっ………わたくしの……アステラ様ぁ………もっと………ぉ……」
「あぁ…………また飲もうな」
何度もサブリナの膣に注がれて、サブリナがお腹に入らない、とアステラに伝える事があっても、結局は2人は求めあっていく。
「溢すな…………擦り込むか?ん?」
「…………はぁ………はぁ……お願………い……しま………あぁぁぁっ、あっ………」
「あぁ………凄いなサブリナ、また欲しがってくれるのか?可愛いな、いつも………」
2人の蜜夜は止まらない。
♠𝑓𝑖𝑛♠
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感想ありがとうございます(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾
本当にそうですよねwww
それでも、アステラのサブリナと側室や、レイノルズの女性遍歴の差を書きたかったので(^_^;)
レイノルズは一途にミューゼに固執しましたが、結局別れてしまい、アステラは側室達とは縁を切り、サブリナを一途に愛した、との差別さを出したかったんです。
まぁ………途中の女性遍歴は……本当に見境ないですけどねwww
結果的に幸せにはなりましたけど、アステラの下半身だけは心配ですけどねwww
節操無かったですから(^_^;)
ありがとうございました(*˘︶˘人)感謝☆
36. 判断力が無かった結果がこの最後😱哀れではある💦😭💦。
最後迄読んで頂いてありがとうございました(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾
また次回作の用意もありますので、其方も気に入られたら読んで下さいね( *´꒳`*)ノ⁾⁾