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身体中を疼かせる衝撃♡

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 ぐちゅ、ぐちゅ、と蕾と秘唇を擦られ続け、腹に出された白濁が腹から溢れ落ちる程、激しく揺さぶられているフィーナは、まだコーウェンに強請らず喘ぐ事だけだ。

「ほら………そろそろ2発目掛かっちまうぞ?なかまだいいのか?」
「うっ……ああっ……」

 ピリピリと痺れさせながら、フィーナに強請らせようとするコーウェン。もう、コーウェンも入りたくて仕方ないが、同意での行為とは思えない始まり方に、フィーナが『欲しい』と言わなければ、強姦になってしまう。

「………フィーナ……欲しいなら奥擦ってやるぞ?」
「……っ……ね………だら……せる……気……?」
「あぁ……言わせたいな……」
「…………くっ……」

 フィーナは、身体を震わせながら手を下腹部に持っていくと、秘唇に当てられたコーウェンの杭に触れた。

「っ!………フィ…フィーナ……」

 只でさえ、気持ち良くて出そうなのに、触れられてコーウェンの顔が歪む。フィーナの指がコーウェンの杭の先をヌルヌルと刺激し、我慢等させる気等なかった。それにより自然とコーウェンはフィーナの足を解放してしまう。

「コーウェン………じゃ……ないわ……貴方はなかがいいのを知ってるのよ?」
「……………クソッ!」

 フィーナからして欲しかったのに、フィーナからの言葉が出ないまま強請られた気になり、コーウェンは雷の魔法を掛けながら、一気にフィーナの最奥に押し入る。

「っあっ……待ってっ!」
「待つかよ!」

 外からのピリピリした痺れも辛いぐらいな快感なのに、なかからも杭の擦れや太さだけではない気持ち良さが、淫らな蜜を大量に溢れ出させ、自分の身体から出た蜜さえも、痺れを誘う媚薬に変わる。

「んあっ……せめて……魔……法止め…」
「…………フッ………無理」

 フィーナの乱れっぷりが面白いのか、律動を早め、隘路を行き来するコーウェン。ジュボジュボと卑猥な音をわざと出しているかの様に、コーウェンの杭はフィーナの蜜を掻き出していく。

「大洪水だな……フィーナ」

 エンドレスに出るのではないか、と迄思わせる蜜をフィーナは止める術は無く、コーウェンが何を言っても、上の空で喘ぐばかりだった。

          ❊❊❊❊❊❊❊

 フィーナがコーウェンから解放されたのは日が暮れてからだった。
 気を失う迄抱き潰され、窓から入る月明かりでフィーナの裸体が照らされる。その裸体には身体の所々火傷の痕が残されていた。

「ん………んっ」
「起きたか、フィーナ」
「………っ!」

 コーウェンの声で気が付くフィーナは出来うる限り一杯に睨み付けた。

「そんなに睨むなよ………お前も悶え乱れて悦んでたじゃないか」
「わ………私は……アンタの性欲処理係じゃない!」

 一言だけ誘う様に言葉を発したフィーナだが、それから狂った様に抱き潰したコーウェンの鬼畜攻めに、身体を起こせない。それでも起きなければならないフィーナは、脱がされた服を取るのに、身体を無理矢理起こした。だが、力が入らずベッドから落ちかかる。

「おっと……落ちるだろ」

 コーウェンに腰を抱えられて、落ちるのは避けられたが、その瞬間に下腹部が押され、また大量にゴプッ、と蜜と白濁が溢れ出る。

「ひゃっ!」
「あぁあ……拭いてやったのに、意味無かったな……気を失った後、適当にクローゼット漁ってタオルで拭いてやったのに」
「…………避妊薬作らなきゃならないのよ!放して!」
「持ってきてやろうか?場所何処にある?」
「ある訳ないでしょ!作る、て言ってんだから!」

 本当に余分が無い様で、コーウェンはフィーナを抱き上げ歩き出す。

「コーウェン?」
「作るんだろ?材料があるのは1階なら連れてってやる」
「…………うん……」

 『ありがとう』と小さな声で呟いたフィーナだが、直ぐに文句を言い始めた。

「何で抱き潰した張本人に、礼なんて言わなきゃならないのよ……ふざけんじゃないわよ!礼取り消しよ!要らないわ!」
「うわっ!これでも抱き潰した反省から、優してやろうとしたのに!」
「誰が『抱いて』て言った?あんな魔法で房事なんて今迄した事無かったじゃないの!あんな………あんな………鬼畜……しかもアンタ只でさえ絶倫だったんだから、私が壊れるわ!」
「………良かった癖に」
「くっ!………それとこれは違うでしょ!」

 喧嘩をしながらでも、コーウェンはフィーナを放置せず、薬草のある工房へと運んだ。

「どれ使うんだ?」
「…………コレと……コレ……あとはコレ……あ、体力回復薬……その瓶も……と……」

 フィーナは体力回復薬を先に飲んでから、避妊薬を作っていく。

「ふぅ~……で?コーウェンは何しにこの街に来た訳?」

 避妊薬も飲むと、一息着けたのかフィーナは聞きたかった事をコーウェンに聞いた。

「言ったろ?騎士団は辞めた、と」
「将来有望株だったのに?勿体無い」
「………フィーナが居なきゃ意味が無い」
「…………あ、そう………お腹空いたからご飯食べよっと」

 フィーナはもうコーウェンに未練が無い様だった。

「なっ!」

 コーウェンはフィーナを取り戻すつもりで抱き潰したのに、それを否定するかの様な返し方のフィーナ。

「フィーナ!俺達やり直さないか!?」
「嫌」
「…………い、嫌?」
「えぇ、嫌よ」
「な、何で!………お前……避妊薬作り置きしてなかった、て事は今男居ないだろ?」
「………は?作り置きが無いから、て居ないのを確定しないでくれる?確かに居ないけど………この火傷の痕見て何も思わない訳?」
「………思わない訳はないが……フィーナはフィーナだ」
「……………そういう、人の心に入り込める言葉が3年前に欲しかったわ………」
「え?何て言った?」

 小声で呟いたフィーナの声を聞き取れず、コーウェンは聞き直す。

「ご飯、貴方の分も作ってあげるから、食べたら出てって、て言ったのよ」

 『もう、私達は終わった』と、フィーナはその意志を貫く決意をした瞬間だった。
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