【完結】性欲に溺れたその先は……

Lynx🐈‍⬛

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部屋に帰る前に♡

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 夕食後に、2人の時間がこの日無かったミレーユとアスランは、夜の庭園を散策する。

「明日だなぁ」
「明日ね………あっという間に結婚式よ」

 結婚式の準備に奮闘していたミレーユをアスランは労う。

「俺はあまり手伝ってやれなくてすまない」
「気にしないで………結構楽しめたし、司祭様と相談しながら分からない事は、夫人方からご教授戴いたし……後はお義父様にもご確認して貰ったし………」
「…………父上……せっつかなかったか?子供の事」
「………妊娠の兆候があったら真っ先にお伝えします、と話しておいたから……先ずはアッシュが結婚した事が何よりも嬉しいと思うわ」
「燃え尽かなきゃいいけどな………孫の顔見る前に……」
「縁起悪い事言わないでよ!」

 月明かりと城から漏れる明かりで何とか足元は見えるが、やはり夜の庭園は暗い。少し城から離れると真っ暗だ。だが、足元に月明かりが反射する様に鏡の破片が花壇に刺さっている。

「…………鏡?危なくない?」
「あぁ、これは道標」
「道標?」
「物置き小屋に行く為の印さ………丁度いい、行ってみるか?」
「………行って何があるの?」
「いいからいいから」

 ミレーユは知らない。その物置き小屋が何を意味するか。

「入っていいぞ」
「え?………物置き小屋って言ったって、農機具があるだけじゃ………え?……服ばっかり……」
「この場所に隠し扉があって、そこから階段を降りると、あの山小屋がある森に通じる」
「え!?」
「俺が街にお忍びに行く時は、ここから出て戻って来てた………10分程度で行き来出来る」
「だから、森に入るな、て言ったの?」
「そう」
「……………びっくり……」

 ミレーユは小屋の中に男物の服と女物の服が有るのに気付く。

「これ……山小屋にあった私の……」
「あぁ、何着か持って来てある」
「そうなのね………」
「たから、でドレスが汚れても、大丈夫だぞ?」
「!!」

 ワンピースが掛かっている方を見ているミレーユの背後から、ドレスの裾を巻くし上げると、太腿を擦る。

「ち、ちょっと!!」
になっていいぞ?」
「い、いや…………何でそうなるの!?」
「はい………リタ~…………」

 片手は太腿、片手はミレーユの顎を持ち上げ、キスを落とすアスラン。軽いキスではなく、口内をじっくり味わう様なキスをされ、ゾクゾク感を誘う。

「ん………はっ……だ……めぇ…」
「1回………イッたら部屋に帰ろう………な?」
「…………駄目………ってば……」

 下着の中にもう手を入れられ、ぐちゅぐちゅと、音も出ている。

「駄目じゃないだろ?………とろとろ……要るんじゃないか?」
「っ!!」

 と言われ、下腹部がキュン、となり想像してしまうミレーユ。

「…………ふっ……ソファの上で………下から……しような?リタ」

 アスランに作り変えられた身体は、直ぐに濡れてしまう。愛撫の手は止まないミレーユの中は、水音を奏でられながら連れて行かれ、そのままアスランを跨ぐ様に膝立ちさせらた。

「見せて………リタ」
「…………や、やだ!」
「そうか……こんなに俺の手は濡れたけど……如何しようか………要らないか?」

 前を寛がせ、膝迄ズボンを下げたアスランは、もう苦しそうに杭が上を向いている。

「っ!!」
「ほら………ドレスの裾持たないと、汚れるぞ?着替えはあるが、服変わってたらか勘ぐられるかもな……」
「…………せめて……部屋で……」
「う~ん………コレ、痛くてな………抜かないと履けないな、多分」
「……………い、1回だけだから!」
「勿論………蕩けきったリタを、部屋迄の道を侍従達に見せたくない………1回なら大丈夫だろ?」
「…………なら触らなきゃいいのに!」
「無理、それは諦めろ…………ほら……見せて腰落とせ」

 ミレーユは恐る恐る、ドレスの裾を持ち上げ、アスランの杭を秘唇に当てる。ヌルヌルして滑りの良い蜜が、待ってましたとばかり、ぬぷっ、とミレーユが食べていった。

「うんっ………ああっ……」
「そう………もっと食ってくれよ………俺を……」
「はぁっ………ぉ……っき……よぉ…」
「………そうか……美味いか?」
「気持ち………いぃの……ぉ……」
「動きたきゃ動いていいぞ?」

 根本迄食べたミレーユは、にゅぷにゅぷと腰を振る。ソファの上で騎乗位等やりにくくて仕方ないが、アスランはミレーユの腰をドレス毎持って支えると、ミレーユを手伝う様に、腰を上下する。

「ひやぁぁぁっ……いっぱ………キス……して………」
「ああ………奥にいっぱいキスしてるな……ほら………ココが先っぽだろ?」
「!!…………らめっ!……苦し……」
「いっぱい締め付けていいぞ………ほらっ」
「無理っ………ちか……ら……入……ら…」
「気持ちいいな、リタ」
「気持ちいいっ………もっとぉ……欲し……」
「あぁ………待ってろ」

 律動を激しくし続け、ドピュッ、とミレーユの中に放出するアスラン。結合部はもうドロドロで、結局ドレスにも付いてしまったのだった。


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