【完結】性欲に溺れたその先は……

Lynx🐈‍⬛

文字の大きさ
上 下
15 / 53
夜から朝迄ずっと……♡

14

しおりを挟む

 ぴちゃ………ぴちゃ………じゅっ……るる……。

「んはっ……やぁっ………もう……許し……」
「すげ~…………とろとろ……」

 蜜と唾液が混ざり、ミレーユの足の付け根回りはベタベタだ。アスランの顔もベッタリと濡れている。
 あれから、煽られた、といいアスランに舌と指で溶けさせられて、何度もイかされた。

「入るぞ」
「…………んっ……」
「…………んはっ………凄っ………」
「はあっっあああっっあっん!!」

 ミレーユに締め付けられながら、アスランが入っていく。

「締め付けんな……力抜け………」
「わ………か……ん……な……」

 ―――何?………き、気持ち………いいっ!

 力を抜きたくても出来なくて、密着したくて締め付けているなら、もっとこの気持ち良さを味わいたい、と思わせられたミレーユ。思わず、アスランの腰に足を絡ませてしまった。

「!!」
「ああっ………はあっん……やっ……あっ……」
「っ!!………クソッ!加減しねぇぞ!!」
「!!………ひ、ひゃ………あああっっ……激し………激し……っっっ!!」

 パンパン、と音が鳴る結合部。溢れる蜜が、その衝撃で飛び散り、ミレーユの腹にも掛かる。

「煽るのは………お前だっ!ミレーユ!」
「あ………煽っ………て………な……」
「煽ってんだよ!………お前の言葉と顔が!………あと、ココっ!!」

 グリッ、と奥を擦り付け抉るアスラン。

「んあああっ………奥っ……ひゃっ……」
「イケよ………もっと!」
「イッ………て………るぅ……ずっと………もう……許し………」

 ミレーユは叫ぶ様に声が出る。声も恥ずかしくて押し殺していたいのに、奥に来る度に声でアスランを誘うのだ。

「出すぞ!」
「は………っ……ああっ……も………来てっ!」
「くっ!」

 乱れるミレーユの中に出す瞬間、強請られて、もっと奥に出したくて、もっと密着したくて、吐精しながら身体を抱き上げ、舌を絡ませるキスをするアスラン。吐精中、ビクビクと震える身体がとてつもなく愛おしく思えていた。
 まだ会ったばかりの女に、溶かしてやりたいと惚れさせたい、と思っていたが、逆に惚れてきている。

 ―――ヤバイ……のめり込む………俺の事をここ迄受け入れさせる女が居たとは……

「はぁはぁはぁはぁ………」
「え…………?……アッシュ?」
「このまま、俺の上で喘げ」

 アスランはミレーユとキスを止めると、ベッドに寝そべる。騎乗位にさせたミレーユの腰をがっちり支え、下から突き上げた。

「んあああっ」

 仰け反るミレーユ。

「馬に乗る練習な」
「む、無理っ!………こ……な……練習………な……ひゃっぁぁっ!!」

 激しく下から突き上げられても倒れさせてくれないアスラン。ミレーユの奥が寂しいと思えさせないぐらい、存在感を残している。少し抜かれると、寂しさを覚えさせていくアスランに、恨みさえも感じてならない。

「まだ経験浅いのにな………もぷっくり勃って触ってくれ、て言ってるぞ?」
「!!………ら、らめっ………おかしく……なるぅ……!!」
「…………ククッ………倒れて来い……受け止めてやる………キスしたい」
「………アッシュ………あっ………駄目っ………イキ……過ぎ……て………動け……な……」

 ドサッ、とミレーユの腕を引っ張るアスラン。腰の律動はまだまだ止まらないアスランだが、ミレーユの髪を撫でながら、腰の動きと真逆な優しいキスを仕掛けた。

「やらしい身体にもっとしてやるよ」
「あっああっ………らめっ……激し………」
「休憩は俺がもう1回出したらな」

 まだ出さないのか、と恨みがましく睨むミレーユだが、その顔を見ても楽しそうなアスラン。

「はははっ……その顔も煽ってる、て思え!」
「っあああっっ」

 もうずっと入っている中は擦られなれ、ずっと蜜が出ている。濡れた場所は冷たいが、心は熱い。風呂場の湯が冷めていても、身体を繋がれるなら温かい物と知った。
 
         ♢☆♢☆♢☆♢☆♢

 アスランの胸に倒れてから、2度目の吐精後、失神したまま眠ってしまったミレーユ。

「……………ん……ん~……」
「…………はよ」
「…………!!」

 アスランの胸の上で起きたミレーユは現状を一瞬で把握する。

「ははは……すげ~寝起き顔だな……」
「ご、ごめん………寝ちゃってたんだ………退くね…………て………離して?」
「駄目……分かるだろ?如何なってるか」
「…………わ、分かるから言ってるんだけど」
「朝立ちに付き合えよ」
「…………や、やだ……激しそう……」
「激しくなきゃいいか?」
「………そう言ってもシたいだけじゃないの?」

 腰を抱かれ、昨晩の激しさから身体を起こせないでいるミレーユに唇を重ねたアスラン。

「抱き心地良くてな………まだ育ってないけど………特に胸……」
「一言多い!!」
「そんな事言うなよ……俺の素が曝け出せるのは、ミレーユやローウェンぐらいしか居ないんだから…………」
「んっ………ち、ちょっと!ソコ!………違う……ょ…………ね………っ………やぁっ……止め……」
「ん?………お前は何もしなくていいぜ……俺だけ動くから、俺の顔の方見てな」
「んなっ!!…………あああっっ駄目っ……っぁぁっ」

 下から突き上げられている間に、尻孔を弄られていき、指迄入れられた。ミレーユの腕はアスランに身体毎抱き締められているので、避けようがない。顔を俯くと苦しくて、如何しても顔を上げると、アスランの顔がある。目線はミレーユを見つめ、だらしなく喘ぐ顔が、アスランは嬉しそうにしている。

「やらしい顔……」
「やらぁ………お尻……違………」
「性感帯があるんだぜ?尻も」
「………ああっ………苦し……」
「気持ち良さそうだけど?」

 激しくはないが、ゆっくり揺さぶられた腰は、疲れた身体を労っているのだろうが、ミレーユには意味は無い。疲れているのは変わらないからだ。
 蕾を挟む様な刺激とは違い、奥と尻孔の奥壁が挟まれて、更に刺激が強かったのだ。顔も反らせず、口が閉じられない喘ぎが続き、涎迄出て来ていた。

「や……らぁ……」
「イキたい?」
「…………イキ………た……い……」
「分かった」
「!!んあっん!!」

 尻孔の指が抜かれ、律動が激しくなる。ぐちゅぐちゅと音を鳴らし、朝からベッドが軋みアスランはミレーユの中に注いだ。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

ハイスペック上司からのドSな溺愛

鳴宮鶉子
恋愛
ハイスペック上司からのドSな溺愛

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

ドSな彼からの溺愛は蜜の味

鳴宮鶉子
恋愛
ドSな彼からの溺愛は蜜の味

元彼にハメ婚させられちゃいました

鳴宮鶉子
恋愛
元彼にハメ婚させられちゃいました

【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる

奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。 だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。 「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」  どう尋ねる兄の真意は……

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...