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エピローグ♡
しおりを挟むジョシュアが1歳になり、人化になれたのもあり、お披露目会が行われ、黒豹の次期長の誕生とあって、黒豹の獣人達中心に宴会が開かれた。
「私の息子も今、野生生活をしております。ジョシュア様の役に立てる様、努力させましょう」
「家は、娘でして宜しければ伴侶に……」
こんな会話が繰り広げられながら、ジョシュアは自由奔放だった。
「母様、お腹空きました、食べに行っていいですか?」
「ジョシュア、ご挨拶が終わる迄は駄目ですよ」
「………はい……」
人間と共存する為の教育は、メイリーンがしっかり教えて、獣人社会はヒューマが教えるという、役割分担も出来る様になっていた。
「ジョシュアは自由奔放過ぎますわ、ヒューマ様」
「まだ1歳だ………人間で言っても4、5歳ぐらいに見えるから、そう思うのだろう」
「…………ついつい忘れますわ………人間の1歳と獣人の1歳ではかなり違って見えますもの」
「獣人の子供は、成長が早いと言っただろう?」
「………明日ですのね……」
「寂しそうだな……」
「寂しくない、なんて嘘も吐きたくないですわ」
「………ジョシュアは……もう寝たのか?」
「はい、疲れた様で」
「…………そうか………メイ……俺も君と暫く離れるから寂しくて堪らんぞ?」
「そうですか…………」
「冷たいな……」
髪を梳くメイリーンの後ろから、ヒューマが甘えたくて抱き着くと、メイリーンはヒューマにブラシを突き付けた。
「ブラッシングでもします?」
「っ!………違う!」
「冗談ですわよ……最近、ジョシュアはブラッシングばかり強請るので………ふふふ……」
「う、羨ましいな………」
「ヒューマ様もしましょうか?」
「…………俺は君の中に入りたいが?」
「…………でしょうね……」
「最近、ジョシュアも君と離れて暮らすのが寂しくて、夜は一緒に寝てて俺はジョシュアに嫉妬した」
「ご自分の黒豹姿でも嫉妬なさいますから、ヒューマ様も甘えん坊ですね」
「…………嫌か?」
「………いいえ、愛してますわ」
「…………出発に見送るぐらいの体力だけは残しておく………そろそろ2人目も考えないか?」
「欲しいですわ、ジョシュアが居なくて寂しいですから」
先ずは1ヶ月の野生生活をジョシュアは行ってくる。その半分の期間、ヒューマも付き添うので、メイリーンは寂しくて仕方ないのだ。
メイリーンはヒューマを抱き締め、キスを軽く贈る。
「久しぶりにわたくしがヒューマ様を抱かせて貰おうかしら?」
「…………嬉しいが、今日は駄目」
「ま………そうてしょうね………ヒューマ様に身を委ねますわ。わたくしでは体力続きませんもの………この絶倫巨根に………」
「先は、君の好きにする?」
「…………します……」
バスローブを羽織る姿のヒューマの前に跪き、想像していたのか、もうヒューマの巨根は固かった。
バスローブの紐は解かず、メイリーンはヒューマの巨根を晒すと、チュッと先端にキスをした。
「…………フッ………光栄なキスだな」
「もっとシますわよ?……でも少しばかり焦らさせて下さいね?」
「任せる」
「ふふふ…………」
愛おしそうに、巨根の筋に舌を尖らせ這わせ、先端をグリグリと指で押すメイリーン。
「っ!」
「ヒューマ様は………ココがお好きでしたよね?」
亀頭を強く吸うと、ヒューマは唸る。メイリーンの口の中で、先走る汁が飛び出て、ヒューマは気持ち良さそうになる事を、妊娠中に知ったのだ。
「………メイはいいのか?孔が寂しいなら、俺も舐めるが?」
「…………まだ……いい……です………」
「なら、仕方ない……」
じゅぶ、じゅぶ、と音を立てて、太い巨根をしゃぶりつくメイリーンの顔はヒューマを煽りながら、これから何度も吐き出される白濁を先に出してしまい、抱き潰されない様にメイリーンはしたかった。
見送れないのは絶対に嫌だ、とメイリーンは思っている。
「だが………俺は………舐めたい!」
「っん!」
ズルッとメイリーンの口からヒューマは巨根を抜き、ベッドに連れて行かれると、メイリーンの頭とは逆に覆い被さったと思いきや、反転させメイリーンの口に巨根を押し込む。
「一緒に気持ち良くならなければな………お互い、貪り合えない時間は同じだ……平等がいい」
「…………んっぐっ、んっん」
秘唇をヒューマに開かれ、秘蕾を剥かれて舐め回されてしまうと、メイリーンは弱く直ぐにイッてしまうのだが、この場に限っては、剥かれても避ける様に触れられるのみで、他の場所を愛撫される。
「久しぶりの味だからな………味合わないと……」
「んっん!んっ!」
本当に久しぶりで、ジョシュアとの暫くの別れを惜しみメイリーンはジョシュアと一緒に寝ていたからだ。幾らヒューマに誘われても、メイリーンは断ってしまう程、ジョシュアが居ないのが寂しいと分かるので、ヒューマも無理強いはしなかった。
だが、前日はやはり番いらしく、2人の時間を大事にしたくて、この長くて短い夜をお互いに貪りあったのだった。
♠♠♠♠♠♠
「母様!行ってきます!」
「身体には気を付けてね、ジョシュア」
「はい!」
「ヒューマ様もお気を付けて………ジョシュアを頼みます」
「メイも、邸を頼んだ」
「はい」
翌朝、旅立つジョシュアを見送りに、メイリーンの両親、バインベルク男爵夫妻もラビアン伯爵邸に訪れていた。
「ラビアン伯爵、貴方が留守中、私達も気を配っております」
「はい、義父上……留守中妻を宜しくお願いします」
数人の侍従達と共に、愛しい息子の門出を祝う様に、メイリーンは見送る。
自身のこれからの幸せと、今の幸せを噛み締めて…………。
:+。END。+:
※番外編あります
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